豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

きょうの浅間山(2023年5月25~26日)

2023年05月26日 | 軽井沢
 
 昨日から軽井沢に行ってきた。今年最初の軽井沢である。
 週末まで滞在する予定だったのだが、予想外に寒くて、今朝帰ってきてしまった。
 日中は日ざしもあって、多少風が冷たいなというくらいだったのだが、日が落ちると途端に寒くなって、長そでシャツにセーターだけでは寒い感じがした。家内はダウンジャケットを羽織っていた。
 上の写真は、きのう夕方の浅間山。石尊山の少し左側に夕陽が傾きかけていた(下の写真)。

   

 軽井沢駅に用事があり、ついでにショッピング・モールを眺めた。中国人と思しきカップルや家族が多かった印象。 

      
    

 夕食後は早々に布団に入ったが、掛け布団1枚では寒くて眠れず、起き出してもう1枚かけてようやく眠った。
 寝ながらラジオで地元テレビ局の音声を聞いていたのだが、中野市で起きた連続殺人事件を夜じゅう中継で伝えていた。明け方ふと目を覚ますと、午前4時半に、立てこもっていた住宅から出てきた犯人を確保したとリアルタイムで伝えていた。
 ちなみに、長野の地方局ラジオでは、ご当地力士の御嶽海の勝敗だけを伝えていたし、信濃毎日新聞も御嶽海の前日の勝敗(実は負けた)を写真入りで報じていた(視野の写真)。

   

 せっかく良い天気がつづきそうだったので出かけてきたのだが、これではと26日朝、早々に帰京することにした。
 発地市場によって野菜を買い込んで、峠を下る(下の写真は発地から眺めた浅間山)。

   

 途中の横川サービスエリアで、孫の好物、峠の力餅を買って、昼過ぎには帰宅した。
 帰宅後に家内が近所に買い物に行くと、東京の野菜の値段も落ちつき始めたのか、値段の点では発地と大して違わなかったという。新鮮さでは断然発地だが。
 下の写真は、横川SAから眺めた妙義山。

   

 妙義山といえば、妙義龍という力士もぼくの好きな相撲取りである。玉鷲と並ぶベテランのようだが、飄々として相撲を取っている様子がいい。兵庫の出身で、群馬の妙義山とは関係ない四股名のようだが。
 今場所はご贔屓の霧馬山、朝の山が好調なので、気分がよい。2020年1月に足を骨折して入院した時から相撲のテレビ中継を見るようになったのだが、その頃は前頭に上がったばかりだった明生も調子が良い。
 しかし今日の貴景勝戦は興ざめである。せっかく関脇陣が奮闘し、休場明けの照ノ富士ががんばっているのに、大関が立会い変化とは・・・。引き揚げてきた支度部屋で明生が悔しさをにじませたという。しかし明生も、相手が変化する大関であることは警戒しておくべきだった。今場所もすでに何度も変化しているのだから。

 若元春という力士も、亡母の子どものころの写真と顔つきが似ているので、他人とは思えない親しみを感じる。
 早く現在の関脇陣4人がみんな大関に昇進して、場所を盛り上げてほしい。次の横綱もこの4人の中から出てくるだろう。
 
 2023年5月26日 記

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きょうの浅間山(2023年5月16日)

2023年05月16日 | 軽井沢

 気象庁監視カメラ(浅間・鬼押)から、今朝10時すぎの浅間山(上の写真)と、夕暮れ時18時すぎの(といってもずいぶん日が長くなったので、まだ明るい)浅間山(下の写真)。

   

 午前中は、北側に雪が一筋だけ残っているのが見えたが、夕方の写真ではほとんど解けてしまったようだ。
 気象庁の監視カメラというのは、どこに設置されているのだろうか。山影からすると、峰の茶屋から鬼押出しへ向かう有料道路の途中あたりだろうか。

 2023年5月16日 記

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ディドロの肖像画

2023年05月14日 | 本と雑誌
 
 2021年4月6日に書きこんだ、ディドロ「ブーガンヴィル航海記・補遺」(岩波文庫)の、ディドロの肖像画を上の写真に差し換えた。
 今までは学研の『新世紀ビジュアル大辞典』というのに載っていた、パリの公園に立つディドロの銅像の小さな写真(せいぜい4センチ角くらい)を拡大したものだったので、鮮明でなかったので。

