走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

癌かもしれないと思う時

2018年02月15日 | 仕事
新雪が1週間もなかった山でスキーをしたと言うのに帰宅するとこれ。文句は言うまい。日本は豪雪で被害にあった人が大勢いるのだから。



スクリーニングのマンモグラフィーで異常が見つかり、診断用のマンモグラフィーへ進む。そして次は診断用の超音波へ。そこでもやはり生検をした方が良いと進む事に。

この生検に呼ばれた日が何ヶ月も前に予約した旅行とかち合う。あなただったら旅行をキャンセルするか?

旅行と言ってもカナディアンですから2週間の旅行。飛行機諸々入れてかなりの金額。しかし癌かもしれないと言う不安は大きくなるばかり。

もし手遅れで癌が広がったら、、、誰しも考えてしまいます。6ヶ月の世界一周旅行なら大きな違いですがこの場合2週間の旅行。それも1ヶ月先の話です。生検の予定表は放射線科の医師によって決められます。悪性の可能性が高い場合は優先的に行われ、可能性が低ければ予約順となります。彼女の場合5週間待ちなのでこの時点で画像上では悪性の可能性は低いと喜びたいのですが、何せ悪性が低いとは誰も保証できないところが彼女は気に入らない。

難しいところです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。