ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

社会をログ化・アーカイブ化するネットの世界

2008年12月29日 | 思考法・発想法
今年も1年が終わるわけだけれど、今年1年を振り返って自分自身考えたことといえば、ネットというのはあらゆることを「ログ化」「アーカイブ化」していくということだろう。 これまでも変容する「時間感覚」については何度か書いてきたけれど、ライフログという観点も含めて、やはりその根源については「ログ化」「アーカイブ化」というものがあるような気がする。 ただ「ログ化」というと曖昧模糊な感じがするけど、例えば . . . 本文を読む

決済手段に求められること

2008年12月24日 | コンテンツビジネス
ネットでの有料サービスをどう伸ばしていくかという議論の際に必ず出るのが、「決済手段っていろいろあった方が便利だよね」という話題。一見、正しそうな意見だけれど、先日書いた「足し算思考」とおんなじで必ずしも正しい意見ではない。 例えば「自動販売機」。 ここで使える決済手段というのは多くの場合「円」のみだ。JRの駅構内に設置されている自販機なら、もしかしたらSuicaやパスモに対応しているかもしれな . . . 本文を読む

足し算思考と掛け算思考

2008年12月22日 | 思考法・発想法
何ごともシンプルであることに勝るものはない。テレビのリモコンしかり、携帯電話の取説しかり。こういうと誰もがうなづくのだけれど、実際にはそんな風には考えない。多くの場合、ついつい「足し算思考」に陥りがちだ。 例えばあるプロダクトを考えよう。それは携帯電話でもいいし、掃除機でもいいし、耳掻きでもいい。それらをより便利にしようとしたらどう考えるだろう。何を改善すればいいか、どんな機能がたりないか、何か . . . 本文を読む

あるプロダクトの終わり

2008年12月21日 | 新サービス奮闘記!
ここ3年越しにあるPJを進めてきたのだけれど、先日、そのPJから外れることになった。 仕事である以上、担当が替わるとか担務変更というものは当然としても、今回の変更はほとんど「まともな」理由があるわけではない。注目されていなかったPJが、急に注目を集めたことで自分の思ったように進めたい課長が、思うように使えない古株を外したという形だ。 そもそもこのPJは当初から期待されていものではない。最初の部 . . . 本文を読む

ダンス・ダンス・ダンス / 村上春樹

2008年12月14日 | 読書
「踊るんだよ…踊り続けるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ…だから足を停めちゃいけない…誰にでもそういう時がある。何もかも間違っているように感じられるんだ…でも踊るしかないんだよ…音楽の続く限り」 この言葉を何度、思い起こしただろうか。時には自分自身を励ますために、あるいは他者を励ますために。この言葉は村上春樹の「ダンス・ダンス・ . . . 本文を読む

届かぬ声、届く声

2008年12月04日 | 思考法・発想法
懐かしい人からメッセージをもらった。2年ほど前から音信不通になっていた人。以前の同僚。 もちろん電話なりメールなりをすれば連絡はとれたのだろうが、あらためて用でもなければそんなことしないし、そのうち連絡がとりづらくなってそのまま忘れ去られていく…今までであればきっとそうなのだろう。 でも今は違う。消そうとしない限り、僕らは繋がっている。いや、繋がることができるのだ。 きっかけは大したことじゃ . . . 本文を読む