月曜日。いい天気。咳にもこむら返りにも起こされずにぐ~っすりと眠って、正午過ぎに目覚め。
なんだか不思議な夢を見ていたような気がするけど、目が覚めたとたんに忘れてしまった。脳
みそのデフラグがうまく行ったということなのかな。今日で1月も最後・・・。
1月の「絶対やらなきゃリスト」の最後はトラックの保険更新と請求書作り。保険の方はカレシの
トラックなんだからひとりで行ってやればいいのにと思うけど、なぜかお供がいるらしいから、つ
いでにスーパーに寄って「買い物リスト」にある数品を買ってきた。リストになかった75ワットの
ハロゲンのフラッドライトはめっけもの。というのも、1月1日から75ワット以上の白熱電球の販
売が小売店の手持ち在庫が切れたら終了ということになって、買いだめに走る人が多いという
ニュースだった。たしかに白熱電球があった部分の棚はみごとに空っぽ。我が家はたいていの
白熱電球をだいぶ前にCFLと呼ばれるスパイラル型の蛍光灯に切り替えたので問題はないけ
ど、キッチンの天井にある5個のハロゲンのフラッドライトは75ワットで、なぜかわりと「希少種」。
ハロゲン灯は白熱電球ではないから当面は禁止にならないだろうけど、めずらしく数個あったか
らとりあえず4個まとめ買い。ま、これで2、3年はもつかな。
エジプトがえらいことになっていて、カナダは「カナダ人」を避難させるためにチャーター機を飛
ばすことになったとか。だけど、レバノンでの紛争で万の単位の「カナダ人」を救出したのはいい
けど、その「カナダ人」たちが途中の待遇が悪かったとか、カナダに来ても医療サービスが悪か
ったとか、とにかく文句たらたらだったもので、自分たちが納めた税金を使われたカナダ国民か
らめっちゃくちゃに叩かれた前例があるから、今度はカナダのパスポートを保持者とその家族を
優先し、チャーター機もカイロからフランクフルトその他のヨーロッパの主要都市までで、その後
は各自で行きたいところへ自費で行ってもらうそうな。まあ、カナダのパスポートを見せても(無
料で)カナダまで連れ帰ってもらえない人にしてみれば、カナダ政府は役に立たないと愚痴のひ
とつも言いたくなるのはわかる。だけど、カナダにいるカナダ人が「ちょっと待て」と言いたくなる
のにも一理も二理もあると思う。
「カナダ人」というのはカナダに国籍を持っている人のことなんだけど、重国籍を認める国では、
カナダ国籍を取得した人が永久帰国して、あるいはカナダ人がその国に永住して、カナダ国籍
を何世代も維持して来た人たちがたくさんいる。先祖のひとりがたまたまカナダ国籍だったとい
うだけで、カナダには行ったこともなく、カナダなんてどこにあるのかも知らず、カナダの言語を
話せず、自分をカナダ人と考えたこともなければ、カナダには忠誠心どころか一切の関心もない
という「カナダ人」が世界に何万、何十万、いや何百万といるわけ。そういう人たちを「居住国」で
騒乱が起きたからといって「自国民」として税金を使って救出することにはワタシも「なんだかな
あ」という違和感がある。かって香港が中国に返還される直前に移民してきて、資格ができるや
否やさっさとカナダ国籍を取った香港人が「カナダのパスポートは保険」と言って大きな反感を
買ったけど、どこかで動乱が起きるたびに、カナダに来る移民たちにとって「カナダのパスポー
トは何かあったときに助けてもらうための保険でしかないのか」という疑問が頭をもたげる。
イギリスは海外永住したイギリス人が国籍を伝えられるのは孫世代までという制限があるそう
で、カナダも去年法律を改正して国籍の世襲に制限を設けた。ワタシが帰化した時は子供がで
きても日本政府が日本国籍を認めなかったから別に考えたことがなかったけど、移民国家にお
いて自分のルーツを伝えると言う意味では重国籍は大きな意味を持つものだろうと思う。だけど、
カナダ国籍をいざというときに自分の安全を確保するための保険的な手段にすぎないと考える
人には重国籍は認めるべきではないとも思う。そういう人たちは概して母国の恩恵に浴してい
ながらも自分の母国を信頼していなくて、重国籍を認める国の国籍を持つことでいざというとき
にはそっちの国の国民の権利を行使して逃げ出そうと言う、かなり身勝手なところが透けて見
えることが多いから、生粋のカナダ人はカチンと来る。日本は出生による以外は重国籍を認め
ていないはずだけど、移民してきてカナダ国籍を取得(当然日本国籍は喪失)してもなお「二重
国籍なの」と自慢?する人がかなりいるらしいけど、この人たちはいざというときにどっちの国に
助けを求めるんだろうな。日本かな、やっぱり。カナダのパスポートなんてルイヴィトンのバッグ
をもって歩くのと同じようなものでしかないような感じだし・・・。
海外に移住した日本人は日本に重国籍を認めて欲しいと思っている人は多いようだけど、いざ
重国籍を認めると日本に住む外国籍の特定グループがこぞって日本国籍を併せ持つことにな
りそうで怖いという議論もある。自分たちだけに重国籍を認めて外国籍者に認めないというの
はあまりにも差別的で世界に通じないからそれはできない。しょうがないから、日本国法の下で
は違法と知りつつ「隠れ二重国籍」を維持して、日本人を捨てていないことを主張する。なんだ
かなあ。世界中を人が流れる今は必ずしも国籍イコール民族のルーツじゃないと思うんだけど。
カナダもそろそろ国籍の生地主義と重国籍を認める制度を見直しした方がいいんじゃないのか
