神戸からのメールニュースです。
7月、猛暑がつづきます。
安倍晋三元首相が銃殺されました。
要人が狙撃されたことについて思い出すのは、明石市出身でアナキスト俳人である和田久太郎(1893-1928)です。関東大震災のどさくさにまぎれて大杉栄と伊藤野枝ら3人が、甘粕正彦憲兵大尉によって虐殺された(1923年9月16日)ことにたいする復讐のため、震災一年後の1924年9月1日、服役中の甘粕ではなく、陸軍大将福田雅太郎(事件当時は戒厳司令官)を背中にむけて至近距離から狙撃するが空砲に終わり失敗。逮捕され無期懲役に。収監中の秋田刑務所で自裁します。一方の甘粕は1926年に「仮釈放」され、夫婦そろって官費でフランス留学に向かい、のちに満州国(現中国東北部)にかかわっていくのです。
----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.―第175回「Mélange」例会〈7月31日(日)〉→第一部読書会の話者は詩人の月村香さん
◆2.―「Mélange」例会のスケジュール/「月刊Mélange」の誌名を「月刊MAROAD」に変更しています
◆3.―姫路に新しい文学共同体〈姫路文学学校〉が誕生します〈7月25日(月)に第一回会合〉
◆4.―第25回ロルカ詩祭は〈8月20日(土)〉に開催します
◆5.―文学短報=A/――兵庫県立美術館の特別展「兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代」(再掲) B/――元 正章牧師のはがき通信「益田っこ」99号)C/――琉球弧在住の詩人・高良勉氏のMAIL転送
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.―第175回「Mélange」例会〈7月31日(日)〉
175回目の「Mélange」例会は、7月31日(日)にカルメンで開催します。 第一部読書会(pm1:00~3:00)の語り手は、月村香氏(詩人)です。テーマは「アンドレ・ブルトン『溶ける魚』を読む」。参考文献は、①『シュルレアリスム宣言』『溶ける魚』巖谷國士 著 岩波文庫 ②『シュルレアリスムとは何か』巖谷國士著 ちくま学芸文庫 ③『ダダ・シュルレアリスムの時代』塚原史著 ちくま学芸文庫
――――月村香氏からのメッセージ――――――――――
☆ それが、あまり美しく、謎であるとき何を現しているのだろうと問う。しかし理解できないとき、わたしはどうすればいいのか。その時は、おそらく、「それ」は、美しくも謎でもない。当たり前に、「それ」を視界から外せば、楽になれる。しかし、もっと「それ」を明らかにしたいと思うとき、その狂おしい限界のむこうに、シュルレアリスムが現れる。 今回は、フランスのアンドレ・ブルトンの小品集、ガリマール社のジャンルとしては、poesie.(詩)に分類されている、『溶ける魚』を読んでゆこうと思います。 今回のわたしのレジュメにはゲーム(実践)もありますし、テーマに沿った下手な絵も沢山、しかし、内容は濃い、乞うご期待、月。 ――――――――――――――
☆ 第一部「読書会」(pm1:00~3:00)。第二部「合評会」(pm3:15~6:00)、第三部「懇親会」の構成です。 会場は三密を避けるための対策を講じています。身体の調子が悪い方は、出席をご遠慮ください。 第三部は、懇親会です。詩人中心の会です。みなさん、自在に語って楽しんでおられます。今回も大いに語りましょう。 この会は誰でも参加できます。第一部「読書会」のみの参加もOKです。
――――――――――――――――――
★ △第二部(pm3:00~6:00の詩の合評会は、午後3時すぎからスタートします。6時すぎに終わることを目指していきます。 今回も意欲的な作品をお寄せください。 〈合評会詩稿〉作品の締め切りは7月21日(木)です。意欲的な詩稿・句稿をお待ちしています。
合評会への詩稿は「月刊MAROAD175号」に掲載。合評会当日にみなさんに配布(無料)します。
△「月刊MAROAD」2022年の連載記事について。
①タイトル=連載小説「海猫堂店仕舞記」(2022年も好評につき続行掲載) 作者=千田草介さん
②評論・エッセイ「想像力の彼方へ」(2022年も連載続行)大西隆志さんが詩・状況を縦横に語っています。
③2022年1月号から、あらたな美術関係の連載が始まっています。担当は美術家の原田哲郎さん。タイトルは「珈琲タイムレッスン(大人の絵画教室)」
④173号からピアニストで詩人の原田ひでよさんが新しくエッセィの連載をスタートしました。
