日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in東北 2015 -帰着

2015-01-12 23:40:15 | 東北
帰宅しました。列車を降りた瞬間、空気の暖かさで帰着を実感するのが、北国から都会へ戻ってきたときの常です。しかし、今回はそれほどの気温差を感じませんでした。現地の気候が総じて穏やかだったのもさることながら、関東が意外と寒かったのかもしれません。
年初の大型活動はこれにて一段落し、あとは二月の飛び石連休まで一泊二日の小旅行を最大四回続けることになります。晴れれば静岡、そうでなければ北陸というところ、豈図らんや来たる週末に限って天候がよくないため、直前で好転しない限りは北陸への汽車旅となりそうです。北陸フリー乗車券を使い、福井までの往復を考えています。
新幹線開業前最後の冬を迎えても、年内は平静を保っていた北陸信越各線でしたが、残り二月に迫った今、どれだけ過熱しているかが気になります。少なくとも、上越新幹線がスキー客で混み合うことだけは確実で、それを思うと少々憂鬱ではあります。とはいえ、何分後がないだけに、四の五の言ってはいられません。残されたわずかな時間を大切にしたいものだと思います。
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汽車旅in東北 2015 -全行程終了

2015-01-12 19:42:15 | 東北
全行程終了です。最終の新幹線で帰路につきます。
完全に恒例化した一月の三連休の汽車旅だけに、目新しさよりマンネリズムに主眼があり、あっと驚く新発見は必ずしも多くはありませんでした。しかし、なじみの場所の再訪を基本としつつ、ところどころ新規開拓を織り交ぜるのも楽しいものです。三連休乗車券が発売される限り、東北への汽車旅はこれからも新春の恒例行事として続けたいと思っています。

★新青森1944/はやぶさ38(3038B)/2304東京
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汽車旅in東北 2015 -一駅移動

2015-01-12 19:20:47 | 東北
「スーパー白鳥」に一駅だけ乗り、新幹線が出る新青森へ向かいます。
鉄道愛好家にとって死活問題といっても過言ではない北陸新幹線の開業に比べれば、来年に予定される北海道新幹線の開業による影響はたかが知れています。看過できない問題があるとすれば、青森と新青森の間の移動でしょう。「スーパー白鳥」が新幹線に役目を譲って引退すれば、この区間を行き来するのは一日わずか五往復の「つがる」を除き、701系の普通列車ばかりになってしまうわけです。わずか一駅とはいえ、重い荷物を担いで安普請の通勤型に乗せられては、旅の余韻も台無しになってしまいます。そのような事態を避ける手段は残されるのでしょうか。

★青森1913/スーパー白鳥38(4038M)/1919新青森
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汽車旅in東北 2015 -大黒寿司

2015-01-12 17:27:58 | 居酒屋
列車の遅れによって青森での滞在時間が削られ、はしごするつもりだった寿司屋を一軒しか選べない状況となったとき、自分の選択は明確でした。昨日に続き「大黒寿司」で一献傾けます。
青森の寿司屋で呑むといえば、これまで愛用してきたのは「大黒寿司」と「一八寿し」の二軒であり、順当ならば本日は後者を選ぶところではあります。それにもかかわらず、昨日の今日で同じ店を選んだのは、寿司屋としてはともかく、酒を呑むにはこちらの方が好適だからに他なりません。寿司が主役、その他は脇役なのが寿司屋の常というところ、居酒屋同然の感覚で飲み食いできるこの店は、旅の終わりに一献傾けるにはおあつらえ向きなのです。そして、この判断は結果として誤ってはいませんでした。

まずは席に着くなり黒石の「亀吉」を所望したところ、品切れとの返答につき「龍飛」を注文。肴には、昨日隣客に出されていた真鱈子の醤油漬けを選びました。この真鱈子とお通しで一杯目が空いたところで「安東水軍」を所望すると、またしても品切れとの返答が。そこで「八甲田」を頼むと、お詫びのしるしと称して振る舞い酒が供されました。それも間に合わせの酒ではなく、「善知鳥」の大吟醸が、五酌の猪口になみなみ注がれるという気前のよさです。
さらに身欠き鰊を注文すると、今度は鰊漬けの皿が差し出されました。当然ながらこれで一気に酒が進み、三杯目、もとい四杯目には真打の田酒を燗で注文。すると注がれてきたのは山廃で、琥珀色のテリが昨日の純米とは明らかに違います。酒呑みのツボを押さえた気配りは心憎いばかりです。最後はいつものすしランチで締めくくり、三日間の汽車旅は有終の美で幕を閉じました。

