M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

船橋で「SMILE」のアシスト

2011-07-31 01:44:04 | こころ全般
今日は伊藤夕子講師による
勇気づけ講座「SMILE」船橋クラスの
第1回目が開催され、
参加者が多いのでアシスタントとしてお手伝いしました。

皆さん、ヘルパー講座で学んだかたたちで、
伊藤先生の人柄に魅了され、
介護の現場におけるコミュニケーションの大切さを理解したかた、、
また、お子さんを育てながら頑張ってお仕事をしている
お母さんの姿がありました。

介護というお仕事を選ぶ方たちですから、
優しくて面倒見がよく、
また、わざわざコミュニケーションのトレーニングを
しようというのですから、
熱意と行動力のあるかたたちばかりです。

今回も楽しい雰囲気でスタートしました♪


いつも感じることですが、
誰でもいろいろなものを抱えているんだということ、

そしてそれを気軽に話したり相談したりする場がなくて、
ひとりで解決しようと苦しい思いをしたり、

悩むことにさえ罪悪感を持ってしまい
なんでもない顔をして
気持ちを解放できずにいるのだなあということ。


「SMILE」の中で行うロールプレイングによって、
思わぬところで自分が抑圧していたものに出会い
解放が起こることもあります。

守られた安心できる場では
お互いを信頼し尊重する姿勢が
何でも話せる空気をつくりだし、
そのようなことも起こりやすくなります。


いったん感情を解放してしまえば、
トラウマが消えたり、
発想の転換ができるようになったりします。

いわゆるカタルシス、浄化です。


「SMILE」は、一見、
対人関係の理論と実践を学ぶ「ハウ・ツー」のように
見えてしまいがちですが、
実は自己を見つめ直し、
ほんとうに大切なことだけを残して
不要な観念をそぎ落とし
スリムにシンプルに、
そしてお気楽になるための講座なのです~♪


*8月29日(月)から落合にて始まるコースは

 21日(日)までお申し込み受付中です。



テロ予告!?

2011-07-30 01:16:16 | 暮らし
落合に出勤して
白石さんと話していたところ、
Mixiだか2ちゃんねるだかで、
「今日の午後5時30分に東京駅で無差別大量○○」
という、予告らしきものが流れて
騒がれているらしいと教えてくれました。

まったく物騒な…。

迷惑な話だよね…。

そう言いながらも
白石さんは4時ごろ出張先に移動。

私も6時ごろ、
「私は安全です」と呪文をとなえて、
落合を出て新宿まで出かけ、
お買い物をして、あちこち寄り道して無事に帰宅しました。


先に帰宅していた夫に、
その話をしたところ、
「ああ、知ってる」というのです。

会社でも
「~こんな情報があるので
東京に限らず近辺を通る時は気をつけるように。」
とのお達しがあったそうです。
「ま、明日には捕まるだろ。」
事もなげに言って話は終了。


何か不安をよぶことがあった時、
へんにビクビクして恐れの気持ちいっぱいで歩くと
返って恐れていたことに出くわしやすくなりますから

「自分は何があっても安全に帰れる」
という現実が自分に起こることを許しましょう~。

ちょっとわかりにくい表現ですが、
安全に帰れるという確率が少しでもあるのなら、
自分は安全に帰るほうの現実を選ぶことができる、
そういう考え方をしてもいいんじゃないの?ってことです。

もっと分かりにくいかしら・・・。


何事もそうですが、
「○○なわけない。」とか、
「○○だったらどうしよう。」というような思い込みによって、
望む現実が起こる可能性を自ら狭めているかもしれません。

いくら他人が「そんなことないよ。」といっても、
自信がもてなければ、
望まない方の現実になっちゃうのではないかと
心配になってしまいます。

でも、望む現実のほうが目の前に現れることもありうるのだから、
「望む現実になる!」と考えることを自分にゆるして、
可能にしてしまおう!

そんな風に考えるなら
自ら狭めた枠をはずしやすくなりますよね♪

自分の思い込みが現実をつくっているのですから、
可能性は大きくしておいたほうがイイですよね!!



