西の台北側のノゲシの茎に付いていた蛹、今朝羽化して立派なアゲハチョウに
なる。蛹の形はモンシロチョウに似ているけれど、少し大きめで角(頭の突起)
が2本あるので見分けがつく。モンシロチョウは角が1本だったはず。
脱皮後はしばらく翅を下にして動かず、翅の梁?の隅々にまで体液が浸み渡る
のを待っている様子。時々翅を広げたり閉じたりして、全体に染み渡るのを助
けるのか、進捗具合を見ているのかな。体液はお腹の中から送っているような
気がするけれど自信なし。
じきに硬くなり翅の形が決まってしまうので羽化直後に翅を広げるスペースが
十分ないと具合が悪い。狭い繭の中で羽化したり、地下から地表に出て羽化す
るタイプはアゲハチョウのようにスペースを取って翅を伸ばすわけにはいかな
いので、翅を背中の上で揃え開いたり、山形に開いたりするのだろうか。
そしてチョウやガが枝に止まって休む姿勢は、羽化直後の姿勢をなぞらえるの
ではないかなあ。あて推量ばっかりですまんです。
アゲハチョウは1時間程ノゲシの茎に留まっていた様子。隣のジャガイモの葉
にシジミチョウが止まる。ヤマトシジミの雄で飛んでいるとき翅表の青色がち
らちらする。赤色のベニシジミと好対照。翅を閉じている時の灰色トーンの翅
裏模様もきれい。
庭南西角では、外へ出て道側から見るしかないけれど先月末(5/31)にアオスジ
アゲハの幼虫1cmの大きさのが4匹、それぞれ思い思いのクスノキの葉の真
ん中でじっとしているのを見かける。まさか真ん中から穴を開け齧るとは思え
ないけど一向に動く気配無し。
今朝見たら、それとは別にアオスジアゲハの赤ちゃん5匹、2mm足らずのが
1枚のクスノキの葉の上に並んでいる。色はもう緑色、アゲハチョウのように
黒っぽい鳥の糞のような形はとらないのだろうか。
先月末のも4、5人兄弟なのかな。一匹元気よく葉のヘリを齧っていたので安
心する。先月末見かけた時、細くてスマートな青色三角模様の見慣れないカメ
ムシを同じ葉っぱの上で見かけたので、何か悪さをされたのではないかと心配
してたんだ。
庭南東のミカンの樹ではアゲハチョウの幼虫をほとんど見かけない。やっと3
cm位のを一匹見かけたけれど、体全体に白いクリームを薄く付けて伸ばした
ような感じで、菌類に取りつかれたのかな。しばらく様子を見ましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます