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長屋門(松戸市千駄堀の市指定文化財)

2009年10月22日 | 散歩
                             (安蒜家長屋門と全景)

 私の地元である千駄堀地区の長屋門見学会に参加した。
家から歩いて10~20分の所にあり、散策の折に眺めてはいたが、門の中に入って見学するのは初めてである。
 2箇所の長屋門は平成14年に松戸市の有形文化財に指定されている。

 長屋門とは大名屋敷などにに見られる部屋付きの門で、農村部でも村役人など特定の農民にのみ建築が許され盛んに造られた。

<土屋家長屋門>
土屋家長屋門の建築年代は不明だが、土屋家の屋敷を描いた明治27年(1894)作成の銅版画にこの長屋門が描かれており、それ以前に建てられたことがわかる。
 この長屋門は、松戸市内に現存する長屋門の中でも規模が大きく、保存も良好であり、江戸時代末期から明治時代初期の建築技術を伝えるものとして貴重なものである。構造及び規模は、木造・寄棟造・瓦葺で桁行14.54m、梁行3.64mである。(松戸市文化財マップより)

道路側から見た土屋家長屋門




明治27年(1894)作成の銅版画


中庭、土蔵と茶室


長屋門


長屋門と土蔵


ボケの実(左)とカリン(右)
広い庭はきれいに手入れがされていて、実のつく木々がたくさんあった。

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<安蒜家長屋門>
 安蒜家長屋門は、その棟札から天保11年(1840)に建てられたことがわかる。下総地方西部の長屋門のうちでは、最も古いものの一つで、松戸市内に現存する長屋門の中でも規模が大きく、建築年代、施工大工が明確であり、江戸末期の建築技術を伝えるものとして貴重なものである。構造及び規模は、木造・寄棟造・瓦葺で桁行14.78m、梁行4mである。(松戸市文化財マップより)


道路側から見た安蒜家長屋門




堂々たる門である。


門から外を眺めると、そこは「二十一世紀の森と広場」である。


家屋の独特の屋根の構造


玄関先にかけられていた槍と弓


長屋門の一部と宿り木がみられる古木

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