ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

断食道場でダメな私をリセット-7-

2016-07-03 07:00:41 | たび・現実逃避
断食道場レポ、ラストスパート。
やっと終わりが見えてきました。

【8日め】
意外にもこの日も『さわやかな朝』でした。
昨日泣いたせいでスッキリしたのかな。
今までみたいに「泣けば泣くほどさらに悲しい」というのじゃなくなっている。
それに昨日はただただ悲しくて、
後悔や罪悪感にさいなまされてじゃなかった。
もう大丈夫なのでは?

体重前日比プラス0.1kg
ケトン体3+

悲しみは止まったけど、ケトン体が止まらない。
燃やすべき脂肪が多すぎるせいか?
喜んでいいのか、悪いのか?

各種検査・測定もこの朝が最後。

ドクター笹田の診察もこの朝が最後。

「うーん、ケトン体、止まらないねえ」

やぱ、マズイんですかね?

「こんなことはあまりないね。
復食日数をきちんと取ってるから、
退所日までには止まるものですよ。
明日、退所ですよね。
帰っても食事は胃に負担のないよう考え、控えめに。
外出と運動はくれぐれも慎重にね。
じきにケトン体も止まるでしょう」

いい加減、ブドウ糖食に戻らなきゃいけないのに、
状況を理解せず、しつこくケトン体を作って食べ続けるとは。
やはり私の脳はアホでした

ケトン体、まさかこのままダダ漏れ状態?
明日からの濃度が気になって、
検査紙を何枚かネコババしちゃいました。


(朝ごはん。定番メニューですね。)

この日は、車で連れて行ってもらえる外出の他に、
「神社まで外出オッケー!」の許可をもらいました。


(右上のワッペンをつけるらしい。)

「入所は今回が初めてでしたよね?」

はい。

「じゃあ、神社までの道もご存じない?」

神社がこの近くにあるんですか?
(われながらしらじらしい。)

「ええ。ちょっと離れたところですが」

歩いていけるんですか?
(走っとったやないか。どの口が言うとんねん。)


「はい。いい散歩になりますよ。
行かれるなら、道を説明しましょうか?」

お願いします。
(ああ、罪悪感)

「走ったりせず、1日1往復だけにしてくださいね」

わかりました!
(ほんま、どの口が…)

窓に写真の地図を向けて方角を示しながら、
丁寧に説明してくださるナースさん。

ありがとうございます!
(そして、スイマセン!!)


朝の体操と丹田呼吸法の時間もこの日が最後。

これがファスティングとの相乗効果で私のマインドに変化をもたらしたと思います。

お手本のDVDを見ながらやった朝の体操は、youtubeで同じものを発見。


『練功十八法前段(日本語)』
10分ちょっとでできる、仰々しい音楽と怪しいナレーションが楽しい中国人体操。
ラジオ体操と違って呼吸を意識させるのが特徴ですかね。

太極拳、筋トレ、ヨガ…
いずれも動きに合わせて呼吸させる。
大事なことなんだ。

この体操なら、
太極拳ほどのスピードもいらず、
筋トレほどの根性もいらず、
ヨガほどクリーンなスペースもいらず。

鈍くて、根性ナシで、部屋がほこりっぽい私にぴったり。
これは続けよう。

丹田呼吸法は習得できました。
道場ホームページでも学べます。
意識しないとなかなか難しいけど、
効果は実感できたんだし、習慣化しよう。

Kちゃんによると、色々な呼吸法があって効果もそれぞれだから、
自分に合うものを見つけたらいいそうです。

勉強になるわあ。


ああ、明日はここを去るんだなあ。


体操や呼吸法で使ったこの和室ともお別れ。


あちこちのスペースで和ませてくれたこの子たちともお別れ。


豪快なKちゃんの寝姿ともお別れかー。


淋しいです。

気分を変えて、
許可も下りていることだし、外出しよう!
(何をいまさら?)



(すっかりおなじみの神社までの道のり)


(こんな子と出会いましたよ。玉虫!)


(お昼ごはんは中華でした。)


この日の車での外出は『香の館パルフェ』。
参加者はマツコさんを含む女性ばかり4人でした。

ここはハーブとアロマの資料館やお土産物屋さん、
ハーブ畑とハーブやアロマを使ったハンドクラフト体験、
ハーブを使ったお料理を出すレストランなんかがウリ。


(シーズン真っ盛りのラベンダー畑。
30本200円で摘んで持ち帰れます。安っ!)

ラベンダーを摘んだり、温室に咲く満開の花々を楽しんだり、
おみやげを買ったり、あっという間に時間は過ぎました。

帰ってから、また神社まで散歩。
シロさん(の首輪とシロ毛)ともも(毛)を連れて。
カラダを動かすと気分もよくなります。
神戸でひきこもりがちだったのが、ウソみたい。


(小径のシロさん)


(淡路産たまねぎとシロさん)


(神社の狛犬とたわむれるシロさん)


帰り道、向こうからやって来たのは脱走兵Kちゃん
カラダを動かしてナンボの子なので、
運動も外出もできないままなんて無理な話だったんでしょう。

いい笑顔やん。

カウンセリングも済ませて、問題解決の糸口がつかめたのかな。
彼女も明日は退所です。



(ベンチでたたずむシロさん)


(図書室で絶景を楽しむシロさん)


(最後の晩ごはん。
右上の白いのは淡路産たまねぎを蒸しただけ。
味つけナシでも甘くて美味)

お部屋に戻って、荷物のパッキング。


(パッキングも開脚してのKちゃん。これも見納め)


お風呂上がりの驚異のストレッチも、もう拝めないんだなあ。


(掲載許可、もらってマス)


夜はふたりで最後の語らい。

ふたりともここでの収穫は大きかった。
入所時とは表情も気持ちも全然違っていたことでしょう。

これから何をしたい?
どんなふうになりたい?

自分より20歳も若いすてきなお嬢さんとこんな話ができるなんて、
おばさんは果報者ですよ。

清々しい気持ちで語っていたら、

途中、

マツコさんのリピーター仲間のおばさまが、

「LINEの使い方、ちょっと教えてー!!」

と、

お部屋に飛び込んできたのには仰天しましたが。


なぜ、LINE?
なぜ、今?
なぜ、わざわざよその部屋の私たちに?

やはりリピーターには2タイプいるようです。


シロさん、これからもいろんなところに行こうな。

ご覧いただきありがとうございました。