まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉(12/11/29)京都府立植物園を「まいまい」

2012年11月30日 | 京都市北区

昨日、 まいまい京都さんの【植物園】打って出た名誉園長!松谷さんといく錦秋の京都府立植物園~入園者数日本一、植物園を支える舞台裏と植物たち~ に参加しました。まいまい京都とは、京都の店主、主婦、学生、占い師、職人さん・・・などバラエティに富んだガイドさんといっしょに、京都をまいまい(京都弁:うろうろ)する「京都のまち歩き」ツアーです。

P1270665_4京都府立植物園は大正13年(1924)に開園、今年で90年目です。広さは東京ドームの約5倍(甲子園の6倍)、植物は少量多種、約12,000種類、約12万株あるそうです。戦時中は菜園が設けられ食糧増産の場となり、昭和21年から12年間、連合軍の接取され樹木が伐採されるなどの苦難もありました。他に、サッカー場にしては?なんて案もあったとか・・・。  

今回の講師は松谷茂さんです。京都府立植物園第9代園長(2006~2010年)で、4年連続で公立総合植物園における年間入園者数日本一を達成された方です。退職後、同植物園初となる「名誉園長」称号を贈られ、現在は、京都府立大学客員教授です。右下写真:松谷さんが植えられた「いちごの木」です。ドウダンツツジのような花が咲き、1年をかけて赤い実が実ります。生食はおいしくないけど、ジャムや果実酒として利用できるそうです。

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北山門からスタートして、解説を聞きながら、あちこち「まいまい」します。右下写真は、マメ科の「トウ(唐)サイカチ」という木です。豆と同じように長い鞘入りの実がぶら下がっています。実はサポニンを含み、消毒や石けんの代用にもなるそうです。特徴的なのは鋭い棘が幹や枝に生えていることです。動物から身を守るために棘ができるのでは?と考えられているそうです。

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葉っぱをモミモミすると柑橘系のいい香りがするのに「コクサギ」という名前の木。小さくて臭い木・・・って、あんまりですよね。かわいそう・・・(^^;)

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今年の夏に宿根草・有用植物園区域をリニューアルオープンした「四季 彩(いろどり)の丘」はただ今再び調整中・・・ここの丘は残土利用しているのだそうです。栄養いっぱいいい環境の土かと思いきや、いろいろ研究されているのですね。この場所、北山通りにもう一つ門を作り、開放区域にする計画があるとか。楽しみ(^^)

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この丘の中で、ひときわ目立っていた「木立ダリア」・・・3メートル以上の大きなダリアでした。きれい~。そして、この怪しげな花は食虫植物の「サラセニア」です。花に見えますが、実は葉です。筒型の葉には餌食の虫が・・・【こちら】そういえば、自宅に一鉢ある食虫植物の説明書きには、虫は主食ではありません。むやみに与えないでください・・・って書いてありました。虫はあくまでもおやつ?なお、このサラセニアは、錦市場の花屋さんで見つけて、押し花作品に利用しています。押し花教室内でも異彩を放つ作品になりつつ・・・。【こちら

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一般客が入れない場所、バックヤードも見学。重機やトラックもいっぱいでした。植物園勤務は「お花好き~♪」だけでは、勤まらないのですね。力仕事もたっぷり。そして、植物に添えられた解説や案内板を作成するには、知識はもちろん絵心も・・・。(^^)

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この季節の植物園には、紅葉を楽しむ人もたくさんいます。観光地では見れない秋色が、ここにはたくさんあります。

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↓「冬のソナタ」の南怡島(ナミソム)での名場面でおなじみの「メタセコイヤ」も紅葉しています。

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↓赤錆色に紅葉した「沼杉」です。沼杉は、その名の通り、沼地に生える杉です。そういえば、この日の午後、岩倉の実相院へ行ったのですが、その途中に通った深沼池のそばでも大きな沼杉を見かけました。右下写真は、沼杉の根っこです。(@Д@;)呼吸根(こきゅうこん)というもので、根が酸素を取り入れるため土中から顔を出すのだそうです。重森三玲のお庭の羅漢さんみたい。こんな感じ。【こちら

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↓かきつばた園のそばにある、見上げる姿も美しい大きな「楓(ふう)の木」です。樹齢100年近く・・・植物園開園の時に台湾から運んで植えたとか・・・。赤から黄色のグラデーションの紅葉が見事です。横から見たらこんな感じ【こちら】ちなみに、これより細い葉の唐楓(とうふう)は、街路樹としてよく見かけ、同じように紅葉が楽しめます。おまけ:紅葉の名所、東福寺の通天橋の下に広がる渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」には、聖一国師が宋から持ち帰った唐楓があります。【前ぶろぐ

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バラ園の向こうに、比叡山がきれいに見えます。写真クリックで拡大します。バラ園は以前ご紹介しています。その時、売店で面白いお土産も買いました。【前ぶろぐ*まいまいスタンプ帳が2冊たまり、銀のバッチを頂きました~。

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京都府立植物園は、何度も出かけていますが、解説を聞きながら歩くのもとっても楽しいですね。イベントもたくさん行われているようです。今度、まじくんと参加してみよう。

まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/ 

まいまい京都の過去の参加コースはブログ内検索にて

【おまけ】まいまい終了後、一緒に参加したirohaさんと、植物園近くの「ピッツェリアバール・シンパティア」さんで、ランチを頂きました。店名の“シンパティア”とは、イタリア語で好感や魅力的の事、関西弁だと“ええ感じ”だそうです。(^^)

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2人で、マルゲリータ(1200円)と、トレ・フォルマッジ(4種のチーズのピザ:1,500円)を頂きました。ランチタイムは、ピザにサラダとドリンクがセットされています。

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サイズは25センチ、石窯で焼いたピザ生地が香ばしかったです。

ピッツェリアバール・シンパティア http://www.pizzeria-simpatia.com/top.php

 


