M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

挙式3日後に手術

2008-08-31 23:48:35 | 家庭
私はパートでブライダルの仕事をしています
年間、何組ものカップルが結婚式を挙げるのですが

あるカップルに心を打たれました

おふたりにはすでにお子さんがいて

その子が肝臓の病気で苦しんでいるそうで

今日、式を挙げたその3日後に
お父さんである新郎の肝臓を生体肝移植する手術が待っているそうです

母親というのは子供を産むという経験をするため、
すぐに母性が出てきますが
父親はなかなか親となった実感を持てず
子供の成長と同じような速度で父性が発達する人が多いと思うのですが…。

「親として愛があるなら病気の子供に臓器を提供すべきだ」というのではありません

結婚式を挙げて夫婦としてのけじめをつけたうえで、
その直後に手術を受けるという決断をした、
新郎の勇気に感動したのです

このおふたりは、夫婦として、親として、
大きな愛をはぐくみ、深い絆で結ばれているのですね…。


このところの豪雨や雷など不安定な天気が
今日も雨を予感させましたが、
ブライダルのスタッフは
どうか晴れてくれますようにと みんなで祈りました

そして…
  ……明るい日の光がさしてきたのです!

みな口々に、よかったよかったと喜び
温かい気持ちを分かち合いました

そして待ち受ける手術が無事、成功しますようにと 願いました

青い空に向かって…。

あぶなく火事になるところ!

2008-08-29 23:24:02 | 暮らし
最近調子が悪かったのですよ、食器洗い乾燥機。
さすがに何年も酷使したせいかな、と思っていたのですが。

今日、洗ったコップがどうも汚れ落ちがわるいので、
水の出口とか、汚れが溜まってるのかしら、と思って奥をのぞいたところ…。

えっ?

庫内の一番奥に、電熱線にはさまるように‘フライ返し’が潜んでいるのを発見!!

そういえば一か月ぐらい前から、姿がなく、
「ごみ箱にでも落として気づかずに、そのまま捨てちゃったのかな?」
と思って新しいのを100均で買ったのです。
庫内は暗いし、そのフライ返しの取っ手が木製だったりして、目立たず今日まで気づきませんでした。

手を伸ばしても、樹脂の部分が電熱線で溶けて、焦げた状態になり、くっついてなかなかとれません。

そう言えば…!

食洗機を使用中に、噴き出してくる蒸気の臭いをかいだ息子が、何度か言ってましたっけ。
「この洗剤、クサっ!! 気持ち悪い~。」
私は例によって鼻があまり効かなくて、気にしませんでした…。

やっとの思いでバキッっとむしり取って、電熱線にひっついた樹脂の焦げを菜バシでこそげ落とし、ようやくそこそことれました。

悲惨な姿になったフライ返しを眺めながら、
いやはや火事にならずにすんでよかった~!!と、ほっと胸をなでおろしました。

息子と将来を語り合う。

2008-08-27 23:40:43 | 育児・こども
息子と二人の落ち着いた時間がちょっとだけとれたので、
息子と将来の仕事の話をしました。

来年は大学受験で、就職はまだ先なのですが。

「大学の名前ではなく、将来やりたい仕事を考えて、
そのために必要なことが学べる大学を選べば、
勉強がたいへんでも面白いし続けられるのでは?」
とか言いながら、内心は、
「私だって高校の時に将来の仕事のことなんて考えてなかったし、自分の適性とかわからなかったよねえ。」
と思っていたのですが。

息子もしかりで、これまでも、どんな仕事がしたいのかとそれとなく聞いてはきたのですが、
これといった具体的な返答はなく。

今日も、「経営の勉強をしたい…かも…。」というので、せっかちな私はつい質問攻めに!

経営というのは何かを作る会社なのか、それともサービスをするのか?
どんな分野に興味があるのか?
そもそも経営ってなに?

経営者は利益を追求しなきゃならないから、
それには今何が消費者に求められているのか考えなきゃならない、
先を見る目、幅広い知識と直感力と行動力が必要、
人に信頼されるような人望やコミュニケ―ション能力もいる、
赤字だったら責任者として先に従業員の給料を払い自分の利益は後回しにしなくちゃならない、
などとまくし立てたら、考え込んでしまいました。
そりゃ、そうだわ。
もっと、本人の口から答えをひきださなきゃいけませんよね。

「とりあえず…人の役にたつ仕事がしたい」
などというので、
「優等生なことを言ってるなあ、でもまあ、よしよし。」
と母としてはまんざらでもなく。

それにしても、先の見えない現代。
「花形」といわれる産業も今後どうなるかわからないし、
意外とこれまで地味な分野だった産業が日の目を見るような気がするし…。

なんの結論めいたものも出ませんが、
まだまだ漠然と憧れを抱いているだけのことに、
情報を与えることで、具体的に考えるすべを得てくれたらなと思いました。

そして何より、心の奥にわいてくる「衝動」を大切にしてもらいたいなあと思います。

元気が出る心理学!

