And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

はるかにカナダやパタースンを憧れている心の中で

2018-04-22 11:18:46 | 日記
またしばらく書いていない。こんな文章でさえネタに詰まってしまうのだから作家はすごいものだと思う。果てしなく文章がわいてくるのだろう。プルーストを読んでいるとそうでもないとあれだけの長いものは書けない。よく挨拶で果てしなく言葉が浮かんでくるやついるが、頭の片隅にでも自分は馬鹿で嫌われ者という意識ないのだろうか。世の中に馬鹿は数限りなくいるので、そんなやつらのこと気にする必要はない。暴走族、ハエ、ネズミと一緒でいつまで経っても消えることはない。
クラシック雑誌読んでそうだと思った。マーラー交響曲5番4楽章はヴィスコンティ以前、以降がある。自分も映画のほうが先なので、あれは独立した曲として聴いてしまい、しかもベニスの海を聴くたびに思い浮かべてしまう。たぶん演奏家も意識するのでは。逆にヴィスコンティなど観たことない人は素直に聞けそう。「スターウォーズ」とは違うので、そうそうみんなが観てるとは思わないのだけれどクラシックファンなら原作の作家を作曲家にして、しかもマーラーに当てはめているのだから、観てる人も多いと思う。確かにヴィスコンティ、ベルイマンはクラシックをうまく使う。「夏の嵐」のブルックナー。ベルイマンの「ファニーとアレクサンデル」を観た頃、映画版よりテレビが先だったけれど、シューマンのピアノ五重奏曲を初めて知った。ウッディ・アレンもそう。ジャズはもちろんだけど、バルトーク弦楽四重奏のピチカート楽章を使ったのにはびっくり。何の映画か忘れてしまったけれど。何度か書いたように「パーソン・オブ・インタレスト」でピンク・フロイドの「ようこそマシーンへ」を聴いてから「あなたがここにいてほしい」を毎日のように聴いたことがあった。昔出たときレコードで買ってつまらないと売ってしまったのに。だいたいはロックなんて昔いいなと聴いてたのでも今では恥ずかしくて聴けないのがほとんどなのだが。それだけ映像が音楽を引き立てる。
「禁じられた遊び」で有名なテーマ曲のほかに「アルハンブラの思い出」も使われていてサントラがあるから聴くのだが、映画はもう何十年も観たことないのでどこのシーンだかわからない。もちろんLD、DVDも持っているのだが「火垂るの墓」と一緒でたぶんもう一生観ることはないと思う。五味康祐が若く金ないときにブラームスのクラリネット五重奏曲を聴いて涙が止まらなくなり、それ以来ブラームスのクラリネット五重奏曲は一度も聴いていないしレコードも持っていないと書いたのを読んだことがある。「禁じられた遊び」も若いときでも泣いたのに子供できた年齢になってからは観ることはできない。