まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都文化博物館「NHK大河ドラマ特別展 八重の桜」見てきました

2013年07月31日 | 京都市中京区

先日、京都文化博物館で開催中の「2013年 NHKドラマ特別展 八重の桜」へ行ってきました。

Dsc04034_3八重は、会津藩の砲術師範であった山本権八・佐久の子として生まれ、1868年の戊辰戦争時には、戦死した弟、三郎の軍服を着て、鶴ヶ城に籠城(ろうじょう)します。

ちょうど、今月放送された大河ドラマがそのあたりでした。一昔前のドラマとちがい(過度な脚色もありますが)リアル感もあり、つい感情移入してしまいます。鉄砲を撃ったあとに冷静に発する「命中」の言葉・・・戦争シーンの鉄砲の的は人ですから、なんとも言えない重い気持ちになります。

展示は4階と3階にテーマごとに分かれています。展示品の中には、津藩主松平容保が孝明天皇から賜った御宸翰(天皇自筆の書)、それを納めた錦袋などもあります。宸翰はかなり状態が良く、肌身離さず持ってたとはいえ、とても大事にされていたことがわかります。また、芯の強さをうかがえる照姫(容保の義姉)の書もあります。他には、籠城して攻撃された直後の鶴ヶ城の写真パネルが展示されています。多い日で1日2000発の砲弾をあびたというお城ですが、見た目は、思ったより損傷が少なく態を保っています。(ドラマで見るよりも損傷が少ない気がします)

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会津藩の敗戦後は、八重は兄の山本覚馬を頼って京都に移ります。京都最初の女学校「女紅場(にょこうば)」の教師となり、やがて、同志社の創立者となる新島襄と出会い、その翌年に結婚します。男女の平等を望み、レディファーストを貫く八重の生きざまを、襄は「ハンサム」と評したそうです。

後半生の展示は、八重のハンサムな生き方、八重と襄の暮らし、近代化する京都の姿がわかります。なお、八重の兄の山本覚馬は、天皇が東京へ移られてからの京都の近代化に大きくかかわっています。

この展示会は、ドラマ八重の桜を見ていなくても、幕末の京都の歴史が楽しめます。ちょうど、ドラマも会津から京都へ舞台が移る時で、たくさんの人が展示会を楽しんでおられました。(待ち時間があるほどではないです)

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp 見学所要時間:60分~ 

NHK大河ドラマ特別展 八重の桜 は9月1日(日)まで。月曜休館