2008-08-25 23:52:14 | こころ全般
久しぶりに同じアドラー派のカウンセラーの友人とランチをしました。
彼女とは、カウンセラー養成講座で知り合い、同い年ということもあって、ずっと一緒に勉強をし、様々なことについてお互いの思いを語り合ってきました。
でも、このところお互い忙しくて、なかなか会えなかったのですが。

アドラー心理学では、「勇気づけ」がカウンセラーの最も重要な仕事とされています。
相手の建設的な部分や肯定的な要素を認め本人に伝えること、非建設的な部分も愛をもって伝えることで、ライフスタイルの変容をうながしていくのです。
ですから、彼女と話をしていると自然とお互い勇気づけをしあうので、なんだか生きるエネルギーがわいてきて、家についても夕飯作りが楽しくできました。

この「生きる勇気がわいてくる心理学」であるところが、
アドラー心理学派の自慢です。
アドレリアンが集まって話をすると、みんな自分の夫や子供たちの事も大いに自慢(?)します。
それを聞いている方もその素敵な話を大いに賞賛し、温かい気持ちになります。
日本人特有の、わが子を必要以上に卑下してけなしたり、夫の悪口ばかりを言い合うようなことがないので、気持がいいのです。
アドラー心理学は、幸せな生き方についてマジに考える、ある意味とてもスピリチュアルな心理学なのですよ~♪

ミュージシャンをめざして

2008-08-24 22:51:28 | 暮らし
昨日、カウンセラーの師匠のお嬢さんが出演するコンサートを見るために、渋谷まで行きました。

彼女は音楽の専門学校に通っていて、バンドを組み作った作品を、何曲か聴かせてくれました。

彼女はボーカルで、とてものびやかな透き通る声ながら不思議なパワーを感じる歌声でした。

その前に何組かの出演者がそれぞれ独自の作品を披露しました。
初々しくいっぱいいっぱいな感じのデュオや、
「どうせ人生なんて…だけどさ」、みたいな退廃的な雰囲気を醸し出しているバンドボーカルや、
ギターの弾き語りをしながら、趣味で撮った風景写真を披露するソロ。

なんだか共通しているのは、みんな歌詞が
「苦しくてもがんばろう!」とか、
「あきらめないで。」
「きっといつか明るい明日がやってくる!」
といった感じでメッセージ性が強いのです。
そんなに生きるのが辛いの?
そんなに辛い思いをさせてしまう世の中を作ったのは私たち大人、ごめんなさい、って頭を下げたくなります。
もしかしたら、若いころありがちな、辛い思いをしてる自分大好き、みたいな、悩みがいっぱいの自分って素敵~みたいな、苦労自慢的な部分もあるのかもしれませんが。

ラストを飾った師匠のお嬢さんのバンドだけは、ありふれた日常から敏感に感じ取ったことや、まわりの人への感謝の気持ちを歌っていて、ホッとしました。

やはり、歌唱力や表現力だけではなく、歌詞のセンス、演奏、ビジュアルに至るまで、すべてがひとつとなって、その歌手・バンドの個性となるのですから、たいへんなことだなあと思いました。
一握りの人しかプロとして食べていけないのもうなずけます。

でも、夢に向かって必死にがんばっている若者たちは、ほんとうに素敵です。

がんばれ! 行けるところまで行っちゃって!!

いろいろな愛の形

2008-08-22 23:36:16 | 人生
このごろ、「愛」について考えさせられることが多いのはなぜかしら?

