Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

CHICAGO SYMPHONY ORCHESTRA (Sat, May 2, 2009)

2009-05-02 | 演奏会・リサイタル
ボストン、そしてフィラデルフィアと他都市オケに連続で失望させられ、
もはや、NYからアメリカの他都市に移住しなければならないようなことがあったら
生きていけないかも、、とすら思い始めた私です。

少し前まで頭の中で横一直線に並んでいた全米5大オケは、
やがて、NYフィルが定位置どまり、フィラデルフィア管とボストン響は後退、という状況に変わり、
今日のシカゴは定位置どまり組?後退組?と思うと全く気分が盛り上がりません。
ブルックナーの8番のような長い曲を地方都市(もはやシカゴを地方都市よばわり、、)
のオケの演奏で聴こうなどというのは、馬鹿な思い付きだったのだろうか、、。

シカゴ響を生で聴くのも初めてなら、ハイティンクの指揮を観る(聴く?)のも今回が初めて。
シカゴ響はライナーやショルティといったすぐれた指揮者のもとで
アンサンブル能力を徹底的に磨き上げ、世界でも最高のオケと言われていた過去があり、
それは今もCDなどで聴けるわけですが、しかし、過去の栄光ならボストンにもフィラデルフィアにもあったし、
そんなことは、今の彼らがどんな演奏をするか、ということには何の関係も最早ないのだ、という風に、
ここ何度かの演奏会で思い始めていました。

しかし、今日のシカゴ響は、オケのチューニングの音を聴いた時から、
”もしかすると、これは今までの5大オケとは違うかも、、”という感触がありました。
出てくる音に、すでに他のオケとは違う彼ら独自のサウンドを感じます。

舞台袖から登場したハイティンクは、穏やかでかつ静かだけど
ストイックさが漂っていて、こういうおじいさん、私、好きです。
しかし、腰を悪くしているそうで、杖をつきながらものすごいゆっくりしたペースで指揮台にすすむ様子に、
ただ歩くのですらこんなに大変そうな人に指揮なんてさせて大丈夫なんだろうか、、、と不安が募ります。
結局、写真にもある通り、最近のレヴァインと同じく、椅子に座っての指揮となりましたが、
びっくりなのは、曲が始まった途端、さっきまでのおじいモードはどこへやら、
別人のような矍鑠とした様子で指揮をしていること。
齢80歳だそうですが、そのきびきびと動く様子は、
指揮に関しては今年6月に66歳になるレヴァインの最近の指揮振りより若さを感じるほどです。

ハイティンクの指揮は、まるで本人のエゴというか、
”こんなことは俺様しか出来ないだろう!”とか、”どうだ、このオリジナリティは!”というような、
自意識を感じさせず、特徴がないのが特徴、みたいな感じですが、私はこういう音作りをする指揮者、とっても好きです。
音楽に無理している感じがなくって、すっと体に入ってくるような心地よさを感じます。
これは、つい最近、どこかで聴いた、わざとらしい、自意識過剰の音楽と対称の位置にある音だな、と思い、
その自意識過剰の音楽って何だっけ?と思ったら、
昨日聴いたばかりのラトル&フィラデルフィア管の『ファウストの劫罰』でした。
そう、昨日の『ファウストの劫罰』が、わざとらしくて軟派な感じの音作りと比べ、
今日のこの演奏は、なんてそれと対極にあるのでしょう。

まず驚いたのは弦セクションの音の美しさ。
一般的にはこのオケは金管セクションや打楽器のセクションの評価の高さで知られていますが、
とんでもない!弦セクションも相当な実力です。
私はメト・オケの弦セクションは、ウィーン・フィルなんかとは全然違った意味で良いセクションだと思っているのですが、
そのメト・オケと渡り合うどころか、もしかしたらメト・オケ危うし?とまで感じる音を奏でてきます。
とにかく音のトナリティが良い。深くてどこか憂いがあって、
アメリカのオケはとかくヨーロッパのオケに比べて格調高さのようなものが足りないと言われますが、
このシカゴ響の音を聴くと、一概にそんなことは言えない気がします。
また、その一方で、独特の強さとしなやかさがあるのも魅力。
そして、音だけではなく(とはいえ、音は奏でられて出てくるものなので、
関係がなくはないはずですが)演奏の方も、技術的なレベルだけではない、統一感とでも呼びたくなるものが
このオケにはあります。


