And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

山口県にトンネルを沖縄県にアメリカ基地を

2019-04-12 14:32:08 | 日記
この間テレビ版「MASH」のDVDをアマゾンで手に入れた。吹き替え版が出ないので仕方なく安い輸入盤買ってみたけれど、英語の字幕もついていたのでなんとなく内容もわかった。レーダーが空を見上げてヘリコプターが降りてくるオープニングシーン、音楽とともに心揺り動かされる。ネットで調べるとシーズン4からはレギュラーメンバーが抜けていきだんだんとアラン・アルダが中心になっていって話もシリアスになったようだ。その頃は知らないのでたぶん日本で放映されたのは長くても3までだったのではないだろうか。「特攻ギャリソンゴリラ」とかも同じでDVDはおろかビデオにもなっていないのはなぜだろう。今はこういう心にしみるドラマは少ない。映画もアメリカンニューシネマのように反抗する若者たちというのは皆無でただドタバタ、へたすると体制寄りのにおいのするようなものまである。怒れる若者たちなど縄文時代の土器みたいなもの。それは年取ったから思うのではなく、飢えた子供たちに文学は有効かと友人たちと話していた若い頃から変わらない。今は皆が平和ぼけしていて、政府が右に傾いても平和はこれからも続くだろうと反対もしない。もはや戦後ではなく戦前だというのに気づかない。でもこの人のいない時代に若者を軍隊にとるとどうなるかというのも興味ある。あの人たちは間違っても山口県や福岡県にアメリカ基地を作らないだろう。沖縄だからいいのだ。
CSで「そして誰もいなくなった」のドラマが2週にわたり放映された。まだ最後を観ていないけれど、もうハッピーエンドバージョンは観たくない。映画版はみなハッピーエンドバージョンで今回もアメリカ人得意のマッチ売りの少女やありとキリギリスもハッピーエンドにしてしまうやり方か。戯曲版でクリスティはそう書いてるといっても当然そういう要請があって書き直したのだろうから。先の童話もハッピーエンドにすると話が成り立たないなど関係ない。戦中日本映画のお子さんお国のために死ねてよかったと祝杯挙げるのもハッピーエンド?
予想していたとおりブラームスも一通り買うとベルグルンドだけでよかったと思う。だが聴いてみないとわからない。ブラームスは好きなので買ってもいいかと思う。それでたまったCDみてどこに置こうと思う。アイザック・スターンのボックスも安く中古で出たので買ってみた。ハイフェッツやオイストラフに比べるとと思っていたが、なかなかいい。けれど評論家には飽きがきたのだろう、名盤の順位には挙がらない。評論家はいう、左手に衰えが。お前衰えわかるくらいヴァイオリン弾けるのか。吉川訳の「見いだされた時」ももう読み終わる。今年その後半出たら、4つめの「失われた時を求めて」制覇。高遠訳はまだ半分くらいだけど、その間にロマン・ロランの「魅せられたる魂」いこうと思うのだが本が古く活字が小さいので読破できるかどうか。


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