ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

富士登山-2-

2017-08-18 09:00:12 | ラン&クライム
のんびり更新してたらタイムラグがいつまでも埋まらない。
そう気づいて珍しく連日更新です。
ためた夏休みの宿題を泣きながらやった8月末の子ども時代を思い出しました。(学習能力ナシ)


私たちが登るのは吉田ルート。
富士登山でいちばんメジャーで、山小屋・宿泊施設が充実しています。
休憩できるポイントやトイレも多いってことで、
ビギナーや女性でも安心です。


(スタート地点の5合目ですでに標高2,305m。
富士山、ほんとに高いな)

ベテランガイドK・K氏によると、
ここで休憩時間をたっぷり取ると、
高度順応できて高山病予防につながるとか。
彼のアドバイスはとっても心強いです。



話が前後しますが、前日のことを。

今回の富士登山は空前絶後のラグジュアリーな企画を体験できると聞いていました。


前日にはオリエンテーションまであり。

装備チェックを受けて、
足りないものはレンタルできたり、
要らないものは星のやさんで預かってもらったり、宅配で自宅へ送り返したり。
至れり尽くせりなのであります。

今回は星のやさんに前日訪問してくださったK・K氏自らが、
富士登山についてレクチャーし、みなさんの装備をチェック。
私のはシロクマ相方チェック済なので辞退。

けど、
プロがどのようにアドバイスするのか、
他の登山者がどんな装備をそろえているのか、
興味本位でずっと拝見していました。

私の場合、シロクマ相方から受けた教えがすべて。
彼としか登らないし、いつもテントだし、
そのへん全然知らないのですよ。

そうしたらね。

K子さんのザックがやけに重い。


ベテランガイドK・K氏も、
「これは重過ぎます!」と。


なかに入っていたのは、



くるくるドライヤー。






登山にドライヤー持ってくひとがこの世におったんか!


ってか、持ってって使えるんか?
山小屋にコンセントあるんかな?


女子力高くて美人のK子さんが遠慮がちに

私、寝ぐせがひどくって…



「富士山はとても風の強い山ですし、帽子をかぶってるから、
それは気にならないです。
これは置いていきましょう!」

K・K氏がキッパリ。



そらそうやろ。


K子さんのあれやこれやは、
ばさばさ切り捨てられておりました。


問題はM氏。

彼も仕事をしなくちゃいけないのでそのお道具がたくさん。

40キロほどあるらしい。

テント泊のシロクマ相方でさえ、
20キロちょいに押さえるというのにそれはまた…。


でもM氏の場合は必要な機材など。

最終的に彼自身が取捨選択して20キロにまで落としました。

修行時代、
師匠のもとで100キロ近い機材を運んだこともあったらしいけれど、
登山ではね、3000mクラスの山ではね…。
そのへんは彼も冷静で判断力のある方でした。


私以外はみなさんこの登山はお仕事なので、
色々事情があるのです。

かくいう私も、
S嬢替え玉という意味ではお仕事でありますが。



けど、くるくるドライヤーはアカンやろ。


その点、すーさんはさすがプロ!(なんの?)
朝、ザックを持ち上げさせてもらったら、
びっくりするくらい軽く仕上がってました。
私のザック、
今回衣類を軽いものに買い替え、
メイク道具をはなっからあきらめ、
ティッシュやハンカチも各ひとつにとどめた、それと同じくらい。
お見事。

「必要最低限、言われたものしか入れませんでしたから」

若い女性だし、K子さん同様、きれいにされてるし、
本格的な登山が初めてだったら、
お化粧道具とか、着替えとか、小物とか、色々持っていきたかったはず。
それをばっさり自分で切り捨てたんだなあ。
その素直さ、思い切りの良さがすごいです。

すーさん、ガンバレー!


K子さんもがんばったみたいですが、
昨日より軽く仕上げたとはいえまだまだ重かった

きっとパソコンとか入ってるんだろうな。

お仕事ですもの。

仕方ないです。


さて、出発前です。
まずはお昼ごはんをいただいて。


(名物?吉田のうどん)

K・K氏指導のもと、血圧や脈拍を測ったり、
ハイドレーションをセットしたり、準備体操をしたり。


(登頂と無事の下山を祈願に神社へ)


いざ出発です。



(あの頂きを目指して)

すーさん、ガンバレー!

相変わらず何ひとつサポートしていない親戚のおばちゃん。
替え玉参加の意味はあるのか?


ひっぱってすいません。
続きます。


ご覧いただきありがとうございました。