京都の紅葉(12/11/29)岩倉「実相院」

2012年11月29日 | 京都市左京区

今日は午後から、岩倉の「実相院」へ行ってきました。実相院は元天台宗の単立寺院で、ご本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。門跡寺院(寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務める)で、昔から、岩倉門跡とか、岩倉御殿とも呼ばれています。

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紅葉はそろそろ見ごろ終了・・・入口付近のもみじは、まだ残っていました。

P1270770建物内の撮影はできません。客殿の中は、狩野派の襖絵や障壁画、杉戸絵で埋め尽くされています。

また、実相院には歴代の門主、坊官が綴った門外不出の日記が残されています。260年間にわたる歴史の記録として大変貴重なものです。

なんと、平成10年に隠し部屋の壁の中から発見されたそうです。すごっ!(@Д@)なかでも幕末期は、実相院が宮家に近い門跡寺院であり、徳川家ともゆかりが深かったため、双方から様々な貴重な情報がよせられました。日記は挿絵なども添えられ、詳細に記されています。*一部、展示されています。

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書院の庭園の撮影はOKです。この景色を屋根の上から、一人?一鳥締めしている鷺が一羽・・・カメラに向かってポーズをとっているかのようなお姿(^^;)

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客殿の東側には比叡山を借景とし石仏を配した「枯山水庭園」があります。もとは、蹴鞠の庭だったと伝えられているそうです。

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室内撮影NGですから、当然、この寺の代名詞ともいうべき・・・客殿の磨かれた床に映る「床もみじ」も撮影はできません。撮ろうとカメラを構える人がいると・・・な、なんと、どこかに監視カメラが設置されているようで、スピーカから「床もみじの撮影禁止です!そこの〇〇色の帽子の方~!」などと、大きな声が境内に響きわたります。(@Д@;)なお、室内から床もみじを撮ることはできませんが、縁側からもみじを撮ることはできます。このもみじが床に映っているのです。今日は曇空だし紅葉の盛りも過ぎているので、少しだけ映っていました。*入口に写真が売られています。(2枚セット:500円)

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他にも3Dカードもありました。お土産もいっぱい・・・以前訪ねたときは、お土産もわずかで静かでしたが・・・。【前ぶろぐ】右下写真は本日同行のirohaさんが受けたご朱印です。(貼るタイプ)

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実相院 http://www.jissoin.com/index.html

拝観料:大人500円 小中250円  拝観所要時間:20~30分

実相院へは、地下鉄「国際会館前」で降り、京都バスで10分ほどで「岩倉実相院」です。駐車場は少しだけありますが、紅葉のシーズンは使用できません。


京都の紅葉(12/11/28) 奥嵯峨:化野念仏寺・祇王寺・二尊院

2012年11月28日 | トミーズツアーご報告

今日も、先週21日に続き、トミーズツアー奥嵯峨野めぐりのお客さまをご案内して、紅葉を見てきました。バスは、富山を早朝出発して、11:30頃に、嵯峨野の清凉寺(釈迦堂)へ到着しました。なお、私は京都南インター付近でバスに同乗しました。

清凉寺到着後は、4時間のフリータイムです。周辺は見所がいっぱいで、嵐山や嵯峨野方面にも行くことができます。ただし、今回のコースを奥嵯峨野の紅葉を楽しんでもらうツアーなので、まずは、愛宕神社の一の鳥居あたりまで、お客様をご案内しました。(徒歩20分)その後、希望者のみ、その奥の「愛宕(おたぎ)念仏寺」まで行きました。今回は40名中30名ほどが愛宕念仏寺まで行かれました。坂道を登るので大変ですが、みなさん頑張りました。(^^)v

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鎌倉時代の創建の本堂↓の中には(新しいものですが)、珍しいお姿のご本尊がいらっしゃいます。紅葉はほぼ終了ですが、ここはたくさんの羅漢さんが出迎えてくれます。寺の復興を祈願して、昭和56年から一般の参拝者の奉納による1200体の羅漢像が個性的で、ユーモラスです。

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愛宕念仏寺 http://www.otagiji.com/ 

拝観料:大人300円 拝観所要時間:約20分 ご朱印あり(500円)入口にて

その後「あだし野念仏寺」へ・・・。約1200年前、弘法大師が野ざらしになっていた無縁仏を埋葬し、五智山如来寺を開創されたのが始まりのお寺です。

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紅葉は散り始めていますが、まだまだ見頃です。今週末までOKかも?

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色とりどりの紅葉が美しいです。1本の木なのに、こんなに色が違います。↓

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ここの墓地へむかう道は竹林になっています。小さいけど、嵯峨野の竹のトンネル気分(^^;)

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あだし野念仏寺 http://www.nenbutsuji.jp/

拝観料:大人500円 拝観所要時間:約20分 ご朱印あり(300円)本堂にて

この後、再び道を下ります。途中のおみやげ店にも紅葉の美しい場所があります。右下写真は「あだしの井和井」さんです。

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途中、「寂庵」さんにもよりました。↓毎月1日に写経会が行われ、開放されていますが、それ以外の日は門が閉ざされています。山茶花が、きれいに咲いていました。(^^)門前で記念撮影される人もちらほら。

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その後「祇王寺」へ。平家物語に語られる悲恋、清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、清盛の愛を失ったのち、妹と母とともに剃髪し隠棲した寺です。紅葉は散り初めです。

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日があまり当たらない場所なので、真っ赤になることはなさそうです。でも、ものがなしさも加わって、何ともいえない美しさです。

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祇王寺 http://www.giouji.or.jp/ 拝観料300円 拝観所要時間:約20分

以前、新緑の季節に詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ

この後は、二尊院を見てきました。「二尊院(にそんいん)」は、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っています。そのため二尊院と呼びますが、正しくは「小倉山二尊教院華台寺(けだいじ)」といいます。総門からの本堂までの参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、広い石段の脇の紅葉が見事ですが・・・すでに終了間近です。

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本堂周辺の紅葉は終了間近・・・今月いっぱいでしょうか?今日の二尊院は、すごい人でした。入口には行列ができていました。

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二尊院 京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 拝観料:大人500円

