ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

道頓堀太郎寄席~笑福亭鶴二

2012-07-30 23:57:09 | 笑福亭鶴二

お洒落な会場・・ZAZA


中はこじんまりとよく入って60人ぐらいのライブ感溢れる会場。


太郎寄席というだけあって、席亭なのか関係者席に。


一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・・「つる」

仕事で遅れて入ると、既に高座には、呂好さん。
あれ、チラシには確か寅之輔さんだったはず、
もっと良い仕事が入ったのか、体調が悪いのか・・・・。

噺は、二人が掛けあっている最中、「近日息子」かと思いきや、
「何でも知ってなはるか」、「こんにゃくの裏表」、「南京虫、水虫、患いますか」
・・・ああ「つる」・・・だ・

呂好さん、しっかりした口調、前回の「近日息子」に感じていただけに、
「つる」には、逆に若さというか、勢いのなさに、しょんぼり。

でも、大好きな呂鶴一門。まだまだ、追っかけますでぇ。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「遊山船」

天神祭の船渡御の司会役を今年もされた鶴二さん。今までの失敗談をマクラに。
三味線の絹代さんもおられるので賑やかな、夏の噺、「遊山船」へ。

よろしいな、夏らしくて、汗ばむ浴衣姿に、大川での夕涼み。

気は強いけれど、喜六の嫁さんの最後のセリフ
「去っても、汚い、イカリの模様」「質に入れても、流れんように」・・・粋な女房で。

「雀のお松」「カミナリのお松」さん、・・・・・「船弁慶」に続き大活躍の夏でおますな。


三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」

春団治師匠の形は、はまり過ぎているので、
直弟子の梅団治さんにつけてもらった「代書屋」。

でも、代書というと、春団治さん、枝雀さん、あと三人ほど客がくるフルバージョンの
三つのパターンがあるが、
やはり、春団治さんの一門の形、随所に春団治師匠の言い回しが頭をかけまわる。

親離れしようとして、もがいてももがいても離れることができない、
そんな文鹿さんの「代書屋」でおました。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」

今年の独演会にかけるべく、今、練りに練っている鶴二さんの「ねずみ」。
演りようによっては、お涙誘う人情噺としても充分語れる噺だが、
そこは鶴二さんらしく、あっさりとすがすがしさのある「ねずみ」。

卯之吉の「あのなぁ、おっちゃん」と、卯兵衛の「わたしの腰が立ちました。ネズミの腰が抜けました。・・かしく」の台詞がなぜか、好きですな。

益々、おもしろさの増していく「ねずみ」に注目。


道頓堀太郎寄席・七月の会~笑福亭鶴二
2012年7月30日(月)午後7:00開演
道頓堀ZAZA POCKET`S

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・・「つる」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「遊山船」
仲入り
三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」

三味線・・・・吉川絹代

12-32-154

お知らせ

第15回・笑福亭鶴二独演会
2012年10月13日(土)夜
天満天神繁昌亭にて、開催決定。

ゲストは、ナオユキさん、揚野バンリさん。
ネタは、「大安売り」「ねずみ」「尻餅」とか・・・。
8月13日、前売発売。


いつもの打上げ風景・・・・。
左からふたり目の木積さん、若い落語ファンさん、今回初出会いでおます。





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第6回さん喬・松喬二人会

2012-07-28 22:45:46 | 笑福亭松喬一門

本日は、さん喬・松喬二人会。


大阪市立こども文化センター、地下鉄西長堀駅すぐ上。


落語には丁度良い、350人規模の会場。

体調の悪い松喬さんが、どんな高座を聴かせてくれるのか。
一席でも十分なので、お元気なお声が聴きたいものだ。

早めに行って、隣りの図書館で本でも借りようと、2時前に着いて
西長堀駅の改札を出れば、前に女性と話されている、さん喬さんと出会う。
ピンクのギンガムチェックのシャツにメガネ、お洒落なおじさん風。
軽く会釈をして通り過ぎる。

さすがに、大阪市立図書館本館、落語の本はたっぷりあるが、
上方では、未読のものはあと少し。・・・本、二冊、借りる。

会場に入ると、松喬さんの会らしく、年齢層の高い上品なお客さん。
日本髪を結った、芸子さんの姿も・・・。


一、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・「時うどん」

先月、北海道へ師匠と師匠の奥さんと三人で、車の旅へ。
今迄の師匠の仕事先を、引き継ぎ兼ねてか、各弟子と共に巡業。
16日間で13カ所の公演。走行距離6000kmのハードな旅。
それをすべて運転したのは、闘病中の松喬師匠、えらいこちゃ。