爪から血を抜く

2011-07-28 00:15:55 | 暮らし
7月20日の日記で書いたように、
たった10分のラグビー練習試合で
右足の親指を痛めた息子ですが、

その後もいい加減な消毒・手当をしていたせいか、
抗生剤を服用しているにもかかわらず
指はなかなか腫れがひきません。


3日ぐらい前に
死んで真っ白になった爪の脇から
血の混じった膿がでたらしいのですが、
いつまでも指が真っ赤なままなので、
「壊死しちゃうよ~!」
と脅かしたところ、
また病院へ行ったようです。

学校へいったと思っていたら息子からメールが入りました。
「指の血を抜くための麻酔、痛すぎ!!」


帰宅後に聞いたところ、
爪の真ん中に穴をあけるときにあまりに痛くて
局所に麻酔をしたのだけれど、
それがまた超~痛かったのだそうです。
想像するだけでぞぞ~っとします!
けっこうな量の血がたまっていたそうです。

どれどれ、見せて見せて♪
と興味本位に消毒の手伝いをしたのですが、
大きな爪の真ん中に直径2ミリぐらいの穴があいていて、
中の肉が見えていました。

小さな穴のあいたアサリの貝殻に似ていました(笑)。

赤く腫れあがっていた指は
ほぼ肌色のふつうサイズに戻っていました。
ほんとうは爪を全部はがしちゃったほうがいいのだそうですが、
そうなるとあまりの激痛で通学などできないだろうからと、
穴をあけたのだそうです。


お医者さんも想定外の膿っぷりだったようで、
ぬり薬も強力になって帰ってきました。

汗だくになるこの時期ですが
湯船にもはいれずシャワーだけ。
面倒な事で…。


きのうは、娘が合宿から帰ってきました。

今年は食事をけっこう食べられたそうで、
「まずい、ダイエットにならなかった!」
と言いながら姿見のまえでチェック。

それでも夜、お風呂上がりに
食べきれなかった菓子パンを食べていたので
「ダイエット失敗だったのに食べちゃうの?」
と聞くと、斜に構えた流し眼で答えました。

「いいえ、2キロ痩せてましたが、なにか??」


その娘はきょう、午後2時過ぎまで
爆睡していました…。


お疲れちゃ~ん♪


バスケの合宿

2011-07-25 12:11:13 | 暮らし
千葉は半袖では寒いくらいの北寄りの風が続いた後、
きのうぐらいからまた、暑さが戻ってきております。

今日などは朝方は涼しかったものの
ぐんぐん気温があがってきたようです。

今どきは「ホットスポットといえば放射能」な感じですが、
日本中どこでもホットスポットですねえ~、
ストレートな意味で。

「ホットスポット」の本来の意味は、
街の中で無線LANが利用出来る場所のことなんだって~
アナログナなもので、知らなかったわ。


娘がいま、高校の部活の合宿中。
今日あたりは蒸し蒸しの体育館での練習がきついでしょうね!

朝錬やお弁当づくりなどなくてラクなのですが、
なんだか淋しい…。


昨日、暗闇迫る夕刻に、
飲む栄養ゼリーとシリアルビスケットの差し入れをもって
学校まで行ってきました。

高校の体育会系部活に入って初めての合宿だった去年は、
あまりのハードさにヘロヘロになってしまって
食事がほとんど喉を通らなかったようなので
今年の一年生もそうだろうと思い
なにかのど越しの良いさっぱりしたものをと思ったのですが、

アイスは冷凍庫がないので食べたいかどうかにかかわらず
速攻でお腹に入れなければなりません。
くだものは別に用意して下さる方がいるので
やっぱり総体の時と同じ、
フタつきで取っておけるゼリー飲料にしました。

帰り際にはすっかりあたりは暗くなっていました。
夜の学校と言えばよく肝試しや怪談の舞台になりますが、

ほんとうに、怖いですよ!!

夜空との境にうっそうとした木々と校舎のシルエットだけが
浮かび上がり
真っ暗で足もともおぼづかず、
校舎のボワッとした薄暗い明かりしかなくて
すのこに足を引っ掛けそうになったり。

暗闇にそぐわない、合宿中の生徒のにぎにぎした話し声が
遠くからどこからともなく聞こえてきて、
「え?…幻聴??」
と、背筋が寒くなります。

歴史のある学校なので、
ひょっとしたら
このへんをふわふわ彷徨っている子が
いっしょに合宿を楽しんでいるかも???

きゃーーん!

