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放射性物質の流出阻止は数カ月後が1つの目標

2011-04-03 | 日記
日本経済新聞」の「放射性物質の流出阻止「数カ月後が目標」 細野補佐官 福島第1原発の事故」( 2011/4/3 10:38 )

 細野豪志首相補佐官は3日午前のフジテレビ番組で、東京電力福島第1原子力発電所2号機の取水口付近から高い放射線量の水が海に流出したことについて「新しい専門部隊を送り、高分子ポリマーを注入する作業に入る。何としても(流出を)止めたい」と述べた。空気中や海への放射性物質の流出を止めるメドについては「数カ月後が1つの目標になる」との見通しを示した。一方で使用済み核燃料の処理は「使用済みの燃料が1万本以上あるので相当時間がかかる」と指摘した。

 細野補佐官は政府と東電の統合連絡本部で福島第1原発事故の対応に当たっている。原発周辺の海への影響に関しては「モニタリングをしっかりやることが重要だ。東電にも指示を出し、海上保安庁にも(モニタリングを)やってもらう。どういう影響があるのか早急に調べて公開したい」と番組終了後、記者団に語った。


 細野豪志首相補佐官は、「放射性物質の流出阻止は数カ月後が1つの目標になる」との見通しを示した、と報じられています。



 とすると、



YOMIURI ONLINE」の「福島第一原発、廃炉は数十年がかり」( 2011年3月31日09時21分 )

 危機的な状態が続く東京電力福島第一原子力発電所1~4号機。

 東電の勝俣恒久会長は30日、これら4基を廃炉にする方針を示したが、喫緊の課題は、原子炉の冷却や放射能に汚染された大量の水の処理だ。廃炉に持ち込むには長い時間がかかり、専門家は「すべてを終わらせるには数十年がかりの作業になる」と指摘する。

 ◆短期的課題

 目の前にある最大の課題は、高濃度の放射能に汚染された大量の水処理だ。作業用トンネル(トレンチ)にたまっている汚染水だけで、計約1万3000トン。このほか、量は不明だが、タービン建屋の地下にある大量の汚染水も除去しなくてはならない。

 汚染水を除去できれば、原子炉本来の効率的な冷却機能復活への道が開ける。しかし、現状では汚染水に阻まれ、原子炉の制御機器を動かす外部電源ケーブルすら敷設できていない。

 内部の放射線が強すぎて機器の修理ができなかったり、汚染水の排水ができなかったりして、電源が回復しないといった事態も想定される。漏えいが続くと、一時的な保管場所にしている外部タンクでは間に合わなくなる。関係者から「新たな貯蔵場所を、早急に確保しなければならない」という意見が出ているのには、こうした背景がある。

 汚染水を除去できたとして、同原発からの放射性物質の大量放出を止め、安全な状態に持ち込むには、原子炉を「冷温停止」と呼ばれる段階にする必要がある。杉山憲一郎・北大教授は「外部電源で本来の冷却装置を動かし、水を循環させることができれば、1~2日で冷温停止に導ける」と話す。廃炉に向け、核燃料をさらに冷やして取り出せる状態にするには、さらに数年はかかりそうだ。

 一方、仮設ポンプで炉心に水を送り続ける現状が続くと事態はより深刻になる。海老沢徹・元京都大原子炉実験所助教授は「核燃料は少しずつ冷えていくが、冷温停止には少なくとも数か月を要するだろう」と、推測する。このシナリオだと、水の注入量は増え、汚染水も増える。

 ◆長期的課題

 最終的な廃炉には、数十年の時間がかかる。国内の商用原発として、初めて廃炉作業に入った茨城県の日本原子力発電東海発電所では、1998年の営業運転終了後、2021年までかけて段階的に進めている。

 廃炉は、燃料を取り出し、放射線量の低減を待つ。この間、発電機など汚染の少ない設備を先に解体、最後に原子炉の鋼鉄容器などを切断し地下深くに埋める。現在は熱交換器などの撤去作業中だ。

 しかし、原子炉や建屋が破損した福島第一原発の例では、こうした通常の手順通りに解体できるか疑問だ。松浦祥次郎・元原子力安全委員長は「今回は汚染低減作業に非常に手間がかかる。廃炉は恐らく20~30年では終わらない」と語る。


 杉山憲一郎・北大教授は「外部電源で本来の冷却装置を動かし、水を循環させることができれば、1~2日で冷温停止に導ける」と話しているが、海老沢徹・元京都大原子炉実験所助教授は「(仮設ポンプで炉心に水を送り続ける現状が続くと) 核燃料は少しずつ冷えていくが、冷温停止には少なくとも数か月を要するだろう」と、推測している、と報じられています。



 今回の場合、「外部電源で本来の冷却装置を動かす」ことが困難だ、ということだと考えられます。仮設ポンプで炉心に水を送り続ける現状が続くと予想されるので、
細野豪志首相補佐官は、放射性物質の流出阻止は数カ月後が1つの目標になる」との見通しを示した (最初に引用した報道)
と考えられます。

 冷温停止になったところで、新たに放射性物質が漏れなくなる(と考えられる)のみで、すでに漏れてしまった放射性物質の除染作業は残されていますので、

   冷温停止まで数か月

   除染完了まで数年

   廃炉は恐らく20~30年では終わらない

と予想されている、とみてよいと思います。
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