情熱だけで何も怖いものなく突き進んでいく若者。
連れ合いを失い、このたび愛した人は寂しさを埋めるためなのではないかと自分の気持ちに迷う未亡人。
夫とは別に愛人契約を結ぶ相手を探す妻。
子育てが終わったら抜け殻になってしまい、自分に優しくしてくれる人にストーカー的につきまとう主婦。
夫以外の男性に心を向けている自分を理性で抑え、これまで築いてきた大切な城を守ろうと決心した妻。

男女の愛に限らず、子育てにおける親の愛も、
「この子のため」が本当にその子のためとなっているのかどうか…。


人を愛するって、難しいですよね。

きっとどんな形でも、そこに「愛」が存在するのは確かなのでしょうけれど…。
でも、その人の置かれている立場や、愛の表現のしかたによって、
美しくもなり、辛くもなり、醜くもなり、悲しくもなり、そしてドロドロにもなり…。

愛ほど曲者はないのです。

もしかしたら、依存かもしれない。
甘やかしかもしれない。
自己防衛かもしれない。
相手を愛しているつもりで、実は自分だけを愛しているのかもしれない…。

その「愛」とやらを学ぶために、私たちはこの世に来ているそうです。

だから、わからなくて手探りなのは当たり前…。
迷いながらも、ひとりよがりにならない、本当の愛の表現を探し続けるしかないのでしょうね。

「愛」には、
古代ギリシャ語で、「エロス」とか「アガペー」とか4種類ぐらいあるそうです。

「エロス」は、異性に抱くような情動的な愛。

「アガペー」は、神や家族や隣人すべてに対する無私の愛、だそうです。

カウンセラーの資格

2008-08-21 23:43:45 | 育児・こども
カウンセラーの友人が、新しい仕事を探すためハローワークに行ったそうです。

すると、ある公立中学校のスクールカウンセラーの求人があり、早速問い合わせてもらったところ、ちょうど決まってしまったところだったそうです。
でも、よく聞いてみると、すでに求人が出て2か月すぎたそうですが、応募が2人しかなかったそうで。

これまで、スクールカウンセラーといえば、狭き門という感じでしたから、それを聞いてびっくり。

彼女が言うには、TVドラマ「モンスターペアレント」の影響ではないかと。
なるほど、確かにとんでもない要求や言いがかり的なことを突き付けてくる親が次々と登場しますもんね~。
それが今の学校の実情だと知ってビビッてしまうカウンセラーもいるのでしょうね。

特に、公共機関のカウンセラーの採用に関しては、「臨床心理士」の資格が必須で、実績よりも肩書きを優先するのが常ですので、資格をとったばかりの若い臨床心理士では、確かにキツイかも…。
民間のカウンセラーでも、すばらしい腕をお持ちのかたはたくさんいるのに、もったいないですよね。

実情を知って逆に闘志がわいてくるかどうかは、仕事を選んだ時の姿勢によるのでしょうか。
単に就職先のひとつとして、カウンセラーという資格をとった人は、腰がひけてしまうでしょうね。

いわゆる「高給とれる仕事」、たとえば医者や弁護士、実業家、それに看護師などは、その分たいへんな肉体的・精神的な重圧や労力を強いられるわけで、それでも困っている人の役に立ちたいという気持ちがなければ続きません。

どんな仕事でも、華やかな部分があればその分、裏で大変な苦労があるということを、これから数年後には仕事を選ぶことになる息子にも伝えていかなければいけないなあと、思います。

認知の違い

2008-08-18 23:54:14 | こころ全般
夫が運転する車に乗っていた時のこと。

前方に駐車車両があり、対向車線に出て進まなければならなかったのですが、
対向車が近づきつつあるのに、夫が前の車2台につづいてグッと対向車線にはみ出し、対向車より先に通過しました。
対向車はブレーキをかけてスピードを落としました。
でも、夫は挨拶もせず通過したので、
「えー、挨拶なしー? 対向車、ムッとしてるんじゃない?」
と言うと、
「どうして?止まって待たせたわけじゃないし。
 自分が反対の立場なら別に何とも思わないけど。」

それから少々運転談義。
「私が優先レーンの運転手だったら、こっちが優先なのにスピード落として譲ったんだから、挨拶ぐらいしてよ、と思うかも。」
「いや、一台はみ出してきて、後ろにあと2台走ってたら、続けてはみ出してくると予想しなくちゃいけないんだ。」
「そりゃそうだけど、もしお互いに突っ込んでぶつかったら、優先レーンじゃなかった方が悪いことになるわけでしょう?」

そんなことを話しながら、
とらえ方の違いで、トラブルになったり、
相手を誤解したりということは、こんな風に、いろんな場面でおこっているのだろうなあと、思いました。

お国柄でますねぇ!