「車でよかった~」と叫びながら、
真っ暗な校門を出て、
急な下り坂になっている通学路の両側にそそり立つ木々の、
大きく張り出した枝の下を
大急ぎで通り抜けて帰ってきました。

娘がそこで合宿中というのに、
逃げ帰るという親で、どうもすみません。


再会♪

2011-07-23 22:16:16 | 暮らし
歯がかけてしまい治療中なのですが、
仮歯でかみ合わせが変わってしまい
その歯の反対側の奥歯がまた、痛み出しました。

眠っている間に「噛みしめ」の癖があるので、
歯茎に負担がかかり炎症になったようです。
きのうからは歯と歯がちょっと触れただけで
ズキズキと痛み往生していました。


そんな中でも、6~7年ぶりに
ある友人と再会を果たすことができました。

一度セミナーで同席したカウンセラー仲間のIさん。
わざわざ連絡をくださったのです。
お互いの事を話すのは初めてでしたが、
うちの子供たちと同年齢のお子さんがいて
歯の痛みも忘れ、話がはずみました。


彼女の子育てにもユニークな歴史があり、
感動的なエピソードを聞かせて頂きました。

詳しくは書きませんが、
たいがいの親は、
子供の人生の岐路で子供自身に選択させることをしなかったり、
お金がかかるから等、親の側の理由で
選択肢を狭めてしまったりします。


彼女はお子さんと同じように迷い悩みながらも
親としてできる環境を整え、
その影の苦労に黙って耐えて、
最後の選択はお子さんに委ねました。
勇気のいることだったでしょう…。


その結果、お子さんはいまではしっかり自立した考え方ができて
学業を日々楽しんでいるようです。


子供にただ要求だけしたってダメですよね。

親として少々の無理をしてでもやれることをやる。
そして子供を信頼して委ねた時、
はじめて子供は親を信頼してそれに応えようと思うのですよね♪





「SMILE」受講者、まだまだ募集中♪

2011-07-20 23:51:55 | 暮らし
このあいだの日曜日に、
息子が高校時代のラグビー部OB総会とやらに行き、
その際に行われた練習試合に参加して、
そのほんの10分の出場で
足の親指の爪が真っ黒の瀕死状態になりました。

ベキベキと指の付け根の骨がきしみ、歩行困難の様子…。

前日には
「この運動不足の身体じゃ、
試合に出たらぜって~死ぬ。
なんとしても回避しなければ!」
などと言っていたのに、

次の日、洗濯かごに
ラグビーシャツや肩パッド、ヘッドギアが
投げ込まれていて、そのへんが砂でザラザラ…。

おおっ!この足の裏がザラザラする感覚、
気持ち悪いけどなんだか懐かしい~~♪

「なんだかんだ言って、ちゃんと持ってったんじゃない。」

しかしながら、どこか抜けている息子、
シューズを忘れて、その辺にあったのを使ったらしいのです。

そりゃ、足に負担もかかるでしょう~!

爪は真っ黒ではがれそうにフワフワ、指が赤く腫れあがり
珍しく夫も病院に行けば?と勧めました。


昨日、今日と、ちょうどこの台風の影響で雨と風の中、
病院へ通うことになり、
大変だわねとは思うのですが、

ふだん、相変わらずの寝坊助で
大学の授業をさぼり気味の息子…。
それがけっこう気になっていた私は、
もうすぐ定期試験だというのに、
ここへきてまた休みで大丈夫なのかしら…と、
思わず声のトーンが強めになってしまいました。

「ほら~…。こういう突発的な事もあるんだからさ~。
ちゃんと単位取れるのかしら…。」

実はこの「ほらごらん!」的な言い方は
アドラー心理学の勇気づけ講座「SMILE」では
おススメしていません。

本人が一番凹んでいるところへ
わざわざ勝ち誇った言い方をしたりすれば、
わかっているけどムッと来て
せっかくの本人の学びのチャンスをふいにします。

自分が勝ち誇って気が済むのと、
子供が素直に自分の結末から学ぶのと
どちらを選びますか…?ということです。


私もさすがに勝ち誇ったようは言いませんでしたが、
息子は煮え切らない感じで答えました。

「まあ…出席は取らないし…。試験がとれればなんとか…。」

なんだか納得いかない答えに、
また静かにつけ足しました。

「出席をとらないのは、生徒を信頼してるってことじゃない~?
出席をとらないから平気で遅刻したりサボったりするのは、
ある意味、教授の信頼を裏切ってることになるんじゃないのかしら~??」

息子は何か言いたそうでしたので、
しばらく待ったのですが
まあ、ごもっともと思ったのか、面倒だったのか黙っていました。


さあ、ながい夏休みが始まりましたね!!