その時、各所でネタを変えると翌年行った時に困るので、ひとつのネタで通せと、
師匠に言われて、今回13間明けても暮れても毎日「時うどん」。

この洗練された「時うどん」をお聴き願いたい・・・と。

さすが、噺上手な生喬さんの「時うどん」、
洗練されていて米朝一門風の「時うどん」
「ひっぱりな」の声もどことなく、澄まして聴こえる。


二、笑福亭松喬・・・・・・・・・・・・・・「大安売り」

アルテでの挨拶以来。久しぶりいに見る松喬さん。
先月の27日に入院、昨日の27日までガン治療の為に入院されていたとか。
喋ることは心配していないが、歩く為の筋肉が落ちているのが心配。

医者に言わすと、今こうして元気に高座で落語をされること自体「奇蹟」であると。

「体力」、「気力」・・・・・・いかに生きる。
いかに、落語と向かい合うのか・・・ヒシヒシと伝わってくる。

噺は「大安売り」・・・の「勝ったり、負けたり」
この関取ではないですが、人生、前向きに生きなければいけませんな。


三、柳家さん喬・・・・・・・・・・・・・・「船徳」

7月10日にお詣りさえすれば、「四万六千日、お暑い盛りでございます」と、
四万六千日分参詣した功徳があると、結構な日。

「船徳」・・・しぐさ、たっぷりの噺。
竿で舟を出し、櫓を漕ぐ・・すべて力の入ったさん喬さんの仕草。

乗っているお客二人も、揺れることこと揺れること。
思わず見ている、私たちまで、「船酔いしてしまいそう」・・・。

「船」宿に居候の若旦那の「徳」さんで・・・鮒徳。
ほんと、落語の演目名は、適当というか、おもしろいもんですな。


四、柳家さん喬・・・・・・・・・・・・・・「たがや」

丁度、本日27日で、東京では両国の川開き、隅田川の花火大会の火。
「たまや―」、「かぎや―」と夏の風物詩。

夏らしい噺をと依頼があったので引き受けたが、さん喬さん、本日がネタおろしとか。
「玉屋」と「鍵屋」が合わさって「たがや」、先ほどの「船徳」同様、いい加減なもんですな。

花火でごった返す橋の上の見物人が侍に対するレジスタンスというか、
たがやとの喧嘩を野次馬として楽しむ。

侍の首が飛んで、「上がった、上がった・・たがや―」と無責任極まりない群衆ですな。


五、笑福亭松喬・・・・・・・・・・・・・・「へっつい幽霊」

この噺の登場人物で、一番好きなのが、作次郎。
脳天の熊の荒くれ者が、作次郎の言葉で中和される。

だが、今日の松喬さん、この作次郎の無邪気さというかアホさ加減が薄くて、
なんとなくおかしい・・・。声の大きさとか勢いとか、力の入ったところとは逆に、
力の抜けた作ぼんに、元気のなさを感じてしまう。

でも、松喬さん、得意の「道~具屋」、「道~具屋」、「ちょっと開けて」、「道~具屋」、の
名調子が聴けて、大満足でおます。

エアコンの調整が悪いのか、客席も一緒になっての汗だくだくの、40分の大熱演。

秋から、新プロジェクトの落語会を始められるらしいが、
たっぷりではなくても、じっくり聴かせてもらいますので、
ゆっくりと、お体を大切に・・・・・・・私たちも、ゆったりと楽しませて貰いまっせ。



第6回さん喬・松喬二人会
2012年7月28日(土)午後3:00開演
大阪市立こども文化センター

一、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・「時うどん」
二、笑福亭松喬・・・・・・・・・・・・・・「大安売り」
三、柳家さん喬・・・・・・・・・・・・・・「船徳」
仲入り
四、柳家さん喬・・・・・・・・・・・・・・「たがや」
五、笑福亭松喬・・・・・・・・・・・・・・「へっつい幽霊」


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松浦弥太郎の仕事術

2012-07-26 22:15:21 | 本の少し
松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版


普段仕事関係の本については、書かないつもりだったが、
偶々松浦弥太郎さんの本と手にしたのが「松浦弥太郎の仕事術」。

松浦さんにとっての仕事の三原則は、
約束を守る。
時間を守る。
相手を喜ばせる。

自分で「やる」と決めたことは、何があってもきちんと行う。
これも自分に対する約束を守るということだと。

また、先輩の言葉として、スティーブ・ジョブスの言葉をあげている。
Stay hungry ,Stay foolish. (ハングリーであれ。 かしこくなるな。)

もし自分で、自分のルールをつくり、自分で自分を管理したいと思うなら、
一番よい訓練方法は、オフタイムを規則正しく過ごすことだと。

賃金、報酬については、給料の半分は労働に対する報酬。
もう半分は、仕事をしていなくてももらえる報酬。
その資金とオフタイムを使って、きちんと体を休め、存分に遊び、
生活を充実させてこそ、いい仕事ができます。

