ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

スプーン~林あまり

2012-05-31 06:07:08 | 本の少し
スプーン
クリエーター情報なし
文藝春秋



遅まきながら、官能短歌ともいえる、林あまりさんの歌集を読む。

「ふたりエッチ」、「ベットサイド」など、題名から過激なのは後回しにして、
まずは「スプーン」を図書館で借りて読了。

各章ごとに、エロっぽさは微妙に違う。


わたしのからだの重さをいつも知ってきた たったひとりのこの腕と胸

ほかのだれも知らない美点をみつけてくれる いとしさは日々深まってゆき

眠りかけたあなたの指がゆっくりと持ち上げられて さびしい眺め

くちづけで起こされるのはいい気持ち 朝ならもっとうれしいだろう

約束はいつでも次の季節まで 「春になったら植物園へ」

このひとは目を見なくても怒らない ベンチで話す 日が落ちるまで

ほんのりと好きな男にほんのりと優しく返され それだけのこと

コートのポケットに入れてつなぐ手 うきうきと 冬の夜道を歩きつづける

むかしむかしの春の歌ひとつ教わって くちずさむうち ねむたくなった



愛することのせつなさと 遅々として進まぬ時・・・・
そんな心のもろさや迷いが、けだるくうたわれる。


坂本冬実さんの「夜桜お七」は、林あまりさんが作詞されたとか、
燃えて燃やした女の情念、「さくら、さくら」聴いてみたくなりましたな。



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結婚失格~枡野浩一

2012-05-29 05:59:46 | 本の少し
結婚失格 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


何とも後味の悪い読後感。
枡野浩一さんの「離婚」を実録小説に。

妻からの一方的な離婚調停をこと、細かに小説として書き綴っているが、
毎回、最後に一冊の本の紹介があるので、エッセイ風小説であり、もりだくさんの
手の込んだ構成だと感心していたら、もともと「小説現代」に書評の連載として
依頼されたものらしい。

内容は、子供の親権をめぐり、会うことさえ拒否される主人公(著者)が、
執ように子供に会いたがるが、手紙であったり、公園で待ち伏せたりして、
その手段というのが何か正攻法的でなく、ストーカー扱いで警察に呼びだしを受ける、
読めば読むほど、行為的には許せても、精神的には立派なストーカーにみえてくる。

男女の思いは、正しいとか正しくないとかではなく
相手の全てを受けいれることから始まる。

そういう意味では、妻側の「離婚」を決意させた理由というものを聴きたいものである。
去る者は追わず、人から拒否されることは辛いが、未練たらしく自己主張すればするほど
溝は深まるように思える・・・失恋に絶えきれない心のストーカー・・・・・
・・・・・・読むほどに辛い本である。



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曾我廼家五郎展

2012-05-27 13:28:14 | 街で

曾我廼家五郎展~岸和田文化事業協会主催


岸和田城に隣接してある自泉会館で、日本の喜劇王・曾我廼家五郎の展示会へ。




五郎作の、掛軸、脚本、番付(プログラム)、木版画、SPレコードが展示。


贔屓への御礼の絵はがき・・・イラストとしても、なかなかのもの。

曾我廼家五郎展~岸和田文化事業協会主催
平成24年5月27日(日)・29日(火)・30日(水)、午前10時~午後5時
岸和田市立自泉会館展示場


曾我廼家五郎

本名は「和田久一」
父は岸和田市稲葉町出身、堺生まれとも紹介されることも多いが、
五郎の生まれた明治10年は岸和田も堺県に属していた。

明治から昭和にかけての喜劇俳優。
大阪の俄(にわか)芝居をみて喜劇をこころざし,中村時代(ときよ)(曾我廼家十郎)と
明治37年曾我廼家兄弟劇団をつくる。脚本,演出,主演をする座頭のスタイルを確立し、
日本の喜劇王と言われた。

筆名は一堺漁人(いっかい-ぎょじん)はペンネームで、生涯1000余りの脚本を書いた。

【無さし野や三十年の泣き笑い】(新橋演舞場横の句碑)