 最近になって「Concise Universal Biography」という古い伝記事典をみつけた。
 表紙にこの書名が書いてあるだけで、口絵も奥付もなく、出版社、出版年などは一切わからない。かろうじて、表紙の下の方に「J. A. Hammerton」という編者の名前が読み取れる。
 本文を見ると、しっかりとご本人も載っていた。Sir John Alexander Hammerton で、1871年生れ、グラスゴー大学でジャーナリズムの学位を得て、1932年に “educational literature”(教育的文学?)への貢献によって Knight に叙されたとある。で、Sir の称号を得たらしい。写真やサインまで載せている。

     

 カバーがなくなっているので、ひょっとしたらカバーに書いてあったのかも。
 いきなり最初の人物「AAHHOTEP」が登場し、Aahhotep 1世というエジプトの女王で(c. 1580 BC)とある。“ c.” は没年だろうか。
 掲載された人物の没年のうち目についたなかで一番新しいのが1927年没とあったから、それ以降の1930年頃の出版だろう。記事は英文である。

 ※その後、国会図書館の書誌情報で調べてみると、以下の本が見つかった。
 タイトル Concise universal biography : a dictionary of the famous men and women of all countries and all times recording the lives of more than 20,000 persons and arranged for reading or reference
 著者 edited by J. A. Hammerton
 出版地 London
 出版社 Amalgamated Press
 出版年月日等 [1934]
 大きさ、容量等 28 cm
 著者別名 Hammerton,John Alexander,Sir

 手元にあるのは、タテ28センチ × ヨコ22センチ × 厚さ8センチで、「大きさ28cm」というのは同じで、1934年出版というのも符合しているから、多分この本だと思われるが、ものすごい長さのサブタイトルは手元の本にはない。

 ディドロについては、ディドロは関心の範囲が広く、ヴォルテールよりも思考が深いと言ったことが書いてある(と思う)。古いうえに屋外の物置に放置されていたため、湿気っているうえに黴臭くてじっくり読む気になれない。
 ダーウィン、ディケンズのような大物人だけでなく、当時の政治家や芸能人(マレーネ・デートリッヒ)やゴルファーなどまで載っていて、面白そうではあるのだが。

 2023年5月14日 記

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小津安二郎 “秋日和” を見た

2023年05月13日 | 映画
 
 久しぶりに、小津安二郎「秋日和」を見た。
 数日前の夜9時ころに、偶然つけたBS260ch (BS松竹東急)でやっていた。
 BSは104ch(BS-NHK)か、300ch(BS-TBS)から560ch(ミステリー・チャンネル)あたりを見ることが多く、200番台はほとんど見ない。ところが、この夜はなぜか260chに行き当たった。「秋日和」がぼくを読んでいたのだろう。
 母一人(原節子)、娘一人(司葉子)の母子家庭の娘を嫁がせるために、亡くなった父親の学生時代の旧友たち(佐分利信、中村伸郎、北竜二)が一計を案じ、原と北の再婚話をねつ造して、自分が結婚したら一人になってしまう母親のことを心配して、結婚を躊躇する娘に決断させようというストーリー。
 「晩春」の笠智衆、原節子、父娘の逆バージョンで、「秋刀魚の味」の笠智衆、岩下志麻、父娘とも同工異曲、「豆腐屋の豆腐」である。
 それでも構わないのである。2時間ちょっとの時間つぶしにはもってこいである。岡田茉莉子の唇を尖がらせたおきゃんな演技がいつみてもいい。
 「デジタル・リマスター版」とか称していて、画面もきれいだった。

     

 上の写真は、「小津安二郎名作映画集10+10」の第5巻「秋日和+母を恋はずや」(小学館、2011年)の表紙。
 2011年というのは、小津の没後50年を控えての出版だったのだろう。アッという間に10年が経って、今年2023年12月12日は、没後60年(かつ生誕120年)になる。
 しかし、全然そんなに時間が経った気がしない。小津映画はぼくが昭和に帰る「タイムマシン」なのである。