昔か言われている、よく遊び、よく学ぶ、社会人になったら、よく働きか。

パソコンより頭と手を使う、と項では、
午前中は紙とペンで、手紙を書き、考えをまとめていると、
よい情報というのは、受け取るのではなく自分から取りにいかなければ入手できないものだと、
松浦さんは、情報とは経験でしかないと断言している。

お金については、使うにあたって、「浪費なのか、豊かさの貯金なのか」を見分けるために、
お金を自分の友だちだと想定して、自分に「これを使って、お金は僕に感謝してくれるだろうか?このことに使われるのはいやだと悲しむだろうか?」、お金を使うことで「何か」を埋めあわせているのであれば、それは浪費につながると・・・清貧の思想がここにも。

まあ、仕事術というより、仕事に絡む松浦さんの生活術でおます。

幸い、今日お兄ちゃん(息子)が九州から帰って来てますので、
このほん、何かの参考になればと、渡しておきますわ・・・。



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桂雀々 必死のパッチ~35周年記念独演会

2012-07-22 05:46:56 | 落語

今日は、雀々さん35周年を祝って、地元住吉での記念落語会。
癖のある、雀々ワールドにどっぷりと・・・・ゲストは、サブローさん。


住吉区民センター・・・・・好評につき、来年も当会場で独演会されるとか。


一、桂 優々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」

入門4年目とは思えない、笑いのとれる若手落語家。
落語が上手いとかではなく、お客を愉しませてくれる。

師匠譲りの笑いのツボをとらえている。
演目は「子ほめ」、中盤、番頭さんに出会うとこは割愛しているが、
しっかりと最後まで楽しませてくれる。

次々ものにするネタすべてが楽しい、優々さんでおます。


二、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「手水廻し」


この南住吉小学校と三陵中学に通って過ごした住吉の地での、
故郷に錦を飾るという真似事の35周年独演会。

必死のパッチにも書かれていましたが、
「捨てたんや」という雀々さんに、お母さんは「置いていっただけや」と、
そのお母さんも会場に来ておられたみたい・・・・不思議な親子ですな。

演目は十八番の「手水廻し」
「ちょーず、ちょうず、ちょうーず」と
田舎旅館のおなごしの繰り返しの台詞だけで笑わせてくれる。

また、雀々のやる長頭は、誰よりも3Dのごとく前にも飛びだしてくる長い頭でおます。
あくまで大阪の旅館での手水を飲むところはおまけで、あの頭を廻すところがヤマ場ですな。

「ちょーず、ちょうず、ちょうーず」とおなごしの声が頭に残る、
雀々さんの「手水廻し」でおました。



三、柱サブサブ・・・・・・・・・・・・・・・・・「お忘れ物承り所」(桂三枝作)


プログラムを見ると、柱サブサブ・・桂ではなく、柱(ハシラ)、洒落てますな。

噺は、三枝さん作の「お忘れ物承り所」、現代に言葉なので違和感なし。

安心して聴ける。落語というより、一人漫才のような、
さすが吉本の舞台で鍛えられたベテランの味。

笑いのツカミ、それを増幅されるテクニック、すべての面で、さすがの一言ですな。



四、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「がまの油」

最初の立て弁のところだけ緊張していたようで、
雀々さん、終わるとホッとする表情がかわいい。

その後は、自由に思いのままに、雀々ワールド全開。

雀々さんの酔人がでてくる噺は初めて、
くどい様な、崩れるのか、他の酒の噺を聴いてみたいもんですな。



五、大平サブロー・桂ジャクジャク・・・「スーパー漫才」

中入りご、幕が開くと中央にポツンとマイクが一本。
そこへ、白いパンツに、赤のジャケットのジャクジャクさん、青いジャケットのサブローさんが登場・・ほんま、昔の漫才さんのスタイル。ましてや、ジャクジャクさんの頭は、昔藤山寛美さんがアホ役ででてきたときのベタット寝かせた髪型で・・・。

漫才は、昔の漫画トリオを思いださせるスタンダードな形だが、そこはベテラン、懐かしさも楽しさもある。

二人が漫才を楽しんでさまがこちらまで伝わってくる。・・・たのしさの伝道師。
「芸の真髄」は、稽古は厳しいが、上がってしまえば舞台を愉しむ。
そういう余裕が、お客様にとってもやはり大事なんでしょうな。


その後、前区長と橋本政権になって誕生した新区長が挨拶。
雀々さん、児童虐待防止運動のシンボルであるオレンジリボン活動支援として、
今回の収益の一部を寄付され、目録を渡される。