一方、第1楽章から第2楽章まで、このオケでも最も評価が高いセクションと言われる金管は、
まるでブルドーザーのような轟音で、はっきり言ってうるさく感じられるほどで、
それが美しい弦の音が奏でている旋律にかぶさってくる度に、
”ひっこんでろよー、金管は!”と忌々しく感じたくらいです。
しかし、良く聴いているうちにそれは、ただ音量がでかいというだけではなくて、
それぞれの奏者の頑張りが完全には一つになっていないからではないか、という気がしてきました。
誤解ないように言っておくと、少なくとも今日の演奏会だけで判断するに、
このオケは、今まで私が聴いたオケの中でも最も真摯に演奏に取り組んでいるオケの一つです。
闇雲に指揮者の指示に従うだけでなく、個々の奏者に、
”自分はどういう風に演奏したいか”という意思が感じられるところが最大の長所の一つでもあるのですが、
それが逆に裏目に出てしまったのだと思います。
”奏者の頑張りが完全には一つになっていない”というのは、
決して怠惰とか練習や実力の不足、なんていうレベルではなく、
それぞれの奏者が考えていることが完全には一致していないような、という
あくまで高次なレベルでの”一つになっていない”です。

しかし、第三楽章以降、金管の奏者のチェネリングの周波がものすごい勢いで一致し出し、
みるみるうちに統一感が生まれ始めました。
その統一感の出始めた後の金管セクションってば、もうっ!
”もうっ!”などという中途半端な言葉で止めるな、という感じですが、
本当に素晴らしい。すごいです。
特にトロンボーン・セクションは、今まで聴いたどのオケよりもすごい実力の持ち主だと思います。
どんな人が吹いてるんだ?と思って見ると、首席はものすごい痩身で、しかも、かなりのおやじ、、。
どことなく、うちの父親を思い出します。
いや、冗談じゃなく。
でも、それってすごくないですか?
うちの父親は戦時中に幼少時代を過ごして、少ない食料に体躯の方が適応してしまったのか、
日本人としても間違いなく痩せている方なんですが、
戦勝国であるアメリカに生まれながら、うちの父親と同じような体型、
そのうえに、こんな音を出すとは!!!
アメリカのオケはどちらかというと、それこそNYフィルのような野太くてでかい音が良いとされ、
そういう奏者が実際人気があったりするのですが、
私が思うに、この首席(ジェイ・フリードマンというらしい。)は、
全然それとは違う音を出すのが面白いと思います。
彼の音は先が尖っているというのか、芯がやや細め。
しかし、音が弱々しいかというと決してそうではなく、野太い音に負けない存在感があります。
そんな彼が完全にセクションで浮いてしまわないのは、バス・トロンボーン初め、
他の奏者の力もあって、個性的でありながら、実に相性のあった良いメンバーを揃えています。
チューバもすごいやり手。
逆に非常に評価が高いと聞くトランペットのセクションは、なぜかこの日は少し元気がないように感じました。

しかし、いずれにせよ、奏者の周波がぴったり合い出してからの金管は、
さっきまでの”うるさい”というネガティブな形容詞が、”パワフルな”というポジティブな形容詞に完全逆転。
音量、デシベル的な音でいうと、間違いなく後半の方が大きかったはずなんですが、
決してうるさくはない。
そればかりでなく、パワフルが昇華して、何かを語りかけてくる感じがします。
うるさい、というのは、音量の問題ではないんだな、とつくづく感じた次第です。