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萬窓・宗助二人会~宗助さんの「百年目」

2012-05-26 22:03:53 | 江戸落語

東西の竜虎極付と銘打って、本格古典を得意とする萬窓・宗助のお二人が競演。
啖呵の効いた本寸法の江戸の粋(いき)と、ハメモノ入りの華やかな上方の粋(すい)を・・。


米朝師匠の書


満員の会場、客層なのか椅子席が多めに用意されていた。

最初に主催者の高巣昌信さんと宗助さんが登場、ご挨拶。
高巣さんは田辺寄席でちょくちょくお見受けしていたが、埼玉の方とか。
東西の竜虎極付と銘うって、二回目今回は大阪で公演。

最初に、寄席を楽しむ為に“一座建立”を目指して、と。
“一座建立”とは、主客一体となって会を楽しむ「一期一会」と対をなす茶会での目的とされ、
招いた者(ホスト)と招かれた者(ゲスト)が互いに思いやりを持って心地良い場をつくる、と。

東西竜虎会はマナーの厳しい落語会と敢て、宣誓。
今や「寄席」は今や数少ない“大人”の遊びであるが故に最低限のマナーはお願いします・・と諸注意の手引きを。

【携帯電話】【お喋り】【ビニール】【チラシ・プログラム】【ジッパー】【マジックテープ】
【ノック式ボールペン】【いびき】【扇子】【鈴】【鼻すすり】【アメちゃん】【ガム】【帽子】
【貧乏ゆすり】【指ならし】【咳・くしゃみ】【落げ盗人】・・・・・小学生でもいうように事細かに。

気持ちは解るが、まさに子供扱いされているようで、各項目ちょっと淋しいぐらいの諸注意でおましたな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

桂宗助さんの「百年目」・・・・・、最高でおましたな。


一、桂そうば・・・・・・・・・・・・・「うなぎ屋」

江戸では、「素人鰻」。最近、いたって価格上昇中の鰻。タイムリーなネタに期待したが、
いたって、おとなしめ。九州弁がとれず、鰻を捌くのに腹開きも背開きもできず、
ぶつ切りに、今九州でこんなん流行っていますねん・・・はおもしろかったが。

鰻の摑まえる仕草も、もうひとつ、もっともっと悪戦苦闘が見てみたい。
そうばさんの「うなぎ屋」、どこに向かおうとしているのか・・・
前にまわって鰻に聞いてくれ・・・。


二、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・「べかこ」

「べかこ」とは、あっかんべえのこと。今の、南光さんが前の名前が、べかちゃんこと「べかこ」。
元々は「米歌子」から「米之輔」、「米朝」を経て三代目「米団治」になられた、由緒ある名前。

鳥を扱った小噺は、少ないのですがと、お百姓にカラスが「クワー」と忘れかけてた鍬を教え、
家に帰って、「クウ、クウ」と食べることばかり言う鶏を叱ると,鶏が「トッテコーカ(取って来うか)」。

このマクラが最後の最後で活きてくる・・・・。

熊本のお城に招かれた上方の芸人、ふざけて「べかこ」をして柱にくくりつけられる、
「明日の朝、鶏が鳴くまで縄を解いてはならん」と、丁度目の前に名人の書いた鶏の絵が、
鶏よ、絵からでてきて、助けてくれと頼むと、「抜け雀」のごとく鶏ができたではないか、
そして、一言・・・「べかこ」。

何とも、私たちまでドンデンがえしの、凄いサゲでおますな。

この噺、今は南光さんと宗助さんと三喬だけか・・・是非、出会うのをお楽しみに・・。


三、三遊亭萬窓・・・・・・・・・・・「明烏」

喋っているうちに、志ん朝師匠を生で聴いたらこんな風であったのか・・と。
今迄、生志さん、文太さん、花緑さんで聴いた「明烏」だが、
ヘアースタイルなのか、どことは上手く言えないがどこかCDで聴く志ん朝師匠とだぶる。

翌日のあの「甘納豆」の場面は、志ん朝師匠の「小梅」ではなく、文楽師匠の「甘納豆」。
また、花魁が時次郎を足を絡ませ起こさないところは、背中に爪を立ててぐーっと・・。