大黒寿司
青森市新町1-2-6
017-722-6480
1100AM-2200PM
祝日除く火曜定休

龍飛・八甲田・田酒
お通し
真鱈子醤油漬け
みがきにしん
しおから
すしランチ
善知鳥・にしん漬(おごり)
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汽車旅in東北 2015 -つがる5号

2015-01-12 16:33:23 | 東北
本来の待ち時間と合わせて一時間半が経過し、二本後の普通列車にも先を越されたところで、ようやく青森行の「つがる」がやってきました。上りの「つがる」と交換し、76分遅れで弘前を発車したところです。
そこまでして待った列車が「あけぼの」ならば、まだ報われる余地もあります。しかし、やってきたのは何の面白味もない、701系よりましというだけのE751系です。それだけに、徒労感もなおさら大きいものがあります。とはいえ、運転打ち切りにより問答無用で701系に収容という屈辱も経験しているだけに、そのような事態を避けられたことだけは幸いでした。
この遅れにより、三時間強あった青森での滞在時間は、実質二時間ほどに削られました。寿司屋を二軒はしごするのは時間的に厳しいため、一軒で心置きなく呑むことにします。

★弘前1516/つがる5(2045M)/1551青森
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汽車旅in東北 2015 -抑止中

2015-01-12 15:01:32 | 東北
弘前に戻り、あとは列車を乗り継ぎ青森へ向かおうとするところなのですが、ここで若干の誤算がありました。青森行の「つがる」が、大館で転轍器の不転換により立往生しているそうなのです。津軽では小雪が舞うことすらなかったにもかかわらず、県境の向こうでは大雪だったというのが意外です。
案内放送では、このまま待っても新青森と青森での接続列車には間に合わないことを知らせ、本来後続となる普通列車に誘導しようとしています。しかし、701系などに乗せられて、青森までの移動が単なる苦痛に変わり果ててしまっては、そもそも何のために旅に出たかも分からなくなります。大館まで来ている以上、あと二時間も三時間も待たされるわけではないでしょう。当局の誘導は無視して、このまま待ち続けるしかありません。

★津軽尾上1431/30レ/1449弘前
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汽車旅in東北 2015 -大和温泉

2015-01-12 14:05:04 | 温泉
津軽に数多ある温泉の中でも、駅からの近さにかけてはここが一、二を争う部類ではないでしょうか。津軽尾上の「大和温泉」で一風呂浴びます。
駅から徒歩一分足らずという利便性が重宝し、津軽では大鰐の若松会館に次ぐ頻度で立ち寄っているこの温泉ですが、ただ便利なだけではなく、その温泉ならではのよさがある点についても若松会館と同様です。しかしてこの温泉のよさとは、町中の銭湯然とした昔ながらの浴場と、無色透明無味無臭の滑らかな源泉ではないでしょうか。正面の壁際に据え付けられた長方形の浴槽から源泉が滔々と溢れ出し、直線状の洗い場を伝って手前に流れてくるのが秀逸なのです。

★大和温泉
平川市中佐渡南田1-2
0172-57-2852
600AM-2200PM
毎月1日及び15日定休(祝日の場合翌日休業)
入浴料 350円
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 44.5度
pH 8.39
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汽車旅in東北 2015 -再び移動

2015-01-12 14:02:14 | 東北
折り返しの電車で来た道を引き返します。津軽尾上で降り、駅前で一風呂浴びて次の電車に乗ると、青森行の特急に乗り継げるという寸法です。

★黒石1320/28レ/1331津軽尾上
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汽車旅in東北 2015 -コロの家

2015-01-12 13:57:56 | B級グルメ
黒石に着きました。頃よくお昼の時間となったため、毎度おなじみ「コロの家」で焼きそばと唐揚げを買います。ただし、列車の時間の関係上今回は持ち帰りです。次に立ち寄る駅ではある程度の時間があるため、列車を降りてからいただくことにします。

