バーンてなって窓が割れた

ちょっとお！！

マジで相方、意味わからん！

会話が成り立たん！

あたし怒ってんじゃないよ、心配してるんだけど、何が何だかワケわからん！

…と、ムキーっとなっていたのは、ナラヤさんに行く 1週間前のこと。


夕方に息子をサッカースクールに車で連れてった相方から、スクールはもう始まってる時間に電話が。

開口一番、いきなり

「車がこわれた。…ナラヤ行けないかも」

え…　はい？！？！
こ、壊れたって…　どゆこと？

「なんか、、車が、、バーンてなって、窓が割れた…だからナラヤに行けないかも。」

はいーーー？！？！

そう聞いたら、ふつー、事故か何かって思うでしょ？！思うよね？！
ナラヤさんに行ける行けない以前の問題だよ！

怪我は？　2人とも大丈夫なの？！と冷静に聞いてみるも、
「んーー…」← なんか、むちゃむちゃと音が…何かを食べながら電話してる？救急車を呼ぶとかそういう感じではない。

何が起こったん？

「だから…バーンってなって窓が割れた」←ちょーテンション低い声で、焦ってる感じでもない。

え…っと、どういう状況？！
「だからぁ、後ろがバーンってなって窓が割れたんだってば。」

シーーーーーン・・・・・（お互い、しばし、無言）

…なに？
何が言いたいの？この人。

息子は？

「うん…」

えっと…どうやって帰ってくるの？車は？

「うん、まぁ」

・・・だから、ほんっと何言ってるか意味わかんないんだってば

って言おうと思ったけど、何かショックを受けてワケわかんなくなってるかもしれないから、あまり問い詰めず、「私は何したらいい？」って聞くと、トヨタのプリウス修理できるところを探せと。

一応連絡は取れたけど、先方も「バーンとなって窓が割れた」だけじゃ現状がわからないから、直接やりとりして！と連絡先を伝えて、一旦電話を切る。

その後は、LINEしても電話しても返答ないし。
一体全体、どーなってんのよ。


と、ヤキモキしてたら ─────

「ままー！ただいまー！！」by息子

って、ヲイ！
なんで普通に帰ってくるんだよ！！

2人が怪我も何も無い、どころか何もなかったかのように帰ってきたから、ふっきれて

何が起こった？！
窓が割れたってことは、相当な衝撃でしょ！
車体は大丈夫なの？
相手は人？物？！
ぶつかった時に何か壊したりしてないの？！

って、面と向かって聞いたら

「だから、こう、バーンてなって窓が割れた。」

またそれかーい！

実は翌日は、午前中に息子の 大事なサッカーの選抜 みたいなのがあったんです。

車がないと行くのが厳しい場所だし、事故起こして、その手続きとかがあったら、選抜に行けるかどうか…あーーどうしたらいい？！

って、すんごい不安だったのに。

明日どうすんの？って聞くと、予定通り、車を使って普通に行くらしい。
でも、なんでそうなったか聞き返しても、拗ねた子供みたいに、ぷーっとむくれてシカト。

そして、それ以上、何も言いたがらなくて、さっさと風呂に入って、「おう、坊、明日があるから、今日は早く寝るぞ」と寝室に行ってしまう。

なんなんなんなんなんなんなんなんだよぉー！！

 

ほんっと、なんなん、あんた。

もー、わけわからんわー


でもまぁ、とにかく、2人が無事でホッとした。
しかも、明日も車を使って行くっていうなら、なんか大したことない窓の割れに、相方がショックを受けただけなのかも。

夜遅かったし、立体駐車場に車は入れちゃったらしいので、車の状態は明日の朝、選抜に出かけるときに確認しよう。


--- 一夜明けまして ----

車に何が起こったのか、ようやくわかりました。

プリウスの古い型って、トランクの蓋（っていうの？）に窓みたいなのがついてるんです。
エクストラウィンドウっていうらしい。

そこが、見事に割れて、風穴が開いてる。

この時、ようやく相方が詳細を語ってくれて、私も理解した。

サッカースクールの駐車場にバックで入れてた時、天井からの車止めみたいな凸クッションに気づかず、突っ込みすぎてしまったらしい。

で、エクストラウィンドウのすぐ上のツバみたいなとこに上から圧力がかかり、耐久性の弱いガラスだけが割れた、と。

それが「バーンってなって窓が割れた」ね。。。

それから数日間、このまま会社に車で行ってた相方。
整備不良で捕まらないか？！って心配してたけど、目立つところに蜘蛛の巣みたいなヒビが入ってたわけではないから、大丈夫だったみたい。（でも、車内は寒かったらしい）

修理は一泊二日で直るとのこと。
ワンダホー！

かくして、ナラヤさんに行く日の午前中に、無事に修理完了、そのままGOするのでありました。

ほんっと間に合ってよかった！！

けど！！

修理代は ロクマンエン 。
もちろん、相方のポケットマネーから出させましたとも。

それにしても・・・

なんか・・・

もー・・・

「バーンてなって窓が割れた」としか言わなかった相方よ・・・

今思えば、おもちゃが壊れたショックで、「ブーブー（車）の窓が壊れちゃったの…」しか言えない幼児みたいな感じでしたよ。
自分の愛車が傷ついてショックだったんだろうな、と相方になんとも言えない憐憫の情を催しましたが…

思い返してみると、そういえば何度か

「ナラヤに行けないかも」

って言ってた。

私がすごい楽しみにしてるのは知ってたから、車が傷ついたショックもあっただろうけど、自分のせいでナラヤに行けなくて私がショックを受けるのが、またダブルショックだったのかなぁ…と思ったり。
案外、そういうところは思いやりというか、自己責任が強かったりする。

でも、
「バーンてなって窓が割れた」
の他に言いようがあったでしょ、と思うのであります。

まぁー、私に対しては、言葉足らずの “大きな子供” だから、しょうがないか。
（ほんっと、拗ねた子どもみたいだった）