ほんと、「山葵の効いた鰻の茶漬け」のごとく、
何気ない中に江戸前の粋さが、つーんとぬけますな・・・。


四、三遊亭萬窓・・・・・・・・・・・「締め込み」


盗人が入った家で、風呂敷につめていると、そこへ亭主が帰ってきたので床下へ。
亭主それを見て、てっきり嫁さんが浮気でもして、家出の準備と勘違い。
そこへ、嫁さんが帰ってきて大騒ぎ・・・投げた鉄瓶の熱湯が床下の盗人へ。

そこからは、上方とは違って江戸の方は粋、名乗ってくれたから夫婦別れせずにすんだ、
感謝するよ・・・と、一緒に酒を呑む。すっかり酔って寝てしまった盗人。

ぼちぼち、自分たちも寝ようか、主人が「用心が悪いから、戸締りを」、
嫁さん「盗人は中にいてますよ」・・「だったら、外から締め込んでおけ」と
最後の最後に、題目が・・・。

まあ、途中の夫婦喧嘩が見せ所、お互い浮気してるんではないかと嫉妬するぐらい
この夫婦仲が良いんでしょうな・・・。

この、人の良い盗人の滑稽噺も、萬窓さん絶品でおましたな。


五、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・「百年目」

最高でおましたな、宗助さんの「百年目」。

大旦那が「、一家の主を旦那と言ぅのは、どぉいぅとっから来たか知ってなはるか」と、
番頭を諭すくだり。 

「天竺には赤栴檀といぅ見事な木があって、その根元に難莚草といぅ見苦しぃ
雑草が生えている。この難莚草が赤栴檀にとってまたとないえぇ肥やしになる。
また、赤栴檀の露が、難莚草にとっては肥しになり、互いに助けおうている。」

「この赤栴檀の「だん」と難莚草の「なん」と取って、在家の人のことを「だんな」
といぅものはこっから出たんじゃと法談で聞いた。世の中は有無相持ち、助け合いじゃ
下の者にももう少し優しゅうしてやってくれ。」

そして番頭が初めて奉公に来た時や、何をやらしても半人前やった丁稚時代を
しみじみ語る親旦那に・・・・・・思わずほろりとさせられましたで・・。

この親旦那の、懐の深さ、預かったお子を一人前の商人に育てあげようとする責任感と
商売としてのお金の使い方、すべてに親旦那の品格が滲み出る、ええ話でおますな。

この噺に感動、そして宗助さんに感動の、一席でおました。


萬窓・宗助二人会~江戸の粋(いき)と上方の粋(すい)~
2012年5月26日(土)14:00開演
動楽亭

一、桂そうば・・・・・・・・・・・・・「うなぎ屋」
二、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・「べかこ」
三、三遊亭萬窓・・・・・・・・・・・「明烏」
仲入り
四、三遊亭萬窓・・・・・・・・・・・「締め込み」
五、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・「百年目」


12-21-104


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もっと声に出して笑える日本語~立川談四楼

2012-05-24 05:00:25 | 本の少し
もっと声に出して笑える日本語 (光文社知恵の森文庫)
クリエーター情報なし
光文社


立川談四楼さんの「声に出して笑える日本語」の続編。

言いまちがいというか、ごろ合わせ、オヤジギャグまで満載。
まさに、落語家さんのネタ帳開示。

普段、ちょっとどこかで聞いたことがある、おもしろハナシも
纏まれば一冊の本になる。

肩こりは治らないが、肩の凝らない本でおます。


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さよなら窓~東直子

2012-05-22 05:13:44 | 本の少し
さようなら窓
クリエーター情報なし
マガジンハウス


穂村弘さんつながりで、東直子さんの本。
それも、短歌集ではなく、小説、12の連作短編集。

同棲をはじめた、きいちゃんとゆうちゃん。
色んな人との出会いで、愛が深まり、結婚へと思いきや、
最後には、一通の手紙で、お別れしてしまう。
おじさんには、ちっとも解らぬ・・理由で。

