ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

【映画】JOKER:「分断」された社会への危機感が支える共感

2019年11月02日 | 映画♪
 映画が終わった瞬間の重苦しい空気。救いのない様に誰も口を開かず席を立つ……。久しぶりに映画館で味わうこの雰囲気に、何となく嬉しくなる。クリストファー・ノーランなら、同じ様な重苦しさの中にも、映画的なダイナミズムやアクションで観客たちを驚嘆させたのだろう。でもここに描かれた「ジョーカー」は、社会の底辺の精神疾患を抱えた者が社会から疎外され、怨嗟の念を募らせていく映画だ。そこにはダイナミズムではなく . . . 本文を読む