酒とサカナとたびの空

日常の飲み食べや、たび空からの忘備録

庄内由良産 真鱈@山形県鶴岡市

2022-01-21 07:08:00 | 山形の旅の空
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今年の冬の日本海
イカ、カニの不漁は聞いてはいたけれど
ハタハタも揚がらないらしい

頭を落としてサッと茹で上げし
大根おろしで食べる「湯上げ」
今年は食べられないかなぁ…

庄内浜真冬のエース「寒鱈」
こちらも水揚げが少ないようで
毎年注文するお店では出荷なし

今年は別店から丸鱈を注文した
3Kg弱をなんとか捌く

白子は結構詰まっており、
肝臓もそこそこ
エラを食べるのも真鱈ならでは
まるで動物の胃のようだ

【白子煮付け】
水、酒、醤油のみでサッと煮付けたもの
生よりも、小さな頃から慣れた
この食べ方が好きだ

身は鱈ちりで堪能した後に、

【味噌漬け】

真打は
【どんがら汁】
一杯目には岩のりを入れたけれど、
鱈以外の具材を一切入れないのが
鶴岡あたりの流儀

白菜は無論ネギなども一切入らない

あぶらわたがコクを醸し出し、
胃袋は独特の食感
エラ(うちの親父はガゲと言う)が
コリコリ食感でなんとも美味い

コク深いこの汁を熱々にして白米を頬張る

小さな頃から食べなれた郷愁だけで無く
最近はしんみりと旨いなぁと思う

完全に真冬の楽しみ

由良産ブランドで少々値は張るけれど
鶴岡出身の両親も大層喜んでいたから
有意義な贅沢だった

ごちそうさま

20220114

山形産 果実のめぐみ@山形県

2021-12-19 07:21:00 | 山形の旅の空
今年も残すところあと僅か

思えばこの1年間、果実王国山形県から数多くフルーツが届いたなぁ。

購入、ふるさと納税返礼品、カタログギフト等様々な方法で届いた逸品達。

6月 さくらんぼ 紅秀峰
6月 小玉スイカ 姫甘泉 
7月 庄内砂丘メロン
8月 川中島白桃
8月 尾花沢スイカ
9月 刈屋梨
9月 シャインマスカット
11月 庄内柿

画像は3つしかないけれど




どれもおいしかった!

刈屋梨は毎年ハズレない美味しさ。

訳あり規格外の尾花沢スイカは超巨大で、贈答用にならない見た目とのことながら、甘さとシャリシャリ感が抜群だったなぁ。

両親が庄内出身の為、幼い頃冬場はあちこちから山のように柿が届いたけれど、子供に柿はありがた味が薄かった。
しかし歳と共に柿がしみじみ美味しく感じてきたなぁ。
今年のは特に甘かった。

おいしかったです

ごちそうさま

中華そば処 琴平荘@山形県鶴岡市

2020-12-05 22:48:00 | 山形の旅の空
II 19期の琴平荘

市街から車で30分程
荒波の海際
元旅館

この立地と夏期休業というハードルの高さで、全国屈指の伝説店。

特に今年は、年明けにとTBS情熱大陸でも取り上げられ、例年にも増して爆発人気の只中、コロナ禍により前期の営業期間を短縮。

万全の対策を講じて10月に20期がオープンした。

朝8時からのチケット配布5分前到着で、6番券をゲット。

一旦ホテルに戻り、ひとっ風呂浴び、鶴岡観光物産館でお土産購入を終えて戻ってきたのが10時30分。

広い駐車場はほぼ満車で、危うく駐車難民になる所だった😓

今季からコロナ対策の一環で、テーブル席となり、はじめに席を確保できるのはテーブルと同数の12番まで。

以降の番号の方は旅館の各部屋で待機できるが、蜜を避ける為入館数もしっかり管理している。

この辺りの顛末は、社長ブログをがっちり拝見しているのでスムーズでした。

さて今期

味噌の提供はまだ無く、中華そばと塩のラインナップ



中華そば こってり 

メンマ海苔追加

前期食べられなかったので約2年ぶりの琴平荘。

はじめに感じたのは魚出汁

そして以前より気持ち強めに感じる塩気

より庄内人好みの味になった気がする。

もちろん私にはドンピシャの好み。

やはり東京では食べられない旨さ!

こちらの海苔、ゴリっと食感のメンマは追加必須。

少なくない麺もあっという間になくなり、半替玉追加。

替玉を食べていてもまだ熱々のスープ

最高だね

今期もおいしかったです。

ごちそうさま。

20201116








坂田屋とち餅店@山形県鶴岡市

2020-12-04 23:02:00 | 山形の旅の空
II 朝湯と栃餅

大人気ラーメン店の整理券をゲットする為、7時に起きて海沿いの三瀬へ向かう。

無事整理券をゲット

オープンまでの3時間弱、一度ホテルに戻る。

その前に、

鶴岡の名湯湯田川の共同浴場正面湯で、この旅3度目の朝風呂。

ここは近くの商店に入浴料金を払って入れてもらうシステム。

完全貸切の贅沢なひととき

掛け流しの湯はざぶざぶ溢れるほど豊富

いい湯でした。


ホテルへ戻る途中の老舗栃餅屋さん坂田屋へ

ここは午前中で売り切れ必須の人気店。

開店と同時に手に入る出来立ての栃餅は賞味期限当日限りのレアもの。

冷凍保存のお土産用も置いてあるが、出来立ての柔らかさは特筆もの。

この日は運良く10個購入

ひとつ110円也

ホテルで一つ二つ食べ、残りはこの栃餅が大好物の母へのお土産。

おいしかったです。

ごちそうさま。

20201116



旬鮮料理居酒屋 堂道@山形県鶴岡市

2020-12-03 07:08:00 | 山形の旅の空
II 鶴岡の夜

我が愛しの街鶴岡の日曜夜の駅前は人が疎ら

山形市内よりこじんまりとした繁華街は、駅から少し離れているし、さて、どうしたものか。

駅前通りの裏手、以前伺った居酒屋せいごの隣に、ちょっと気を引く赤提灯を発見し、そのまま暖簾を潜る。

カウンターに腰を下ろしテレビの相撲中継を眺める。

のんびりした空気。

穏やかな庄内弁が、100%庄内純血の我が身体に染みて心地がいい。

突出し

もって菊、ツブ貝、いくら

なかなか豪華なラインナップだ。

菊は酢のものでなく胡麻和えが珍しい。

瓶ビールは黒ラベル

本日のおすすめメニュー

ほぼ地物

いいねぇ

その前にハムカツ

じゃぶじゃぶソースをかけて

ビールがススム

庄内浜のアラの刺身

小ぶりなものは比較的リーズナブルだけど、大型になると飛び値で取引されるという浜随一の高級魚。

上品な白身は適度なコリコリ感

オコゼの刺身

肝醤油

同じ白身でもこちらはモチッとした食感。

添えられた皮がまたうまい。

干あなご

正確には穴子ではなくヌタウナギ

強烈な粘液を出す中々グロテスクなヤツだ。

鶴岡生まれのうちの親父は、小さな頃から穴子と言えば真穴子ではなくこちらが一般的だった様だ。

男鹿などでは棒穴子と呼ばれるこちらの干物、一口食べると実に美味!

飛び出た白い骨は柔らかで、内臓の仄かな苦みを感じるぶつ切りは、どこか丸干しイカに通じる旨さ。

これには熱燗でしょ

最高の取り合わせ。

後はのんびりとお猪口を傾けて

お客さんが立て込んできたところでごちそうさま。

良いお店だったなぁ。

おいしかったです。

また来ます。

20201115