拝観所要時間:約30分 ご朱印あり(300円)本堂にて

奥嵯峨野で4時間のフリータイムを楽しんでいただいた後は、南インターの手前、十条にある「おたべ本館」へ寄りました。9月にリニューアルして、休憩施設も充実、にぎやかでした。生八つ橋の他に、洋菓子など多数揃っています。試食も、もりだくさんです。

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11月28日、トミーズツアー「奥嵯峨野めぐり」にご参加のお客様、この度はありがとうございました。京都の紅葉は、盛りを過ぎていたものの、なんとか楽しんでいただけたと思います。今日は寒い日で、大変だったかと思いますが・・・また、京都でお待ちしておりま~す。

先週のこのコースは【12/11/21ぶろぐ】にて。1週間で、ずいぶん紅葉の進み具合がちがっています。なお、昨年のこのコースは【11/11/23ぶろぐ】にて。

 


京都の紅葉(12/11/27)東福寺塔頭「光明院」

2012年11月27日 | 京都市東山区

今日は、午後から東福寺へ行きました。【前ぶろぐその後、東福寺の六波羅門を出て南へ徒歩1分・・・「光明院」へ行きました。

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光明院は、明徳2年(1391)創建の東福寺の塔頭で、別名「苔の虹寺」とも称されます。
普段は静かなお寺ですが、新緑や紅葉時には、訪ねる人も増えます。オフシーズンは、拝観受付はなく、入口の竹筒に志納します。今の季節は受付で拝観料を支払います。(300円)

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方丈の前の池泉式の枯山水庭園「波心の庭」は、昭和14年、東福寺方丈庭園と同時期に設計されたもので、作庭家、重森三玲氏の初期の名作です。石の池の中に、三尊石組が置かれています。三尊石は、釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表し、それぞれの三尊石から、お寺の名前にちなんだ「光明」が発するように、大小75個の石が直線的に置かれてます。紅葉は盛りを過ぎています。ちょっと残念ですが、十分美しいです。

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人がいっぱいの東福寺に比べたら、ここは驚くほど静かです。私が訪ねた時は、参拝客は20人ほどでした。

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今日は、傘が降らない程度の雨が降ったり止んだり、時折、日も射しました。午前中は寒かったけど、午後はそれほどでもなかったです。

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お庭を見ながら、おはぎを頂きました。(おはぎとお番茶400円、おはぎとお抹茶600円)ここのおはぎは、泉涌寺バス停の音羽屋さんのものです。ほとんど潰してないようなもち米が特徴です。あんこ+おにぎりみたいな・・・。でも、おいしいのです。お気に入り。(^^)v 以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

光明院 東山区本町15-809 8:00~日没  紅葉見頃は今週末までかな?

拝観料(志納ですが紅葉期は300円です)

光明院は以前もご紹介しています。【11/12/05】【09/11/16】【09/7/13


 


京都の紅葉(12/11/27)東福寺「通天橋」

2012年11月27日 | 京都市東山区

今日は、午後から「東福寺」へ出かけました。(1:30頃)紅葉はまだまだ見頃の案内もあり、続々観光バスも人も東福寺を目指しています。(^^;)昨年なら、今頃が盛りでしたもんね・・・。九条通りから東福寺へ行く途中にある「退耕庵」の紅葉がきれいでした。(非公開、以前ご紹介しています:前ぶろぐ小野小町に寄せられた恋文を体内に納めた大きなお地蔵さんが門をくぐってすぐのところにあり、この場所は自由に参拝できます。

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たくさんの人と、「右側通行!右側通行!」と、安全を促す警備員さんのスピーカーの声にもまれながら・・・ようやくついた臥雲橋から通天橋の眺めは・・・盛りを過ぎていました。でも、きれい・・・。(^^;)この場所までは無料です。

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通天橋拝観料(400円)を払って(北駐車場の特設売り場で買うとスムーズです)、再び人の波にもまれ、通天橋から、先ほど通った臥雲橋を見ると・・・こんな感じ↓

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通天橋から、その反対側、方丈の通天台を見るとこんな感じ↓昨日も冷たい雨が降り続いていたし、今日は風が冷たいし・・・色あせ感がありますが・・・きれいです。(^^;)

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通天橋から、再び人の波にもまれ、開山堂へ行くと・・・紅葉はありません。あしからず・・・。ここの重要文化財の砂の庭、立ち入り禁止にもかかわらず、4歳のまじくんが知らずにザクザク歩いた事があります。すいません。【前ぶろぐ

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再び人にもまれ・・・紅葉の渓谷の洗玉澗(せんぎょくかん)へ下りると、2,000本の紅葉が楽しめます。もみじの絨毯が美しい・・・。

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洗玉澗から、通天橋を見上げると・・・ぎっしりの人が(^^;)

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今年の紅葉は、昨年に比べ進行が早いものの、とてもカラフルです。昨年の秋は暖かかったし・・・今年は寒いからかな?

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足元には、ふわふわのもみじの絨毯が広がっています。(^^)

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以前の紅葉の様子は前ぶろぐにて。11/12/05  10/11/29通天橋  方丈

東福寺 http://www.tofukuji.jp/  紅葉シーズンは駐車場利用が出ません。自転車の場合は南門から上り、六波羅門より入ってください。(駐輪:無料)

東福寺はよく出かけています。【東福寺周辺:カテゴリ

この後は、塔頭の光明院へ行きました。次のぶろぐにて。


京都の紅葉(12/11/25)北野天満宮天神市&御土居もみじ苑

2012年11月26日 | 京都市上京区

昨日、上賀茂神社の手作り市の後北野天満宮の天神市へ行きました。毎月25日、御祭神の菅原道真公に因んで行われます。日曜で、三連休最終日、良いお天気ということで、境内はひとでいっぱい(^^)歩くのも大変な人出でした。初詣みたい・・・。先月の天神市と比べると、赤目の牛さんの梅の木の葉もすっかり落ちています。【前ぶろぐ

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本殿参拝の行列もご覧のとおり↓露店周辺はもちろん、境内も賑やかでした。

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年末に向けて、季節感のある品も増えてきました。羽子板に、大黒さん…。

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本殿奥の銀杏の木は、葉がたくさん落ちていました。先日の様子は【こちら

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公開中の「御土居のもみじ苑」を覗いてきました。御土居とは、豊臣秀吉が京都の整備事業の一環として築いた土塁の「御土居」のことで、現存する中で、北野天満宮の境内西側にあるものが当時の姿を良く残しているそうです。以下、写真は有料地域での撮影です。

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本殿を眺める場所は・・・盛り過ぎかな?鶯橋へ向かう下り坂は、まだ青いですが、もともと日が当たらない場所なので、真っ赤になることはないかも?