△この会を運営しているのは、神戸を拠点とする詩のグループ「Mélange」。代表と事務局は私・大橋愛由等。詩の会(二部構成)をほぼ毎月開催しています。
■会場:スペイン料理「カルメン」電話:078-331-2228(阪急三宮駅西口から北へ徒歩1分)創業1956年の神戸でも有数の老舗レストランです(2021年11月に創業65年を迎えました)。毎週土曜日にフラメンコライブを開催しています。
――――――――――◇ ◆
2.―「Mélange」例会のスケジュール
「月刊Mélange」の誌名を「月刊MAROAD」に変更しています 2005年の創刊以降、「月刊Mélange」の誌名で親しんできましたが、通巻170号(2022年2月27日発行)から「月刊MAROAD」に変更いたしました。これは、創刊から17年が経過して、参加構成メンバーが大幅に入れ替ったことから、現在の誌友・詩友たちとの連帯を確認し、今後の表現活動の切磋琢磨を願うために変更するものです。(ちなみにMAROADとは、一見外国語のようですが、日本語の「稀人」または「客人」を語源としています。来訪神という意味です。折口信夫民俗学における中心概念のひとつです)。ちなみに例会の呼称は当面、「Mélangeの会」を継承いたします。
「月刊MAROAD」170号~174号の誌面は以下のサイトで見ることができます。いずれも16ページで構成されています。 https://melange-kobe.up.seesaa.net/image/MAROAD170.pdf
https://melange-kobe.up.seesaa.net/image/MAROAD171-eb379.pdf
https://melange-kobe.up.seesaa.net/image/MAROAD172.pdf
https://melange-kobe.up.seesaa.net/image/MAROAD173E29885.pdf
「月刊MAROAD」174号(最新号)は以下のサイトで
https://melange-kobe.up.seesaa.net/image/MAROAD174.pdf
「Mélange」月例会の日程です。
(講演者の敬称略・開催場所はすべて神戸三宮のスペイン料理カルメン・開催時間は毎回午後1時。第一部「読書会」第二部「合評会」第三部「懇親会」の構成) 予定ですので変更する場合があります。その際には、この月報最新版をご覧になって確認してください。 コロナ事態などで、急に変更する場合があります。ご注意ください。
2022年の例会日程と「読書会」の講師とその内容です。(敬称略)。
◇8月20日(土)第25回ロルカ詩祭(8月の「Mélange」例会は休会=伴奏者は、ギタリストの田村太一さん(演奏者が変更されています)下記に詳報。
☆9月25日(日)176th 講演者/Dr. Paul Allan Moss/テーマ「アメリカから赤穂へ―文化・言葉・獣医をめぐって」(仮題)
☆10月30日(日)177th 講演者/木澤豊/好評の「宮沢賢治を語るシリーズ」木澤さんからのメッセージです。「ご無沙汰しました。明日(6月18日)から入院し、手術になります。期間は2週間、あとリハビリになります。順調なら、このあたりで、賢治レポートにとりかかります。てーまは、「アメニモマケズ」と「虔十公園林」を語ってみたいと思っています。」よろしくお願いいたします。みなさんに、お会いしたいな。途中、様子、連絡いたします。」
☆11月27日(日)178th 原田哲郎(美術家)/「現代美術考(仮題)」
☆12月/休会します。
◆3.―姫路に新しい文学共同体〈姫路文学学校〉が誕生します〈7月25日(月)に第一回会合〉
詩人の大西隆志氏があらたに〈姫路文学学校〉を立ち上げるための準備室をスタートさせました。その第一回会合が、7月25日(月)に姫路市内の「ブックカフェギャラリー・クワイエット・ホリデー」で開かれます。〈姫路文学学校〉は隔月開催。「講義」と「創作合評」の二部制で、第一回目の「講義」担当者は、私・大橋愛由等。テーマは「津村喬という選択―身体・食・気功・焼酎・ノンセクトラディカル」。
以下、大西氏の「お知らせ」を貼り付けます。
--------お知らせ------------姫路文学学校準備室スタート-------大西隆志-----------------------------◆
