雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

トヨタ会長が 謝罪会見

2024-01-31 18:50:35 | 日々これ好日

     『 トヨタ会長が 謝罪会見 』

   トヨタ自動車の 豊田章男会長が 
   グループ各社での 認証不正について 謝罪会見
   特に今回は 豊田自動織機で発生しており
   トヨタグループの 本家筋ともいえる企業だけに
   少々 驚いた
   「優先順位を見失った」と 率直に発言されていたが
   世界に冠たるトヨタであっても 大グループを統括するのは
   至難の業のようだ
   わが国をリードしていただく 企業グループだけに
   しっかりとした立て直しを 期待したい

                   ☆☆☆

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月探査機 観測再開

2024-01-30 19:19:03 | 日々これ好日

     『 月探査機 観測再開 』

   宇宙航空研究開発機構(JAXA)は
   月面着陸に成功していた 月探査機SLIMが
   太陽電池の発電が復旧し 観測を再開したと発表
   SILMの着陸時に 逆立ち状態になったため
   太陽電池パネルに 太陽光が当たらなかったが
   期待されたように 当たるようになり
   岩石などの観測が 進められているようだ
   技術的なことなど まったく分らないが
   何とも嬉しく 誇らしい 

                ☆☆☆

                
   

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純愛に生きる ・ 今昔物語 ( 10 - 26 )

2024-01-30 07:59:27 | 今昔物語拾い読み ・ その2

     『 純愛に生きる ・ 今昔物語 ( 10 - 26 ) 』


今は昔、
震旦の漢の御代に、文君(ブンクン・卓王孫という富豪の娘。)という女がいた。容姿端麗なること、並ぶ者とてなかった。
国王に仕えると、国王はこの女を寵愛なさること限りなかった。また、文君に会う人もその姿の美しさを賞めない者がいなかった。その為、文君を妻にしようと思いを寄せる者も多かったが、未だ年若く男と交わることなく、宮中に住んでいた。

その当時、相如(ショウジョ・文人として名高い。
)という男がいた。年は若く、容姿は美麗である。また、箏(ショウノコト・十三絃の琴)を弾くことが並ぶ者とてないほど巧みであった。その弾くのを聞いて賞めない人はいなかった。
ある時、相如が簾(ス)の外で箏を弾いていたが、文君が簾の内にいてこれを聞き、しみじみと哀れですばらしい音色であった。感にたえずして、一晩中寝もしないで聞いていた。相如もそれを知って、わざの限りを尽くして箏を弾き続けた。

暁にいたる頃、文君はこれを聞くほどに身にしみて哀れに思ったので、簾の外に出て相如に会った。
相如は、長年の間文君に心を寄せていたので、このように会えたので、嬉しさの余り、文君を掻き抱いて、密かに連れ出した。そして、家に連れて行き、末永く契りを交わして同棲していたが、世間では全く噂にならなかった。
その為、文君の父は、文君はきっと失踪したのだと思って、大騒ぎして四方八方捜し回ったが、捜し出すことが出来なかった。
その後二年経って、文君の父は、遂にこの事を聞きつけた。父は大変喜び、寝具並びに銭三万を贈り届けた。

文君は、感激のあまり身分を棄てて相如と結ばれたが、その思いはどれほどであったろうと、当時の人々は噂しあったという、
となむ語り伝へたるとや。

     ☆   ☆   ☆

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中国恒大集団に清算命令

2024-01-29 19:06:35 | 日々これ好日

      『 中国恒大集団に清算命令 』

    香港の高等法院(裁判所)が
    中国恒大集団に 清算命令を出した
    同集団は 50兆円前後の負債があるとされ
    完全な破産となれば 影響は大きそうだ
    ただ この命令は 中国本土には及ばないようなので
    同集団の先行きは 中国当局の考え方次第らしい
    さて わが国への影響は どの程度なのだろうか・・・

                  ☆☆☆ 

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ものを思ふころかな

2024-01-29 08:00:42 | 古今和歌集の歌人たち

       『 ものを思ふころかな 』


 なよ竹の よ長きうへに 初霜の
        おきゐてものを 思ふころかな

           作者  藤原忠房 

( 巻第十八 雑歌下  NO.993 )
        なよたけの よながきうへに はつしもの
               おきゐてものを おもふころかな 


* 歌意は、「 なよ竹の 長い節(ヨ)の上に 初霜が 置いている 私も秋の夜長を寝ることなく起きていて この先の任務の重大さを あれこれ思いやっています 」と、重大任務を思いやっている様子を詠んでいるのでしょう。
この歌の前書き(詞書)には、「 寛平御時に、唐土(モロコシ)の判官に召されて侍りける時に、春宮の侍ひにてをのこども酒飲べけるついでに、よみ侍りける 」とあります。つまり、「遣唐使の判官(ホウガン・三等官)に任命されたときに、春宮の侍所で侍たちが酒をいただいたときに詠んだ歌」なので、任務の重さをいろいろ考えていたのでしょう。