子供たちが視野に入る時間が長くなると
何かと摩擦が起きてきますね。

そこで、コミュニケーションのツール「SMILE」を学んで
家族との時間を少しでも楽しいものにしませんか?

同僚や友人との接し方にも役立ちますよ♪


落合サロンで開催する「SMILE」の
第一回目の日程が決まりました。

新学期間近の、8月29日(月)です。

全回とも月曜日開催になります。
参加をお待ちしております♪

詳しくはこちら ⇒  「SMILE講座」



アメリカを食った「なでしこジャパン」!

2011-07-18 23:36:33 | 暮らし
素晴らしかったですね!
なでしこジャパンのワールドカップ優勝!!

聞くところによると、
毎月18日は「米食の日」だそうです。

米という字は十と八に分けられるので
18日が「米食の日」になった様です。
もっとお米を食べようという意味を込めて。


今日の決勝戦は、その18日。
「米(アメリカ)を食う」日だから、
アメリカに勝てる~という無理やりな話もありましたが、
ほんとうに実現させちゃうなんて!

トロフィーを天高くさし上げた時の光景は、
大量のゴールドの紙吹雪にブルーのユニフォームがよく映えて
にわかファンにもかかわらず感涙にむせぶ私でした…。


選手たちのテクニックと精神力はもちろんのこと、
佐々木監督の指導力も大きいのではないかと思います。

そこには選手たちへの尊敬の念が感じられます。
勇気づけと感謝の言葉によって
選手たちのモチベーションは
高く保たれたのではないでしょうか。


なでしこジャパンの不屈の闘志は
すべての疲弊した日本人に元気をくれますね~♪


ほんとうに感動をありがとう!!



「老い」と夫婦関係

2011-07-17 00:39:00 | 暮らし
3.11から2か月ぐらいは
時間が止まってしまったようで
今思い出しても
その期間だけ果てしなく長く感じますが、

それでも気がつけば今年も半年がすぎ、
やはりすごい勢いで日々が過ぎ去っているんですね…。


毎年、夫がお手伝いでコーチをしている
地元テニスサークルの夏合宿が、
地震の影響でどうなるかと思いましたが
今年も決行されました。

もう、一年経つのね~。

練習用テニスボールの大きな籠など大荷物があるため、
バスの集合場所まで送迎係となっている私は、
今回も5時起きして車を出し、
夫を見送りました。

そういえば、去年は私が 「謎の発熱」 で
大変な思いをして夫を送り、

「優しさってなんだろう?」と考えてみたりしたものです。

自分の考えや気持ちを言葉にして伝えることが
いまひとつ足りていなかったかしらと思い、

夫を出迎えた時に
カフェに寄って、
その辺の話をしたのを思い出します。


会話においても「夫婦のパターン」というのがあって、
わが家の場合は、伝達の詰めが若干甘くて、
「伝わっていると思いこんでいたら違ってた!」
ということが、過去に時々起こってきました。

たいていは、日常生活の行動面での行き違いなので、
大したことなく「なんだ、そういうことだったの?」
で終わるのですが、
これが、心の中のこと、つまり感情面で
真意が伝わらない場合は
お互いの心のギャップが埋まらないままになってしまうでしょう。

ですから、「話ができる関係」を継続することが
大切かもしれませんね。

私も真意が伝わるように
面倒くさがらずに言葉にすることを心がけなくちゃ…♪


ところで、
50代以降の夫婦関係について、
「中年の危機」をうまく乗り越えていくには、
「老年期」がどういうものであるかを
少しでも知っていると役に立つかもしれません。

女性もですが、特に男性は、
気力・体力の衰えや、
いろいろな面での欲がなくなったと感じると、
充実していた自分の成人期から「引き算」をして
コンプレックスを持ち、
衰えを認めたくない気持ちから自分に腹が立ち、
やがてえもしれぬ不安や孤独を感じることになります。