まあ、すべての面で、住吉は雀々さんの原点でおましたな。

来年も、この大ホールで、独演会ありそう・・・。


桂雀々 必死のパッチ
2012年722日(日)午後2:00開演
住吉区民センター 大ホール


一、桂 優々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「手水廻し」
三、柱サブロー・・・・・・・・・・・・・・・・・「お忘れ物承り所」(桂三枝作)
四、桂雀々・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「がまの油」
中入
五、大平サブロー・桂ジャクジャク・・・「スーパー漫才」


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二代目桂南天襲名記念・桂米朝一門会

2012-07-21 09:03:03 | 南天(こごろう)の会

今日は地元岸和田の浪切ホールでの、二代目桂南天襲名記念・桂米朝一門会。


浪切ホール


1300人入る会場、一階席はほぼ満席。


南天さんの幟、ただし南天襲名記念の手拭、扇子、ファイルなどの販売が無かったのが淋しい。

南天襲名記念ご挨拶

口上とはうたってないが襲名のご挨拶、幕が開けばずらりと下手から、米團治、南光、南天、可朝、ざこばの順に勢揃い。
米團治さんの、司会ですすむ、特に南光さんとざこばさんの絡みはもうすでに各地で行われた南天襲名で練られたもの、一番最初のブリーゼに出られた大師匠の米朝さんの話も挟みながら、楽しい約20分の口上。

一、桂雀太・・・・・・・・・・・・「道具屋」

「ほたら、なにですか、私におやっさんの道具屋を、せえと」
枝雀得意の、前半を割愛して残りたっぷりと道具屋を。

口跡もしっかり、どっしりと落ち着いているが、嫁さん曰く重いなぁ。
入門して10年、若年寄りになってもいけないし、独自のキャラをつけるというのは難しいもんですな。

二、桂米團治・・・・・・・・・・「看板の一」

米団治さんの「看板の一」、この頃それなりの出番で、それなりのネタでの落語が多かったが、
逆に、看板の一、新鮮。高座姿を見ていると、横顔なんぞ、師匠、いやお父さんに似てきたなと思う今日この頃でおます。

三、桂南光・・・・・・・・・・・・「鹿政談」

南天さん、高校三年の時、最初に入門志願してきたが、熱意をみるために断るとそれっきり、その四年後、再び大学を卒業して志願、入門してきたが、結構失敗も多い弟子でしたと、紹介。

でも、南光さんに「彼の落語に嫉妬を覚えました」と言わせるぐらい、ほのぼの感のある独自のこごろう(南天)落語を形成。

噺は、「鹿政談」、じっくりと手を抜くことなく本寸法で語る南光さん、
弟子が成長した喜びと、身近にできたライバルへの挑戦ともとれる熱の入った高座。

南光さんにも注目、南光、南天、の素晴らしい親子が誕生ですな。



四、月亭可朝・・・・・・・・・・「野ざらし」

カンカン帽にチョビ髭で登場。
ご当地岸和田のヨイショにはじまり、大阪のおばちゃんの厚かましさ、
セクハラ解決の示談金の相場など、「いや、ほんま」と、得意のフレーズを入れながら進行。

大昔、この「いや、ほんま」の台詞だけですべて押し通した高座をみたことがある。

今日は、うだうだ噺で15分経過、落語せずに終わるのか、と思いきやドンドン「先生、開けなはれ」と残り10分で「野ざらし」へ。
45年前に聴いた小米朝時代の「骨つり」はもっとオモシロかったと記憶しているのだが・・・・
でも、もう可朝さんももう74才、数年前のストーカー騒ぎといい、お元気ですな。


五、桂ざこば・・・・・・・・・「妻へのぼやき」

嫁さんに、マクラは嫁さんと娘へのぼやきか、この頃は孫へのぼやきもあるで、
落語は、阿弥陀池か青菜あたり、聴きたいなというてると、半分当たった様な外れた様な、
実際は、25分間、孫を筆頭に終始家族へのボヤキのマクラで。

落語に入ろかどうかしている内に、時間が過ぎ、終盤は下座を見て下りるきっかけを・・
最後は「・・・、やめまっさ」で下りる・・・爆笑に次ぐ爆笑だったが、やはり大師匠としての貫禄の落語を聴きたかったですな。


六、桂南天・・・・・・・・・・・・「動物園」

ついに本日の主役登場、でも4時25分。
終演予定が、4時40分とロビーに張り出されていたので、あと15分しか。

南天襲名のご挨拶にはじまり、得意の大阪のおばちゃんのマクラへ。
師匠の家での洗い物でよう割りましたと、それもバカラ筆頭に高いもんばかり。
「はてなの茶碗」か「茶の湯」でも無理やり入ってくれるのかと期待しはじめると、
「ええ、仕事があるんやけど行ってくれるか」と、十八番の「動物園」へ。