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見頃の案内ではありますが、このあたりは、ちょっと物足りない感じ。昨日は、天神市ということもあり、たくさんの人が紅葉を楽しんでいました。

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鶯橋から奥、遊歩道のない場所の眺めは、美しい~。散ったもみじが、その昔、紙漉きの川として使われた紙屋川を朱く染めています。

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全体的には盛りをすぎた感じがします。でも、まだまだ見ごです。(^^;)ただ、今日も1日冷たい雨が降り続いてますし・・・訪ねるのはお早めに。

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秀吉の時代、ここに御土居があったころからある樹齢400年を超える三又のもみじは散り始めていました。でも、大きな木なのでまだまだ~。(^^)

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北野天満宮、天神市はよくご紹介しています。カテゴリ】にて。お土居のもみじ苑、以前の様子は前ぶろぐにて。【12/11/12】【11/12/6】【10/11/25 】【09/12/08】【09/11/25】【08/11/23】【07/12/04

北野天満宮 http://kitanotenmangu.or.jp/ 参拝自由 拝観所要時間:40分~(もみじ苑込)

もみじ苑公開は12月9日(日)までです。北野天満宮には参拝者用駐車場があります。(1時間無料、ただし天神市の際は使用できません)もみじ苑入苑料(茶菓子付):大人600円・小人300円


京都の紅葉(12/11/25)上賀茂手づくり市&焼き餅

2012年11月25日 | 京都市北区

今日は、上賀茂手づくり市へ行ってきました。毎月第4日曜日に、上賀茂神社の境内で行われています。

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境内の紅葉はちょうど見ごろ。七五三、結婚式・・・とってもにぎやかでした。(^^)芝生ではのんびりお弁当を食べたり、遊ぶ親子もちらほら・・・(我が家も母子でキャッチボールしました) 追記:現在はボール遊びNGの看板が出ています。

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手づくり市のお店は、今日は250~260軒ほど、食べるもの、着るもの、植物、雑貨、家具・・・いろんな種類のお店が出ています。

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境内を流れる「ならの小川」の周辺にもたくさんお店が出ています。夏はここで水遊びをする子供たちでいっぱいですが、さすがに今日はいないです。(^^;)

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皮のストラップのお店「SAKANA」さん・・・いろんな絵柄が電熱ペンで書かれています。無料で、裏に名前も入れてくれます。同行したまじくんが野球の柄を選んで名前を入れてもらいました。(売り上げの一部は被災地支援へ・・・)

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今日は「おやつ発表会」も行われていました。おいしい手づくりおやつのお店がたくさん集まっています。「おかしとはこのみせ onde オンド」さんで、クッキー(150円)と、クリスマスのオーナメント(1セット100円×2)を買ってきました。クッキーは型から手づくり、京都府産小麦の全粒粉を使った素朴な味です。今日のお買い上げ↓ストラップ(400円)に、クッキー・・・どちらも作り手さんのぬくもりを感じます。(^^)

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【おまけ】上賀茂の門前の名物「焼き餅」をご紹介します。1軒目は「神馬堂」さんのあおいもちです。11:00前を通ったらすごい行列でしたが・・・12:00前には売り切れ、閉店。(^^;)でもでも、奇跡的に1個ゲットしました~!(1個120円)焼き目が香ばしくて、もちもち、上品な甘さのお餅です。すぐ売り切れるのも納得です。

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2軒目は「葵家やきもち総本舗」さんです。こちらはお土産向き。日持ちするように包装してもらえれば6日間はもちます。(通常3日)面白い舟形の箱も↓

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おいしそ~なんて見てたら「5分ほど待っていただけたら焼き立てを・・・」って、お店の方が言って下さったので・・・目の前で焼いたのを頂きました。(1個120円)こちらは、やわらか、鬼ザラメを使った甘い餡が特徴です。

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本日は、トミーズツアーの「上賀茂手づくり市と銀閣寺」ツアーも出ていました。ちょうと、駐車場に停まっていたバスをパチリ!今日は、紅葉も見頃、手づくり市もにぎやかでした。みなさん、楽しんでいただけたかな~。

上賀茂手づくり市 http://kamigamo-tedukuriichi.com/  前回は5月に行きました。

毎月第4日曜日、9:00~16:00開催です。公共交通利用をおススメします。車の場合は上賀茂神社の駐車場(30 分100円、この日は終日500円)が利用できます。今日は10:30頃で、周辺は渋滞、駐車場は20分程待ちでした。なお周辺は食事場所が少ないので、観光の方はお昼時を 避けて訪ねた方がよいと思います。お菓子やパンなどの手づくり露店はたくさんあります。 

 


京都の紅葉(12/11/21)二尊院・常寂光寺・落柿舎

2012年11月22日 | 京都市右京区

昨日、トミーズツアー奥嵯峨野めぐりのお客さまをご案内して、紅葉を見てきました。富山を早朝出発して、11:30頃に、嵯峨野の清凉寺(釈迦堂)へ到着、その後4時間のフリータイムです。ご希望のお客様をお連れして、奥嵯峨野の奥から順にご案内しました。前のぶろぐで、愛宕念仏寺、一の鳥居、あだし野念仏寺、壇林寺、祇王寺、滝口寺をご紹介しました。