その経過をたどる途中で、
パートナーに様々な
心理的な要求をするようになり、
求められた方は、

「なんで自分ばかり?」
「そっちは何かしてくれてるわけ?」

とうんざりしてしまうのですが、
相手の心の不安や孤独に気づくことができれば
返す言葉も変わってくることでしょう。

また、自分も周りの人々への不満を感じることが
多くなったようであれば
その不満の大もとに、
自分の「老い」の兆候への不安があるのかもしれないということ。

それがわかっているだけで、
すでに「不満」の一部は解消するのかもしれません…。


人間、だれでも老いていくのですから、
お互いにそこを認め合って受け容れていける関係で
いたいものですね。





それでも生きてください・・・。

2011-07-13 23:50:05 | 人生
とあるファーストフードのチェーン店で
待ち合わせした娘を待ちながら
一人で軽く食事していました。

時間的に店内に人は少なく、
ぽつりぽつりとお客さんが座っていました。

すぐそばに下げ膳のコーナーがあって、
スタッフのかたがテキパキと片づけながら
「ありがとうございました!」
「いらっしゃいませー!」
と元気な声を張りあげていました。

ちょうど下げ禅の棚をはさんだ向こう側にその方がいて、
私と目が合いました。
見れば中年というよりは少しご高齢な感じ。
ひとり暇だったので、
「お元気ですね♪」
と声をかけてみました。

「ええ、ありがとうございます。
他のスタッフにも、
声が大きいからどこにいるかすぐわかる
って言われるんです。ふふふ。

どこかでお会いしましたかしら?
そんなことない?
なんだかそんな気が…。
私、ほんとはずいぶん歳いってるんですよ♪」

「ほんとですか?お幾つなんですか?」

「ここのスタッフにも言ってないの。
内緒ですよ。実は…(小声で)75。」

お化粧もして、話し方も若々しく、
せいぜい還暦ぐらいにしか見えません。
私が年齢を聞いて「え~~っ!!」と驚くと、

「このあいだ、ひ孫が生まれましたの。」
と誇らしげな顔をしました。


「ほう~!」「へ~、そうなんですかぁ!」
と相槌をうつ私に、忙しく手を動かしながら
気さくにいろいろなお話をしてくださいました。


「この店は定年はないよ、と言ってもらっているので
働かせてもらっているんです。

高校生のアルバイトの子が多いでしょ。
みんなとってもいい子たちなのよ~。」

「仕事してるからか、
すごく元気なの。
風邪ひとつひかないの。」


彼女はいったんお盆などを下げに行ってから
ミルクやシュガーを補充しに戻ってきました。

そして、いきなり
その明るい笑顔からは想像できない、
心に秘めた悲しい思い出を話しだしたのです。

「2年前になるんですけどね。
孫を亡くしたんですよ。
18歳の男の子。いちばん可愛がってた孫でね。

その時はショックで何も食べられなくなって。
10キロ痩せました…。

息子夫婦、亡くなった孫の親ですけどね。
心配してくれて病院に連れて行かれたんだけど
もう私も死にたかったから。
治ろうというつもりもなかったの。

孫のお友達が本当に大勢で葬儀にも
一周忌にもきてくれて。
おばあちゃん大丈夫?って言ってくれたの…。
それで元気にならなくちゃってね。
一人暮らしだから、毎晩メールがくるけどね。
自殺してないか心配してね。


今でも私が孫にご飯あげてるの。仏壇にね。
毎日かかさずね。
『ごはん遅くなってごめんね』とか
『きょうのおかずは○○よ。』とか話しながらね…。

生きていれば、今年で二十歳。
もうすぐ成人式なんだけどね…。」


ああ、私の息子と同い年…。

辛いですね…と。

思わずふたりして
涙でいっぱいになった目で会話しました。


それから気持ちを振り切るように、
「ごゆっくりどうぞ。」
と声をかけてくれ、
キッと踵をかえしてカウンターのほうに
戻って行きました。


ひとり残された私は
しばらく俯いたまま
顔をあげられませんでした。


お名前もわからないままですけど、
また近々、
元気なご様子を見に来ますね!!



電車で。

2011-07-12 00:59:50 | 暮らし
打ち合わせに出かけたついでに

キッチンのカウンターに置く
観葉植物の「パキラ」を購入しました♪

涼しげでかわいいでしょ?