こごろうさん、最後の高座も「動物園」、この大きな会場で二階、三階のお客様まで
見える様、逆に南天さんのサービス精神からの演目か。

虎の仕草で、犬、カバ、鰐まででてきて違いを紹介、さすが虎の立ち振る舞いでは最高級品ですな。

最後に、ライオンが入ってきて、両足で立ったり、「前田さーん」と呼んだり、
実際そのようになったらそうするであろう、南天さんのそんなちょっとしたリアル感が好き。

今日は、南天襲名後の「動物園」が見れて、大満足。

5時までに、コインランドリーに預けてある毛布を取りにいかなけばと、急いで、浪切ホールを後にする。
ほんと、駆け足でのいそがしい落語会でおました。


二代目桂南天襲名記念・桂米朝一門会
2012年7月21日(土)午後2:00開演
岸和田市立浪切ホール


南天襲名記念ご挨拶・・・・・・米團治、南光、南天、可朝、ざこば
一、桂雀太・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、桂米團治・・・・・・・・・・・・・「看板の一」
三、桂南光・・・・・・・・・・・・・・・「鹿政談」
四、月亭可朝・・・・・・・・・・・・・「野ざらし」
仲入り
五、桂ざこば・・・・・・・・・・・・・「妻へのぼやき」
六、桂南天・・・・・・・・・・・・・・・「動物園」


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高野山~仏教の聖地へ

2012-07-15 23:51:00 | 街で
高野山へ・・・・・・開創1200年

816年に弘法大師空海が国家の鎮護と修禅の道場として開いた高野山。
来年2015年に開創1200年を迎え、記念事業として伽藍中門再建中。


当初京都へと予定していたのだが、祇園祭りの宵山の日、
さぞ人も多いだろうから、敢てお大師さまの元へ・・・。


まずは、金剛峯寺より詣る。


大主殿・・・続く別館の各部屋の襖絵には四季の花鳥などが描かれている。


蟠龍庭・・・・・石庭としては我国最大の広さ(2340㎡)


新別殿では、参詣者へお茶とお茶菓子の接待が。
建物の中はひんやりとした心地良い風が。


このあと、金剛三味院へ・・・・・・・


金剛三味院の門


北条政子建立のお寺・・・奥まった処にあり、人もまばら。


国宝の多宝塔


拝観料替りにお賽銭を入れ、お願い事を(注意書きに願いは一つだけ、と)・・・・・。


ちょっと一腹・・・途中の和菓子屋で蓬餅とくるみ餅でお茶。

駐車場の案内、テントの片付け、すべてやっているのはお坊さん。
まちなかで出会うのは、観光客かお坊さん。
やはり、高野山はお坊さんの道場地。


再び、檀上伽藍に戻って


大会堂・・・(阿弥陀如来真言・オン アミリタテイゼイカウラン)


根本大塔・・・(大日如来真言・ノウマクサマンダボナン)
今日は、御国忌の法要があり、尊いお経が塔内に響きわたる。
そのあと、御下がりのお饅頭までいただく・・・・ありがたいものである。

まちなかを歩いていても、多くの修行中のお坊さんに出会う。


金堂・・・(薬師如来真言・オン コロコロセンダリマトウギソワカ)

行は、河内長野から橋本経由でと出かけるが、途中バイパスが通行止めで下道で。
帰りは、岩出から泉佐野に抜けて帰る。

高野山は、日中でも下界とは8度も温度が低く、清々しく聖地に心が洗われる。
しかし家に着くと、多少の日焼けと、長時間のドライブにぐったりの一日でおました。


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長屋の富~立川談四楼

2012-07-14 16:04:48 | 本の少し
長屋の富
クリエーター情報なし
筑摩書房


一言で言って、落語そのものだが、それでいて談四楼さんらしくない本。

というのは、全編どこかで聴いたことがあるような、
「富久」、「高津の富(宿屋の富)」「芝浜」、「稲荷俥」といった既存の噺がベースになっているようで、
高座で、談四楼さんが腕にまかせて、くっつけて大長編落語に仕立てた様な、
いつも師匠が本で語る人間らしさ、これぞ談四楼節が聴けないのが淋しい。