その手紙の最後の箇所をご紹介すると、

「・・・・・・・なにを言いたいかっていうとね。僕たち、このまま一緒に暮らさない方が
いいんじゃないかな、と今は思ってる、ということ。
僕は、きいちゃんのこと大好きだし、きっと、きいちゃんも僕のことを好きで
いてくれてると思うんだけど、これって恋愛っていうのとは、違うような気がしてる。
きいちゃんは、ほんとうは一人でもぜんぜん大丈夫だったんだよ。僕の話なんか
なくても、一人で眠れたんだよ。きいちゃんが僕に甘えてくれることで、実は僕が
きいちゃんに甘えてたんだと思う。きいちゃんは、そこから出たがってたのに、
それがわからなくて、僕はときどき混乱してた。混乱したまま一緒に暮らすのが、
こわいんだ。・・・・・・・・佑亮」

甘え、甘えられるのが恋愛と思っている私には、いっこうに理解できない、別れ話の理由
・・・・本当は愛してなかったんだ、単に一緒に暮らしていただけなんだ、と。

自分自身、言い聞かせなければ、納得できない終末。
人生楽しく活きたい私には、どんな形にせよ、別れ話は苦手ですな。


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第604回・田辺寄席~桂米二の段

2012-05-19 23:34:19 | 田辺寄席



田辺寄席・・・今日の昼席は、米二さんに八天さんに文太さん
極上の噺を聴かせてくれるご三人と、色を添える可愛い二葉ちゃんの登場。


一、桂二葉・・・・・・・・・・・・・・「動物園」
可愛い、二葉ちゃんの登場。
地元に近い出身とか、多くのお知り合いが応援に。

マクラは、アホが二人出ますと、ハナシになるようでと古典的マクラ、
兄弟で星をとるハナシ、そして来年の3月と5月はどっちが先に来るかというハナシ
と、こんな聴きなれたハナシでも初初しく新鮮に聞こえる。

話は、「動物園」。
虎の動きや、皮のぬいぐるみを着るとこなんぞ、普通なら拍手
大爆笑のところ・・・二葉ちゃん・・さらりと進む。

雀々さんや、南天さんのように、十八番にもなるネタ。
二葉ちゃんも、爆笑編に熟すのを楽しみにしてまっせ。


二、桂米二・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」

上品な「くしゃみ講釈」
「二千がん」「八百屋」へ、「胡椒の粉」と何べん聞いても覚えられないアホが、
八百屋で思い出すのに、「のぞきからくり」の八百屋お七を一段語る。


「ホェ~ッ・・ 小伝馬町より引き出され……」「それおまえ、一段やったんかいな」
「でも、胡椒の粉、二千がんが覚えられへんおまえが、よう覚えられたなぁ」と、
気が付かなければ通り過ぎてしまうようなところに、きちっと米二さんの疑問というか
思いを差しこむ・・・こんなとこ、好きですな。

とんがらしの煙にむせびながらの講釈も、あっさりめ。
くどくなく、米朝師匠の滋味ある語りを彷彿させる米二さんの「くしゃみ講釈」でおました。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・「向う付け」

文太さんも、あっさりめながら楽しい「向う付け」。

でも、一番最初に聴いたのが、若きパワー全開の時の仁鶴さんの「向う付け」
あの、ひとの良さがでた、あほさ加減は最高でしたな・・・・。

「池田の猪買い」「七度狐」「黄金の大黒」そして「向う付け」は、昔聴いた仁鶴さんの印象が強過ぎて、
どなたのを聴いてもなぜか,心底満足できない噺でおます。
(過去の亡霊に犯されて、案外、不幸なのかも知れませんな)


仲入り

仲入りのお菓子タイム・・・・。


四、月亭八天・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」

来年、月亭文都の名跡襲名が決まった八天さん、東京ネタの「粗忽長屋」を・・・・。

お前は私、すると私は誰、ほんと不思議な噺。
ナンセンス極まりないない話、「まあ、本人が言うんですから間違いないでしょう」と
解った様な解らない、第三者のポツリのセリフも効いている。

普通では到底ありえない人物・・・でも、ひょっとしたらいるんではないかと思ってしまう
この愉しさ、嬉しさは・・落語ならではの醍醐味でおますな。


五、桂米二・・・・・・・・・・・・・・「火事場盗人」(小佐田定雄作)