以前からキッチンカウンターに置いていたのは
思いのほか大きく育ち、
鉢の大きさにそぐわなくなったので
そろそろ何とかしないと…と思っていたら
なぜか急に枯れてしまいました…(涙)。

何がしかの邪気を吸ってくれたのかしら…?
植物にはそういう健気なところがあるらしいですね。

そうだとしたら、ありがとう…。


そのパキラを買ったお店で、
落合サロンの天窓にちょうどよさそうな
簾があったので、
それをいっしょに抱えてレジに向かっていたら、

年配のおばさまが声をかけてきました。
「それ、どこに置いてありますか?」

そのかたも簾を探していたようです。
聞くところによると、
この周辺のスーパーやホームセンターでは
売り切れているそうです!
そういえばこの店も残り少なくなっていました。

早くも梅雨明けだそうですね。


きのう、電車の中で
向かい側に座っている女の子が
真下を向いて
内股にヒザをくっつけて
眠っていました。

ピンクのレース編みのお花がついた
カンカン帽をかぶっていて
顔は見えないのですが、
膝の上には大きなビニル製のカラフルボストン。
持ち手のところにキティの形の携帯ケースをくぐらせています。

更紗木綿の赤いタータンチェックの開襟シャツ、
下は涼しげなクロプト・パンツに
かわいいサンダルといういでたち。

と…、目が止まりました。
彼女の足首あたりの素肌が、
やけにシミが目立ち、うるおいが感じられなかったので、
「ん?」と思ったそのとき、

電車の揺れとともに
正面を向いたそのお顔は、

化粧気のない70~80歳ぐらいの丸メガネのおばあちゃんでした!

「まあ、なんてハイカラなんでしょう♪」

同じ駅で降りた彼女は
帽子の下の真っ白な髪の毛の
生え際に噴き出してきた汗を
ハンカチでそっとぬぐい、

そろりそろりながらも
しっかりと腰がのびて
そのへんの若い子よりも
女の子らしさを醸し出していました。

今どき風なんだけれど品があって
なんだかかわいらしいなあ~と
しばらく目で追ってしまいました♪


私はどんなおばあちゃんになりたいかな~。



「人妻の経済学」

2011-07-09 23:54:55 | こころ全般
フジテレビの「ほんまでっかTV」に
出演している門倉貴史氏が
「門倉の変」と自ら命名した
番組降板騒動を経て、復帰してくれたので
また楽しんでおります。

受ける印象は、
おぼっちゃん育ちの人のいい学者さん。

自己顕示が苦手で「オレがオレが」タイプの人には
頬を赤らめ俯いて「お先にどうぞ…。」と譲っちゃうような方で、
母性本能をくすぐる彼のファンになってしまいました。

娘もファンで一緒に
「あはは!カワウィ~い!」
「ウケる~~♪」
と手をたたいて笑いながら見ています。

その彼がどんな本を書いているのか調べてみたら、
彼の雰囲気からは想像できない、
『地下経済』分野の著書、「闇」系なタイトルの本も多くて
とても意外でした。


読んでみたのがこの、「人妻の経済学」(2010年プレジデント社)。

何やら隠微なんだかお固いんだかわからないタイトルに惹かれ
私もいちおう人妻という肩書をもつのですからと思い
手に取りました。


今、「人妻」がブームになっているそうで、
「消費不況」といわれる現在、
「人妻」がマーケットに与える影響は大きいのだそうです。

「人妻」の実態をいろいろな側面から見て
消費市場・労働市場・地下ビジネスなどとの関連を
平易な文章で解説しています。


なるほどと思ったのが
「人妻」の節約について言及した部分で
日本とドイツの節約志向の違いについて。

日本は我慢して切り詰め、
お金を使わない節約なのであるのに対し、
ドイツはレジャーのためや
欲しいものを買うための節約だということです。
ドイツ人は、旅行などでは気前よくお金を使うそうです。

節約にも「目的」があって、
そこには「人生を楽しもう」という意識があるので
「節約しながらも豊か」であると言えるようです。


私は物欲もあまりなく浪費はしませんが、
「こつこつ節約」は苦手でして、
家計簿をきっちりつけたり
少しでも安い商品をめざして
遠くのスーパーまで買いに行くという人を
尊敬してしまいます。

たいていの人は、
そこに「目的」がなければ
節約は続かないのではないかなと思います。

最初は面白みを感じても
いずれ節約疲れでストレスがたまり、
その反動がでて
「一回ぐらいいいか。」
とムダな衝動買いをして
一度で数カ月分の節約をパーにしてしまうのです…。

何か具体的な目的を決めて節約すれば
ポジティブな気持ちで続けられますよね♪


このたびの節電に関しては
目的の設定はなかなかむずかしいのですが、
外と内の温度差が少なくなって
汗をよくかき健康になれる、
いい機会だからダイエットしちゃおう~とか?