あと、メトを愛しているMadokakipを歯軋りさせるほど悔しがらせたのは、フルート。
私はそれこそ、アメリカのオケで、こういう音を出せるフルート・セクション、初めて聴きました。
ヨーロッパのオケで実力のあるところはほとんど、まろやかで耳に心地よい音を出すのでずっと羨ましくて、
なんでアメリカのオケは、メト・オケを含め、どこか、
”ぴーっ!!”という耳障りな音が入ってしまうんだろう、?と思っていたのです。
それが、もしや、これがアメリカン・スタイルなんだろうか、、?とすら思い始めた矢先に、この音!!!!!
ああ、この音、メト・オケにも欲しいーっ!!!スカウトしたいーっ!!!
まろやかで、実に耳に優しく、息が長い美しい音に溜息が出ます。
超、うらやましい。シカゴ。

そう、一言で言うと、私はこのオケを聴いて、
”このオケでオペラの演目を全幕で聴いてみたい。”と思ったのです。
今まで、ヨーロッパの名門オケの演奏を聴いても一度も思ったことがないことです。
とにかく、”自分で考える”ことが出来るタイプのオケなので、
(私がメト・オケを良いオケだと思うのも、割と高い確率でそれを感じるからなのですが。)
結果が失敗と出ることもあるでしょうし、
同じ曲の中で、上手く行く部分、行かない部分もあるでしょうし、
指揮者との兼ね合いもあるんでしょうが、
どういう音を出すんだろう?と公演の最初から最後まで観客をひきつける力があります。
叙情的な音も出せれば、パワフルさもあるという、基礎技能力が高いうえ、
自分で考えることもできるんですから、オペラの作品でもすごく面白い演奏を聴かせてくれそうな気がします。
そういえば、2010年からの新音楽監督にはリッカルド・ムーティが決まっているんでした。
ムーティ自体は、私はあまり好きな指揮者ではないのですが、それでも、
彼がオペラ全幕を、演奏会形式で振ってくれたら、、なんて、期待してしまいます。

色々な事情があるのか、ハイティンクはシカゴ響に音楽監督として迎え入れられることはなく
(現在は音楽監督不在)、
結局、首席指揮者という位置づけのまま、ムーティにバトンが引き継がれるようですが、
私は個人的には、このオケとハイティンクとの相性は悪くないと感じました。
下手すると暴走しそうなシカゴ響に、”そこ!戻って!”と注意を入れる先生みたいで、
なかなかバランスが取れていたと思います。

楽章を通して、音が生き物のように変化していく、
このオケなら、この先、色んな作品を聴いてみたい!
全米5大オケ、クリーブランドが未聴ですが、ものすごい大差で他の3オケを引き離したシカゴ響です。。
シカゴなら、引越してもいいな。


BRUCKNER Symphony No. 8 in C Minor

Chicago Symphony Orchestra
Bernard Haitink, Principal Conductor
Center Balcony F Mid
Carnegie Hall Stern Auditorium

*** シカゴ交響楽団 Chicago Symphony Orchestra ***

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65 コメント

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うらやましい (今泉澄)
2009-05-05 12:00:21
あまり好きでないブルックナーもシカゴなら
めちゃ聴きたい。
2月に来日したシカゴもチケットが
S\40,000/A\34,000/B\28,000/C\22,000/D\16,000
ちょっと高すぎるじゃないかしらん。
空席もけっこうあったらしい・・けど
不景気を考慮して欲しいわな。
ちなみに、何ドルくらいで聴けたのですかぁ??
返信する
こんな値段でごめんなさい (Madokakip)
2009-05-06 14:25:36
今泉澄 さん、

2月に日本公演があったんですね。
しかし、S席 4万円?!
なんか、オペラの引越し公演に比べても割高感がありますよね。
だって、オペラの場合はセットの移動だの、
スタッフの人件費、歌手のギャラ等、
膨大な費用がかかりますが、
ソリストの共演なしのオケだけの公演ならそのあたりの費用はミニマムですよね?

