昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
今回は、メサイヤ発売の
スーパーファミコンソフト、
「全日本プロレス
ファイトだポン!」を
ご紹介します。
メサイヤからは既に
「全日本プロレス」
「全日本プロレス'」が
リリースされており
この2作は好評を
得ていましたが
今回はなんと
カードを使用した
バトル形式に変更。
デフォルメされた
キャラクターが
なんとも愛らしいですが
しっかり誰かわかるのが
素晴らしいでは
ありませんか!
1人用での
メインモードとなるのが
シナリオモード。
5つあるシナリオを
すべてクリアすると
6つ目が出現。
それをクリアすると
最後のシナリオに
自動的に突入します。
もちろんシナリオは
デフォルメされた
キャラクターに合わせて
コミカルなものばかり。
川田がただの
イジメっ子みたいなのが
ちょっとアレですが・・・(笑)
シナリオの進め方は
なんとすごろく形式。
ボタンを押しっ放しにすると
左下のゲージが動き
離すと止まり
止まった数字のぶん
キャラクターが動きます。
青のマスに止まると
技カードが1枚
ランダムで増え
赤のマスに止まると
技カードが1枚
ランダムで減ります。
黄色のマスでは
ザコキャラとの
バトルに発展し
勝てば技カードが
もらえます。
入手したカードは
コレクションのように
集めていく形になります。
バトルで使用しても
なくなったりはしません。
使用できるカードは
キャラクターによって
決まっていて
色がついていないカードは
持っていても
使用することができません。
実は馬場さんが
ローリングクレイドルを
使用できたりと
ニヤリとする要素も・・・!?
まぁとにかく
赤いマスや黄色いマスが
ストレスなんですよね。
バトルに勝たなければ
カードがもらえないのなら
バトルし甲斐もありますが
青いマスに止まれば
そんな苦労なく
カードを集められる
わけですから。
また、赤いマスで
失ったカードも
青いマスで優先的に
補充されるわけでも
ありませんので
使いたいカードが
揃わないなんていう
イライラも・・・。
すごろくも含めて
なんでこんなシステムに
したんでしょうね?
シナリオは完全な
オリジナル展開。
選手の目覚まし時計の
アラーム機能を
止めておいて
試合に遅刻させる
超時空仮面など
ちょっと憎めない
悪の組織と戦います。
さらわれた馬場社長の
行方を捜すと
ついに姿を現す
ラスボスの存在。
・・・まぁ、
戦わないんですけどね・・・。
最終章では馬場社長が
メカババと対戦。
これを撃破すると・・・
プレイヤー側は
何度でも
コンティニューできるのに
こっちは1度負けたら
ダメなんておかしい!
・・・と的確すぎる
ツッコミを入れる
タカアシガニ大専務。
プロレスラーは
何度でも立ち上がるんだと
これを諭す馬場さん。
納得できるような
できないような・・・。
タカアシガニ大専務は
馬場さんの残した
全日本プロレスの
チケットを見つけると
会場に足を運び
観戦を楽しむのでした。
イイハナシダナー。
肝心のバトルでの
遊び方ですが
これが少しばかり
説明が難しいんですよね。
試合はリアルタイムで
動いていきます。
何もしなくても
キャラクターたちが
トーキックや
ボディスラムなどの
基本技で戦いますが
ダメージも低い為、
基本的にはプレイヤーが
カードを使用して
技を繰り出していく
ことになります。
カードを使用すると
使用したカードに従い
キャラクターが
技を繰り出します。
選択された技は
裏返しの状態で
点滅しますので
どちらのどの技が
選ばれたのかは
目で見てわかるように
なっています。
使用したカードは
裏返っている状態では
使用できなくなりますが
時間の経過とともに
元に戻ります。
この復活までの時間は
技ごとに異なっていて
大技ほど次の使用までに
時間がかかるように
なっています。
技が選ばれて
裏返り点滅状態に
