4年生は、12月2日(木)に桜組、3日(金)には鳩組で、『みかん大福』つくりに挑戦しました。
「JAありだ」さんに出前授業をお願いして、「食農おうえん隊」の4名のボランティアの方々が指導に来てくださいました。
先ずは材料の計量からです。水の量を間違えないようにしっかり目盛りで確認
白玉粉に砂糖と塩少々を加えて下味を付けます。
材料をよく混ぜ合わせたら・・・
水を入れて溶かします。ダマにならないように慎重に丁寧にね。
混ぜ終えたらドロドロの状態で蒸し器に流し込みます。
蒸している間に餡(中身)の準備です。
先ずはメイン食材の「有田みかん」の皮をむいて4等分します。
さすが4年生。みんな上手に「有田むき」ができてました。
粘土の塊のような「こしあん」を20等分にします。
算数の学習の成果が発揮されているかな
「みかん」を「あんこ」でくるんでいきます。
そして最後は蒸し上がった生地で餡を包んで形を整えます。
これがなかなか難しくて、生地の固さ(水分含有量)によっては大苦戦
手袋にもくっつきやすいので、思うように形が整いません。
ついに完成。中にはお店に並べられそうなものからオリジナリティ溢れるものまで個性的な仕上がりです。
さあ、お待ちかねの「実食」です
「手を合わせて、いただきます。」
初めて食べる「みかん大福」、お味はいかが
子どもたちの笑顔から「おいしさ」が伝わってきます。
この後、職員もしっかりご相伴にあずかりました。
見た目はともかく、味は本当に美味しくて、「これって普通に商品として成立するんじゃないの」って思いました。
続いて12月13日(月)、和歌山大学観光学部の学生さん4名が「青みかん」の出前授業に来てくれました。
宮原に住んでる皆さんなら、「青みかん」って知ってますよね
美味しいみかんを育てるために、実が成熟する前に「摘果」で間引かれる緑のみかんのことです。
今回の課題は「捨てられる青みかんの有効な使い道をみんなで考える」ことです。
大学生が4人来てくれているので、4つのグループに分かれて活動開始です。
先ずはグループ毎に「自己紹介タイム」です。
4名の大学生がとても話しやすい雰囲気で接してくれていて、みんなすぐに打ち解けて自分をアピールできていました。
早速、本日の課題である「青みかんの活用法」をグループで出し合います。
みんな、思いついた案をどんどん紙に記入していきます。
グループ内で誰かの発言からヒントを得て「じゃあ、こんなのも」
本校が大切にしてきた「他者から学ぶ」の実践です。
グループ内で友だちの意見から「化学反応」が起こります
中には机に収まらない程たくさんの提案が出されたグループも。
たくさん出された案を、グルーピングして整理し、班の最終案を協議しています。
黒板も各班からの提案で、どんどん埋められていきます。
今度は大学生が各グループの提案を整理してくれ、全員で共有しました。
最後は大学生から今日の授業の講評です。
子どもたちの発想の豊かさと意欲的な取り組み姿勢を高く評価してくれました。
郷土に誇りと愛着をもつ子どもを育てる第一歩として、地域に対する理解を深め、地域の方々との絆を深める学習活動は非常に大きな意味をもちます。
ご協力いただいた、JAありだ及び「食農おうえん隊」の皆様、和歌山大学観光学部の「宮原青みかんLIP」の皆様、社会福祉協議会の皆様方に、改めて感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。