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続いて、二尊院です。「二尊院(にそんいん)」は、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っています。そのため二尊院と呼びますが、正しくは「小倉山二尊教院華台寺(けだいじ)」といいます。総門からの本堂までの参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、広い石段の脇の紅葉が見事です。紅葉は8分ぐらいです。今週末には盛りになると思います。*以下、写真は19日撮影のものです。

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ここは、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンのポスター等にもなった場所で、いつも観光客でにぎわっているのに、今年はさらに多いです。、

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二尊院は、今年初めて紅葉時期のライトアップが行われています。ライトアップのためか、本堂前にはテントなどが設置されています。ちょっと残念。(><。)また、本堂から眺めた景色が、昨年とは少し違う気が(^^;)銀杏の木が養生のため枝打ちされていました。はやく大きくなーれ!昨年の様子は【前ぶろぐ写真】にて。

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二尊院 京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 拝観料:大人500円

拝観所要時間:約30分 ご朱印あり(300円)本堂にて

二尊院から歩いて3分程のところに、常寂光寺(じょうじゃっこうじ)があります。

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安土桃山時代の末、慶長年間に、山科にある日蓮宗の大本山、本圀寺(ほんこくじ)の日禛(にっしん)上人が隠棲の地として開いたのが始まりです。その際、角倉了以(すみのくらりょうい)らが土地を寄進しました。角倉氏は、琵琶湖疏水の設計者である田辺朔郎と共に「水運の父」として有名です。嵐山の亀山公園に銅像があります。【前ぶろぐ】本堂などの伽藍は、小早川秀秋ら大名の寄進で完成しています。

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中腹から、嵯峨野を見渡すことができます。

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境内の紅葉は、盛り、ここ5年間で最高の色づきだそうです。

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常寂光寺 http://www.jojakko-ji.or.jp/

拝観料:大人400円 拝観所要時間:30分 ご朱印あり(300円)拝観出口にて

二尊院と常寂光寺の中間あたりに、落柿舎(らくししゃ)があります。松尾芭蕉の高弟、向井去来がこのあたりで暮らしていたとされる場所です。その際、芭蕉が3度、この地を訪ねて、嵯峨日記を記したと言われています。

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落柿舎の名の由来は、庭の40本の柿の実が、一夜ですべて落ちてしまったことに由来します。現在は、柿の木は40本もありません。

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投句箱が設置されています。だれでも一句捻って、投函できます。秀作は季刊誌で発表されます。落柿舎の裏側には、向井去来の墓、西行法師が掘ったとされる井戸があります。以前、新緑の季節にご紹介しています。【前ぶろぐ

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落柿舎 http://www.rakushisha.jp/  拝観料:200円 拝観所要時間:10分

ご朱印あり(200円)俳句が添えられているそうです。

この後は、厭離庵、宝筐院清凉寺をご案内しました。

以上、奥嵯峨野めぐりのご案内でした。昨日は、寒い日でしたが、お天気がよく、奥嵯峨野の紅葉もとてもきれいでした。清凉寺、二尊院、常寂光寺、あだし野念仏寺は、ほぼ盛りでした。来週半ばまで楽しめると思います。

P1270424_2紅葉めぐり終了後、南インターの手前、十条にある「おたべ本館」へ寄りました。9月にリニューアルして、休憩施設も充実、にぎやかでした。生八つ橋の他に、洋菓子など多数揃っています。試食も、もりだくさんです。

いつも、ぶろぐを読んでくださってるお客様から、まじくんにお土産を頂きました。(^^)学校から帰ってきて、大喜び~。ありがとうございました。おいしく頂きました!

11月21日、トミーズツアー「奥嵯峨野めぐり」にご参加のお客様、この度はありがとうございました。京都の紅葉は、十分見頃で楽しんでいただけたと思います。たくさん歩いてお疲れかと思いますが・・・また、京都でお待ちしておりま~す。


京都の紅葉(12/11/21)祇王寺・あだし野念仏寺・愛宕念仏寺

2012年11月21日 | トミーズツアーご報告

今日は、トミーズツアー奥嵯峨野めぐりのお客さまをご案内して、紅葉を見てきました。富山を早朝出発して、11:30頃に、嵯峨野の清凉寺(釈迦堂)へ到着しました。なお、私は京都南インター付近でバスに同乗しました。今日は東寺の弘法市【カテゴリ:東寺・弘法市】開催の日なので、1号線は少し渋滞していました。清凉寺の詳細、紅葉の様子は【12/11/19ぶろぐ】にて。

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清凉寺到着後は、4時間のフリータイムです。周辺は見所がいっぱいで、嵐山や嵯峨野方面にも行くことができます。ただし、今回のコースを奥嵯峨野の紅葉を楽しんでもらうツアーなので、まずは、愛宕神社の一の鳥居あたりまで、お客様をご案内しました。(徒歩20分)左下写真:清凉寺の仁王門前、野々宮・愛宕神社の御旅所の大きなもみじです。右下写真:一の鳥居へ行く途中の道、さがの人形の家付近です。

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案内図に沿って20分ほど歩くと、愛宕神社【前ぶろぐ】の一の鳥居が見えます。そのそばには400年前から続く平野屋さんがあります。名物「志んこ」は、米粉を使った外郎ようなお菓子に黒砂糖がのっています。冬は川魚料理、牡丹鍋、湯豆腐が楽しめます。以前、詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】このお店は奥が深いのですが…途中にある町並み保存館に模型があります。

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一の鳥居の先、トンネルの手前に「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」があります。一の鳥居から歩いて5分ほどです。本堂は鎌倉中期の再建によるもので大正11年に堂宇の保存のため、この地へ移築されました。*以下、写真は本日(21日)撮影と2日前撮影のものがあります。

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寺の復興を祈願して、昭和56年から一般の参拝者の奉納による1200体の羅漢像が個性的で、ユーモラスです。境内の紅葉は散り初めですが、ここは紅葉を仰ぐよりも、その下の羅漢さんを見ましょう。(^^)

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愛宕念仏寺 http://www.otagiji.com/ 

