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 ― 音楽について、そして全ての芸術について ―

コミック新刊5冊

2012-04-01 11:19:43 | ブックレヴュー
現在進行中の漫画で、単行本が発売されるたびに購入している、という作品は5つある。 この半年ほどの間に、5作品すべてに新刊が出た。 「もやしもん 11巻」「純潔のマリア 2巻」「げんしけん 11巻」「とりぱん 12巻」「テルマエ・ロマエ 4巻」。 ひところのブームもやや沈静化した感がある「もやしもん」だが、ストーリーは単行本10巻で「アメリカ編」が終わり、この巻はかつての春祭や収穫祭と同様の「学 . . . 本文を読む
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太平洋戦史系5冊

2012-02-19 18:23:46 | ブックレヴュー
最近読んだ帝国陸海軍系の諸作品について。 まず、特定の人物を取り上げた3作品。 保阪正康  瀬島龍三 参謀の昭和史 大本営参謀の立場で太平洋戦争をリードした一人であり、シベリア抑留体験を経て戦後は大手商社のトップに登り詰め、その後は中曽根政権のブレーンとして活躍した瀬島龍三の生涯を丹念に追った作品。 この人の場合、インタビューなど自分で自分の半生を語ったものは少なくないが、実際に自分が関係した . . . 本文を読む
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司馬系3冊

2011-11-05 09:31:31 | ブックレヴュー
最近も司馬遼太郎作品や司馬自身やその作品を論じた作品などを読んでいる。 今年の夏以降は3冊。 1冊目は「街道をゆく 9 信州佐久平みち 潟のみちほか」。 これは夏休みの長野旅行に向けて予習用に読んだもの。実際には時間もなかったため、この本で興味を持った上田などを訪れることはできなかったのだが、信州の風土について予備知識を仕入れることができた。 2冊目は松本健一「司馬遼太郎を読む」。司馬の代表的 . . . 本文を読む
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げんしけん 10巻(弐代目 1巻)

2011-10-02 22:33:42 | ブックレヴュー
しばらく前のことになるが、「弐代目 1巻」として「げんしけん」の続編、第10巻が刊行された。 連載では読んでいるのだが、単行本1冊にまとまるまでずいぶん時間がかかったな、という印象がある。 ストーリーは前作から引き続いていて、その意味での違和感はないが、今作での新しいキャラクターは「腐女子」色が強いため、前作のようなキャラクターへの感情移入は難しい。 今作のストーリーはまだ動き始めたばかり、と思 . . . 本文を読む
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広島学  岩中 祥史

2011-09-28 21:44:49 | ブックレヴュー
筆者は広島県の出身では、ない。が、高校を卒業して上京するまで住んでいた岩国は広島市内から電車で1時間足らずだし、 そもそも両親が広島出身と広島在住経験者ということで、広島に対しては準地元という意識が濃厚にある。 ということで、タイトルに釣られて購入したのだが、なかなか楽しめた。 著者の岩中祥史は名古屋出身の人。「博多学」「札幌学」などの著作もあり、国内のローカル性を掘り起こした作品をシリーズとし . . . 本文を読む
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さよならドビュッシー  中山千里

2011-09-24 20:03:17 | ブックレヴュー
最近、文芸書を読むことはあまり多くない。なかでも、ミステリーは、他のジャンルのものはまだしも読んでいた時期でも読むことは少なかった。 今回、このミステリー作品に挑戦したのは知人の強い勧めがあったからだ。 ミステリーの仕掛け自体はオーソドックスなものであったが、ピアニストを目指す主人公の、練習時や本番の舞台に上がっての心理状態など、筆者にも経験のある心理状態の描写が巧みで引きつけられた。 この作 . . . 本文を読む
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とりぱん第11巻 とりのなん子

2011-07-30 17:21:12 | ブックレヴュー
発売の都度、1巻からコツコツと購入し続けているのだが、はや11巻。 最近の巻では恒例になっている、連載誌「モーニング」に掲載されている他の作品のパロディ漫画、今回は「私の小規模な生活」をモチーフにした「僕の小規模な鳥活」。 画力も目を見張るものがあるが、パロディとしてのセンスも秀逸。楽しめた。 巻末で紹介されている「100コマまんが」。サイン会に並んだ100人に1人1枚ずつ配られたものだという . . . 本文を読む
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テルマエ・ロマエ 3巻  ヤマザキマリ