まあ、思わず聴けないと書いてしまったのは、小説というよりは、落語の速記本として
あのにこやかな談四楼さんのお顔を浮かべながら読んでいたんでしょうな。

談四楼さんの小説、「シャレのち曇り」、「ファイティング寿限無」、とかは最高ですが、
落語っぽいこの本は、是非゛高座で聴かなければと、思ってしまいましたな。



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恋する言ノ葉~佐藤真由美

2012-07-12 05:29:38 | 本の少し
恋する言ノ葉 元気な明日に、恋愛短歌。 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社

☆☆☆

なんて、この頃、なよっぽくなったのか、涙っぽくなったのか、
短歌の世界に心地良く彷徨っている。

佐藤真由美さんの本は読みやすくすぐ読み終わるが、それでいて本棚に入れる事もできなく
カバンの中にずっといては、一二分の時間待ちに登場する。

五、七、五、七、七、の中に恋愛の言ノ葉を綴る。

この本、既にある歌人の歌を紹介、そして佐藤さんのエッセイ、最後に佐藤さんの歌。
これを見ていると、「今来むとたのめしことを忘れずはこの夕暮の月や待つらむ」
という歌は、新古今集に1205年に載せられた男性、藤原秀能もの。

そしてこの歌の後にあるのは、
「待つ価値のある男だと今日証明してくれるなら待っててあげる」
これは、言わずと知れた佐藤真由美さん、女性の立場から読んだ歌。

立場が逆転するのは時代かもしれないが、
五、七、五、七、七、の中に恋愛の心をそそぎこむなんて、今も昔も変わりないと思うと、
電車も車も、携帯電話でさえない、鎌倉時代にタイムスリップしても
恋愛だけはできそうと、へんな自信が湧いてきましたが・・・。

恋心満載の方、佐藤真由美さんの本、男女を問わず一度お手に。


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落語を聴かなくても人生は生きられる~松本尚久

2012-07-10 00:47:09 | 本の少し
落語を聴かなくても人生は生きられる (ちくま文庫 ま 44-1)
クリエーター情報なし
筑摩書房


落語を聴かなくても人生は生きられる。
何とも、挑戦的なお題。落語ファンでも、なくても充分生活できるのはわかっているが、
落語を聴かないと人生味気ないと反語的に言っているのか、興味あるタイトルである。

帯には、落語は今をどう生きるのか。
時代と社会を視野に入れつつ、落語の原罪を読み解くアンソロジー、と。

解らなくて、アンソロジーを引くと、異なる作者による詩を集めたもの。詩 撰、歌撰、詞華集。
とか、良く見れば、著者、松本尚久ではなく、松本尚久=編・・・とある。

あとがきまで入れて、全316ページ中。松本尚久さんが自ら書いたのは、62ページ。
作家としては、いたって省エネの本である。

読んだ時、あくまで上方落語に関するところ、枝雀、さんまさんのとこで感想をと思ったが、
今迄、散々言いつくされたことばかりなので、逆に他の江戸の噺家さんの方が新鮮、其方の方を。

戸井田道三さんが、ちくま少年図書館の「まんじゅうこわい 落語の世界」で
落語とはと、子供向きに書かれていると思うが、解り易く、なるほどと納得する。

落語のほんとうのおもしろさは、落語家の芸にじかに接することによって得られるもの、と。
その場の空気というか、笑いの伝染(連鎖反応)に笑ってしまうのです。
ごちそうを食べて、たいへんおいしかったと感じたとき、ことばで説明するのは非常に難しい事です。それとおなじで、落後をきいておもしろいと感じた時も、ただおもしろかったというしかないんです。そして、それが芸がうまいということになりますと。

落語のおもしろい味の根底は間(ま)にあると、間というのは体にそくした一種の感覚です。
落語のおもしろさは一つは語り口、一つがしぐさ、一つがサゲといわれていますが、三つがばらばらにあるのではなく、それをつなぐのは「間」だと、この間は、下手なものがやるのと、上手なものがやるのとでは大いに違います。それが芸のよしわるしの差なんですと・・・。
言葉やさしく、ひらがな表示で解りやすい。

でも、本の題の「落語を聴かなくても人生は生きられる」とは、なんのこっちゃや。

「本を読まなくても生きられる」、「常識がなくても生きられる」、「音楽がなくても生きられる」
「仕事がなくても生きられる(生活保護)」「女房がいなくても生きられる(バツイチ)」
「車を乗らなくても生きられる(都会の人)」、「山がなくても生きられる(漁師)」
「休みがなくても生きられる(仕事人間)」など、いくらでも湧いてくるが・・・・・。

編者、松本尚久さんは、落語を通して何を言いたいのか、いまだ解らずじまいでおます。
が、各著者の落語論には、随所にはっとするエピソードがありまっせ。


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第33回・四人噺の会

2012-07-08 23:05:50 | 落語

梅雨のはざまの晴天、日射しは強いが風に揺れる「無学」の夏用の白地の暖簾。



鶴瓶一門、左の二人は由瓶と鉄瓶さん。(笑助さんとべ瓶さんはまだ無い)

