mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

TRAIN SUITE 四季島の動力

2017年07月04日 | 鉄道
 昨日、JR東日本の豪華寝台クルーズ列車の「TRAIN SUITE 四季島」が新潟駅から喜多方駅まで到着したところで、車両故障で8時間立ち往生した、という情報がありました。
 ちょっと私の恥話です。

 このトランスイート四季島は、確か電車だと伺っており、非電化区間などは機関車牽引で進むものとおもっておりました。しかし昨日の喜多方駅、自走してどうも故障が発生したとのこと。あやおや電車がどうやって磐越西線の非電化区間を走るの?と思いました。

 そもそもこのような豪華クルーズトレインには興味が無いので、四季島がどんな車両なのか情報を得ていなかったので、全く存じ上げませんでした。
 電車である、というおとは伺っていましたが、電車は電車でも、電化区間は直流/交流50Hz共に普通に電車として走行、非電化区間は搭載したディーゼルエンジンで発電機を回し、得られた電力でモーターを駆動する「EDC方式」なのだそうです。
 今回の喜多方駅でのトラブルで、初めて四季島の車両を調べてみた次第です。
 しかしながらネットで得られる情報には限度があり、このディーセルエンジンの出力は?とか、形式は?とか発電機の形式、さらに床下機器の配置(電気式ディーゼルカーは艤装が厳しい)がどうなっているのかなど、分からない点が多いです。

 しかしこの四季島、人気らしいですね。JR西日本のトワイライト瑞風もえらい人気だとかで、100万円の費用が掛かるコースも、エライ先まで順番待ちなのだそうで。

 このような豪華クルーズトレインは一般受けはするそうで、マスコミも大勢樹材にきているそうですが、私のような重度の鉄ヲタはさして関心が無い方が結構おられます。
 やっぱり鉄道の列車は「一般が利用できてこそ」の鉄道車両で、クルーズ列車は一般性が無く、暮らしに直結しない列車はさして関心が湧かないものです。
 その点、かつてあった、上野~札幌間の寝台列車、北斗星は豪華な設備、豪華な食堂車でありましたが、通常の一般の列車。みどりの窓口で申し込めば、切符が得られます。

 なので、個人的にお願い。(誰に?)
 四季島や、瑞風、七つ星などのことを私に問い合わせるのはお控え頂きたいです。

 で、喜多方駅で故障したのは、電化区間へ入った際に、パンタ(グラフ)を上げた際に、枯れ枝にひっかり、集電がうまくいかなくなったとのことです。

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4 コメント

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四季島の車両 (ponta)
2017-07-04 13:12:18
私の認識不足も中々のものだと改めて思い知りました。
この車両の動力源の事です。

電車で有り乍ら電化されて居ない区間も運行出来るなんて。  今はこんな車両が有るのですねェ。
一寸前まではこんな事、頭にも浮ばなかったのに。
電化されて無ければディーゼルか、SLだった。
SLは古過ぎたかなァ。

精々600Ⅴと1500Ⅴの複電圧車位だったのにねエ。
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電気式 (kisomitake)
2017-07-04 20:18:43
コメント、ありがとうございます。
この四季島の車両の非電化区間の動力は、いわゆる内燃動車のうち、電気式と呼ばれる方式を踏襲しているようです。
ただこれは重量が重く、この車両の主要諸元が分からないので、どういった構造なのか、不明です。
電気式でもモータは交流モータなので、発電機は交流発電機ですね。
発電した電力は、VVVF制御に回して、あとは電車モードと同じ制御。なのかな。
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四季島の「意味」 (空想委員)
2017-07-06 07:06:43
色々な情報を総合しますと、四季島は、あらゆる線区で運転可能な鉄道車両を作るための試験車両というのが本当の意味のようです。JR東日本としてはこの技術を発展途上国での鉄道整備支援などに活かしたいようです。
(参考記事:豪華列車、技術も注目 JR東が「四季島」公開 日本経済新聞  http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24H1N_U6A820C1000000/

私も公共交通の一形態としての鉄道に関心があるタイプですから、クルーズトレインにはさほど興味はありませんが、四季島だけは試験車両を兼ねていると聞いて少々興味が沸いています。しかし一般ではそんなところはほとんど注目されませんから(報道機関では日本経済新聞くらいです、四季島の技術に関心を示したのは)「ズレ」が生まれて仕方ありません(笑)
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試験要素の車両 (kisomitake)
2017-07-08 02:42:05
空想委員さん、コメント、ありがとうございます。
そうなんですね。あらゆる動力方式でも走行できる要素の試験車両。
そんな試験車両を、豪華列車で実行するとは、チャレンジャーですね、JR東日本。

鉄道技術では何かと物言いをつけてこられたS氏は、そもそも動力源を一つに固定する必要はない、と力説されており、その一端が実現されたようです。
たしか氏は、発電用の内燃機関を搭載し、発電機で起電した電力で、電動機を回せばオールマイティの動車ができる、との説を述べててられました。

なるほどです。情報をありがとうございます。
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