ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

大阪の夫婦は仲良しだっせ~大阪ばかぼんど夫婦萬歳

2009-05-30 00:19:36 | 本の少し
大阪ばかぼんど夫婦萬歳
黒川博行
幻冬舎文庫・・571円
☆☆

ミステリー作家の黒川博行氏が、日常のダラダラ生活を
恥かしげも無く告白。

それも、大阪のおばはんそのままのよめはんとの掛合いは
漫才そのままである。

庭の洗い桶に住みついたカエル。
人の気配を感じると水に潜る。

あまり長い間潜っていると窒息するので
庭の水撒きは5分以内にしてくれと頼む筆者に、

「なんで、わたしがカエルに遠慮せなあかんの」
「かわいそうやろ。呼吸できへんやないか」
「だって、カエルは両生類でしょ」
よめさんにとっては、水陸両用の生き物であるらしい。

「ほな、イモリはなんや」、「あれはトカゲ類」
「サンショウウオは」、「井伏鱒二」
「ほな、ワニは」、「ハンドバック」
訊くだけ無駄だった。よめはんはわたしをおちょくっている。

博打、テニス、映画と遊びにいそがしい筆者、尻を叩かれ仕事をする
割れ鍋に綴じ蓋。似たもの夫婦。・
・・なんと呼ぶのか、うらやましい夫婦

イッケン、ヤーさんに見え、ケイサツにもたてをつく筆者も
よめさんには頭があがらない。
大阪の夫婦の典型。

まあ、尻にひかれていると自覚症状のあるおっさん必読ですな。
多少は、自分のよめはんのおしとやかさに
感謝するかもしれまへんな。
コメント
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