盗人、入った商家が火事、思わず叫んで店の者を助けるが、混乱の中で預けられたつづらの中から赤ん坊が、
返そうと疾走するが、一週間経ち盗人夫婦、情が湧き、自分たちの娘として育てる。

そして、十数年が経ち、結婚真近という娘と一緒に行った木屋町で、実の親とばったり・・・・。
最後は、生みの親よりも、今まで通り、育ての親の元に・・・・ちょっとした人情噺。

でも、このまえ談四楼さんで聴いた「ぼんぼん唄」とよく似ている筋書き。
昔は、養子縁組とかよくあった時代、これに近いハナシはあったんでしょうな。

サゲは「良い娘になったもんやな、入れたのがツヅラだけに、箱入り娘に育ててもろうた」

さらりとしているだけに、余韻漂う、米二さんの「火事場盗人」でおました。


第604回・田辺寄席~桂米二の段
2012年5月19日(土)午後1:30開演
桃ヶ池公園市民活動センター

一、桂二葉・・・・・・・・・・・・・・「動物園」
二、桂米二・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・「向う付け」
仲入り
四、月亭八天・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」
五、桂米二・・・・・・・・・・・・・・「火事場盗人」(小佐田定雄作)


12-20-99


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ショートソング~枡野浩一

2012-05-17 20:10:15 | 本の少し
ショートソング (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社

☆☆

一気に読んだ、桝野浩一さんの小説、
恋愛と短歌が微妙に絡みあいおもしろい。

・舞子先輩が好きだ・・・。・舞子先輩ここは・・・。・ホテルで更紗と・・・。
・瞳さんの胸が・・・・・。瞳さんとふたりっきりで・・・。・知らない女と・・・。

全部で、100のショートストーリーで構成、その題名が意味深。

でも、これってどっかで見たことないですか、あの週刊現代で連載されていた
神崎京介さんの、ロマン小説みたい・・・・でもこの本、それなりにデートはするが
肝心の濡れ場はカット・・・。

引用の短歌は実在の歌人の作品を使用、喫茶店、レストランも吉祥寺には実在するらしく、
フィクションとノンフィクションの際をさまよい、あたかも実体験のごとくすすんでいく。

プレイボーイの伊賀とチェリーボーイの克夫がおのおの視点で物事をみていく、
作者の二面性の心が、二人の主人公として絡む、青春ロマン小説である。

学生時代に読めば、どれだけワクワクしただろうか、それだけが残念。

読み終えて、遅まきながら気がついたのだが、ショートソング・・・すなわち短歌なのか・・・。
内容は、はかなく消えた、短かい恋の物語でおました。


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プライベート~佐藤真由美

2012-05-15 05:12:06 | 本の少し
プライベート (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社

