MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

一般社団法人 全国医療通訳者協会(NAMI)設立

2016-12-12 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
12月10日のセミナーには
東京、大阪、愛知の3会場合計で130名以上の方が
集まってくださいました。

具体的な研修ではなく、
医療通訳制度や医療通訳の未来を考える研修会に
果たして人は集まってくれるのかと心配していたのですが、
杞憂(きゆう)でした。

私は自分の活動場所である関西ではなく、
愛知会場を担当しましたが、
先週書いた「医療通訳はひとつではない」を本当に実感しました。
愛知のみなさん、スカイプ音声やPPのずれなど
なれないことが多くてお見苦しい、お聞き苦しいところがあったと思います。
すみませんでした。
会場を貸してくださった愛知県立大学、
お手伝いくださった県大医療分野スペイン語ポルトガル語のかわいいOVたち、
元同僚のYさんありがとう。

また、忙しい中、特に地方では
移住デー関連のイベントやフォローアップ研修などとも重なる中、
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

みなさんにご報告です。

やっと医療通訳者の職能団体
「一般社団法人 全国医療通訳者協会」(愛称 NAMI)が
設立されました。

HPは こちら

なかなかすぐには検索に反映されないので、
検索してくださる方々のために、
とりあえず、このブログで宣伝させてもらいます!
是非、HPをチェックして、できれば「ブックマーク(お気に入り)」してくださいね。

医療通訳者は団体を持たない、
医療通訳者には力がない、
医療通訳者は上手に使ってあげることが大切

と、ずっと言われ続けてきました。
学会などで発言しても、他の偉い先生方の発言にかき消され、
書籍で書いてもなかなか他の人の発言が続かない。
結局、通訳者の意見は少数派になり、
いつも忸怩(じくじ)たる思いをしてきました。

今回やっと専門職としての職能団体がたちあがったことは、
道のりとしては長かったですが、ようやくだと思います。

苦情を言う人はたくさんいます。
でも今回、前段階の準備会として参加していたメンバーは
通訳者として関わり続けながら、他の医療通訳者にも思いをはせることができます。
何よりも「ひとり倒れても、活動は続く」とはっきりといってくれる仲間に
やっと出会えたという思いがします。
また、法人の立ち上げや趣意書の作成、HPの作成など
私にはできなかったことをやれる人たちが集まっています。

これからは、MEDINTとNAMIの2つの団体でバランスをとりながら、
医療通訳の次の未来を一緒に考えていきたいと思います。

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