ちなみにカーネギー・ホールは、色々違う種類の座席を試してみたのですが、
音の質は最上階(バルコニー)の左右真ん中あたりの席が一番なような気がします。
(天井が高く、他の階のように、すぐ上の階の床が頭の上に伸びている、ということもないので、
列の前後はあまり関係がないように思います。)
オペラと違って、ビジュアルも、指揮者の動きと、
オケの全景が見えれば十分なので、
カーネギー・ホールでは、この最も安い部類に入る席種が、一番お得感があります。
今回はそのお得席に座りましたが、チケットの正規価格は$50でした。
本当にこんな価格ですみません、、。
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テレビでも放送しないようだし... (今泉澄)
2009-05-11 18:38:01
感想読みました。
チケット料金のギャップに驚くばかりです。
気を取り直して、iTunes Music Storeで
シカゴのブルックナーでも購入して聴こうかな。
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ギャップ (Madokakip)
2009-05-12 03:32:37
 今泉澄さん、

>チケット料金のギャップ

よく考えてみるとそうですよね。
今回の場合、彼らにとっては地元の公演ではなく、
シカゴ~NY間の往復の移動、それから数日間の宿泊代(複数の公演日がありましたので)、
そして、カーネギー・ホールの使用料、と、
ホームでの公演よりはコストがかかっているはずですものね。
一番高い座席でも300ドル以下だったと記憶していますから、
日本より割安感がありますね。

ちなみにNYタイムズの評では、
これの次の日のプログラムの方が評価が高かったです。
(ウェーベルンの”夏の風の中で”、メゾのストットイン(?)を迎えてのマーラーのリュッケルト歌曲集、
そして、シューベルトの9番という構成でした。)
私の場合、NYタイムズの音楽評とは全く意見が合わないことが多いですが、
このオケなら、行っておきたかった、、と思いました。
返信する
2日目もよかったです (Joe's Shanghai)
2009-05-12 05:59:56
いつも楽しく読ませていただいております。

私はたまたま、両日とも聴いたのですが、本当に素晴らしかった。
これほどシカゴ響の弦楽セクションにパワーを感じたことはありません。
私もこのオケとハイティンクの相性のよさを感じた一人です。

一方でフィラ管のほうですが、今シーズンはもうNY公演はないのですが、
一度、だまされたと思って、常任であるデュトワの指揮でお聴きになってください。
それもできれば、彼が得意とするラヴェル、ストラヴィンスキー、ドビュッシーをぜひ。
私の知る限り、5大オケではもっとも繊細な音を聴かせるオケだと思っています。
今シーズンは展覧会の絵をカーネギーでは演奏したのですが、
金管がまったくうるさくない、素晴らしい出来でした。

先日のワルキューレの感想や、少し前のトロヴァトーレの新演出に関する考えが、
非常に似ておりましたので、おせっかいと思われるかとは思いましたが、
書いてしまいました。
気に障ったら、なにとぞ、ご容赦ください。
返信する
おせっかい、大歓迎です!! (Madokakip)
2009-05-13 13:21:14
 Joe's Shanghai さん、

はじめまして!
コメント頂き、ありがとうございます。

>おせっかいと思われるかとは思いましたが

とんでもない!!!
このようなご意見は大、大歓迎ですので、
これをおせっかいと呼ばれるなら、どんどん今後も焼いてくださいますよう(笑)、お願いいたします。

私は本文にも書きましたとおり、今回シカゴ響を生で聴くのは初めてでして、
しかも、ほとんど前知識なしにいったものですから、
興奮して帰宅し、連れに”弦がいいのよー!!”と力説していたら、
しばらく彼らの演奏会に行っていない彼は、
”へー。”と驚いていました。
なので、今まではこれほど良くなかったのかなあ、なんて思っていたのです。
二日目を聴かなかった私は大馬鹿だった、と今さらながら悔やまれます。
次回のカーネギーでの公演が今から楽しみです。

