現在進行中の漫画で、単行本が発売されるたびに購入している、という作品は5つある。
この半年ほどの間に、5作品すべてに新刊が出た。
「もやしもん 11巻」「純潔のマリア 2巻」「げんしけん 11巻」「とりぱん 12巻」「テルマエ・ロマエ 4巻」。
ひところのブームもやや沈静化した感がある「もやしもん」だが、ストーリーは単行本10巻で「アメリカ編」が終わり、この巻はかつての春祭や収穫祭と同様の「学内イヴェント編」といえるだろう。この巻も楽しめたが、この後続くはずの「日本酒編」に期待が高まる。ただそこで作品が大団円、となってしまうと悲しいことだが。
同じ石川雅之の「純潔のマリア」。ストーリー展開のテンポはゆっくりだが、この巻の最後で天使ミカエルの槍に貫かれたことで、新展開になりそうだ。
「げんしけん」は連載復活後、しばらくは停滞気味だと感じていたが、ここへきて連載復活後の新キャラクター波戸君の過去のトラウマが明らかになって来つつあり、ストーリーも動き始めている。過去のトラウマとその克服、というテーマはかつていったん連載終了した際のストーリーの山場となったモチーフでもあり、期待と(二番煎じに終わるのではないかとの)危惧が五分五分。
前巻では震災も取り上げられ、ちょっとシリアスな趣きのあった「とりぱん」は本来のゆるい雰囲気が復活。前巻はいろいろ感じるところが多かったが、やはり今回のような雰囲気の方が肩の力を抜いて読めるのは確か。
映画化、アニメ化と今まさに旬を迎えているのが「テルマエ・ロマエ」。
読み始めた頃はまさかこんなメジャーな作品になるとは夢にも思わなかった。ストーリーもこれまでの一話完結から長編化にシフトチェンジしつつある。この変化をうまくこなして、作品が質を落とすことなく大作になってくれることを祈る。
(文中、敬称略させていただきました。)
この半年ほどの間に、5作品すべてに新刊が出た。
「もやしもん 11巻」「純潔のマリア 2巻」「げんしけん 11巻」「とりぱん 12巻」「テルマエ・ロマエ 4巻」。
ひところのブームもやや沈静化した感がある「もやしもん」だが、ストーリーは単行本10巻で「アメリカ編」が終わり、この巻はかつての春祭や収穫祭と同様の「学内イヴェント編」といえるだろう。この巻も楽しめたが、この後続くはずの「日本酒編」に期待が高まる。ただそこで作品が大団円、となってしまうと悲しいことだが。
同じ石川雅之の「純潔のマリア」。ストーリー展開のテンポはゆっくりだが、この巻の最後で天使ミカエルの槍に貫かれたことで、新展開になりそうだ。
「げんしけん」は連載復活後、しばらくは停滞気味だと感じていたが、ここへきて連載復活後の新キャラクター波戸君の過去のトラウマが明らかになって来つつあり、ストーリーも動き始めている。過去のトラウマとその克服、というテーマはかつていったん連載終了した際のストーリーの山場となったモチーフでもあり、期待と(二番煎じに終わるのではないかとの)危惧が五分五分。
前巻では震災も取り上げられ、ちょっとシリアスな趣きのあった「とりぱん」は本来のゆるい雰囲気が復活。前巻はいろいろ感じるところが多かったが、やはり今回のような雰囲気の方が肩の力を抜いて読めるのは確か。
映画化、アニメ化と今まさに旬を迎えているのが「テルマエ・ロマエ」。
読み始めた頃はまさかこんなメジャーな作品になるとは夢にも思わなかった。ストーリーもこれまでの一話完結から長編化にシフトチェンジしつつある。この変化をうまくこなして、作品が質を落とすことなく大作になってくれることを祈る。
(文中、敬称略させていただきました。)