ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

Facebookの上司部下の発言に見るソーシャル時代のリテラシー不足

2013年10月14日 | コンテンツビジネス
まぁ、何と日本社会とは煩わしいことか。 後輩がFacebookでこんな(感じの)投稿をした。 「またやってしまいました。飲みすぎて、家に帰る電車に乗ったのに、気が付いたら全く別な駅に…」 まぁ、本人は自分の失敗談をいいネタにしたという感じなのだろうけど、そこに寄せられた上司からのコメントが「しっかりしろ!」で、それを受けて慌てて本人が上げたコメントが「ちゃんと(会社の資料やPCの入った)カバ . . . 本文を読む

ソンエリュミエール、そして叡智:金沢21世紀美術館

2013年01月05日 | コンテンツビジネス
帰省がてら金沢21世紀美術館「ソンエリュミエール、そして叡智」を見に行った。 金沢21世紀美術館:ソンエリュミエール、そして叡智 この金沢21世紀美術館は建物自体も非常に素敵で、一面ガラス張りで覆われた外壁は、日常=街と非日常=美術館という境界を曖昧にし、1つの作品のようにその空間を切り取り、内と外、見る者と見られる者との区分けさえも曖昧にしてしまう。建物の中だと油断した姿が外の人にもさらけ . . . 本文を読む

人事出身者のFacebookの利用方法と同調圧力

2011年11月02日 | コンテンツビジネス
Facebookの「公開性」を是とするか非とするか――先日、「ソーシャルネットワークの時代と社会化・組織化される自己」の中でも書いたのだけれど、同様に「プライバシー」が消えて行くことやネット上の「人格」についての記事がここ最近、Wiredなどでも取り沙汰されている。 僕自身、Facebookとの距離感についてどういうものがBestなのかまだ結論が出せていなくて、まずはFBを試しているというところ . . . 本文を読む

フジテレビ反韓流デモに見るマスコミとネット文化との断絶

2011年08月22日 | コンテンツビジネス
例えば各藩毎の方言から共通言語としての「日本語」が普及するために「新聞」が果たした役割は大きかったし、「日本国民」としての共通意識を生み出すために「新聞」が果たした役割も大きかった。その一方で大政翼賛会を作り上げた責任の一端は「新聞」をはじめとしたマスコミにある。 これらに共通して言えることは、社会全体に対して影響力を与えるような情報を発信するためには、大きな資本が必要であり、「新聞」をはじめと . . . 本文を読む

AKB48江口愛美騒動とサンプリングされるアイドルの時代

2011年06月27日 | コンテンツビジネス
正直、全く興味がないし、肝心なそのCMも見たことがないのだけれど、ネット上ではそれなりに盛り上がっていた、AKB48の期待の新人・江口愛美。グリコの「アイスの実」のCMで並み居るメンバーを差しおいてセンターポジションを獲得。しかしそのCM放送直後から、CG説が流れるなど、存在するのかしないのかを巡ってかなり盛り上がっていたらしい。 結局のところ、前田敦子、大島優子、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みな . . . 本文を読む

東日本大震災で再確認されたラジオの魅力

2011年04月21日 | コンテンツビジネス
「人は刺激の高い方に惹かれる」という原則が正しいならば、テレビの登場によってラジオというメディアは衰退していくことが運命付けられていたのだろう。その一方で、テレビのような「マス」を相手に一方的に製作者側が面白いと決め付けた「コンテンツ」を流しつづるメディアに対して、WEB時代のユーザーは飽き飽きしている。 インターネットに触れたユーザーは改めて「個人」の特異性、他愛のないコミュニケーションの面白 . . . 本文を読む

関西学生アメフトに見るツイッターライブ中継の可能性

2010年12月08日 | コンテンツビジネス
関西学生アメリカンフットボールが例年以上に激しい展開になっている。例年であれば、関西学院大学(KG)と立命館パンサーズの2強が最終戦で関西リーグのNo.1を決するという展開なのに、今年はKGとパンサーズ、関大の3校が1勝1敗ずつの三つ巴の3校優勝となる。そのため大学日本一を決める「甲子園ボウル」への出場権をこの3校+中京代表の南山大の4校で争うこととなった。 これはこれで話のネタは尽きないのだけ . . . 本文を読む

