豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

きょうの軽井沢(2020年4月19日)

2020年04月19日 | 軽井沢
 定年になり、「毎日が日曜日」になったので、暖かくなったら軽井沢に行こうと思っていた。
 しかし、コロナ騒ぎで、東京などから軽井沢に疎開する人間が急増し、ツルヤなどは東京のスーパー以上の混雑で、軽井沢町民が迷惑しているというテレビのニュースを見て、軽井沢へ出かけるのは自粛している。

 しかたがないので、いつものように、長野県道路情報サービスのHPから現在の軽井沢の映像を眺めて我慢することにしておく。
 今日の正午少し前にダウンロードした。

 冒頭の写真は、軽井沢バイパスの南軽井沢交差点(を西に向かった地点)。
 これを見ると、この時間、バイパスを通るクルマはさすがに少ない感じである。
 下の写真は、軽井沢町役場前の国道18号。ここもクルマは少なそう。(そうでもないか・・・。東側道路から国道に入ろうとするクルマが2台みえる。)

         

 鳥井原東の交差点から西側の消防署方面を眺めた写真でもクルマの姿は少なそう。

         

 ところが、鳥井原東の(おそらく)“しまむら”や“ケーヨーD2”のあたりだと思われる写真には、そこそこクルマが駐車している様子がうかがえる。
 この程度なら「自粛」していると言えるのだろうか?

         

 そして、追分の写真。これが追分のどこなのか、いつも不思議なのだが、中山道旧道の“すみや”あたりか?
 画面中央のやや左側に少しだけ見えているのは、離山のようだが・・・。
 ここも結構なクルマの流れで、「自粛」といってもこの程度のようである。

         

 5月6日に自粛要請が解除されるとはとても思えないが、今年は何時になったら軽井沢にいくことができるだろうか。
 あるいは今年はあきらめた方がいいのだろうか。

 2020/4/19 記

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豆豆先生、最後のシネマ(2020年3月31日)

2020年04月01日 | 映画
 
 とうとう教員生活最後の一日がやって来た。
 明日からは「無職」である。

 教員生活最後の日に見るにふさわしい映画というようなものもないだろうが、なにかを見たら、それが教員ないし社会人生活最後の映画になる。
 BS放送の番組案内を調べたら、午後8時から10時まで、「ディーン」をやっていた。ジェームス・ディーンの生涯(といってもわずか24年で、しかも「エデンの東」の公開直前で終わっていた)を描いた映画である。

 ジェームス・ディーンを描いたというより、ブレイク直前のジェームス・ディーンを撮っていたライフ誌の駆け出しカメラマンとディーンとの交流を描いた映画といった方が正確だろう。
 男が二人登場すると、何でも同性愛と見たがる傾向があるとジョー・メカスが批判していたが、少なくとも、ディーンの側にはこのカメラマンに対する「愛」があったように描かれているとぼくは思った。
 この映画にも登場する下の写真をはじめ、ジェームス・ディーンの有名なポートレイトは、ほとんどがこのカメラマンによるものであった。

         

 カメラマンはニューヨークの貧しい家の出身で、結婚生活にも失敗した男、ディーンはインディアナの経済的には裕福だが早くに母を失ったという意味で家庭的に恵まれない家の出身(だったらしい)。
 この二人の家庭生活を背景に、ストーリーは展開する。そして「エデンの東」がブレイクする直前に、プレミア試写会をすっぽかしたディーンがロスに逃避するところで映画は終わる。
 この逃避行にディーンはカメラマンを誘うのだが、かれは写真家としての出世を選択し、ディーンとは永遠に別れることになる。

         

 豆豆先生最後の映画としては、積極的に選択したわけではなかったが、結果的によい映画を見た。

 「エデンの東」の原作(スタインベック)のテーマは「選択」ないし「自己決定」である。
 原作のラストシーンは、(映画でのディーンの)父が死の床で発する一言、「ティムシェル」である。「ティムシェル」は古代ヘブライ語で「人は道を選ぶことができる」という意味だそうだ。
 「エデンの東」が発する読者ないし観客へのメッセージは「人は道を選ぶことができる」、そして自分で選んだ道を歩いてゆくしかない、ということである。ジェームス・ディーンも彼が選んだ道を歩き、カメラマンも彼の道を歩いて行った。
 ぼくも、紆余曲折を経ながら自分が選んだ道を歩いてきたのだろう。

 この映画とともに、ぼくの社会人生活、教員生活は終止符を打った。

 冒頭のシーンは、ぼくが中学校時代に歌った「エデンの東」の日本語訳詞の、あの「むらさきの 雲の流れに~ ♪~」にふさわしい。
 あの夕日は「エデンの東」の舞台となったカリフォルニア、サリナスで撮影したものだろうか。 

 ついでに、ジェームス・ディーン百科のような「カタログ ジミー ディーン」(芳賀書店、出版年不詳)の表紙もアップしておいた(上の写真)。


 2020年3月31日 記


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