魔法のパウダー

子どもが小さかった時
雪が降ると
子どものために
何を作ろうと楽しみだったという。

雪ダルマ？
かまくら？
滑り台？

雪は子どもたちとの
楽しい時間を演出してくれる
魔法のパウダー。

でも時は流れて
子どもはすっかり大人になり
もう雪遊びなんかすることもなく。

すると
雪はただの雪になり
積もると義務で
よっこら雪をかき。

もう雪はただの雪だけれど
想い出の中では
キラキラ
魔法のパウダー。

思い出す彼女の顔
キラキラ
魔法のパウダー。


今朝の日野川。