イナズマイレブン人気投票に見る2ちゃんねらーの不条理な「力」

2010年11月21日 | コンテンツビジネス
「日本鬼子(ひのもと おにこ)」は2ちゃんねるーなど日本のネット文化が中国人のどぎもを抜くという、画期的な事象だったわけだけれど、そうした2ちゃんねらーたちの活動をそれだけで肯定的に捉えるのは、やはり難しいようだ。根っこの部分が同じだと思われるもう1つの事象について。 イナズマイレブンというアニメがある。もともとは、ニンテンドーDS用サッカーRPGが原作で「コロコロコミック」で連載され、テレビ東 . . . 本文を読む

MUSICO終了。PC向けの音楽配信が難しい理由

2010年11月16日 | コンテンツビジネス
やはり日本では楽曲配信は流行らないのか。パソコン向け音楽配信サイト「MUSICO」が2011年3月でサービスを終了するという。 NTTコミュニケーションズ:音楽配信サイト「MUSICO」を来年3月で終了 - 毎日jp(毎日新聞) 音楽配信サービス「MUSICO」が2011年3月に終了 -AV Watch 「OCN MUSIC STORE」「goo Music Store」時代を含めるとWMA系 . . . 本文を読む

「日本鬼子(ひのもと おにこ)」は成熟日本を救えるか

2010年10月30日 | コンテンツビジネス
「シミュラークル」という言葉がある。80年代の「ポストモダン」ブームだった頃に流行った言葉だ。フランスの思想家 ジャン・ボードリヤールが提唱した概念で、高度消費社会において、商品が「使用価値」以上に「記号」としての価値が高くなっていることを示したものだ。つまりこれまでであれば実際に「道」がありそれに基づいて「地図」が作成されてきたが、高度消費社会では先に「地図」ありそれに基づいて「道」が作られる、 . . . 本文を読む

プロフェッショナル 仕事の流儀:松本人志と「集合知」

2010年10月17日 | コンテンツビジネス
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でダウンタウンの松本人志を取り上げていた。結局はNHKで再放送する松本のコント番組の番線かよ、みたいなところもあるのだけれど、まぁ、松本人志の裏側(作り手側)をこれだけ追ったのもこれくらいだろう。で、これを見ていて感じたことを。 この番組の中で松本人志は「お笑い・コントの求道者」のように描かれていた。常に新しい笑いを求め、出来上がった笑いを定型化させるの . . . 本文を読む

Cat Shit One:ウサギの戦いと人間の戦い

2010年07月18日 | コンテンツビジネス
YouTubeで「Cat Shit One -THE ANIMATED SERIES-」が無料配信されていた。「Cat Shit One」は小林源文原作のマンガで、ベトナム戦争などを描いた戦争マンガらしいのだが、なんといっても主人公がウサギ!このCGでもかわいい容姿とはウラハラに本格的な戦闘シーンが描かれている。 CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-offical . . . 本文を読む

ツイッター問題、JASRACは著作権使用料を誰に請求するのか

2010年03月08日 | コンテンツビジネス
そういわれればその通りなんだけど、ちょっと釈然としない。どうやらツイッターに「歌詞」を書き込むとJASRACから料金を請求されるとのこと。ツイッターもネットメディアの1つだといえばその通りなんだけれど、どうも釈然としない。JASRACの広報曰く、『「ツイッター」は個人がプライベートで勝手につぶやくものと思っている人もいるが、ホームページやブログと同じネットメディアであり、ヒット曲などの歌詞を書いた . . . 本文を読む

M-1グランプリ、パンクブーブー優勝にみる「落ち」の作り方

2009年12月21日 | コンテンツビジネス
今更何なのてすが、初めて「M-1」を見た。それも決勝の3組のネタだけ。なので、他の人たちはよく分からないのだけど、優勝した「パンクブーブー」(といってもはじめて聞いたんだけど…)のネタは非常に僕のつぼにはまった。 M-1グランプリ:パンクブーブー優勝 - 毎日jp(毎日新聞) 逆に全く面白くなかったのが「NONSTYLE」。「笑い飯」はマニアックなネタで面白かったのだけれど、決勝ネタの1つ前が . . . 本文を読む

JASRACと公正取引委員会のすれ違い

2009年07月30日 | コンテンツビジネス
JASRACが公正取引委員会からの排除措置命令に対して、「公取委の判断には重大な誤りがある」として全面反論した。 「公取委の判断には重大な誤りがある」,審判の第1回目でJASRACが主張 - ニュース:ITpro 「公取委の行為は違法な介入」--JASRAC、第1回審判で契約の正当性を主張:ニュース - CNET Japan この問題は、JASRACが放送事業者と結ぶ「包括的利用許諾契約」が . . . 本文を読む