文学の響きが時代錯誤的になっている今の時代に、ささやかで小さな試みを始めます。 かつて神戸には「市民の学校」があり、今も大阪には全国的な規模の「大阪文学学校」が存続しています。個人的に二つの文学を基調にした学校に縁をもたせてもらいました。五十年前のそんな経験がいまだに創作の面白さのワクワク感を保っているのです。 まずスタートを切ります。二カ月に一回程の開講ですが、ゆっくりと小規模でやります。講義と創作合評の二部に分かれています。講義のほうは文学、文学につながる哲学思想、社会科学などの文化を中心にして、幅広いジャンルを取り扱います。創作合評は、自作の詩歌(詩、俳句、短歌、川柳)、小説、エッセイなどを相互に語り合います。われわれの文学学校は、姫路というトポスに立脚しつつも、同時に地域性を超えた創造力あふれる文学や表現を発信するメディアであることを目指したいと思います。 スタートは、詩人、俳人、編集者でもある大橋愛由等氏による講義です。
第一回目 日時・7月25日(月曜日)13時30分~17時
会場・ブックカフェギャラリー・クワイエット・ホリデー(Quiet Holiday)2階 姫路市本町68番地
連絡先・090-3714-9387(書肆風羅堂・大西)
◎参加には、自作の詩歌又は小説、エッセイを持参。10部程コピーして下さい。持参できなくても合評会には参加し発言して下さい。 一部の講師には500円のカンパ、ワンドリンク発注必要です。長時間でもあり菓子等の持込は可能。 自作の作品は当日に配布するので、詩は1~2篇。俳句・短歌・川柳は10句、10首程度。 小説、エッセイは1200字(原稿用紙3枚)程度。
1部講座は13:30より質疑応答含め1時間30分程度。休憩を挟んで17:00まで創作合評。 楽しくワイワイとやります。
大橋愛由等氏の講義内容は下記のようになります。
--------★--------
テーマ=「津村喬という選択―身体・食・気功・焼酎・ノンセクトラディカル」
津村喬(1948-2020)について語ろうと思う。評論家、気功師、社会運動家…とさまざまな顔をもつ彼をひとことで紹介するのはよそう。その多様な活動領域そのものが津村喬のありようであり、戦略であるからだ。彼がわれわれ、そしてわたしに示したのは、マジュリティーな情況に拘泥し、かつなびくことの安住さに対して、津村は〈もうひとつの選択=オルタネイティヴな選択〉を示し続けたことである。「あなたの常識、わたしの驚き」は彼が口火を切る時の常套句のひとつであり、その言葉は全共闘運動に連動したノンセクトラディカルという選択、バブル期における生活(特に食)の現場からの異議申し立て、気功という緩やかな身体作業にこめられた効率主義との対峙、「焼酎ブームから焼酎を守れ」をスローガンとした焼酎を介しての〝周縁へのまなざし〟などへ、リゾーム的につむがれていく。この多様なかかわりそのものが、セクト、立場の差異を超えた緩やかな連帯をつなぎあわせるひとびとの共闘/共生を重要視する21世紀型運動体そのもの(アナキズム的なといった表現でもいいのかもしれない)を具現しているのだ。
--------★--------
主催・姫路文学学校準備室、書肆風羅堂 連絡・姫路市西今宿3-1-9-702(書肆風羅堂)
--------------------------------------------------------------------------------------------◆
◆4.―第25回ロルカ詩祭は〈8月20日(土)〉に開催します
今回で25回目となります。スペインの国民的詩人であるフェデリコ・ガルシア・ロルカが、1936年8月19日に、ファシストによって銃殺されたその日の近くの土曜日に行う詩の朗読会です。ロルカ生誕百年にあたる1998年からはじめました。卓越した詩の朗読者が集合する関西でも珍しい詩の朗読会です。毎回この朗読会には、器楽演奏者による伴奏がつきます。今回はギタリストの田村太一さんです(演奏者が変更しています)。音楽ジャンルをこえて活躍されているソロギタリストです。YOUTUBEでいくつか演奏の動画を見ることができます。
詩祭は、第一部「ロルカ詩の朗読」(5:30pm~)。第二部「ロルカ的世界に身を委ねた自作詩の朗読」(6:30pm~)となります。 現在、朗読者を最終調整中です。
☆〈 詩祭スケジュール 〉 出演者は、午後1時に会場のスペイン料理カルメンに集合。「8月19日詩集」を作成。 午後2時から、今回の伴奏者の田村太一氏とリハーサル開始。
8月20日(土)午後5時 開場 開会あいさつ
[ 1部 ]PM5:30~PM6:00 ロルカ詩の朗読
(今回は、ロルカ詩の朗読に加えて、ロルカの同時代人のスペインの詩人であるマチャードとアルベルティのロルカ追悼詩と、アイルランドから国際旅団の義勇兵として共和派側に参戦して戦死したチャーリー・ドネリーの詩を朗読予定です。チャーリーはなくなる直前、叛乱軍側の銃撃をさけつつ 〈Even the olives are bleeding オリーブさえ血を流している〉、と語り、その言葉が英語圏でスペイン内戦を象徴する言葉のひとつとなったのです。)