* 遣唐使に選ばれることは、大変な名誉であったのでしょうが、同時に、当時の大陸への航海は大変な危険が伴うものでした。実際に、それまでの遣唐使派遣では多くの犠牲者を出しています。
ただ、作者が選ばれた遣唐使派遣は、894 年(寛平六年)の、菅原道真を大使として任命されたものですが、唐の混乱のためもあって出発が延期された上、停止となりました。そして、907 年に唐は滅亡していますので、遣唐使制度は消滅しています。

* 作者の藤原忠房は、藤原不比等の四男・麻呂を祖とする藤原京家の一員です。この当時、宮廷政界において、北家の圧倒的な優位に至っていませんでしたが、京家はあまり有力ではなく、音楽・舞楽・和歌・儒学といった面で人材を輩出していました。
忠房も音楽・舞楽面で秀でていたようで、特に笛の名手として伝えられており、「胡蝶楽」の作曲者として伝えられています。

* 忠房の父・是嗣も琵琶の名手とされていたようですが、その官職は信濃掾ですから、貴族とされる従五位下より遙か下位でした。掾(ジョウ)というのは、国司の三等官で中央官の判官(ホウガン)にあたります。官位では七位程度と考えられます。

* 忠房の生年は未詳ですが、894 年に遣唐使の判官として選任されていますので、少なくとも二十歳程度にはなっていたと考えられ、生年は 870 年前後なのではないでしょうか。
忠房の最初の官職は、887 年の信濃掾ですから、父の職務を引き継いだのかも知れません。その後、周防権掾、播磨少掾と地方官を歴任し、
897 年正月、左兵衛権少尉と中央入りし、同年七月に六位蔵人、後に左近衛将監となり、900 年に近江権掾を兼務しています。
そして、901 年に従五位下を叙爵し貴族の仲間入りを果たしています。三十歳前後の頃だったのでしょうか。902 年に備前介(次官)を兼務。
904 年に左兵衛権佐。
910 年に従五位上に昇る。
911 年に左近衛少将。913 年に近江権介を兼務。
915 年正月に美作介兼務。同月に正五位下に昇る。
916 年に信濃権守。
920 年に大和守。 922 年に従四位下に昇る。
925 年正月に従四位上に昇る。同月に山城守。
927 年に右京太夫。
928 年 12 月に死去。

* 少し長くなりましたが、伝えられている官職を列記しました。
これらから読み取れることは、中央ではほとんど武官であり、しかも地方官を兼務しています。そして、国守を転任しています。
父を遙かに超える官位を得ている一つの要因は、舞楽などの面の功績が大きかったようにも思われますが、地方官としては相当有能だったのではないかと推定されます。おそらく、兼務の理由は、有力者からの強い要望があったのではないでしょうか。そしてそれが、固定されがちな身分制度の社会の中で、昇進を重ねることが出来たのではないかと推定されます。

* 忠房を語るとき、歌人としてよりは舞楽としての能力を高く買われるようですが、実は、地方行政に関して非凡であったのではないかと思うのです。さらに、武官としての実力も備えていたのかも知れません。
いずれにしても、藤原忠房は、文武両道、そして官職と芸能の両面で、存分な生涯を送った人物のように思われるのです。

     ☆   ☆   ☆

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前田穂南さんが快挙

2024-01-28 19:22:18 | 日々これ好日

     『 前田穂南さんが快挙 』

    パリ五輪代表への 最後の一枠がかかった
    大阪国際女子マラソンは
    前田穂南さんが すばらしい走りを見せ
    19年ぶりの日本新記録で 二位でゴールした
    3月の名古屋マラソンの 結果を待つ事になるが
    かなり有力となった
    ただ 19年前の記録を更新したと言うことは
    野口みずきさんが いかに早かったということか
    長い間 停滞していたと言うことか 微妙・・・

                  ☆☆☆


     
    