最初に、瓶太さんが登場、続いて遊喬さんと南天さんが登場。
出番を抽選で決めようと、ドラフトのごとく順番の入った封筒を各自取る。

結果、シバリが遊喬さん、モタレが瓶太さん、トリが襲名されたばかりの南天さん。
うまく落ちつくとこに落ちつく。

一、林家染吉・・・・・・・・・・・・・・「やかんなめ」

染弥さんの十八番ネタ。「茶瓶ねずり」とか「癪の合薬」とか言われているが、
今回はそのものズバリ「やかんなめ」、でも染吉さんどっしりと構えた噺っぷりで、なかなかのもの・・・。

欲を言えば、侍のお付の人の笑い声が聞こえてくるようになったら、最高でおますな。
(私この話、一言も喋らないが、そばでゲラゲラ笑っているお付の人が、大好きなんですよ。)


二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「試し酒」

またまた、遊喬さんのニンにあった噺、発見。
田舎者であるという、久蔵(権助)が、遊喬さんの朴訥さと相まって最高。
酔いっぷりと、都々逸とかうん蓄を遠慮がちに言うのが、人柄の質朴さがでている。

現在、私の遊喬さんのお奨めの噺は、「堪忍袋」、「鬼の面」、そしてこの「試し酒」でおますな。


三、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・・「壺算」

瓶太さん、いつもながらのパワフルな高座。

良いも悪いも、瓶太さんの落語は、登場人物全員がパワー全開。
息つく間もないぐらい、一気にサゲまで走りきる。

目的、あてもない、ふらりと出かける散歩みたいな落語を、瓶太さんで聞いてみたい。
そんな贅沢な願いが沸々と湧いてきた「壺算」でおました。


四、桂南天・・・・・・・・・・・・・・・・「茶の湯」

この噺、私が眠たくなるベスト3に入る噺。
それが、こんなにおもしろいとは・・・・大感動。

やはり、初物は一流シェフの手の入った本物を食べないといけまへんな。

青ぎなことムクの皮で点てたお茶を飲むところなんぞは、実写漫画をみているようで楽しい。
床の間に掛かっている掛け軸が「根性」。何一つとっても、南天流のたのしさ。

今月21日は、南天さん岸和田での襲名記念公演に行くのですが、
嫁さんに南天さんの「茶の湯」最高、と言っているので、是非見せたいですな。
でも、続けて同じ噺を聴きたく思うなんて、そうあるもんではありまへん・・・。

「茶の湯」・・・「書割盗人」、「青菜」に続いての、繰り返し聴きたい南天さんの噺の誕生でおますな。

瓶太さんの、メンバーの選択から充実の「四人噺の会」。
次は、どなたの登場か・・・楽しみですな。


第33回・四人噺の会
2012年7月8日(日)午後2:00開演
@帝塚山・無学

一、林家染吉・・・・・・・・・・・・・・「やかんなめ」
二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「試し酒」
三、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・・「壺算」
四、桂南天・・・・・・・・・・・・・・・・「茶の湯」




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君がいない夜のごはん

2012-07-07 00:51:53 | 本の少し
君がいない夜のごはん
クリエーター情報なし
NHK出版



なんとも、いつもの、穂村さん節で「食」について書かれている。
失礼だが、他愛のないハナシの連続。ショージ君シリーズみたいな軽いノリ。

食べ放題では、しゃぶしゃぶ食べ放題から、苺食べ放題へと。
そして蟹食べ放題へと、蟹の味がしない、味が淡いと・・・。

未知の甲殻類ではないか、食べ放題ように特別に開発された・・・蟹ではないかと。


食べ放題とは違うが、ホテルでの朝のバイキングも曲者。

丁度、きのうは東京のホテルでバイキング。
中国人の家族連れの旅行者でいっぱいで、大人も子供もみんな凄い、食欲旺盛、そして賑やか。

でも実際、バイキングは悩む。まずはパンにするかごはんにするか、次はおかず選びで悩む、
皿に取る量で悩む、食べる順番で悩む、・・・・・取り過ぎた自分に悩む。

でも今回はいやしさに打ち勝って、少なめに食べる自分を誉める。

隣に座った、同じようなビジネスマンの皿をチェック、彼はパン党。クロワッサンが美味しそう。
私は、ごはん。・・・・・・でも、お腹を覚ます為にいつもオレンジジュースを最初に一杯。