突然の停電で信号などが機能しなくなるのを防げること、
そして私の気持ちとして究極の目的は
原発に替わる新しいクリーンエネルギーの
開発を促すことです。

原発を再稼働させないために節電。
それでもやはり不便な思いをするわけで、
何とかならないのか!という意識が高まり、
新しい発想がうまれたり
創造がうまれたりするのだと信じて…♪



今日は七夕ですね。

2011-07-07 23:25:55 | 暮らし
今日も轟々と強風吹き荒れる一日でした。

七夕だというのに、天の川も見られません。
織姫と彦星は無事に会えたのでしょうか…。

街で見かける笹の葉の短冊には、
やはり東北地方の復興を祈る言葉が多くみられますね。

津波でお子さん二人を亡くされたお母さんが
子供たちが去年の七夕に折り紙で作った
「織姫と牽牛」の七夕飾り雛を
そっと玄関の靴箱の上に飾っていました。

そこには、
幼い子供の字で願い事が書かれていました。


「家族に幸せなことがありますように」


お母さんの喪失感たるやいかばかりかと
涙を禁じえません…。

「それでも前を向いて生きて行かなければいけないなと…。
いつまでも泣いてばかりいても
子供たちは喜ばないと思うので…。」

本当のところ、どこまで気持ちの整理がついているのか
推し量ることはできませんが、
お母さんの言葉に
人間の強さを感じます。


明日は、私の父の命日です。

10年ほど前の今夜、
父は長い闘病の苦しみの
最期の夜を過ごしました。

父の死を覚悟していた私ですら
父との別れを受け容れ心鎮まるまでに
数年かかりましたっけ…。

今夜あたり、
夢で逢えないかな~。


明日はお墓参りに行ってきます。



岩井先生にご挨拶。

2011-07-05 23:09:39 | こころ全般
6月の下旬から、公私ともに慌ただしい状況が続いています。

そんな忙しい時なのに、
これまでなかなかできなかった事が
ひとつづつ出来てしまうのは不思議ですね。

体力の方が追いつかなくて必死ですが…。

週末には火災報知機の点検などがあり、
家の中を大掃除。
そんなことでもないと片付かないのです。

そこへ娘が「試験前の勉強を友達と一緒にやるから、
うちの場所を借りたい」というので、

「今日はそれほど恥ずかくない、めったにない状況なので
どうぞリビングをお使いください♪」と快諾。


昨夜は仕事の後、
ずっと延び延びになっていた
仕事繋がりアラフィフ仲間との飲み会が実現し
地元の居酒屋で大笑いしてストレス発散!

この年齢の話題と言えば
それぞれ体調の変化や家族のこと、
仕事の悩みなど…でもさすがに老後や年金の話は出なかった!
みんな心の中に抱えながらも、
なぜか最後にはゲラゲラ笑っているのです。
笑い飛ばしちゃえ!ってやつですね。
気分は若返りましたが目じりのシワが増えちゃったかも…?!


今日も仕事で落合まで出たので、
仕事が引けてから、ふと思い立って
神楽坂にあるヒューマンギルドの
岩井先生のもとへご挨拶に行きました。

最近、ご無沙汰してしまっていたうえ急な訪問にもかかわらず、
「暑いねぇ~!!」と
「なんだかいつもの感じ」「いつもの笑顔」で迎えて下さり、
同じ大学に通う息子の話や、仕事の話などを
ちょうど居合わせた先生の奥様といっしょに
お話をすることができました。

帰るときには
お二人そろって、私の乗ったエレベーターが閉まるまで
ご丁寧に見送ってくださいました。
岩井先生はずっと昔から、
駅などでの別れ際も、
いつも最後まで恐縮するほどきっちりと
見送ってくださる方なのです。

ヒューマンギルドは、いつ伺っても
温かい雰囲気で迎えてくれるところです。


なんたって、勇気づけ仲間「アドレリアン」の集う場所ですから♪


「SMILE」受講者、募集中♪ 言葉も細胞に影響する!