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選抜高校野球 出場校決定

2024-01-27 19:13:28 | 日々これ好日

      『 選抜高校野球 出場校決定 』

    選抜高校野球大会の 出場32校が発表された
    春の甲子園大会と いわれるように 
    開会は3月18日だが 一足早い春の便りだ
    石川県から2校選ばれたことも 話題になっているが
    全チームの 溌剌とした試合ぶりを
    楽しみに 待たせていただこう

                  ☆☆☆ 

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糟糠の妻との約束 ・ 今昔物語 ( 10 - 25 )

2024-01-27 07:59:57 | 今昔物語拾い読み ・ その2

     『 糟糠の妻との約束 ・ 今昔物語 ( 10 - 25 ) 』


今は昔、
震旦の漢の御代に、高鳳(コウホウ・後漢の学者。)という人がいた。幼い時から賢くて、昼夜に学問を学び、他の事には全く関心を示さなかった。
ところが、高鳳の家は極めて貧しく、妻が一人いるだけで使用人などは全くいなかった。けれども、高鳳は世間のことを全く知らず、ただ学問を学ぶばかりで年月を送っているうちに、当面の夕方の食事にさえ事欠くようになった。

そこで、妻は隣の家に行って、麦を求めて持ち帰り、夕方の食事の充てるために庭に干していた。
妻は高鳳に「わたしは、夕方の食べ物がないので、隣家に行って麦を求めて来て、庭に干しています。もし鶏がやって来てこの麦を食べようとしたら、遠くに追いやって下さい。わたしは火を取ってきますから」と言って出て行った。
その後、鶏がやって来て庭の麦を食べた。けれども、高鳳は学問を学ぶ以外に気が回らなかったので、それに気がつかず、鶏は思いのままに麦を全部食べてしまった。
妻が戻ってきて見ると、麦がない。
「どうして、あの麦がないのですか」と訊ねると、高鳳は、知らないと答えた。

すると、妻は大いに怒り、「あなたは、学問を学んでいらっしゃいますが、世間のことは何もご存じなく、極めて愚かです。もう、わたしは、あなたと一緒にいることなど出来ません」と言うと、高鳳は、「あと三年経てば、私は富貴な身になることが出来る。なあ、お前、その時まで待ってくれ」と言ったが、妻は、もうその言葉を信じることが出来ず、出て行ってしまった。
その後、その妻は、算洲という所に行って、別の男に嫁いだ。

やがて、四年が過ぎ、高鳳は遂に算洲の刺史(シシ・長官)に任ぜられた。
それによって、高鳳は富貴の身となり、その洲に下る途中、算洲の人々は挙って道やあちらこちらを祓い清めて、大騒ぎして準備した。
その洲の貴賤の男女が数知れないほど集まって、刺史が下向してくるのを見た。その中に、刺史の旧い妻もいて、今の夫と共に藪の中に入ってその様子を見ていたが、刺史は、かすかに旧い妻が藪の中にいるのを見つけて、輿を止めて、人を遣って伝えさせた。「私は、そなたの旧い夫ではないか。そなたは、私の旧い妻ではないか」と。
旧い妻はこれを聞いて大いに喜び、藪の中から出てきた。近くに呼び寄せて見るに、まことにそうであったので、感慨深く思うこと限りなかった。

刺史は、貧しい時代のことを忘れておらず、旧い妻を召して、以前のように家に引き取り世話をしたので、刺史の今の妻は情けなくて去ってしまった、
となむ語り伝へたるとや。

     ☆   ☆   ☆

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通常国会 始まる

2024-01-26 19:14:43 | 日々これ好日

     『 通常国会 始まる 』

   通常国会が召集され 150日間国会が開かれる
   多くの報道機関は 今国会の最大の焦点は
   政治と金にまつわる問題だと 報じている
   しかし 少し疑問に思うのは
   国会議員の行儀の悪さを 国会議員が
   国会の場で 貴重な時間を使って
   延々と論じ合うのは 正しいのかと 思ってしまう
   国会議員の 倫理に関する論戦は
   国会以外の場所で 国会が開かれていない時間に
   自分たちで経費を持ち寄って
   心いくまで 論戦すべきだと思うのだが・・
   どうぞ 国会では 国政も行って下さい
   お願いします

                 ☆☆☆ 

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きみは虹を見たか   ご案内

2024-01-26 08:03:07 | きみは虹を見たか

きみは虹を見たか


ご案内

 

子供の目線で書いてみた小説です。全十四回ですが、比較的短い作品ですので、ぜひ、ご一読くださいますよう案内申し上げます。

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