拝観料:大人300円 拝観所要時間:約20分 ご朱印あり(500円)入口にて

愛宕念仏寺から再び来た道を(下り約5分)戻ると、「あだし野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」があります。約1200年前、弘法大師が野ざらしになっていた無縁仏を埋葬し、五智山如来寺を開創されたのが始まりのお寺です。

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紅葉は盛りでした。落ちた紅葉もきれいです。境内には、8000体の石塔、石仏が並んでいます。嵯峨野にある竹のトンネルのような竹の径が境内にあります。【前ぶろぐ写真

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あだし野念仏寺 http://www.nenbutsuji.jp/

拝観料:大人500円 拝観時間:約20分 ご朱印あり(300円)本堂にて

あだし野念仏寺から、再び坂道を下ります。このあたりは日本風景街道に選定されたところで、お土産店も並び、紅葉もきれいです。

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あだし野念仏寺から7分ぐらい下り、広めの道からそれて祇王寺の案内やじるしに沿って西へ行くと、手前に壇林寺があります。平安時代の初めに、嵯峨天皇の皇后の橘嘉智子(たちばなのちかこ)が創立したお寺です。皇后は容姿端麗で学芸を愛された人で、橘氏の学校として「蓮華精舎」を設け、嵯峨の地に寺院を営みました。現在は小さなお寺ですが、当時は十二坊を数える壮大な寺院だったそうです。本堂の上に立つ鶴は、京都御所の方を向いているそうです。左下写真:境内の紅葉は5分ほどです。 右下写真:境内の水鉢

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壇林寺 (祇王寺のすぐ手前です) 拝観料(宝物館込):大人400円 拝観所要時間:約20分 ご朱印あり(300円)入口にて。以前、詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ

壇林寺の先に、祇王寺があります。平家物語に語られる悲恋、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、清盛の愛を失ったのち、妹と母とともに剃髪し隠棲した寺です。紅葉は3分ほどです。

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祇王寺 http://www.giouji.or.jp/ 拝観料300円 拝観所要時間:約20分

以前、新緑の季節に詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】ご朱印あり(300円)入口にて

祇王寺の奥にある「滝口寺」です。平家物語の平重盛の家来の斎藤時頼(さいとうときより)と建礼門院の侍女横笛との悲恋の物語ゆかりの地として近年再興されたお寺です。表門のすぐ右奥(表門に向い)に鎌倉幕府を倒した悲運の武将・新田義貞の首塚があります。通常は、このあたりでいち早く紅葉しますが、今年は遅く、3分ぐらいです。

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滝口寺 (祇王寺のすぐ奥です) 拝観料:大人300円 拝観所要時間:約約10分
ご朱印あり(300円)入口にて

この後は、二尊院、常寂光寺、落柿舎をご紹介します。次のぶろぐにて。紅葉はどれも見頃でした。

昨年のこのコースは【11/11/23ぶろぐ】にて。


京都の紅葉(12/11/19)宝筐院・厭離庵・・・

2012年11月20日 | 京都市右京区

昨日、奥嵯峨の紅葉を見に行きました。先に清凉寺の様子をお伝えしました。続いて、清凉寺の仁王門から出て西へ・・・すぐ角にある「宝筐院(ほうきょういん)」へ行きました。

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宝筐院は、平安時代に白河天皇により建立された善入寺が始まりの古いお寺です。南北朝時代には臨済宗となり、江戸時代には天龍寺の末寺の小院で衰退し、幕末には廃寺となりましたが、五十数年をへて復興されました。

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ご本尊は十二面千手観音菩薩です。1メートル以内の小さな像ですが、背面の羽のような細かな千手が印象的です。本堂からの紅葉の眺めが美しいです。

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本堂周辺の紅葉は5分ほどです。

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宝筐院 右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1 

拝観所要時間:20分~ 拝観料:400円 ご朱印あります 大型カメラ持込NG

その後、道なりにしばらくいくと「厭離庵(えんりあん)」があります。(清凉寺西門からまっすぐ)臨済宗天龍寺派の尼寺で、藤原定家の小倉山荘跡で、定家が百人一首を撰した場所といわれています。現在は男僧もいらっしゃいます。

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紅葉は、門付近は5分ぐらいです。 

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境内は、まだ色づき始めです。本堂の天井には飛天が描かれています。

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ここは、よく見ると素敵なものがいっぱい(^^)探してみてくださいね。

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厭離庵 右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2 紅葉の季節のみ公開

拝観所要時間:約20分 拝観料:500円 ご朱印あります

この後、順に名所をめぐりをしましたが、詳細は後ほど。とりあえず、速報にて。写真は順に、常寂光寺(盛り近し)、落柿舎(盛り近し)

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二尊院(盛り)、祇王寺(3分)・・・滝口寺(3分)壇林寺(7分)

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化野念仏寺(8分、散りもみじ多し)、愛宕念仏寺(散り初め)

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今年は、やはり早いですね。昨年のこのコースは【11/11/23ぶろぐ】にて。


京都の紅葉(12/11/19)嵯峨釈迦堂「清凉寺」

2012年11月19日 | 京都市右京区

今日は、奥嵯峨野の紅葉を見に行きました。まずは、いつもの私のスタート地点、清凉寺です。(^^)清涼寺は、源氏物語の光源氏のモデルといわれる源融の山荘跡に、寺院を建立したことが始まりです。

宗派は初め華厳宗でしたが後に浄土宗となります。開基(創立者)は奝然(ちょうねん)、開山(初代住職)はその弟子の盛算(じょうさん)です。本堂には、寛和2年(986)に、宋から持ち帰った、釈迦37歳の生き姿を刻んだといわれる釈迦如来立像(国宝)が本尊として祀られ釈迦堂ともよばれています。右下写真は経堂です。堂内の輪蔵(りんぞう)を1回転すると一切経読誦(どくじゅ)した功徳(くどく)が得られます。実際に回せます。100円

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本堂の参拝は自由にできますが、本堂内部と庭園拝観の場合は拝観料が必要になります。(大人400円)本堂内部には、寺宝や宗教画なども飾られています。また、今の期間はご本尊も間近に見ることできます。(堂内撮影NG)本堂を出て廊下を渡ると庭園が見えます。