2011-07-09 17:36:30 | ブックレヴュー
過去2巻がとんでもなく面白かったので、この3巻も発売直後すぐに購入した。 帝政期のローマと現代日本の「風呂文化」比較から生じるギャップをテーマにしたコメディタッチの作品ということで、個人的には地味な作品という認識を持っていたのできっと広範な認知度を得るとは予想していなかった。 が、この作品の人気と評価は予想をはるかに超えた。数々の受賞そしてついには映画化も決定した。自分だけがひっそりと楽しむつも . . . 本文を読む
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もやしもん第10巻

2011-06-11 20:50:37 | ブックレヴュー
連載開始当初から一貫して注目し続けている「もやしもん」10巻を読んだ。 連載誌で毎回チェックしているので、ストーリー自体はすでに把握しているはずなのだが、まとめて読むとストーリーが「流れ」として理解できることで連載時とは違った楽しみ方が可能だ。 この巻の舞台はアメリカ。「もやしもん」の愛読者であれば、海外編と言えば単行本6巻で展開されたフランス編をたちどころに想起するだろう。クライマックスの高揚 . . . 本文を読む
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音楽系2冊

2011-06-05 16:24:47 | ブックレヴュー
「音楽」がキーワードになる著作を2冊読んだ。 まずこの作品。 筒井康隆「ダンシング・ヴァニティ」 筆者は筒井作品を中・高の頃、手当たりしだいに読んだ、「遅れてきた筒井世代」だと自認している。その後、作品でいえば「虚人たち」「夢の木坂分岐点」あたりから離れ始め、その後もいくつかの作品には触れていたがもうこの10年近くは新しい作品を読んでいなかった。が、久し振りに手に取った。 その理由は、先日 . . . 本文を読む
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幕末・明治系&その他 計4冊

2011-05-29 18:18:10 | ブックレヴュー
最近読んだ本の中から、幕末・明治系その他の感想を。 司馬遼太郎「王城の護衛者」 ゴールデンウィークに会津へ行く予定を立てたので、その予習の意味で読んだ1冊。 短編集だが、松平容保や戊辰戦争時の会津を描いた作品は他に見当たらなかった。表題作が目的の作品。容保と孝明天皇との関わりなど、初めて知った史実もあり、楽しめた。以前読んだ、容保の実兄で尾張藩藩主の徳川慶勝を扱った「冬の派閥」(参照:2010 . . . 本文を読む
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歴史&数学系3冊

2011-03-21 20:46:43 | ブックレヴュー
最近読んだ本。 第一次世界大戦  山上正太郎 日本史はこんなに面白い  半藤一利 感動する!数学  桜井進 「第一次世界大戦」は、その前後で世界を画期的に変えた出来事であるにも関わらず、意外とその詳細を知らない、という自覚があったので読んでみた。アラビアのロレンス、国際連盟、Uボート・・・よく知られている事実と事実の間をつなぐ状況の推移がよく理解できた。この大戦が19世紀までの世界と、今日にま . . . 本文を読む
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三国志5、6巻 宮城谷昌光

2011-03-20 18:41:04 | ブックレヴュー
宮城谷版三国志も大詰め。今回の2冊では官渡の戦いと通常の「三国志」ではクライマックスとなる「赤壁の戦い」が描かれている。この「宮城谷版」でももちろん「赤壁」は大きなイヴェントとして扱われてはいるが、曹操のキャリアの一つ、といった印象で、むしろ「官渡」の方にウェイトが置かれている。 むしろ「赤壁」では、広く知られている「演義」的常識と史実との違いが明らかにしている叙述が興味深かった。 面白いと思っ . . . 本文を読む
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働かないアリ&山月記

2011-01-14 23:18:34 | ブックレヴュー
普段読む本の大半は文庫本だが、最近2冊ほど新書を読んだ。 どちらも興味深かった。これから、新書に目が向いていくかもしれない。 働かないアリに意義がある 長谷川英佑 興味深く読めた。内容は副題に「社会性昆虫の最新知見に学ぶ、集団と個の快適な関係」とある通りで、本書で紹介されている事例(大半はアリかハチ)は身につまされるものばかり。 題名にある「働かないアリ」の存在意義には驚かされた。生き物は . . . 本文を読む
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海の翼  秋月達郎

2011-01-10 10:17:20 | ブックレヴュー
久し振りに、往年のTV番組「プロジェクトX」を彷彿させる、胸を熱くさせるストーリーを読んだ。この作品自体は小説仕立てなのだが、史実に基づいている。 2つの物語が語られる。ひとつはイラン・イラク戦争時、イラクがイラン領空の航空機に対する無差別攻撃を宣言した状況下で、在イランの邦人を救出するための関係者の苦闘。もうひとつは明治23年、紀州沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号を巡るストーリー。 エ . . . 本文を読む
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