2008-08-17 23:38:03 | 暮らし
オリンピックの各種目の競技を見ていて、
「人間は短期間にこんなにも進化できるものなのか!」
と今更ながら驚きました。
4年のサイクルのオリンピックごとに、どんどん更新される記録、どんどん高度になる演技のテクニック!
小さい頃からトレーニングを積んでいるとはいえ、人間の可能性は無限ですね。
努力を積み重ね、困難を乗り越えて記録を作る選手は、精神面もとてもしなやかで明るく、それでいて謙虚だなあと、感じます。
ただまじめなだけではなく、「ひょうきんさ」と「開き直りの早さ」が共通するような気がします。

男子の体操競技を見ていたら、スペインの選手が、ムキムキの体なのに耳にはピアス、きっちり手入れされた眉、そしてカメラ目線でウインクしてるので、
「まあ~ラテンだこと。」と笑ってしまいました。
国民の期待を背負い、悲壮感漂わせて演技している国もあれば、演技が終わるとトレーナー全員とニッコニコしながらむぎゅっと抱き合ってる国もあり、お国柄がよく出ています。
日本も昔に比べたらずいぶん「楽しんで」競技できる選手が増えましたよね。

先日ある番組で、アルピニストの野口健さんが、言ってました。
山頂付近で悪天候にみまわれた時、
ラテン系の国の隊は、ワインを開けて男女でダンスをし、
「また来年ね~。」と言ってあっさり引き返す。
中国・韓国あたりの隊は、深刻な顔で円陣を組み、隊長が言う。
「君たちひとりひとりの意見を聞きたい、引き返すべきかどうか。」
そして無理やり悪天候に突っ込んでいく、と。
彼が「どうして死に急ぐ?」
と聞くと、
「だって帰れるわけない。国の名誉がかかっているのに。」
というそうです。
チャレンジすることに意義があり、その結果は問題ではないとする国民性と、成功しなければ意味がないとする国民性との違いでしょうか…。

海はやさしかった。

2008-08-14 23:39:11 | 癒し
まだ二日しかたっていないんだ…何年ぶりかの海…もう懐かしい。
海に来ると、「ただいま~!」と叫びたくなります。

…って、自宅からも近いんですけどね…あまりきれいではなくてとても海に入る気にはなれません。

館山は千葉の先っぽ。でもカギ形になった地形の内房側なので、九十九里のような荒波ではありません。
穏やかな海の波間に身を委ねてゆらゆらと浮かんでいるだけで
身も心も癒されていきます。
その感覚って不思議ですよね。
やっぱり太古の昔は海の中にいたからでしょうか?

もう長いことダイビングをしていませんが、
水中で聞こえるプチプチ、キラキラという音も
これまたあったかい気持ちをひきおこすのです。

昔、赤ちゃんの発達に関する本に出ていたのですが、
プールでもいいので水の上にボードを浮かべ、
その上に赤ちゃんを乗せているだけで、
脳の神経細胞がよく発達するそうです。
面白いですよね。

それと海水はアトピーの治療にも使われるぐらいお肌の代謝を高め活性を促すので、お手軽なタラソテラピーのつもりで海の力をいただきました。
海水の成分が、人間の血液の成分と似ているからではないかと言われていますよね。

そうそう、
夫の手をふわっと離れ、風に乗って大海原に旅立っていったグリーンのビーチボールは、今頃どのへんをどこに向かって漂っているのでしょうか……。


短い家族旅行ではありましたが、
帰宅してからの家族の会話が、
なんだか優しい波動を帯びているように感じています。

ミラクルな展開!

2008-08-13 23:56:40 | 人生
きのうの家族旅行のつづきを書こうと思いましたが、
急きょ、今日のミラクルな出来事にします。

青山のサロンが明日から
5日間のお盆休みに入ります。

スタッフが待機する部屋では
暑さも吹き飛ぶようなコワ~イ話に
花を咲かせたりしながら、
帰路につきました。

そしてひと駅先で乗り換えようとしたところ、
バッグに携帯が入ってないことに気がつき、
プチパニックに!!
サロンは休みに入ってしまうし
私は明後日は新盆の法事があり、
仕事もあり、携帯ないと困るかも~!

公衆電話を捜し、
サロンの鍵を持っているスタッフの白石さんの名刺を財布から見つけだし、
電話しましたがでてくれません。
確かお友達と夕飯を食べに行くといっていたので、
まだ青山にいるかも~と、
とにかくいったん青山に戻りました。
しかしその後何度電話を入れてもつながらず、
独りサブウェイでサンドイッチをほお張りながら、考えました。

明日、彼女のご自宅に鍵を取りに行って
その足でサロンに取りにいこうか、
でも彼女は体調を崩していて病院に行くと言ってたし、
エエィ、
携帯のない生活を一週間楽しんでみるのもいいかな、と。
これは神様に委ねよう。
最後にもう一度だけ電話してだめなら、帰ります。
いいようにして下さい、それがベストと思いましょう、と。
その瞬間フッと気持ちが楽になりました。

はたして…電話をしたら、やはりダメでした。

私は、帰りますが心配しないでいいという旨の最後の留守電を残し、
そうそう、家にも連絡を入れときましょうと電話して事情を話し、
改札を入ってホームへの階段を降りて行きました。
すると!