そして、フィラデルフィア。
デュトワはN響で何度か聴いたことがあるはずなんですが、
今ひとつ印象が薄かったのはN響が原因、、?
フィラデルフィアは私が帰宅した途端、”もうあんなオケ二度と聴かん!”と吠えていまして、
連れが、これまたびっくりしてました。
”なかなかいいオケだし、ラヴェルなんかの演奏はすごくいいのになあ、、”と言って、、。
来シーズン、お奨めくださったあたりのレパートリーを演奏するようなら、
リベンジしてみたいと思います!
これからもいろいろ教えていただけると嬉しいです。
返信する
じつは遠征すれば... (Joe's Shanghai)
2009-05-15 09:34:14
ご理解のある暖かいコメント、ありがとうございます。

じつはですね、おせっかいついでに調子に乗って申し上げると、フィリーに遠征すれば、
今シーズン中にデュトワの指揮では例えば以下のようなプログラムが聴けます。

Ravel - Piano Concerto for the Left Hand
Liszt - Totentanz
Rachmaninoff - Symphonic Dances
Ravel - La Valse

Debussy - Images
Shostakovich - Symphony No. 5

時期は6月の初旬から中旬です。私は何とか行けないか、画策中です。
返信する
ご親切にありがとうございます! (Madokakip)
2009-05-16 03:51:01
ご親切に教えていただいて、ありがとうございます。
そうですね、フィリーなら遠征が可能ですよね!

ただ、二週間前にフィラデルフィア・オペラに遠征したのですが、

http://blog.goo.ne.jp/madokakip/e/dd2a6ef79d37dbe76ddcb917ec58f4c7

日帰りであわただしく帰ってくるよりかは、
一泊くらいしてゆっくりしたい感じがありました。
落ち着いたいい街ですよね。

もしかすると、オペラハウスのオケに、
フィラ管のメンバーが重複してたりして、、なんて期待したのですが、
全然別物でした。(当たり前!)

一度キンメル・センター(フィラ管のサイトでは、
ヴェライズン・ホールとなっていますね。)でも聴いてみたいので、
遠征はいいアイディアです。
6月行ければいいのですが、、。
Joe's Shanghaiさんの画策が成功されたら、
またお話うかがわせてください!

ところで、来シーズンのカーネギー・ホールは、
デュトワと来ますね。
プログラムもフランスものが入っていて、
これは絶対聴きに行きたいと思ってます。
返信する
シカゴ響 (steph)
2009-06-06 11:13:39
2月の来日のときも、もっと気軽に行けそうな値段なら、聴いてみたかったです。今秋、NYフィルが来るので、行ってみようと思ってます。F・P・ツィンマーマンのブラームスのviolin協奏曲に、幻想交響曲が聴いてみたかったので、勢いでとってしまいました^^。
今、クライバーンの国際ピアノコンクールのファイナルで、辻井伸行君が頑張っていますね。フォート・ワースで行われているようです。
返信する
辻井君 (Madokakip)
2009-06-06 14:05:17
 stephさん、

辻井さんのクライバーンの件は日本での方が話題になっているのかな?
教えていただくまで知りませんでした。

セミ・ファイナルで行われた室内楽とのアンサンブルが一番心配されていたようですが
(指揮者不在の室内楽団との演奏で、
ビジュアル的なキューを使用することが全盲である彼には一切利用できないのは非常なハンデであるため。)
そんな心配を吹き飛ばす演奏だったようです。

コンクール追っかけブログの中にあがった、
同じセミ・ファイナルのベートーベンのハンマークラヴィアの演奏についてまずかった、と書いた記事に、
”何をわけのわからないこと言っているんだ!”(=それくらい素晴らしい)と反論があがったほどです。

シカゴは機会があればぜひ!
弦楽器が好きでいらっしゃったら、身もだえする音です(笑)。
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