今週日曜日のMEDINT講座のテーマは「介護保険」でした。
会員で介護福祉士のHさんに講師をお願いし、
介護保険の基本についてお話いただきました。
ちょっとした裏技とかも教えていただき
膨大な介護保険制度をコンパクトにまとめてもらいました。
Hさんが最初に
「日本と同じような介護保険はドイツ、韓国くらいしかないので、
言葉を置き換えるだけでは伝わらない」と
おっしゃっていました。
病気の通訳はある意味万国共通で、
ご本人の医療に関する知識差はあったとしても、
「肝臓」は「肝臓」で
「免疫不全」は「免疫不全」です。
でも、制度については
その国の社会情勢などを鑑みて作られているので、
同じ概念が存在するとは限りません。
たとえば日本の介護保険を
アメリカのメディケアと訳してしまうと
かなりの誤解が生じます。
年齢によって
1号保険者と2号保険者にも違いがあり、
サービスを受けられる疾患にも制限があります。
健康保険とも年金保険とも違います。
制度を正確に理解していないと
正しい言葉を当てることができません。
******************************
先日「こどものayuda(援助)」について問い合わせしたいという相談を受けました。
こども手当あらため「児童手当」のことかもしれないし、
ひとり親世帯なら「児童扶養手当」のことかもしれない、
こどもが障害を持っているなら「特別児童扶養手当」だし、
学校なら「就学援助」です。
・・・・・それでどれ?と聞くときも
聞く側が制度を理解していないと
全部、同じ言葉になってしまいます。
日本独自の制度である場合
それを直訳しても通じない。
通じない言葉を発しても通訳をしたことにはならない。
コミュニティ通訳の難しさはそういうところにあります。
「知らない概念は訳せない」
これはコミュニティ通訳者として肝に銘じておかねばと痛感しました。
会員で介護福祉士のHさんに講師をお願いし、
介護保険の基本についてお話いただきました。
ちょっとした裏技とかも教えていただき
膨大な介護保険制度をコンパクトにまとめてもらいました。
Hさんが最初に
「日本と同じような介護保険はドイツ、韓国くらいしかないので、
言葉を置き換えるだけでは伝わらない」と
おっしゃっていました。
病気の通訳はある意味万国共通で、
ご本人の医療に関する知識差はあったとしても、
「肝臓」は「肝臓」で
「免疫不全」は「免疫不全」です。
でも、制度については
その国の社会情勢などを鑑みて作られているので、
同じ概念が存在するとは限りません。
たとえば日本の介護保険を
アメリカのメディケアと訳してしまうと
かなりの誤解が生じます。
年齢によって
1号保険者と2号保険者にも違いがあり、
サービスを受けられる疾患にも制限があります。
健康保険とも年金保険とも違います。
制度を正確に理解していないと
正しい言葉を当てることができません。
******************************
先日「こどものayuda(援助)」について問い合わせしたいという相談を受けました。
こども手当あらため「児童手当」のことかもしれないし、
ひとり親世帯なら「児童扶養手当」のことかもしれない、
こどもが障害を持っているなら「特別児童扶養手当」だし、
学校なら「就学援助」です。
・・・・・それでどれ?と聞くときも
聞く側が制度を理解していないと
全部、同じ言葉になってしまいます。
日本独自の制度である場合
それを直訳しても通じない。
通じない言葉を発しても通訳をしたことにはならない。
コミュニティ通訳の難しさはそういうところにあります。
「知らない概念は訳せない」
これはコミュニティ通訳者として肝に銘じておかねばと痛感しました。