長い髪に見覚えのあるカバン、
その携帯を耳にあてた後ろ姿はまさしく白石さんでは?!
そうなんです、会えちゃったんです。
電波が通じない店だったため、
たった今、留守電を聞き終わったところだったのだそうです。
お友達と同じ路線で帰ろうと言われながらも、
いつもの路線で帰ることにしたそうで、
それも偶然の一因になりました。

白石さんは「よかった、今から取りに行こう!」と言ってくれて
わざわざ一緒にサロンまで行ってくれました。
具合が悪い中、足を運んでくれて、
恐縮ながらも本当にありがたかったです。

あまり私に恐縮させないように
普通に昼間のように話題を振ってきてくれる、
さりげない優しさがとても心地よいんです。

さて、おまけのエピソードが…。
白石さんは食事中ずっと、
右の肩が重くて
何でだろうと思っていたんだそうです。
「そういうことだったんだね。
念が肩にきてたんだ。今は軽いもん。」
と彼女は言って笑いました。

我ながら、自分の念の強さにゾッとした次第です。



一泊旅行の荷物じゃないでしょ。

2008-08-12 22:35:56 | 暮らし
昨日から家族で館山まで一泊旅行に行ってまいりました。
子供達の部活の日程と私の仕事の日程を合わせてみたら、この二日間だけしか全員そろわないので、日にち指定で近場で探したのですが、なにせトップシーズン!一泊の宿泊料金をみてたじろいでしまいました。
しかし……来年は子供たちがダブル受験でしょ。もっと行ける可能性低いでしょ。ということで、
「え~い! 家族の思い出作りがお金より大事じゃ!」と出かけました。
それにしても荷物の多いこと!
海水浴の準備もあり、お年頃になった娘は「お色直し」用の着替えもあり。
ご近所のかたが見たら、海外旅行ですか?と思ったでしょう。

さて昨日は、館山へ行く途中で、養老渓谷へ寄りました。
渓流沿いにいくつかの滝を見ながら歩く約一時間のハイキングコースを歩きました。
冷たい沢の水に足をつけたりしながら、森林浴を楽しみました。
キラキラした木漏れ日の下では、森の妖精が見えるかのように感じられ、思わず目を細めてみました。
そうそう、ブーンという羽音に驚いて見てみたら、虹色に背中を輝かせた玉虫でした。
夫が子供のように一番興奮して捕まえ、息子の手に移してみんなでその美しい背中の模様を眺めました。
ただ、渓流まで降りたのと同じだけの石畳の階段と坂道を、帰りには上らなければならず、運動不足の私にはかなりハードでした。
子供たちはさすがに部活で鍛えているだけあり、大して顔色を変えずにフィニッシュ。
いっぽう私のほうは夕方には足が笑ってしまい早くも筋肉痛が出て、子供たちに笑われる始末。
もう少し体力つけねばと、気持を新たにしました。


息子が帰ってきた。

2008-08-09 19:31:31 | 暮らし
息子が高校のラグビー部の合宿から帰ってきました。
毎年、ラグビーのメッカ、菅平で合宿をするのです。
現地で他県の高校生と練習試合をして、交流を深めたりするそうです。

息子はいじられキャラなのか、
去年の合宿では、「集合の時は制服で。」と先輩から連絡を受けてまんまと騙され、集合場所でみんなの笑いをとったあとあわてて私服に着替えたそうです。
他にももうひとりイケニエになったようですが。
そして今年も1年生がやられたようです。

今年は息子の遅刻のせいで、練習メニューのサーキットが連帯責任で2周追加され、ブーブー言われたとか…。

菅平にあるラグビーショップでいつも背中にひとこと言葉の入ったTシャツを買ってきます。
「クラッシュ専門です」
「がんばれ言うな!がんばっとんねん!」
「学歴詐称」などなど…。
いまどきバージョンとしては、
「ラグビーの時だけアホになります!」
なんてあったそうです。

今年は息子は
「あえて言うなら 仕事人」と、
「禁欲断念」
の2枚を買ってきました――???