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弁天堂周辺の紅葉がとてもきれいでした。弁天堂は江戸後期の創建と伝えられています。

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自由に写経を行うことができます。紅葉を見ながら・・・でなく専用のお部屋が用意されています。右下写真は・・・旅の思い出を綴るノートです。(^^;)

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本堂周辺の紅葉も見頃です。

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ただ今、霊宝館の特別公開中です。年に2回、春と秋に行われます。なお、この期間中は本堂のご本尊の幕もあがっているそうです。霊宝館には、国宝の阿弥陀三尊坐像が展示されています。源融が造らせた像で、亡くなる直前に自分の顔に似せて作らせたという「光源氏写し顔」の伝説があります。実際に拝見すると、光源氏のお顔の阿弥陀様・・・最近の映画で見るような優男でなく、しっかりとした体育系のお顔かな?その他にも、本堂ご本尊の体内納入品の絹製五臓六腑(レプリカ:本物は再びご本尊に収めてあります)など貴重な寺宝が展示されています。

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境内には、精進料理の「竹仙」さん、多宝塔のそばには、あぶり餅の「嵯峨嵐山総本家大文字屋」さんがあります。あぶり餅は、1皿12本(630円)です。

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清凉寺 右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 拝観所要時間:20分~60分

参拝自由 本堂庭園拝観料:大人400円 中高300円 小200円

11月30日まで霊宝館特別公開が行われています。(本堂共通 大人700円 中高500円 小300円)*駐車場(800円:ピーク時は満車の事が多いです)

この後は、宝筐院(ほうきょういん)、厭離庵の様子をお伝えします。次のぶろぐにて。

 


奈良の紅葉(12/11/17)長谷寺・室生寺

2012年11月17日 | トミーズツアーご報告

今日は、トミーズツアー「紅葉絵巻 長谷寺・室生寺」のお客様をご案内して、奈良へ行ってきました。今日はあいにくの雨・・・富山を出発した時は晴れていたそうですが、私の住む京都は明け方から雨でした。ちなみに、今回は、10時頃に滋賀県の八日市ICから同乗させていただきましたが、その時も雨で、この先どうなるやらと思っていたら・・・お昼すぎ、長谷寺に到着する頃には少し小降りになりました。

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雨天の割には空も明るく、本堂舞台からの紅葉も素晴らしかったです。^^

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本堂脇の寒桜が満開でした。紅葉とお花見が楽しめました~。

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五重塔の手前にある本長谷寺です。↓創建の起源となった場所です。銅板法華説相図(レプリカ)が祀られています。本物は国宝に指定されており、奈良国立博物館前ぶろぐ】にあります。(ただ今公開中)

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五重塔周辺の紅葉もきれいでした。

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【左下写真】境内にある、更級日記や源氏物語「玉鬘の帖」に出てくる「二本(ふたもと)の杉」です。源氏が愛した亡き夕顔の娘、玉鬘が、この杉のもとで源氏の女房(元夕顔の女房)に再会します。上の方が見えないくらいの大きな杉の木・・・樹齢は千年を超えてるって事でしょうか(@Д@;)【右下写真】駐車場の向こうにある「玉鬘の大銀杏」です。樹齢は800年、樹高40メートル・・・びっくりするほどの大きな木です。近くには日本最古の天満神社「与喜天満神社」があります。

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長谷寺 http://www.hasedera.or.jp/index.html

昨日も長谷寺を訪ねています。本日と違い良い天気でした。お寺の起源やそのほかの見所も詳しく書いています。【こちら

続いて、観光バスで40分ほど移動して室生寺へ行きました。ここまでくると、いよいよ雨は本降りとなりました。(><)

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太鼓橋、仁王門周辺の紅葉はとてもきれいでした。

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雨のおかげ?で、参拝客も少なめで、静かでした。

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本堂前の紅葉は3分ほどです。たった1日でかなり色づきました。

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五重塔の相輪の先端、今日は撮ってきました。ちょっと変わった形をしています。五重塔の先は、奥の院ですが、雨も激しくなったので・・・私は、ここまでにしました。お客様の中で、数名はがんばって奥の院まで登られたようです。足元が滑って大変だったと思いますが、無事に戻られてホッとしました。

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室生寺 http://www.murouji.or.jp/index.html

室生寺も昨日訪ねています。【こちら

【おまけ】本日のツアーの朝軽食とオリジナルもみじ弁当です。(^0^)

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なお、室生寺では、私の添乗経験初!長靴でのご案内でした。まじくんの長靴をこっそり借りてきました。(^m^)山の中の寺で、水たまりもたくさんあったので、大活躍でした。

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本日のバスです。ずっと雨だったのできちんと撮るチャンスがなく・・・帰りのSAにて。

最後になりましたが・・・本日、トミーズツアー「紅葉絵巻 長谷寺・室生寺」の旅に参加の皆様・・・雨の中ではありますが、紅葉を楽しんでいただけましたでしょうか?また、お目にかかるのを楽しみにしております!本日はありがとうございました。


奈良の紅葉(12/11/16)室生寺

2012年11月16日 | 奈良

今日は奈良へ行きました。先に長谷寺の様子をお伝えしました。続いて、室生寺です。

室生寺(むろうじ)は、真言宗室生寺派大本山の寺院で、山号は宀一山(べんいちさん)です。女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」の別名があります。なお、山号の「宀一」は「室生」の略だそうです。古くから神々の座す聖地と仰がれていたこの地に、奈良時代の末、山部親王(のちの桓武天皇)の病気平癒の祈願が興福寺の高僧によって行われ、見事に回復したことから、勅命により創建されました。

まずは、駐車場から、門前の商店街を歩き、朱塗りの太鼓橋を渡ります。周辺の紅葉が見事でした。(^^)

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竜神信仰もある清らかな川面のもみじにも目を奪われつつ・・・いよいよ室生寺境内です。

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仁王門へ続く道の紅葉も見事でした。日当たりが良いからでしょうか?

