Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

金山が語る、Mr.しもとザ・ミックの痛み!

2014-02-26 23:04:05 | ほこプロニュース

ほっこりマニア20XXのメインイベントで
KOH無差別級王座を懸けて戦う
Mr.しもとザ・ミック。
両者にとっての師匠にあたる人物
金山 譲(かなやま ゆずる)が
Mr.しもとザ・ミックについて語った。



金山は同大会の第1試合で
新人である星立 打無(ほしたて だん)の
デビュー戦の相手を務める。
自身の試合については
「新人といえど手を抜くつもりはない。
 星立にも年齢のことは気にせず
 思い切りぶつかってきてほしい。
 こちらも全力で叩き潰そう」
と力強く語った金山。
言葉とは裏腹に、新人のデビューが
うれしくてたまらないといった表情も見せていた。



続いて、弟子2人によって行われる
メインイベントについて話を聞くと
金山はMr.しもとザ・ミックへの想いを
雄弁に語った。

「あの2人と社長の北畠が
 ほっこりプロレスを立ち上げて
 わしにプロレスの指南役を頼みにきたときは
 まさかこれほどのレスラーになるとは
 思いもしなかったよ」

ほっこりプロレス旗揚げにあたり
北畠社長、Mr.しも、ザ・ミックの3人が
まず始めにしたことは
自分たちにプロレスを教えてくれる人物を
招き入れることだった。
ちょうどこのとき金山は
かつて所属していたプロレス団体が
金銭トラブルにより崩壊したばかり。
フリーとして各団体のリングを転戦していたが
お世辞にも需要が多いとは言えなかった。
お互いの利害が一致する形で
金山はほこプロの所属選手兼指南役となったのだ。

「あのとき指南役の話を受けていなければ
 こんなにうれしい気持ちを味わうことはできなかった。
 感謝しているのは、わしの方だ」



KOH王者となったMr.しもについて尋ねると
金山は昔を思い出しながら
少し憂いを帯びた表情を見せた。

「ミックがほこプロを退団した直後のしもは
 明らかに集中力を欠いていた。
 ミックの退団が本当にショックだったんだろう。
 試合では相変わらずバカなこともしているが
 悩み、乗り越え、しもは成長したんだ。
 チャンピオンになれたのは
 決して偶然や幸運なんかではないよ」

普段のファイトスタイルからはとても感じられないが
Mr.しもなりの葛藤があり、それを克服したのだという。
認めなければならない。
今のMr.しもは、確かに強いのだと。



一方、世界各地のリングに上がり
世界的にもその名を轟かせるザ・ミック。
すべてを手に入れたとさえ思えるザ・ミックだが
金山はその軌跡を「茨の道」だと語る。

「世界中を転戦。
 響きは良いが、それはつまり
 どこにも安らげる場所を作らなかったということだ。
 ミックが望んだものは
 純粋な強さとまだ見ぬ強敵たちとの邂逅。
 そのストイックな目的の為に
 ミックは他のすべてを投げ打ったと言ってもいい」

刺激とは、安定と対極にあるもの。
今のザ・ミックは、おそらくとてつもなく強い。
しかし、その為に払った代償は
我々の想像を遥かに超えているのかもしれない。


我々の与り知らないところで
きっと彼らなりの苦悩や痛みがあったことだろう。
しかし、彼らはそんな素振りを微塵も見せずに
ほっこりマニアという大舞台に臨む。
それは何故か?
彼らが、プロレスラーだからだ。

決戦まで…あと4日!

            to be continued...



★Mr.しもの中の人の裏話★

今回はちょっと趣向を変えて
切ない感じで攻めてみました。
華やかに見える世界でも
裏には人知れずたくさんの涙があるというヤツです。

Mr.しもとザ・ミックに北畠社長を含めた3人による
ほっこりプロレス旗揚げのエピソードというのは
実はそれなりに考えていたりします。
はじまりの物語として
いつか世に出せればいいなぁなんて思っていますが
きっと需要はないですよね(笑)

プロレスをはじめて見る人の為のプロレス講座や
これからオンラインプロレスラーを目指す人たちの為の
オンラインプロレス学校みたいな方向性を加味すれば
ちょっと面白いかもしれませんね。



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