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伊香保路の旅2:榛名湖・榛名神社へ

2011年08月06日 | 旅行
伊香保路2日目
伊香保温泉から出発し、県道渋川松井田線で長峰展望台・高根展望台と見晴らしの良い道路を走り、途中わき道にある森林公園をのぞき、榛名湖に出る。
湖畔より奥にある榛名神社をゆっくり参詣し、榛名湖で昼食をとったあと、
元来た県道渋川松井田線を伊香保温泉経由し、道の駅こもちに立ち寄る。
途中にある小野池あじさい公園と白井宿もしっかりチェック。

計画していたコースを予定通り進めることができた。
今日訪ねた万葉歌碑の数は4基、昨日と合わせて13基だった。
   →詳細は別ブログで 群馬 伊香保温泉 万葉歌碑群

宿を9時出発。県道渋川松井田線を走る。


長峰展望台
ここは春にはヤマツヅジで有名なところ。伊香保温泉が眼下に広がる。
長峰公園内にある万葉歌碑を訪ねる。 →万葉アルバムへ


高根展望台
駐車場が整備されており、眺望も良いところ。

県道から森林公園入口で左折し、ちょっと寄り道。


森林公園管理棟
森林公園は榛名の外輪山、二つ岳を中心とした広大な森林公園。
森の中は公園散策というより、ハイキングに近いようだ。
今日は管理棟のわきにある万葉歌碑が目的。 →万葉アルバムへ


県道渋川松井田線、夏に咲く涼しげな白い花
この県道筋に多く点在していた白い花はあとで調べたら、「ノリウツギ」(アジサイ類)だとわかった。

榛名湖に到着。10時。


榛名山
カルデラ湖である榛名湖と中央火口丘の榛名富士(標高1390.3m)。


榛名湖
夏季は湖畔ではキャンプ場になり、また、バスフィッシングのメッカとまで言われている。冬季は結氷しワカサギ釣りやスケートなどが楽しめる。


観光馬車がのんびりとゆく

湖畔から離れ榛名神社に行く。10時20分。

榛名神社は多くの奇岩怪石に囲まれており、古来よりここを山岳仏教の霊場として鎮座してきた。
現在は関東を代表するパワースポットだそうだ。

榛名神社鳥居と随神門(奥にみえる)


随神門
弘化4年(1847)に建てられたもので、入母屋、銅瓦棒葺、軒唐破風付、三間一戸八脚門、多彩な彫刻や組物が施された江戸時代末期の社寺建築。


みそぎ橋
赤い独特の雰囲気が、気持ちをシャキットさせるようだ。


榛名川
神社の自然保護林が太陽の光に輝き、川面を美しく照らしていた。


三重塔
県内随一。神仏習合の名残りを留める建造物。明治2年の再建。


行者渓
あまりにも岩壁が張り出しているので廊下状にコーティングされている参道がある。


神橋
橋の左手を見ると、スケールのでかい巨岩・岩山がムキムキ群集している渓谷がある。ここが通称「行者渓」で、修験道の伝説的創始者「役の行者」が修行を行なったとのいわれがある。山岳信仰そのものだ。


矢立杉(左)と神幸殿と奇岩
戦国時代武田信玄が箕輪城攻略の際矢を立て戦勝祈願したと伝わる杉の巨木。推定樹齢約1000年という国指定天然記念物。写真にはすこししか写っていなかった。


瓶子の滝(みすずのたき)
これは後世に人工的に作られた滝だという。滝の両側に構えるひょうたん横倒しのような岩が瓶子岩で、これは自然の造形だ。


双龍門
安政2年(1855)に建てられたもので、形式は一間一戸四脚門、入母屋、銅板葺、屋根には大きな千鳥破風が設えられている。
その背後に塔のように屹立しているのが鉾岩(ヌボコ岩・ローソク岩とも)で、双龍門と併せて榛名神社の象徴的風景となっている。
鉾岩の横には岩山と言ってもいいような岩壁が広がっている。この岩壁の上方には3ヶ所ほど窪みが存在し、この窪みには阿弥陀三尊が祀られているとも、弘法大師の彫った阿弥陀如来像が納められていたともいわれており、ここを「弥陀窟」と称している。


神楽殿(左)、額殿(中)、社殿(右)
拝殿は文化3年(1806)に再建したもので、入母屋、銅瓦棒葺、赤と黒を基調に彩色され向拝虹梁の龍の彫刻をはじめ随所に様々な彫刻が施されている。
社殿は江戸後期の建築で、微に入り細に入る様々な彫刻が外観の特徴。


社殿と絵馬


社殿と御姿岩
御姿岩(みすがたいわ)は、社殿の背後にそそり立っている。岩の頂部はまるで人間のような頭の形をして突き出ている。このことからか、御姿岩は神の依り代だとも、神様そのものの姿であるともいわれている。
また弥陀窟と御姿岩は互いに向かい合っていることから、ここを山岳仏教の霊場とした行者・修験者たちは、弥陀窟の窪みに座して、向かいの御姿岩を仏の顕現として祈りを捧げる行をしていたのではないかといわれている。

途中雨が降り出し境内で雨宿り。20分程境内を眺めていると気持ちが静まるようだ。
雨がやみまた晴れ間がでてきた。
榛名湖畔に戻る。


榛名湖 12時すぎ。

湖畔亭で昼食(鴨つゆそば)
好物の鴨つゆそば、まあまあの味だった。

昼食をとったあと、元来た県道渋川松井田線を伊香保温泉経由し、道の駅こもちを目指す。途中寄り道。


小野池あじさい公園 →万葉アルバムへ
今はあじさいはほとんど咲いておらず、歌碑を目当てだった。


道の駅こもち(白井宿ふるさと物産館)
旬の野菜で賑わっている。白井宿が隣接している。


白井宿
白井堰と言われる水路の両側に古い町並みが続き江戸から受け継がれた風情を感じさせるところである。 宿と言う名が付いてはいるがいわゆる街道筋の宿ではなく白井城の城下町として成り立った街である。


北向地蔵尊石像(左)羅漢水供養塔(右) →万葉アルバムへ
万葉歌碑は羅漢水供養塔のそばにあるのを、やっと見つけた。


帰路は渋川伊香保ICから関越自動車道を走り、松戸の自宅には18時20分着だった。

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