☆☆

今、佐藤真由美さんの本が、手元に三冊。
あとから、手に入れたのだが、やはりデビュー作の短歌集「プライベート」を先に・・。

〈今すぐキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて〉

〈つまらないセックスをした翌月に 生理が来たら「おめでたですね!」〉

この二つ、佐藤真由美さんと言えば、いつも代表作として紹介される恋歌。

当時19才の少女が、大人びた、せつない恋を歌う。
副題が、仕事・恋愛・好き・嫌い ― 悲しいのはなんでかな。

恋というのは、辛いもの、自分の思うようにいかず、
それがあたかも、恋の本質のように、一途に不自由な情熱に舞いあがってしまう。

女の子のけな気な痛々しい気持ちは、おとなへの背伸びがみえてくる。
でも、そのストレートなる情熱は、しっとりとしみてくる。

あと、気になる歌は、

〈大好きな「よしぎゅう」だけど ここに来た男と恋はしない主義なの〉

〈この映画恋人と見ると 幸せになるっていうけど 彼が? わたしが?〉

〈「会えなくてゴメン」と電話くれるのは 謝る必要のない人ばかり〉

〈悲しませないよう何かするたびに こっちが悲しいのはなんでかな〉

〈ありがとういつも一緒にいてくれて たまに一緒にいないでくれて〉

〈よく晴れた日はいつも電話くれるよね わたしに春が似合うからでしょ〉

〈誰よりもわたしのことをわかってる男と結婚なんかできない〉


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おべんとうの時間 (2)~阿部了・阿部直美

2012-05-13 07:32:28 | 本の少し
おべんとうの時間 2 (翼の王国books)
クリエーター情報なし
木楽舎

☆☆☆☆

昨年のごまめの本の少しBEST・1に選ばせて頂いた
阿部夫妻の「おべんとうの時間」のおまちどう、第二弾。

今回は、五島、列島の僻地や、震災の宮古市の田老地区へも。
田老地区では、いつもの電話ではなく、現地へ伺って取材依頼を行う。

震災の地で、足で歩き色んな人に出会い、おべんとうの取材をお願いしながら、
今、生きていることを噛みしめておられる方々に出会う。
生きることも、食べることも、人とふれあうことも、喜びも悲しみも、
愛することも・・・すべて大切なこと。

おにぎり二つだけのおべんとうには、負担をかけてはいけないとの、妻への思いやりと、
もっと手の込んだものを用意したいという奥さんの優しさとが入っている。

「本当だったら、握ってすぐの温かいのを食べて欲しいの」・・・・・・・・、
おべんとうの良さは、作り手の愛情が詰まっていることですな。

ANA機内誌「翼の王国」人気エッセイ、まだまだ続きます。



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二代目さん・二代目桂春團治の芸と人

2012-05-12 05:38:05 | 本の少し
二代目さん―二代目桂春団治の芸と人
クリエーター情報なし
青蛙房

☆☆

二代目春團治の芸と人といいながら、話し手である奥さんの、河本寿栄さんの半生。
聴き手はあの小佐田定雄さんで、編者としてまとめている。

清荒神の家に長谷川幸延先生が、「二代目の一代記を書きたい」と来られた時、
私(寿栄)を見て、「師匠。えらい若い嫁さんもろて。」と言いながら、春團治が身の上話を
ちょっと申しあげたら、えらいおもしろがってくれはって、「こら、師匠書くより、奥さん
書く方がおもしろいと・・・・主人は芸界の隠語を踏まえて「カカれてたまるかい!」と、
まさに、二代目のこの時、未亡人になっておられた「樟葉」さんの半生記、凄いでっせ。

昭和19年、当時50才の春團治に、19の年で嫁入りするが、借金の問題で吉本との確執、
大都市での興行を禁止されたりしながらも、二代目を亭主として、そして噺家として
後ろから、マネジャー役、興行師として盛りあげていく。

旅興行には、小屋主が一座ぐるみで買うてくれる「売り」と、
小屋と一座が七三とか六四という歩合でやる「歩合」、
そして小屋は劇場を貸すだけという「手打ち」という型があったと。

興行の買主にお金を持ち逃げされ、取りかえしに乗込んでいくのは、
春團治さんではなく、寿栄さん、男勝りというか、「二度となめたまねしたらあかんぞ」の啖呵。
年上の春團治さんにとっても、頼りになる肝っ玉母さんでしたな。

女性問題でも、動じることなく、晩年病気がちだった春團冶を支えきった。

頼もしい限り・・・・・良き芸人の陰に、良き女房ありでおますな。


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新・丸八寄席~目の前に春團治師匠

2012-05-10 22:21:27 | 笑福亭鶴二

今里、居酒屋まるはち、での新丸八寄席。
5周年記念で、三代目春團治師匠の登場。


居酒屋だけに、高座の下は確かビールの箱。


春團治師匠寄贈の、丸八さんの暖簾。


春團治師匠の舞踊姿のパネル。


これまた、艶やかな姿。

春團治師匠が出られるとあって、62名の大入り満員。


一、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」

前回に続いての、「黄金の大黒」。
この前は、眠たくてうつらうつら聞き逃したかと思って書かなかったけれど、
今日はしっかりと聴かせて頂いた。

この噺、前にも書いたが、長屋の連中の祝いの宴での賑やかにはしゃぐのが肝、
そうすると、仁鶴さんが演る、後ろを人が通る度に、皿に盛ってある寿司が崩れ、
盛り直して半端ものを食べる、何度も何度も繰り返して、
「ええ、かげんにせえよ・・誰も、後ろ、通ってないやないか」のあの部分、是非入れて欲しいですな・・・。

