Mr.しもの中の人が語る、森嶋猛

Mr.しもの中の人が
プロレスラーの魅力を語る
忘れた頃にやってくるこのコーナー。
今回は、超危暴軍の首領(ドン)
森嶋猛選手です。

190cm、130kg。
とんでもない体格ですよね。
これほどの体格を誇る
日本人レスラーというのは
他団体にもそうそういないと思います。
こう言っては何ですが
ノアには大きなレスラーがあまりいないので
より一層、彼の身体は大きく見えてしまいます。

私が森嶋に期待するのは
かつての全日本プロレスの外国人レスラーのように
圧倒的なパワーで相手を封殺するような
完膚なきまでのパワープロレス。
なので、超危暴軍の首領として
セコいことを駆使している現在のスタイルは
私が見たいものとはちょっと違うんですよね。
森嶋自身はデーンと構えているのが
救いと言えば救いなんですが・・・。
日本人レスラーとしては
希少価値の高い素質を持っている
レスラーだと思いますので
もっと強烈なインパクトを見せてほしいです。


バックドロップ

森嶋の最高の必殺技。
ほとんどの試合をコレで決めてます。
知人曰く
「金の取れるバックドロップ」とのことですが
本当に迫力満点ですので
是非、生で見ていただきたいですね。


ラリアット

繋ぎ技でありながらも
時にはフィニッシュ技となることも。
特に、背後から走ってくる相手に
振り向きざまに決めるラリアットは
悲鳴が上がるほどの破壊力があります。


ヒップアタック

もうね、アレだけデカいケツが
ブチ当たってきたらどれだけの衝撃かと。
あぁ、想像しただけでも恐ろしい。
この体格で側転から決めたりもします。
意外とできる子なんです、彼。


私的ベストバウトは、なんと言ってもこの試合。



森嶋が時のGHC王者、三沢さんを降し
GHCヘビー級王座を初戴冠した試合です。

前年の三沢さんと丸藤のGHC戦で
動きが冴えなかった三沢さんを見て
「三沢さんも老いてしまった」と
少し悲しく感じてしまったのですが
この試合の三沢さんは
往年の三沢さんを思わせるくらい
必死に森嶋に喰らいついていたと思います。
そんな三沢さんをパワーで押し切り
GHCヘビーを手にした森嶋。
時代が大きく動いたのを感じました。


森嶋の魅力といえば
何と言ってもその圧倒的なパワー。
20分も30分も試合する必要なんてないんですよ。
1発で試合を終わらせてしまうような
凄みを持ってほしいと思います。
私が森嶋に期待するものは
「エース」でも「象徴」でもなく
ズバリ「ラスボス感」。
もし森嶋が「誰も勝てるわけない」と思わせる
アンダーテイカーのような存在になったら
ノアはもっともっと面白くなるんじゃないでしょうか？



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