かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

病は市に出せ

2017-09-22 13:54:31 | アズワンコミュニテイ暮らし

台風18号通過の深夜2時ごろ、除細動器の電気ショックが起きた。

寝苦しいなと何回か寝がいりを打っているときだった。

「うおー!」と思わず声を発している。

隣に寝ている妻が目を覚ました。

「夢でもみたの?」

妻には、電気ショックのことは分からない。

7月に心室の頻脈(不整脈)が起きたときは、3回少し間をおいて、

電気ショックが起きた。

そのときは、さすがに救急車を頼んで、入院した。

その晩、また起きるかなと様子を見た。

妻に血圧計をベットに持ってきてもらい、測ってみた。

血圧80-50、脈拍70。

だいたい、毎日測っている数値だ。

脈拍は、最近74とか77とか、不安定だったけど、除細動器で設定

しているペーシング、脈拍70におさまっている。

何回か測ってみたけど、脈拍が上がっていない。

除細動器が心室頻脈を止めてくれたのかもしれない。

心細かったけど、深夜どうもできない。

夜が明けて、9時ごろ三重大病院に相談しようと思っているうち、

寝てしまった。

朝起きて、胸の辺りから、「ピーポー」というアラームが鳴る。

「何だろう」不安な気持ちになった。

台風一過の18日祝日。病院は、代表にかけると警備室の番号を

教えてくれる。電話をかけると、事情を聞いてくれて、ぼくの場合は

循環器内科病棟のナースステーションに電話を繋いでくれる。

看護婦さんが出てくれて、事情を説明する。

たまたま、7月入院していたときの担当医師がいて、「今、何も起きて

ないなら、明日診療を受けにきてください」と看護婦さんに伝言。

その日、ちょうど外来の担当医の診療日だったので、待つことにした。

アラームについて、どんなことか、除細動器の設定を見てくれている

臨床理学技師さんに聞いてほしいと伝えた。

昼ごろ、看護婦さんから電話があり、明日診療のとき、チェックします

ということだった。

 

翌日の診察は、担当医のパソコンには、電気ショックがあったことの

レポートがアップされていた。遠隔で、情報が担当医や臨床理学技師に

伝わる仕組みになっているらしい。

医師「除細動器のレポートみると、8/16、17にも不整脈起きていますね。

このときは、電気ショックを起こす前に、その治療を除細動器がしてくれた

ということですね」

7月のときは、除細動器が働かなくなっていた。

今回は、働いてくれたということになるのかな。

「これによって、ベットで安静とかして、リハビリでも普段の暮らしも、

やめないほうがいいですよ」というアドバイス。

除細動器は技師さんがチェックしてくれて、アラームはレポートを受けとり

ましたと、確認したので、もう鳴らないです」ということだった。

 

7月の入院のときは、電気ショックが日に何回も起きて、さすがに「助けて

ほしい」と訴えた。除細動器の設定を変えたり、心不全の治療したり、

薬を増やしたり、アブレーション手術などして、不整脈が起きない、という

ところでの退院だった。

拡張型心筋症という原疾病があるので、完治ということはないらしい。

いつ起きるか、分からないが、起きたときは除細動器に頼ることになる。

 

不整脈の徴候を何日か前に分かって、手を打つことができるのかな。

もしかしたら、できるのかもしれないけど、8月の場合も、今回の場合も

いまのところ、その徴候は分からない。

いつか、「そうだったか」というときがあるかも知れないが、様子を

みたい。

 

今回のショックがキッカケで、今を受け入れるということが、起きた

といえるのか。

気持ちに動くものがありそう。

何をということは、いろいろ出てくるけど、今は自分のなかで、何が

動いているか見てみようとしてるかな。

 

深夜などで、電気ショックが起きたりしたとき、大学病院はちょっと

敷居が高いなと思った。

かといって、地域のかかりつけ医が居てくれるといいなと思うけど、

除細動器のことや、これまでの治療暦は大学病院のデータの中と、

継続している担当医の見立てから、離れるのは今のところ、やめておこう

かと思っている。

先、どんなことになるか。

 

病は市に出せ、という気風の町があるという。

身体もそうだし、心の状態も、市に出したい。

というより、もうすでに出しているのかもしれない。

もうすでに、現れてしまっているもの。

20日の午後あったENJOYミーテイングで思った。