春團治師匠の孫弟子にあたる、治門さん、これから出会う機会も多くなりそうでおます。


二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」

壱之輔さんの「ろくろ首」、・・・御見合いの部分が、「なかなか」おもしろい。
弟弟子が三人もできて、筆頭弟子の自覚と貫禄がでてきての高座・・「ごもっとも」
大師匠の前では中途半端な落語は御見せできないと、気合いを入れての高座・・「さようさよう」

ほんま、最近の壱之輔さん、一皮むけたようで、よう、おますで・・・。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「猫の災難」

この頃、酒の噺が、よく似合う鶴二さん。

最初の魚屋のあたりは、仁鶴さん、友達が来て酒を呑み出してからは、
六代目の師匠が舞い降りてきたようで、酒の酔いっぷりはどんどん似てくる。

サゲは、「わしに隣へ行かせて、どないさせるつもりやったんや」「うん、猫に、詫びをいうて貰おうと・・・」、
このサゲ「どうぞ悪事災ニャン逃らしてくだされ」とは違って、スッキリしてて、よろしおますな・・。

酔いぷっり絶品の鶴二さん、「らくだ」では長すぎるので、「猫の災難」とか「替り目」などが多くなりそう。
二、三年後で結構ですので、次は、「市助酒」いや、「一人酒盛」あたり、聴きたいでおます。

貫禄で充実の、笑福亭らしい高座、鶴二さんの「猫の災難」でおました。


四、桂春團治・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」

目の前の至近距離に、春團治師匠。
こんな近くで、三代目が見れるなんて、至福の時が始まる。

昔から、関西には三詣りと申しまして、一つは京都は祇園さんの「おけら参り」
四国は讃岐の国、金毘羅さんの「鞘橋の行き違い」、今一つ「大阪、野崎の観音さん」
、・・・・・・・・・・・主従無礼講、その道中の賑やかなこと。、

丁度、五月の初め1日から8日までが観音さん、季節柄にあった噺を
CDでは聴きなれているが、生では初めて、台詞だけではなく、仕草の粋さは逸品。

すぐさま、かんざし刺して、傘をかざして、その姿の綺麗こと。
棒杭持って気張るのも、しょんべんするのでさえも、きれいにみえる。
歩く膝の上げ下ろしを見ているだけで、有難く感じる。

サゲの小粒とは、銀貨銭のこと、「・・・・小粒が落ちてるぞー」、「どーこーに―」
「うぉ―い、うつむいて何しとんねん」、「へえ、落ちた小粒を探してまんねん」

三代目、粋で、カッコいい、惚れ惚れする高座でおました・・。

新・丸八寄席
2012年5月10日(木)午後6:30開演
今里・居酒屋丸八

一、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「猫の災難」
四、桂春團治・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」


12-19-94

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

終演後の酒宴。


鶴二さんを真ん中に、壱之輔さん、寅之輔さん、治門さん、恋之輔さん、
そしてご贔屓の方々・・・。


いつもの鶴二さんファン、辻さん、杉本さん、鶴二さんに、井上さん、
星野さんに、阿佐さん、そして興津さん。


女性チームに囲まれて・・・。


私ごまめと鶴二さん。


丸八名物のコロッケ(一ケ、150円)安い、旨い、熱い。


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恋する短歌~佐藤真由美

2012-05-08 05:38:21 | 本の少し
恋する短歌 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社


短歌というのは、自分の心に素直に立ち向かったとき、
初めて作品として、いきいきと輝いてくると
すると、この恋する短歌は、
作者の佐藤真由美さんそのものの心のつぶやきであり、さけびとすれば
あまりにも生々しくて見てはいけないものを見てしまった、
居てはいけないところに遭遇てしまった
そんな気にさせる、短歌がならぶ。

22 short love stories

胸がキュンとなる歌が続きますよ。


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Charme accorde ~久保惣Eiホール・ミュジアムコンサート