2011-07-01 23:53:35 | こころ全般
2011年、早くも折り返し地点を通過しましたね!

さあ~!!
「暑くてイヤになっちゃう…」とかは置いといて、
あとの半年をどんなふうに楽しみましょうか♪

いま、
様々な悩みを抱えていらっしゃる方がほんとうに多くて、
自分自身や周りの出来事と真剣に向き合わざるを得ない状況に
なっているようです。

特別に悩みがなくても、
妙に感情が高ぶりやすかったりして
子供に指摘されちゃったりしていませんか~?

「いつものママじゃな~い!」
(by クレヨンしんちゃんのネネちゃん)


楽観主義の私としては、
今のこの混迷した心理状態は
いわゆる「膿だし」であって、
ケガが快方に向かう時に辿る経過の症状だと思っております。


つまり、悪化しているようにみえるのですが、
実は長い目で見れば良い方向にむかっているのだということです。

だから、いいんです、心配いりません。

大丈夫です!!

これまで心の奥に押し込めてきた感情や
素直に認めたくなかった思い、
気づかないふりをしていた気持ちを
いったん外に出して身軽になりましょう♪


その時に、言葉の使い方をちょっと工夫するだけで、
まわりの人をなるべく傷つけずに
自分の気持ちを伝えたり、
自分の意見を主張することができます。

人間関係の決め手は「言葉の選び方」だと
思うのです。


そこで!!

素敵なツールをご紹介します。

アドラー心理学の「SMILE」という講座です。
この講座は、8章の項目からなり、
理論を学びながら実生活で試して身体で覚えていくという、
「トレーニング」を主眼としたものです。

「知ってる。」でも「やってない!」ということが
実際にはよくある現実です。

そして、いざやってみようとすると、
車や自転車の運転のように
理論だけでは実際に運転できませんよね。

やはり誰でも新しい習慣をつくるには
実践トレーニングが必要なんです。

私はこの「SMILE」と出会って実践したことで、
家族関係が本当にラクになっています。
お陰さまで、夫や子供たちとの
感情むき出しの言い争いは皆無です。

もちろん実生活の中では
あれこれと気になって
怒りやその他の感情がわいてくることもありますが、
その怒りなどが本当に必要なのか、
どう処理したらいいのかを考える指針となる
「SMILE」というツールがあるので、
解決がはやくて気持ちが楽なのです。

私自身が実践し始めたのは、
息子が小学一年生(現19歳)、
娘が幼稚園の年少(現16歳)の時でした。

「援助者としての親」という考え方が身についてみると
それまでの私の子育てが
かなり支配的だったなあと思います。


このたび、
新宿区の落合のサロンでの「SMILE」開催を
お待ちの方がいらっしゃいますので、
受講者を募集いたしております。

おそらく8月の下旬からの開催となります。
参加メンバーのご都合で曜日を確定したいと思います。

また、ちょうど千葉県の船橋・津田沼でのコースもありますので
振り替えできる場合もございます。

詳しくは「メンタルプラザ」ホームページ をご覧くださいね♪


最近読んだある本に、
「食物の栄養はもちろん、
言葉というものが細胞をつくる」
とありました。

そういえば10年ほど前、
息子が小学生のころに図書館でみつけて
「面白いね~!!」
といいながら見た本が、
江本勝さんの
『水は答えを知っている~その結晶に込められたメッセージ~』

絵本(写真集)として見たので、
文章はあまり覚えていないのですが、

なにがびっくりって、
かける言葉によってその水を結晶させたときに
できる形状、美しさが全然違うのです。
イタい言葉には、結晶の形もくずれ
水が悲しみを表しているかのようでした。

まったく非科学的というご意見もあるのようなのですが、
あまり難しく考えずに、
子供に「美しい言葉を使おうね。」
ということを教えるにはいいのではないかな~なんて。


目のまえのことに真摯に
かつリラックスして向き合い
むだに落ち込まずに
気持ちを明るい方へと少しずつ切り替えながら
ひとつ、またひとつと、
できることをしていくうちに、
必ずや明るい未来がやって来ると信じましょう~~♪♪