お正月の三日、大阪にいる太郎が3ヶ月の孫を連れて、
病院に見舞いに来た。
鈴鹿の娘桃子の家族もやってきて、孫囲んで和やかなひととき
だった。
孫は男の子で、眉毛がへの字で、3人並ぶと、へのへのもへじ。
妻小浪と。
退院後は、そんなに体調はよくないかなあ。
先のことは、分からない。
遅ればせながら、新年のご挨拶。
今年も伊勢湾に面した病室の窓から初日の出を拝した。そのとき、妻から、おめでとう、と電話があった。病院のロビーに文藝春秋新年号か置き去りされていた。谷川俊太郎の詩があった。
ありがとう
お日様は変わらない
今夜のお星様もいつもと同じだろう
でも目にはとまらず
耳にも聞こえない
ほんのすこしの新しさが
今日の空にはひそんでいるのを
君は感じる
人間は変わらない
でも、今朝、宇宙にありがとうをいう
ほんのすこしの新しさを、感じられる一年にしたい。
世界中のみんなでしあわせになろう。この実現に、さらなる一歩。
