musikhalle

 ― 音楽について、そして全ての芸術について ―

レインツリーの国

2009-07-28 00:49:52 | ブックレヴュー
大量に買い込んだ本をあちこちつまみ食いしながら、時間をかけて読んでいこうと思っていたのだが(2009-07-23「オトナ買い」参照)、この1冊は読み始めたら止まらなくなり一気に読み通した。 有川浩「レインツリーの国」 実はこの作者の名は初めて知った。この本を買った理由は、裏表紙のあらすじと中身をざっと眺めて、ヒロインがハンデを負っているらしいということが第一。自分が同じくハンデを負ってからとい . . . 本文を読む

天狗舞

2009-07-26 13:00:52 | その他
ここ最近、家で飲む酒はウイスキーが中心だが、この日は珍しく日本酒。 天狗舞 純米酒(石川) この酒は以前から贔屓にしている銘柄。 見た目が特徴的で、かなり濃い山吹色をしている。 その見た目からの想像通り、香り、味とも強いが、酸味が味を引き締めて後味はしつこくない。 米のどっしりした風味と熟成による芳香が素晴らしい。 . . . 本文を読む

オトナ買い

2009-07-23 23:30:58 | その他
7月12日、マーラーの6番を演奏し終わるまでは、とにかくトランペット中心、オーケストラ中心のプライヴェートが続いていたので、終わると今まで我慢してきたことの反動が出ている。 まずはショッピング。服や時計といったところに無駄遣いをしてやろう、と意気込んだのだが、貧乏性のせいか、いざ売り場に行くと迷って買えなかった。 そのフラストレーションも高まったところで書店へ。 買った!ようやく落ち着いた。 . . . 本文を読む

シリーズ東京の橋 vol.1 「竹橋」

2009-07-22 22:55:09 | その他
東京の道は「山の手は坂、下町は橋で覚えろ」という言葉が、かつてタクシー業界などでよく言われたということだ。 筆者もいわゆる下町に住むこと数年、たしかにランドマークとして橋はよく目につく。これから時々、出会えた橋について記したい。 記念すべき1回目は竹橋。国立近代美術館を訪れる際にはいつも通る橋だ。 この橋は徳川家康の江戸入部以前、すでに存在していたようだ。竹橋の名の由来は、この辺りを領してい . . . 本文を読む

大 改 造@新大久保

2009-07-20 00:19:59 | トランペット
7月12日、Japan Gustav Mahler Orchestra(JMO)第7回定期演奏会で2年振りの演奏会復帰、そして左手だけによる演奏をなんとか終えた。 自分なりに考え試行錯誤した結果出来上がったスタイルで挑み、それなりの結果は残せたのではないか、という点では満足している。けれども、本番前に受けたレッスン時にも指摘されたように、自分でも今回作り上げたスタイルがベストだとは思っていない。 . . . 本文を読む

ゴーギャン展@国立近代美術館

2009-07-19 18:44:55 | 美術
ポール・ゴーギャン。これまでいくつかは実際に目にしたことがあり、画集などではもっと頻繁に触れる機会のある画家だ。がしかし印象はいまひとつ。 理由の一つには、「バブルが弾けて商売が上手くいかなくなった株屋さんが自棄になって海外に逃げて描いた絵」というバイオグラフィからくる偏見もあるかもしれない。特にこの画家の場合、どうしてもゴッホの壮絶な人生との比較が避けられないということで損をしているともいえよう . . . 本文を読む

KUME DAISUKE ORCHESTRA @新宿PIT INN

2009-07-14 23:59:01 | CD・コンサートレヴュー
腕達者なプレーヤーが揃ったライヴに行く。 久米大作 Presents『KUME DAISAKU ORCHESTRA』 久米大作(P,Key)和田アキラ(G)バカボン鈴木(B)則竹裕之(Ds) スティーブ・サックス(Sax,Fl)高良久美子(Per)川上鉄平,水谷真季(Tp) 東條あづさ(Tb)会田智穂(Euph)佐藤 桃(Tuba) ゲスト:市原ひかり(Tp)仙波清彦(Per) 素晴らし . . . 本文を読む

Japan Gustav Mahler Orchestra(JMO)第7回定期演奏会@ミューザ川崎

2009-07-13 23:20:19 | オーケストラ
前日のリハも大事なく終了し、いよいよ本番。2年振りの舞台ということで、かなり高ぶってしまうのかな、と予想していたのだが、思ったより落ち着いて前夜、当日朝を淡々と過ごせた。荷物を極力減らしたいのと、会場で何度も着替える時間と手間を省略したくて、はじめから舞台衣装で家を出た。 曲目:グスタフ・マーラー:歌曲集「さすらう若人の歌」    グスタフ・マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」 指揮:井上 . . . 本文を読む

JMO 7th定期 準備編その11

2009-07-11 21:43:16 | オーケストラ
本番前日の練習。 前プロはソリストとの最後の合わせ。 シンフォニーは最後までしつこく残ってしまった、ケアレスミスを誘う箇所を再確認。そして全曲を通す。 あとはコンディションを整え、あすの成功を祈るだけ。 . . . 本文を読む

JMO 7th定期 準備編その10

2009-07-06 22:59:57 | オーケストラ
本番一週間前。 練習は前プロ「さすらう若人の歌」から。この日はソリストとの合わせだった。ソリスト参加の練習はもう何度目かになるが、これまでの合わせの日は6番の終楽章を演奏せず、筆者は合奏に参加してなかったので、ソリストとの合わせの風景は今シーズン初体験。 過去の演奏会に向けた練習で体験済みではあるが、やはりソリストが入るといい意味での緊張感が漲る。ここ半年間練習を続けてきて、ついに大仏開眼とい . . . 本文を読む

発見!

2009-07-05 12:47:55 | その他
先日の転居のドサクサに、思わぬものを見つけた。 シャトー・ダルマイヤック 2001 このワインについて説明するには、「シャトー・ムートン・ロートシルト」から話を始めるのが最もはやいのではないか。 ムートンはボルドー、というよりフランスワインを代表する高級酒の一つ。ムートンを所有するロートシルト家は、ムートンがあるポイヤック村にあと2つ畑を所有しているのだが、その一つがこのダルマイヤックで、ムー . . . 本文を読む

椅子購入

2009-07-02 23:45:11 | オーケストラ
今の自宅に転居してから2か月。いまだに家具や備品など足りないところを少しずつ買い足している。 今度買ったのは、練習部屋兼オーディオ部屋に置く椅子。 この椅子は、練習時にも極力本番とコンディションを同じくすることを目的として探した。 ホールなどによくある、20客ぐらいを重ねて収納するようなタイプのパイプ椅子である。 しかし近所のホームセンターで探しても、店頭にあるのはもっとお洒落なものばかり。 . . . 本文を読む