 この本の中に内田樹の映画評が載っていて、「秋日和」の中で、小津が登場人物の学歴にこだわっていることを指摘している。
 そう言われてみれば、級友たちは東大卒らしいし、司の相手(佐田啓二)は早稲田の政経出という台詞がある。戦前の小津映画には早稲田がしょっちゅう出てくるが、登場人物の学歴など、ぼくは気にしたこともなかった。
 本書には出演俳優たちの学歴も載っている。
 笠は東洋大学文学部中退(実家のお寺を継ぐ予定だったのだろう)、佐分利は日本映画俳優学校!、中村は開成高校、北は早稲田の文学部、佐田も早稲田(学部は書いてない)、司は共立女子短大、沢村貞子は日本女子大(小劇場時代に治安維持法で捕まった経歴があったらしい!)、桑野みゆきは法政女子高中退、三上真一郎は立教高校などなど、多様である。
 渡辺文雄の東大卒は知っていたが(ちなみに彼と湘南高校で同級生だった男が昔の職場にいた)、電通社員を経て俳優になっていたとは初耳だった。

 この映画に出てくるような、おっさんたちのお節介があったからこそ、当時の日本の婚姻率、出生率は保たれていたのだろう。
 実はぼくも今、友人の娘さんに誰かいないかと頼まれている。そしてかつての同僚の中に、年齢と趣味が合っていそうなのが一人いるのだが、彼に打診してみる勇気がおきない。
 40近くまで独身でいるその彼に結婚する気があるかどうかを聞くことは、どうも彼の私生活というか「婚姻の自由」に対して土足で踏み込んでしまうような気がしてしまうのである。
 もし彼にその気があったらと思うと、ダメもとで聞いてみるだけ聞いてみてもいいのではないか、とも思うのだが・・・。
 チャットGTPだか何だかに質問してみたいところである。

 2023年5月13日 記 

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ジョニー・ソマーズ “ ワン・ボーイ ”

2023年05月04日 | テレビ&ポップス
 
 5月4日(木)、連休は後半戦に入ったのだろうか。
 1年中が連休の身には、5月の連休は自宅で静かに過ごす日々である。

 天気が良いので、昼食を済ませてから、隣りの石神井公園駅まで散歩に出かけた。
 何か目標がないとつまらないので、一昨年だったかに橋本福夫著作集を見つけた古本屋に行くことにした。
 時おり、古本屋や探している古本がぼくを呼んでいるような気がすることがあるが、きょうはそのような予感はまったくなかった。

 そして行ってみると、やはり探している本は何もなかった。
 店頭に45回転のドーナツ盤が置いてあったので、弘田三枝子の “ 子供ぢゃないの ” を探したがなかった。暑いので、しゃがんでじっくり探すことができなかったのだが、いつかどこかで見つかる予感がしている。
 そのかわり、ジョニー・ソマーズの “ ワン・ボーイ ” が100円で出ていたので買った。
 「ワン ボーイ あなたと ふたりなら ♪ ~」と日本語の歌詞のほうが思い浮かぶのだが、中尾ミエあたりが歌っていたのだろうか。
 盤面にキズがないか心配だったが、帰宅してかけてみると、音は経年劣化していたものの、最後まで難なく聞くことができた。古いレコードは少し音が悪いくらいのほうが懐かしくてよい。

   

 ジャケットの裏の高崎一郎の解説によると、この曲は、「内気なジョニー」「素敵なメモリー」に次ぐ彼女の3枚目のシングルで、1941年生れの彼女が今年22才とあるから、1963年発売なのだろう。シングル盤330円の時代である。
 ミュージカル “ バイバイ・バーディー ” の挿入歌で、アメリカでは1960年に発売されたが、アン・マーグレット主演の同名映画の公開にあわせて、1963年にアメリカで再発売されたとある。

     

 ついでにもう1冊、原武史の「大正天皇」(朝日選書)も100円で買ってきた。
 現在ぼくは近親婚をめぐる迷宮をさまよっているのだが、もともとは森達也の「千代田区一番一号のラビリンス」を読んだことから、迷宮入りしたのであった。
 現上皇から昭和天皇、大正天皇、そして明治天皇と遡り、一方で粟屋憲太郎「太平洋戦争への道」などに逸れているうちに、現地点にたどり着いたのである。原の「大正天皇」は後に文庫本になったものを図書館で借りてすでに読んだが、手元にあってもよいと思う内容だったったので、断捨離の流れには逆らうが買ってしまた。

 裏表紙の内側に、大泉学園駅前にあった英林堂書店の2001年5月18日の日付のあるレシートが挟まっていた。英林堂もすでに閉店して久しいが、店主はお元気だろうか。

 暑くて疲れたので、帰りは電車に乗って帰った。

 2023年5月4日 記

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