それと、先輩に
「お前にこれをやる!」
と言われてもらったTシャツが、

「遅刻厳禁」だそうです。

大泣きしてしまった。

2008-08-07 23:17:01 | 人生
NHKスペシャルをみました。

「解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI~」

米軍の写真班として、長崎のグラウンド・ゼロに立ち、軍用とは別に自分のカメラで生き残ってしまった子供たちを写真に収めながらも、その衝撃のトラウマから逃れるために写真を封印したオダネル氏。
しかしその後、皮肉にも大統領つきのカメラマンとなり、原爆投下を正当化する政府に対する疑問を抑えきれなくなり、封印した写真を発表し、社会にその悲惨さを訴える。
祖国を敵に回してしまった父の人生を息子が伝える。

見るつもりで見たのではなく、たまたま見て…そして久しぶりに声に出して泣きました。
実は冒頭からその残された子供の写真にやられていました。
でもボロボロになりそうなので、泣かないように感情を抑えて見ていたのですが、番組開始から40分ぐらいの佳境に入ると、たまらず嗚咽してしまいました。

米軍カメラマンのオダネルさん、
あなたは苦難の人生を選んで生まれてきた、強い魂のかたですね。
果たすべき使命のほうへ引き寄せられて、ちゃんと正しい選択をして、その使命を果たしたんですね。

  *  *

さてさて、ちまたは
オリンピックムード一色!

盛り上がりに水を差すようですが、
この北京オリンピック、私はどうも気持ちがついていかないのです。

あの「鳥の巣スタジアム」をみるたびに、なんともいえない不安?やな感じが…。

見た目からくる印象でしょうか、ヤワな感じがダメですね、安心できない。
建設が遅れてずいぶん急いで作っちゃったし…。

ここに来るまでの道のりがそういう不安感を増幅させているのかもしれませんね。
民族紛争、聖火リレーの騒動、ネット規制、爆弾テロ…。

でも、心配し過ぎると想念で悪いことが現実化しちゃうかもしれないから、気楽に楽しみたいと思います。


スポーツの祭典で世界中なかよしになって、
地球の波動をあげていきたいですね。

また会っちゃったなんて。

2008-08-06 23:24:28 | 仕事
この前の日曜日、同窓会のかえりに、東京駅で偶然、パート先の知り合いを見かけました。
ほぼ真夜中の時間。疲れているのか、うつむきながら元気なく乗り換えホームに歩いていく姿が、「そっとしといて」モードでしたので声をかけずに帰りました。

その子は去年新卒で正社員として入社した男の子で、ほんの二か月前にセクションが変わったばかり。
仕事の量がぐっと増え、激務になって、苦戦しているようで、ときどき先輩女子社員から、貴重なご指導を頂いているんです。
いろいろ言われて、冷静を装いながらもオロオロを隠しきれずに返答しているのを背中で聞きながら、
「ガンバレ! 今はできなくて当然なんだから。」
と心の中で応援しているんです。

今日は青山のサロンにいきまして、その帰り道、ボーっとしてたら間違えて途中駅で降りてしまったりして、少々遅くなったのですが、やっと地元の駅に降り立ち歩いていたら、また、その男の子がとぼとぼと歩いて来るのをみつけてしまいました。
なんでしょう。こんなに短期間に2回も会うなんて…?
「これは勇気づけせよという天の声に違いない」
と勝手に思い、声をかけました。
聞けばやはり仕事が片付かず遅くなったそうで、「自信喪失オーラ」で小柄な体がますます小さく見えました。

私は、
「このセクションは担当するお客様の数も尋常ではなく膨大な仕事量だし、慣れるまではいちいち処理に時間がかかる、あのベテランのA女子も死んだ方がましと叫んだ時期を通ってきた、あの明るく仕事をこなしているN女子も初めは泣きながらやっていた」
と伝え、事務担当の私なら話しやすいでしょうからいつでも愚痴をききますからね~というと、みるみる顔が上気して安心したような表情になり、
「そうなんだ、A女子ですらそうなんですね。よし、ちょっと頑張るぞー。」
と言ってくれました。

明るく素直でがんばり屋の若者ばかりの職場ですが、あまりの忙しさにつぶれてしまう社員を短期間に何人も見てきました。

経費削減のためか、ギリギリの人数でかろうじて回っている仕事。
ひとりかけたらアウトじゃん!
こんな状態でクレーム発生させるなと言ったってムリでしょ。
と思うのですが。