梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

苛めの構造は日本人の崩壊、

2018-02-06 08:52:20 | 雑記
少女の自殺が苛めに追い詰められた事が原因だと言う事を自殺の後で学校が認めたという、
少女は小学校の頃から苛め続けられて最近になっては暴力までエスカレートしていたという、
「キモイ」と言われ「死ね」と言われ、親は何度も学校に相談したが「そんな事実はない」「あっても一時的なものだ」と言い続け絶望した少女は死を選んだ、
小中と続いていて周りの子供達からのヒアリングでも「苛められていた」と言う事は以前から親は聞いていたという、
学校の意図する事は何だったのだろうか、このまま卒業してしまえば無かった事になるとでも思っていたのだろうか
根本的な苛る側の精神構造が理解できないのだがその歪んだ精神構造の一旦はこう言う卑怯者と言える大人、社会的責任者の精神構造が影響しているのではないか、
そして苛めている子供達の親達にも外形ではなく根本的な精神にゆがみが有るのではないだろうか、
教育も確かに重要だが基本的な人間性は言葉を覚える頃の家庭環境が一番大きいと思う、
こんな事は道徳教育とか、言うまでもないが時代錯誤的な教育勅語なんぞではない、
股旅映画ではないが「弱気を助け強きをくじく」と言う話、「自分より弱いものは出来る限り手を差し出して互いに支えあう事が世の中を住みよくする」と言うごく普通だった親の言葉は「溺れる犬が居たら石をぶっつけろ」と言う様な酷い有様になる、判官贔屓はドラマの中でもなくなっている様だ、
現実社会では「勝ち馬に乗る」「勝てば官軍」「長い物には巻かれろ」と言う連中しかいなくなったのか、
自分の価値は自分より弱い物を見つけて追い詰める事では上がらない、相手を落とすのではなく自分が上がらなければ意味はない、
自分を磨き自らの価値を上げる事でしか結果は変わらない、自分が上がらなければ今度は自分が苛められることになる、
弱い者同士が連携すると言うが現在ではその中でも更に順位をつけ下位の者を見つけて「奴より俺は上だ」と言う自己満足に陥る
我々の世代はこういう事は「情けない最低な者」として自らを恥じる気概を親から、世間から沁みこませてもらった、
此れから日本人はどうなってしまうのか、こんな日本人ばかりになってしまえば「少女像」などなくとも世界中から「卑劣な民族」としてのレッテルを貼られかねない、
親の教育からしなければならないとしたらいったい誰がどうやってやるのか
葉隠か菊と日本刀でも読んで、もダメか