★コロの家
黒石市大町2-131
0172-52-8367
1100AM-1600PM
木曜定休
焼きそば300円より・から揚げ200円より
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汽車旅in東北 2015 -不意打ち

2015-01-12 13:09:57 | 東北
三時間半粘って撮影終了です。弘前から乗ってきたのと同じ電車で黒石へ向かいます。
予報に反し、結局雪が降る場面はただの一度もありませんでした。しかしそれ以上に驚いたのは、雪の代わりに雨が降ってきたことです。みぞれ混じりの雪などではなく、紛れもない雨でした。暖かいわけでもなんでもなく、真冬の寒さの中で降るというのがなおさら驚きです。「七つの雪が降る」といわれる津軽ですが、雨まで降るとは恥ずかしながら知りませんでした。

★尾上高校前1251/25レ/1259黒石
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汽車旅in東北 2015 -雪晴れ

2015-01-12 10:00:45 | 東北
尾上高校前で下車し、上り二本と下り一本を撮影したところです。昨秋訪ねたときに広がっていた黄金色の絨毯は、一面の雪原に様変わりしています。
積雪状況からある程度予想できた通り、残念ながらラッセル車は来ませんでした。しかし、その代わりに日が差してきており、一面の銀世界を小さな電車が走るという恰好の絵柄が出現しています。しかも、周囲には行き交う人も車もありません。この光景を独り占めできるとはなんとも贅沢です。暖房こそないものの、待合室は意外なほど暖かいため、ここを拠点にして時間の許す限り電車を撮ります。
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汽車旅in東北 2015 -弘南線

2015-01-12 08:59:34 | 東北
一日フリー乗車券を買い求めて弘南線に乗ります。目指すのは以前ラッセル車を撮り、昨秋も二日にわたって足を運んだ尾上高校前です。いざ外に出てみると積雪がそれほどでもなく、ラッセル車が走るかどうかは微妙な情勢ながら、上りも下りも撮れる撮影地だけに、主役を抜きにしても楽しむことはできそうです。

★弘前900/13レ/921尾上高校前
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汽車旅in東北 2015 -弘前東栄ホテル

2015-01-12 08:24:51 | 東北
出発します。昨晩世話になったのは弘前東栄ホテルでした。昨秋初めて泊まって気に入り、すぐさま連泊したこの宿に、今回も舞い戻ってきた次第です。
前夜に泊まった函館国際ホテルのような街一番の宿といえば、当地では弘前パークホテルであり、こちらも昨秋泊まってさすがと感服させられました。料金もこの時期なら千円そこそこの違いであり、その差に見合った価値は十分にあります。それにもかかわらずこちらを選んだのは、低料金だからといってビジネスホテル特有の味気なさを感じる場面が一切なく、むしろ家庭的な心地よさがあるからです。
宿の好意でツインルームがあてがわれ、今回も居心地はまことに上々。そして、この宿の名物といえば、宿泊客には一律無料の朝食バイキングです。決して大きくはない宿だけに、目移りするほどの品数ではないながらも、一つ一つを大ぶりにして食べ応えを持たせるという工夫には感心させられます。函館国際ホテルのバイキングが、様々なおかずを少しずつ味わいたくなるものだったのに対して、大ぶりなおかずで白飯を思い切りかき込みたくなるのがここのバイキングです。今回もご飯を三杯おかわりして、すっかり満腹と相成りました。
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汽車旅in東北 2015 -三日目

2015-01-12 07:27:36 | 東北
おはようございます。予報通り、窓の外ではかなりの雪が降っており、一夜にして昨日の青森市街のごとき様相を呈してきました。これだけ降ると、本日狙っている弘南線のラッセル車が出動する可能性が高くなってきます。それはよいのですが、この雪では撮影にも難儀することが予想されます。今回はレンタカーを使わず、駅から歩ける場所での撮影を考えているだけになおさらです。列車のダイヤが乱れてくる可能性もあるでしょう。
このような状況だけに、本日の行動に関しては流動的な部分もあります。しかし、よほど風雪が強まったり、列車のダイヤが麻痺状態となったりしない限りは、まずラッセル車を中心に弘南線を撮った後、三時過ぎの列車で青森へ移動し、寿司屋で一献傾けてから帰路につく予定です。
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