〈1部と2部の間に〉ギターソロ演奏
[ 2部 ]PM6:15~PM8:00 詩人たちのロルカ的世界にゆだねた自作詩朗読
閉会あいさつ
―――第25回ロルカ詩祭の案内文-----------
大橋愛由等
それは〈詩人たちの戦争〉だったのかもしれない。スペイン内戦(1936-1939)は、共和派側と叛乱軍側におおくの犠牲者がでた。われらのフェデリコ・ガルシア・ロルカは1936年8月19日に故郷グラナダでフランコ叛乱軍によって銃殺されている。このフェデリコの死は、同時代のスペインの詩人たちにとって衝撃が大きく、マチャード、アルベルティは追悼詩を書いている。内戦が終結したのち、二人は共和派側であったために、ピレネーを超えてフランスに逃げる。しかしマチャードは心労のために客地で死去。アルベルティはなんとかパリに逃れたのちアルゼンチンやローマで亡命生活を余儀なくされた。この戦争で忘れてはならないのは国際旅団という名の多国籍義勇兵が多く参加したことである。アイルランドの詩人チャーリー・ドネリーも参戦。「Even the olives are bleeding(オリーブさえ血を流している)」という言葉を残して戦死している。この内戦が導火線となって第二次世界大戦が勃発していることを忘れてはならない。ちょうどこの構図がそっくりそのまま今のロシアによる〈ウクライナ侵攻〉→〈第三次世界大戦〉にも連関しそうで、怖い。
-----------------------------------------------------------------------------
以上、よろしくお願いいたします。
(今年は第一部ロルカ詩の朗読で、上記の、マチャード、アルベルティ、チャーリー・ドネリーの詩を朗読予定です。)
◆3.―文学短報
A/――兵庫県立美術館の特別展「兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代」(再掲) 8月21日(日)まで兵庫県立美術館で「県立美術館開館20周年 関西の80年代」という美術展が開催されています。この展覧会は、先に紹介した「ミニマル/コンセプチュアル ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」が、1970年代の美術界の顕著な動向の紹介なら、今回の展示は1980年代の関西を中心とした美術動向を紹介するものです。1970年代はコンセプチュアルアートなど、どちらかというとモノトーンな作品が多かったのですが、1980年代に入ると、その反作用なのか色鮮やかさと爆発するような大胆な形状のオブジェが並ぶ作品が多くなっていきます。こうした80年代の美術動向をリアルタイムで展示・紹介していたのが、兵庫県立近代美術館(県立美術館の前身)が企画・開催していた「ART N0W展」です。実はわたしはこの展覧会をほぼ毎年見学。はじけるような作品群をみて、80年代を生きていることをわたしなりに実感していました。ジャズでいえばフュージョンが主流になっていく時代とほぼかさなります。
B/――元 正章牧師のはがき通信「益田っこ」99号 島根県益田市の益田教会で牧師をしている元(はじめ)正章氏が発信しているハガキ通信を転載しています。元氏の出自は神戸市(県立長田高校卒業)ですが、両親はともに奄美群島出身です。
-----------------------------------------------------------
□ ■「益田っこ」(99)「ちひさなものがたりの幾きれかが・・・」 2022年7月
「益田っこ」も次回で100号を迎えます。5年余り、地道に続けていれば、そうなったというまでのことです。いったい誰に向けて、なぜ書こうとしたのか、所詮は自己満足にすぎないと言われればその通りなのかもしれませんが、「これらのなかには、あなたのためになるところもあるでせうし、ただそれっきりのところもあるでせうが、わたしには、そのみわけがよくつきません。なんのことだが、わけのわからないところもあるでせうが、そんなところは、わたしにもまた、わけがわからないのです。」(『注文の多い料理店(序)』宮沢賢治)と、答えるほかありません。 何を言いたいのか、曖昧模糊としているでしょうが、「どうしてもこんなことがあるやうでしかたないといふことを」書きたかった。それでどうであったのか、「足元を深く掘れ、さらば泉を見いださん」と願えども、「蟷螂の斧」であれば、「負け犬の遠吠え」であったかもしれません。 日常の風景は、私がいようがいまいが、ちっとも変わっていません。たそがれ時の散歩、いつも歩きなれた道を通っている、そうして今日も一日が暮れていきます。学生時代に観たフランス映画、ブレッソン監督の「バルタザールどこへ行く」が、ふと脈絡もなく蘇ってきます。主人公のロバ(バルタザール)は何一つとして言葉を発しません。ただ哀しくも辛い現実の証しとして、その場に居合わせています。そして最後には、官憲の手によって銃殺されます。それがイエス・キリストの十字架とも重なります。主題曲として流れていたシューベルトのピアノソナタ20番が切なく響いています。「なぜ、わたしをお見捨てになったのですか」。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《島根からの一本の矢》