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仁王門をくぐると・・・尺八を吹き続ける方が・・・いつも吹いておられるのでしょうか?気になります・・・今度お目にかかることがあれば、聞いてみよう(^^;)【追記】室生寺の檀家の方で、ボランティアでたまに演奏されているのだそうです。境内に尺八の音が響き渡り神秘的でした。

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室生寺境内は、室生寺山の山麓から中腹にお堂や塔が散在するため、とにかく「登れ登れ・・・」です。自然石積みの幅広い急な石段は「鎧坂」と呼ばれており、両脇には石楠花が植えられています。境内でたくさんの石楠花が楽しめることから、石楠花の名所としても知られています。

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鎧坂を上ったところに金堂(右上写真)があります。内陣には、一木造りの釈迦如来立像を中心に、国宝、重要文化財の像が並び、その前には運慶作と伝えられる十二神将が並べられています。現在、特別拝観で金堂内部でご本尊を間近に見ることができます。外から見るのと目線が違います。特に十二神将が素晴らしかったです。(400円、記念品付)

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本金堂からさらに石段を登ると本堂(灌頂堂)があります。ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂を行う堂で、真言寺院の中心です。本堂の左側の石段の先には、五重塔が見えます。

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五重塔の高さは16.1メートルで、屋外に立つ五重塔では最小のものだそうです。平安時代初頭の建立と言われ、室生寺山内最古の建築物です。この塔は頂上の相輪がちょっと珍しい形です。撮り忘れた・・・。平成10年の台風被害で大きな損傷を蒙りましたが平成12年に修復、落慶しました。

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五重塔から奥ノ院へ目指します。ここからも急な石段が続きます。朱塗りの橋からは400段ほどあります。ちょっと大変~(><)

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登り切った先には奥ノ院が・・・。弘法大師を祀る御影堂↑は大師堂とも言い、板葺き二段屋根の宝形造りで、各地にある大師堂の中でも最古級の堂です。

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岩山の上には七重石塔があります。↑奥ノ院からの眺めは、見渡すというものではないですが・・・はるか下に、駐車場や川が見えます。紅葉は、周辺は見頃ですが、境内の紅葉は3分ほどです。

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特別拝観の記念品です。ミニサイズのクリアファイルと散華です。↑

室生寺 http://www.murouji.or.jp/index.html

拝観料:大人600円 子供400円 拝観所要時間:90分(奥ノ院含め)


奈良の紅葉(12/11/16)長谷寺

2012年11月16日 | 奈良

今日は、奈良の紅葉を見に「長谷寺」へ行きました。

長谷寺は、正式には豊山(ぶざん)神楽院長谷寺といいます。朱鳥( あかみどり )元年(686)、道明(どうみょう)上人が天武天皇のために「銅板法華説相図」を初瀬山西の岡に安置したことが起源です。その後、神亀四年( 727 )徳道(とくどう)上人が、聖武天皇の勅を奉じて、衆生のために東の岡に、十一面観世音菩薩を祀りました。徳道上人は、観音信仰にあつく、西国三十三所観音霊場巡拝の開祖として知られる事より、長谷寺は三十三所の根本霊場と呼ばれています。

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現在の長谷寺は、真言宗豊山派の総本山、西国三十三観音霊場第八番札所として、 全国に末寺三千余ヶ寺、 檀信徒はおよそ三百万人といわれ「花の御寺」「牡丹の長谷寺」として、多くの人々の信仰をあつめています。仁王門をくぐると、本堂まで石段の登廊(のぼりろう)が続いています。登廊の脇にも、牡丹の花が植えられています。牡丹の花は、唐の皇妃、馬頭夫人が観音様の霊験を得たお礼に牡丹を献木したのがはじまりといわれており、春には150種、約7000株の牡丹が咲き競います。

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本堂は、徳川三代将軍家光の寄進により慶安3年(1650)に建立され、国宝に指定されています。本堂前面の舞台からの眺めは素晴らしいです。

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紅葉の色づきは、5分ほどだと思います。本堂横の鐘楼は、朝6時には時を知らせる鐘の音が、1正午には鐘と法螺が鳴り響きます。千年の昔からの習わしだそうです。ちょうど正午ごろに本堂付近にいたので、勇壮な法螺の音が山の向こうまで鳴り響いていました。

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現在、ご本尊の十一面観音菩薩像の特別拝観が行われています。拝観料が、1,000円と、少し高価ですが・・・10メートルを超える高さのご本尊の足元へ入り、直接、観音様の御足に触れながら、御縁を結ぶことができます。また、内部に描かれた仏画も見ることができ、とても貴重な体験でした。(本尊大観音像特別拝観:12月9日まで、入山料とは別途1,000円、記念品の五色線付)*ぶろぐ最後に写真あり

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本堂の東側に「日限(ひぎり)地蔵」さんがおられます。日を限定してのお願い事が叶うようです。ちなみに日限地蔵さんは、清水寺の参道(五条坂)にもあります。安祥院(あんしょういん)という名前ですが、日限(ひぎり)さんと通称で呼ばれ親しまれています。【前ぶろぐ

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本堂から順路に沿って五重塔へ向かう途中も、紅葉を楽しめます。五重塔は、昭和29年、戦後日本に初めて建てられたもので、昭和の名塔と呼ばれています。高さは31.39mです。

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すぐそばには、豊臣秀頼によって再建された三重塔がありましたが、現在は礎石のみが残っています。その場所に植えられたもみじもきれいに色づき始めていました。

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本坊(非公開)の前から、本堂を遠くに眺めることができます。紅葉の盛りはこれからですね。

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おまけ:売店に長谷寺のキティちゃんが売られていました。500円。ご本尊の姿のようです・・・。牡丹の絵馬もついています。

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右上写真:特別拝観で頂いた五色線です。拝観の前に塗香(ずこう)で両手を清め、五色線を腕にはめます。仏様の5つの智慧を表す白・赤・黄・青・黒の五色の糸をより合わせた腕輪です。

長谷寺 http://www.hasedera.or.jp/index.html

入山料:中学生以上500円 小学生250円 拝観所要期間:60分~90分