2012-05-06 10:14:19 | 音楽
Charme accorde ~魅惑のデュオ~
久保惣Eiホール・ミュジアムコンサート


大阪まで出て落語会と思っていたのですが、近場の和泉市久保惣記念美術館での
久保惣Eiホール・ミュジアムコンサートへ、・・・久し振りの音楽、楽しみでおます。


一時に整理券発行、一時半の入場まで喫茶室で珈琲を、
美味しくてクッキーが付いて200円。





響きの良いホール、50名強のお客様、とっても良いコンサートなのにもったいない。


今日一番、二人の四つの手でフル活躍だった、スタンウェイのピアノ。


今日の主役の二人、河内仁志・Satoshi Kawauchi、金田仁美・Hitomi Kanata
見た目,若くて初々しいが、音楽はエネルギッシュで、ドラマティックで堂々の演奏。

各曲の前に、交代で曲の説明をしてくれて、曲の聴きどころを教えてくれる。
どちらかと言えば、金田嬢の方がしっかりとトーク、
ピアノの演奏でも,力強くダイナミックな演奏を繰り返す。

モーツアルトなんかで、助手がいなくて、二人が楽譜をめくる際の、
金田嬢の思いきりの良さ、・・・・・演奏にも現れているような・・・。

曲は、最後の「ペトルシューカ」そして、「ラ・ヴァルス」と最後になればなるほど
充実の演奏・・・特に、二部は選曲もよろしおましたな。

一方、河内さんは、低音部があるが故に控えめに曲全体をささえる。
お二人さん、パートを替えての演奏も聴いてみたいような・・・。

休日の昼下がり、良きホールに、良き演奏家による、良き音楽。
至福の時間、すごせましたで。


Charme accorde ~魅惑のデュオ~
久保惣Eiホール・ミュジアムコンサート
2012年5月6日(土)午後2:00開演
和泉市・久保惣Eiホール

(P)河内仁志・Satoshi Kawauchi
(p)金田仁美・Hitomi Kanata

第一部
♪春のささやき (シンディング)
♪4手のためのピアノソナタ KV521 ハ長調 (モーツァルト)
♪ボヘミアンの森より(ドボルザーク)
♪6つの小品 op11より 「舟歌」 「スケルツォ」 (ラニマニノフ)
第二部
♪小組曲 (ドビュッシー)
♪スペイン狂詩曲 (ラヴェル)
♪ラ・ヴァルス (ラヴェル)
アンコール
♪ペトルシューカより 「ロシアの踊り」 (ストラヴィンスキー)



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ポーカーフェイス~沢木耕太郎

2012-05-05 08:38:49 | 本の少し
ポーカー・フェース
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆

私の本好き、エッセイ好きの張本人、沢木耕太郎さんの本。
後書きにも書いているが、同じスタイルの本が既に二冊刊行。
「バーボン・ストーリーと」、と「チェーン・スモーキング」、確か読んだ様な気が、
本棚の奥を探すと、あった第16版・昭和62年3月5日発行、まだ25年前のことか。

ブーメランのようにの項で、沢木さんが吉村昭さんの死と日本文芸家協会への入会で
ご自分の判断基準、「ダンディズム」というスタイルが、
少年時代読んだ五味康祐の「薄桜記」という作品に影響うけていると・・・。

そういえば、私の場合、北杜夫に吉行淳之介、沢木耕太郎、團伊玖磨に、なだいなだ、
伊丹十三に青木雨彦とエッセイばかりを読みあさってた。

大事にしている本が一つ、「話の特集の特集」(話の特集・100号記念臨時増刊)
永六輔は、落語のバレ噺特集を書いていたり、北杜夫さんと吉永小百合さんの
対談があったり野坂昭如+五木寛之の対論・山下清+坂本スミ子の対談・
和田誠に星新一、今読みかえしてみても結構おませな本を読んでいたみたい。

ぼちぼち、昔の本を読み返す時にきているようですな・・・・。


おまけ・・・

「話の特集の特集」で、印をいれてある箇所の小噺を一つ
淀川長治さんの作で
(男とは女とは)・・・男は人が良い、女は柄が良い。
(男とは女とは)・・・男は柄が悪い、女は人が悪い。



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12-B32


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