ウクライナ情勢を共に考えよう 益田市民に告ぐ、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まって、はや4ヶ月以上が経ちました。そのニュース報道に触れるたびに、侵略戦争というものが、いかに暴虐非道な戦争犯罪であるかを目のあたりにしていながら、これといって何もできない無力さを思い知らされます。それも、今や共に武器対武器の消耗戦となり、ますます戦況は泥沼化する一方で、平和への道のりは遠のくばかりです。ミサイルの撃ち合いで、街が破壊され、多くの人の命が奪われ、そうして戦争に勝利したところで、せいぜい武器製造会社を儲けさせるだけであって、それが一体何の益となるのでしょうか。今この戦争にあって大事なものは、無数の砲撃ではなく、「一本の矢と歌」ではないでしょうか。 ロングフェローの詩「矢と歌」でもって、平和の尊さと有難さを訴え、私たちの行くべき道を示したいと願います。皆様方の参加をお待ちしています。
日時 7月29日(金)午後3時半より5時ごろまで
場所 市民学習センター 103号室 司会進行 元 正章(益田教会牧師)幸町4-54 ℡ 0856-22-5250
テーマ ウクライナ情勢を共に考えよう
主催 平和をすすめる市民の会 (会長 安部利一)
事務局 益田市東町33-44 空 睦弘 ℡ 0856-23-3126
<会の進め方> 最初に、司会進行者がこの会を開催する趣旨を述べます。その後、参加者の皆さま一人ひとりが発題者となって、ウクライナ情勢について語っていただきます。今までも、多くの識者によって語られてきましたが、だからといって、平和的解決への道のりが備えられたわけではありません。その限り、この会にあっても、大空に向かって一本の矢を放ったに過ぎず、一つの歌をうたったに過ぎないでしょう。 それでも、この島根の地から、全世界の人々に向かって平和への矢を放ちたいと願います。ウクライナにまことの平和を!!
矢と歌
ロングフェロー
わたしは
大空に向かって
一本の矢を放った
それは地に落ちたが
どこに落ちたのか
わたしは知らなかった なぜなら
あまりにも速くとんだので 視力が追いつくことが
できなかったからだ わたしは
大空に向かって
一つの歌をうたった それは
地の果てに消えていったが
どこに消えたのか
わたしは知らなかった なぜなら
歌声を追いかけるほど
強く鋭い視力を
だれが持っているだろう?
ずっとずっと
のちになって
一本のかしの木に まだ折れもしないで
あの矢が つきささっているのを
わたしは見つけた そして
あの歌が はじめから終わりまで
そのまま 一人の友の心のなかで
うたいつづけられているのを
わたしは知った。
698-0021 益田市幸町4-54 日本基督教団益田教会牧師 元 正章
C/――琉球弧在住の詩人・高良勉氏の「うんちけー」転送
沖縄に住む詩人・高良勉さんが沖縄の最新情報を伝えてくれています。 参議院選挙の沖縄選挙区で、伊波洋一氏が当選。よかったですね。兵庫県は維新、自民、公明が3議席独占。こんな県に住みたくない。
―――――――――転送----------------------------
★ ハイサイ、ドゥシ(同志)・友人ぬぐすーよー、 クタンデー(お疲れは)、のーみソーチャガやー(直りましたかネ)? ベン@沖縄のタカラ・案内カンナイ親方でーびる。 嬉しい、嬉しい、イハ洋一選対本部、オール沖縄からの「歴史的勝利報告」 が届きました。皆さんと、勝利の喜びを共有し、 お互いの、奮闘、努力、支持、支援に、心から感謝し、 御礼の気持ちを「転送・拡散」いたします。 この喜びを味わい、噛みしめ、さらに帯を引き締めて、 「9月の県知事選」に、今日から準備していきましょう! マタン(またも)、まかさヤーさい(勝ちましょうね)!! ヒャーユイ! 2022/07/12 ベン 拝
-----------------------------------------------------------□
以上です。