走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

じゃじゃ馬

2017年03月20日 | 仕事
私の人生は綱渡りみたいと何度か言われた事がある。危なっかしくて落ちそうなのに落ちない。運が良いというか、周りに恵まれているというか、ラッキーな人間なのかもしれない。

今回のスキー旅行。初めて行くところだったのでリゾートの全景やスキーランを全て把握していなかった。地図を見てこのランに挑戦してみようと話して進む。思ったより面白くなさそうなので、次を目指す。次の中級者のランを見つけて進んだ。見た目はパウダーっぽいのに気温が下がったせいかガリガリのアイス。旦那が引き返そうと言う。私はすでに20mぐらいす進んでいたのでスキーを担いで上がるのは嫌だと言う。末娘にどっちについてくる?と聞くと私についてくると。じゃあリフトで待ち合わせねと別れる。

ランはどんどん急勾配となくが相変わらずの氷状態でスキーのエッジがかかりにくい。娘が転んで泣き出す、膝を打って痛いと。怪我は酷くなく落ち着くまで待ち、滑り出すが急勾配はどんどん酷くなるしガリガリも同じ状況。絶対このランは限りなく上級者向けに近いラン。あー、旦那の言うことを聞けば良かった、と自分のバカさに呆れる。

いつもこう。私は無理を押しても突き進むタイプ。旦那は慎重派で引き返す勇気がある人。だから私たちのバランスが良いのだ。私がじゃじゃ馬で旦那が手綱をしっかり握ってくれている。そう言うところがあると思う。

降りるしかない、急勾配だろうがコブがあろうと、スキーはスキー。基本は同じ。休憩しながら進みようやく他のランと合流する。しかしそれは上級者用!!!!ヒエー。

結局30分もかけて待ち合わせ場所まで行きました。足がガクガクで、その日はそれが最後のランになりました。

感心したのは末娘。転んだ時こそ泣いたものの、あとは文句ひとつ言わずに滑る。後で聞くと私と旦那のどちらについて行くか決めたのは自分。文句を言っても他には道はなし。下山する、それだけだものと。そう言う自分が決めた事に対してコツコツ、もくもく確実にするところは私に似た?!

しかし、次に同じ状況だったら旦那について行くと言う彼女。私もそれを勧めた。



写真ではわからないと思うけど、凄いーい急勾配なんですよ!他に滑っている人がいないところが物語っています。

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