こないだ「こいつはセンスのある奴だ」でちょっと書いた「センスのある思考方法」の補足を。
>こいつはセンスのある奴だ
大西宏さんが「情報や知識を組み合わせながら、人はそこにどんな「意味」があるのかを見いだしていきます。どうも組み合わせて新しい意味を見つけ出すには、情報や知識の「量」「深さ」「幅」の3次元が必要なように思えます」と言われていたので、そのあたりを踏まえて、ちょっとどういう軸か考えてみました。
身体を動かせば知恵がでる
ただ僕個人としては、「量」という軸とはちょっと違ってて(これは単にどの軸により問題を分析するか、の違いだと思います)、情報や知識というものを含めて横軸に「幅」を、縦軸に「深さ」をとり、垂直方向として「抽象度」をとりたいと思います。
おそらく「幅」と「深さ」については何となくイメージしやすいと思いますので、ここでは「抽象度」について。
人間があらゆる情報を知識として応用可能・あるいは普遍的一般的なものとするためには、個別の事象についての話ではなく抽象化する必要があります。平家の発展と崩壊を「勝者必衰」として、あらゆる政治権力にあてはめたり、「赤壁の戦い」の構図を企業の戦略論に発展させたり、というのはまさに個別事象についてではなく、この関係性を抽象化し他の個別の事象にあてはめているものです。このパターン化の抽出のためにより深いレベルで「共通性」「関係性」「異質性」を発見していく能力というのも、情報の「幅」や「深さ」以上に広げていかなければ、ならない「軸」だと思います。これを「抽象度」だと理解してください。
で、結局、センスのある思考法とは何かというと、やはり、この3次元的広がりの中で自由に思考を走らせ、その時々に応じて適切な部分を引用しつつ、物事の推論や判断をできる能力ではないでしょうか。
こう考えると、この「抽象度」とはまさに思考の本質をつかさどる部分なのかもしれません。
うわべだけの言葉や理論を当てはめてみても、そこには本質に届かないように、抽象化された関係性や共通性/異質性を見抜き適切なパターン化をはかることこそが必要なのでしょう。
>こいつはセンスのある奴だ
大西宏さんが「情報や知識を組み合わせながら、人はそこにどんな「意味」があるのかを見いだしていきます。どうも組み合わせて新しい意味を見つけ出すには、情報や知識の「量」「深さ」「幅」の3次元が必要なように思えます」と言われていたので、そのあたりを踏まえて、ちょっとどういう軸か考えてみました。
身体を動かせば知恵がでる
ただ僕個人としては、「量」という軸とはちょっと違ってて(これは単にどの軸により問題を分析するか、の違いだと思います)、情報や知識というものを含めて横軸に「幅」を、縦軸に「深さ」をとり、垂直方向として「抽象度」をとりたいと思います。
おそらく「幅」と「深さ」については何となくイメージしやすいと思いますので、ここでは「抽象度」について。
人間があらゆる情報を知識として応用可能・あるいは普遍的一般的なものとするためには、個別の事象についての話ではなく抽象化する必要があります。平家の発展と崩壊を「勝者必衰」として、あらゆる政治権力にあてはめたり、「赤壁の戦い」の構図を企業の戦略論に発展させたり、というのはまさに個別事象についてではなく、この関係性を抽象化し他の個別の事象にあてはめているものです。このパターン化の抽出のためにより深いレベルで「共通性」「関係性」「異質性」を発見していく能力というのも、情報の「幅」や「深さ」以上に広げていかなければ、ならない「軸」だと思います。これを「抽象度」だと理解してください。
で、結局、センスのある思考法とは何かというと、やはり、この3次元的広がりの中で自由に思考を走らせ、その時々に応じて適切な部分を引用しつつ、物事の推論や判断をできる能力ではないでしょうか。
こう考えると、この「抽象度」とはまさに思考の本質をつかさどる部分なのかもしれません。
うわべだけの言葉や理論を当てはめてみても、そこには本質に届かないように、抽象化された関係性や共通性/異質性を見抜き適切なパターン化をはかることこそが必要なのでしょう。