ネコとウッドクラフトと

現在ネコ14匹とウッドクラフトにはまっています

チッペンデール様式のアンティークな椅子を甦えさせる

2021-04-25 16:32:34 | 木工作品
ある倉庫に眠っていた木枠のみの椅子。 未塗装、座板無、少し捻じれが生じており、しかも前足が虫食い。 廃棄してしまうのはもったいないので甦生を試みてみました。



18世紀のイギリスで流行ったチッペンデール様式のスプラットバックアームチェアを模したもの。 東南アジアで作られた物らしい?
材料は一応マホガニーか?



背の部分はわずかに反り返っています



しっかりとしたアームがついており、そこにも彫刻が施されています。


スプラット バックはゴシック風の透かし彫りになっています



前脚はネコ脚の一種で、「クロウ&ボール」と呼ばれるものです。 龍が水晶玉を掴んでいる様を表現したもので、縁起物とされています。



ポアステインのチェスナットにブラックオリーブを少し加えたもので色付けをしました。



水性のサンディングシーラーを塗布後に透明のアクリルラッカーで仕上げました。



虫食いの部分はパテなどで埋めずに、あえて虫食い跡を残しておきました。  特に大意は無いのですが・・・。
強度的には全く問題ない傷です



座は12mmのベニヤに比較的弾力のある5㎝のウレタンを張って仕上げました。



座は落とし込み仕上げになっています。



座の周りに玉縁を付け座繰りと座の隙間を調整しています


まずまずの仕上がりですかね?

コメント
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