今日は、昨日に引き続き、トミーズツアー「苔寺と祇園祭宵々山 夏の風物詩高雄の川床ランチ」のお客様の現地ガイドをさせていただきました。1泊2日の1日目(昨日)は、富山を出発して、東山の祇園閣の特別公開と祇園祭の宵々山を楽しんで頂きました。
本日は、朝ホテルを出発して、苔寺の参拝です。苔寺の正式名称は「西芳寺(さいほうじ)」といいます。奈良時代、聖徳太子の別荘だった地に、行基菩薩が開山したのが始まりの古いお寺です。その後、室町時代初期の暦応2年(1339)に夢窓国師(疎石)が中興し臨済宗の禅寺となりました。現在、世界文化遺産に登録されています。
↑前回訪ねた時に修理中だった本堂の屋根はきれいになっていました。受付を済ませた後、本堂にて読経(般若心経を3回、座禅和讃)が行われ、その後に、各自、供養木に願文と住所、氏名を書き奉納します。*座禅和讃とは、漢文表記であった坐禅の本質・目的を日本語で解説したもので、民衆にも分かりやすく説いたものです。
供養木(護摩木のようなもの)の奉納を済ませたら、お寺の方のお庭の説明を聞いて庭を自由に散策します。宗教行事なので、その日によって多少変更があります。(前回は、写経の後、庭の説明は省略で庭の散策でした)
お庭の動画を撮ってきました。実は、途中蚊に襲撃されて(^^;)見苦しいですが・・・まぁ、ご参考まで。
庭は2段構えで、上段は枯山水、下段は池泉回遊式庭園です。下段から見学します。庭の広さは5000坪で、茶室もいくつかあります。池のほとりには半夏生が咲いていました。
このお庭は、作庭当初は、仏堂や銀閣寺のモデルにもなった瑠璃殿が建ち、浮島は白砂で覆われ、大きな桜の木や季節の花々で彩られた天下の名園といわれた庭でした。応仁の乱(1467~)を機に荒廃し、訪ねる人も少なく次第に庭園に苔が生えはじめ、現在、通路以外はすべて苔に覆われています。
雨続きの後の、苔の庭はとても美しかったです。右下写真:今回参加されたお客様です。許可を頂いて撮影させていただきました。ありがとうございました。(^^)
西芳寺(こけでら)〒615-8286 京都市西京区松尾神ヶ谷町56
冥加料 3,000円 *往復はがきによる事前申し込みが必要です。拝観所要時間:1時間~参考サイト【こちら】 前回訪ねた時の様子【前ぶろぐ】にて。
苔寺参拝の後は、高雄へ向かいました。嵐山から北に向い、清滝川に沿って南から、高雄(たかお)槇尾(まきのお)、栂尾(とがのを)と連なる3つの小峰を三尾(さんび)と称し、京都の紅葉の名所【前ぶろぐ】のひとつです。今日は、高雄のもみぢ家別館さんで川床ランチを頂きました。
専用のつり橋を渡った先、清滝川のほとりに川床が設置されています。2日前まではすごい雨で大変だったそうですが、今日は暑くもなく、吹く風が心地よかったです。
お膳には、そうめん、八寸盛合せ、生麩のお刺身、しょうがご飯、焼き立ての鮎もついています。お客様には、涼風、青もみじの中のお食事をゆっくり楽しんで頂きました。
昼食の後は、帰路・・・南インターの近くおたべ本館さんでショッピングです。今の季節は、祇園祭の限定パッケージもありました。みなさん、たくさん試食をしてたくさんお買いもの。冷茶やコーヒーサービスもあります。(^^)v
ここは、生八つ橋等のお土産お菓子の他に、生洋菓子もあります。実は、我が家の近所なので、よく買いにきます。生どら焼きもお勧めです。日持ちはしないので、自分用のおみやげにどうぞ。
お買い物を済ませたら、後は富山へ・・・。トミーズツアーのお客様、この度はご参加いただきまして誠にありがとうございました。東山散策、祇園祭、苔寺、高雄の川床・・・夏の京都を満喫していただけましたでしょうか?また、京都でお待ちしています。ありがとうございました。m(_ _)m
トミーズツアーの報告は【カテゴリ:トミーズツアー】にて。