最近、疲れているOLさんに多い疾患「口唇ヘルペス」
口唇ヘルペスの症状は、
皮膚や粘膜に小さな痛みのある
水疱を繰り返し発生します。
口唇ヘルペスの原因は、
単純ヘルペスウイルスによるものです。
単純ヘルペスウイルスには
HSV-1とHSV-2の2つの型があります。
HSV-1は唇にできる口唇ヘルペスや、
眼の角膜にできる単純ヘルペス角膜炎
の原因ともなるウイルスです。
HSV-2は陰部ヘルペスの原因となります。
この違いは絶対的なものではなく、
HSV-1が陰部ヘルペスを起こすこともあります。
これらの感染症は、
患部を直接さわることによってうつります。
しかし、慢性感染症の場合は、
びらんができていない時期でも
口や陰部に接触すると感染することがあります。
ヘルペスは人との接触によって感染します。
単純ヘルペスウイルスは
感染力が強く、直接的な接触のほかに
ウイルスがついたタオルやグラスなどを
介しても感染します。
したがって親子、夫婦など親密な間柄で
感染することが多いのです。
口唇ヘルペスの症状は、
はじめ口唇や口の周りなどの一部が赤くなり、
しばらくするとその上に小さな水ぶくれができます。
患部には軽いかゆみやほてり、痛みなどを感じます。
普通は、水ぶくれがやがてかさぶたとなって、
10日～2週間くらいでおさまってしまいます。
また、同じヘルペスウイルスが原因で、口内炎の症状が出る場合もあります。
１、前駆症状：唇が、ピリピリ・チクチク・ムズムズする
２、初期症状：赤く腫れる
３、 １～３日で水疱ができる
４、回復期：カサブタができる
血液検査で、単純ヘルペスウイルス抗体を
測定し確定診断を行います。
治療は、５日間の抗ウイルス剤内服と
抗ウイルス剤の外用です。
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