『 自転車に青切符導入 』
自転車の運転マナーが 問題にされることがあるが
青切符を 導入することになりそうだ
実施は少し先だが
違反者を罰することも 必要だが
場合によっては 自動車の違反より重くなることもあるようで
早急に反則金制度を 設けるべきだと思う
それ以上に 自転車そのものに 強制的に
賠償保険を付ける制度を 考えるべきではないか
法令を守り 慎重な運転を心がけるのは 当然としても
それでも 事故は起る
その賠償で 生涯苦しむようなことは 残酷すぎる
と思う
☆☆☆
『 畜生も前世では父母 ・ 今昔物語 ( 20 - 29 ) 』
今は昔、
河内国[ 欠字。郡名が入るが不詳。]郡に一人の男が住んでいた。名を石別(イワワケ・伝不詳)と言った。瓜を作って、これを売って世を過ごしていた。
ある時、馬に瓜を負わせて売りに行こうとして、馬が負うことが出来る力以上の瓜を背負わせた。
それでも馬は、これを負って行ったが、途中で堪えられなくなって立ち止まってしまった。石別はこれを見て大いに怒り、馬を鞭打って、なおも重い荷を負わせたままなので、馬は二つの目から涙を流して、悲しそうな様子であったが、石別には哀れみの心はなく、さらに追い打って行き、瓜は売ってしまったが怒りは治まらず、その馬を殺してしまった。
このようにして馬を殺すのは、度々の事であった。
その後、石別は自分の家で釜で湯を沸かしたが、石別が湯沸かし場に行き、釜の近くに行ったとき、石別の二つの眼が突然抜けて、釜の中に入って煮えてしまった。石別は嘆き悲しんだが、どうする事も出来なかった。
「これはひとえに、度々馬を殺した罪によって、現世での報いを受けたのだ」と人々は言って謗(ソシ)った。
これを思うに、畜生なりと言えども、皆、自分たちの前世での父母なのである。従って、殺生はぜひとも止めなければならない。それを守らない故の現報はかくの如くである。これからすれば、後世の苦しみはどれほどかと思いやられる、
となむ語り伝へたるとや。
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