なっていても
技が決まるまでに
相手プレイヤーが
カードを複数枚
選択することで
技を回避できます。
画像では
三沢さんのエルボーが
選択されましたが
川田が4枚のカードを
使用することで
これを回避しています。
このゲームの
最大のポイントは
いかにカードを
余らせながら
戦うかにあります。
画像の三沢さんは
体力ゲージに
余力のない状態で
ストレッチプラムに
捕らえられてしまったので
カードを4枚切って
脱出を試みました。
こうなると
もしストレッチプラムから
逃れられたとしても
タイガースープレックスしか
選択肢がありません。
一方の川田は
まだ4枚の技カードを
残していますので
もし三沢さんの
カードが選択されても
回避が可能ですし
川田のカードが
選択されれば
三沢さんはもう
脱出することは
不可能でしょう。
むやみやたらに
カードを使用しないことが
このゲームの
最大のコツであり
対戦での駆け引きです。
案の定、川田に
ラッシュをかけられる
三沢さん。
一度は切り替えして
意地を見せたものの
満を持して狙った
タイガードライバーも
返されてしまいました。
ハッキリ言って
ピンチだよね。
すると表面に戻った
タイガードライバーが
金色の輝きを
放っています。
極限の状態で放たれる
究極の一撃、
これが噂の
火事場のクソ力なのか!?
・・・ウソです。
本当は必殺技を
何度も返されると
金色のカードに変化し
1度限りの超必殺技が
狙えるようになります。
奇跡の逆転ファイター、
三沢さんが
武道館の天井にも
届きそうなジャンプからの
タイガードライバーで
大逆転勝利です。
長かった戦いよ、
さらば!
もちろん
一部のレスラーには
どうやってダメージを
与えているのか
よくわからないような
エンタメ技も。
いかんせん
時代を先取り過ぎた
ゲームシステムでしたが
カードゲーム全盛の
こんな時代であれば
ファンのニーズとも
一致するのでは
ないでしょうか?
どう思います?
ブシロードさん!?
全日本プロレス
ファイトだポン!
(★は5段階評価)
ストーリー ★★★★★
全日本プロレスの
キャラクターが織り成す
吉本新喜劇のような
エンターテインメント活劇。
馬鹿馬鹿しくもありますが
CHAOS学園に通じる
面白さを感じました。
プロレスラーに
面白いことをさせるという
マニアックな狙いは
当時だからこそ
売り上げやノルマに
縛られることなく
発売できたんだろうなぁと
感じてしまいました。
キャラクター ★★★★
全日本のレスラーの
デフォルメが秀逸です。
ビジュアルだけでなく
ストーリーモードでの
立ち回らせ方も
キャラの個性を
活かしているなと。
操作性 ★★
すごろくのストレスと
試合の難しさでこの評価。
2P対戦もできますが
なんだか2~3回で
飽きてしまいそうです。
プロレス度 ★★
攻められている側が
圧倒的に不利な
ゲームですが
カードの復活を
じっと耐えて
待っている感覚は
プロレスと言えなくも
ないかもしれません!?
シュール度 ★★★★
車にはねられそうに
なった川田が
スピンキックで
迎撃しようとする。
そんな世界観です(笑)
総合評価 ★★★
初プレイだけを
評価するのであれば
★4つくらいあげても
いいんですけどね。
何度も遊べる
ゲームではないので
飽きが来るのは
早いと思います。
しかしながら
かつての全日本が
好きという方には
1度は触れてほしい
ゲームでもあります。
期待しすぎると
痛い目みますけどね(笑)
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ご協力よろしくお願いします。
全日本の最強タッグは
メサイヤ全日本の
続編にあたるタイトルですよね。
私も遊んだことがあります。
JWPのゲームは
先日購入しましたが
まだ触ってないですね。
バープロは評判が高い
プロレスゲームですので
存在自体は知っていますが
遊んだことがないんですよ。