ホテルのバイキングで好きなおかずは、ベーコン、それもチリチリのベーコン。
生卵と海苔だが、今回はなし。・・・・・筑前煮に、ひじき煮、筍煮、焼売、ウィンナ、そしてコーンたっぷりのせたサラダ。

最後は、デザートとしてフルーツポンチにヨーグルト(東京ではタカナシ製、結構甘い)
ミルクを入れた、コーヒ―・・・・何が、少な目か食べすぎやんか、でもすべてがお弁当入っているぐらいの少量(と、言い訳)

まあ、朝たっぷり食べると、昼ごはんが遅くても大丈夫なので、商談続きにはもってこい。

食は大事、食は大切、でもタイトルにある「君がいない 夜のごはん」はやはり、さみしいですな。



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第4回・いかいの寄席

2012-07-01 23:05:07 | 笑福亭鶴二

素敵な韓国の調度品に囲まれた会場。
あいにくの雨にも関わらず、60人の大入り。








落語会にはお茶付、私は「十全大補湯」という漢方10種がブレンドされたお茶。


嫁さんは、棗(なつめ)茶、血をサラサラにするらしい。
どちらも、飲んでいて即からだに良さそうで、それでいて美味しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
落語も、新治さんの「中村仲蔵」、最高。
聴いていて、心に良さそう、そんな噺。


一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「眼鏡屋盗人」

マクラで笑い。・・・・・・凄い。
マクラで笑いがあると、演る方も、聴く方も、こんなにリラックスして
落語が聴けるなんて、改めてマクラの効用を再認識。

盗人の新米、兄貴、親分とそれぞれのキャラも聴く度ごとに活き活きと増幅。
伸び盛りの寅之輔さんの高座、毎回の進化、おもしろおまっせ。


二、笑福亭喬楽・・・・・・・・「首提灯」

昨日に続いて、K-POPのT-araのマクラ。

そして「首提灯」へ。

喬楽さん、得意ネタで、安定感もあって楽しいが、前回聴いた時と何かが違う。
何かが足りない。何かと思いきや、酔っ払いと上燗屋のおっさんとの「ちゃめっ気」か・・・。
うまく言えませんが、酔って絡んでいるのではなく、お互い会話を楽しんでいる
そんな薬味が今回、少ない様な・・・・。

でも、師匠ゆずりの「これはうぁー、なぁに」はいつ聴いても、よろしいですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「寝床」

よろしいですな。 鶴二さんの「寝床」。
余裕というか、遊びというか、浄瑠璃に夢中になっている旦那さん。
趣味の世界に没頭、奉公人も、周りの人もすべてのものが見えなくなる。

機嫌直しにお伺いした番頭に促されて、浄瑠璃の会をするのを承諾するが
そのときの、旦那の声のないセリフ、口パクの顔だけでのやりとり。
今迄になかった、進化版。

勢いと怒涛の中でくり広げられる浄瑠璃の会。
まさに、鶴二さんの「寝床」は、笑福亭の「寝床」でおますな。


四、露の新治・・・・・・・・・・「中村仲蔵」

注目の演目、この噺を聴きたくて、猪飼野まで。
新治さん、格調高く。・・・・・・仲蔵の生き様と重なって、最高。

噺は歌舞伎役者「中村仲蔵」が・・・。この世界なかなか序列は厳しく、
下っ端の「稲荷町」から「下立役」「中通り」「相中」「相中上分」そして「名題」といわれる
最高の地位まである。ついに登りつめた「仲蔵」、次の公演ではさぞ良い役が与えられると
思いきや、五段目の地味な「斧定九郎」。この段弁当食べる、いわば息抜きの場。

腹を立てて「何もかも棄てて上方に行こう」という仲蔵に、
「師匠は、おまえさんがどうこなすか期待してるんだよ」と諭す女房。
良い仕事できる男には、やはり裏に良き女房がいてるんですな。

それから、自分らしい「斧定九郎」をと必死になって考えるが、思いつかない。
願掛けした満願の日、居酒屋で出会うた浪人の姿をヒントに舞台へ。

それにしても、芸への真摯さ、芸への苦しさなど、噺家さんにも通じる良い噺。

こちらは「あはは」と笑っているだけで、噺家さん高座にかけるにはそれ相当の
思いと工夫がこめられているんでしょうな。

そんな、新治さんの芸への真摯さと相乗して、身震いのする「中村仲蔵」。

あまりの出来に拍手も忘れて、しーん。

感動の、今年一番の高座でおました。


第4回・いかいの寄席
2012年7月1日(日)午後3:00開演
タルマジ

一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「眼鏡屋盗人」
二、笑福亭喬楽・・・・・・・・「首提灯」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「寝床」
仲入り
四、露の新治・・・・・・・・・・「中村仲蔵」


12-27-131



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