なあ。ある意味で現代の「踏み絵」になってしまうかもしれないのはわかるけど・・・。
なんだか不思議な夢を見ていたような気がするけど、目が覚めたとたんに忘れてしまった。脳
みそのデフラグがうまく行ったということなのかな。今日で1月も最後・・・。
1月の「絶対やらなきゃリスト」の最後はトラックの保険更新と請求書作り。保険の方はカレシの
トラックなんだからひとりで行ってやればいいのにと思うけど、なぜかお供がいるらしいから、つ
いでにスーパーに寄って「買い物リスト」にある数品を買ってきた。リストになかった75ワットの
ハロゲンのフラッドライトはめっけもの。というのも、1月1日から75ワット以上の白熱電球の販
売が小売店の手持ち在庫が切れたら終了ということになって、買いだめに走る人が多いという
ニュースだった。たしかに白熱電球があった部分の棚はみごとに空っぽ。我が家はたいていの
白熱電球をだいぶ前にCFLと呼ばれるスパイラル型の蛍光灯に切り替えたので問題はないけ
ど、キッチンの天井にある5個のハロゲンのフラッドライトは75ワットで、なぜかわりと「希少種」。
ハロゲン灯は白熱電球ではないから当面は禁止にならないだろうけど、めずらしく数個あったか
らとりあえず4個まとめ買い。ま、これで2、3年はもつかな。
エジプトがえらいことになっていて、カナダは「カナダ人」を避難させるためにチャーター機を飛
ばすことになったとか。だけど、レバノンでの紛争で万の単位の「カナダ人」を救出したのはいい
けど、その「カナダ人」たちが途中の待遇が悪かったとか、カナダに来ても医療サービスが悪か
ったとか、とにかく文句たらたらだったもので、自分たちが納めた税金を使われたカナダ国民か
らめっちゃくちゃに叩かれた前例があるから、今度はカナダのパスポートを保持者とその家族を
優先し、チャーター機もカイロからフランクフルトその他のヨーロッパの主要都市までで、その後
は各自で行きたいところへ自費で行ってもらうそうな。まあ、カナダのパスポートを見せても(無
料で)カナダまで連れ帰ってもらえない人にしてみれば、カナダ政府は役に立たないと愚痴のひ
とつも言いたくなるのはわかる。だけど、カナダにいるカナダ人が「ちょっと待て」と言いたくなる
のにも一理も二理もあると思う。
「カナダ人」というのはカナダに国籍を持っている人のことなんだけど、重国籍を認める国では、
カナダ国籍を取得した人が永久帰国して、あるいはカナダ人がその国に永住して、カナダ国籍
を何世代も維持して来た人たちがたくさんいる。先祖のひとりがたまたまカナダ国籍だったとい
うだけで、カナダには行ったこともなく、カナダなんてどこにあるのかも知らず、カナダの言語を
話せず、自分をカナダ人と考えたこともなければ、カナダには忠誠心どころか一切の関心もない
という「カナダ人」が世界に何万、何十万、いや何百万といるわけ。そういう人たちを「居住国」で
騒乱が起きたからといって「自国民」として税金を使って救出することにはワタシも「なんだかな
あ」という違和感がある。かって香港が中国に返還される直前に移民してきて、資格ができるや
否やさっさとカナダ国籍を取った香港人が「カナダのパスポートは保険」と言って大きな反感を
買ったけど、どこかで動乱が起きるたびに、カナダに来る移民たちにとって「カナダのパスポー
トは何かあったときに助けてもらうための保険でしかないのか」という疑問が頭をもたげる。
イギリスは海外永住したイギリス人が国籍を伝えられるのは孫世代までという制限があるそう
で、カナダも去年法律を改正して国籍の世襲に制限を設けた。ワタシが帰化した時は子供がで
きても日本政府が日本国籍を認めなかったから別に考えたことがなかったけど、移民国家にお
いて自分のルーツを伝えると言う意味では重国籍は大きな意味を持つものだろうと思う。だけど、
カナダ国籍をいざというときに自分の安全を確保するための保険的な手段にすぎないと考える
人には重国籍は認めるべきではないとも思う。そういう人たちは概して母国の恩恵に浴してい
ながらも自分の母国を信頼していなくて、重国籍を認める国の国籍を持つことでいざというとき
にはそっちの国の国民の権利を行使して逃げ出そうと言う、かなり身勝手なところが透けて見
えることが多いから、生粋のカナダ人はカチンと来る。日本は出生による以外は重国籍を認め
ていないはずだけど、移民してきてカナダ国籍を取得(当然日本国籍は喪失)してもなお「二重
国籍なの」と自慢?する人がかなりいるらしいけど、この人たちはいざというときにどっちの国に
助けを求めるんだろうな。日本かな、やっぱり。カナダのパスポートなんてルイヴィトンのバッグ
をもって歩くのと同じようなものでしかないような感じだし・・・。
海外に移住した日本人は日本に重国籍を認めて欲しいと思っている人は多いようだけど、いざ
重国籍を認めると日本に住む外国籍の特定グループがこぞって日本国籍を併せ持つことにな
りそうで怖いという議論もある。自分たちだけに重国籍を認めて外国籍者に認めないというの
はあまりにも差別的で世界に通じないからそれはできない。しょうがないから、日本国法の下で
は違法と知りつつ「隠れ二重国籍」を維持して、日本人を捨てていないことを主張する。なんだ
かなあ。世界中を人が流れる今は必ずしも国籍イコール民族のルーツじゃないと思うんだけど。
カナダもそろそろ国籍の生地主義と重国籍を認める制度を見直しした方がいいんじゃないのか
なあ。ある意味で現代の「踏み絵」になってしまうかもしれないのはわかるけど・・・。