Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

チームラボ ボーダレス@お台場

2018-11-17 18:09:05 | 機内食・映画・美術展
開館した時にテレビで見て以来気になっていたチームラボの常設展、夏は混んでいると言う噂だったがもうそろそろ落ち着いただろうと友人を誘って行ってみた。

場所はお台場のパレットタウンということで東京テレポート駅へ。
りんかい線も初めて使ったのでまったくのおのぼりさん状態。
大きな観覧車の下をくぐって建物内に入れば、そこがチームラボ ボーダレスの入口。
 
平日の午後だったのだが、予想に反して入口には大勢の行列。
若いカップルと、来場者の3割以上は外国人ではないだろうか。

チケットは事前にネット購入しておいたので、行列の割にはサクサクと進んで入場。
すると入口には矢印が3方向にあるが、場内に順路はなく、地図もなくて、自由に歩き回っていろいろ発見、体験するのがコンセプトとのこと。

そこで適当に真ん中から入ると
  
 
まわりの壁も床も華やかな花畑。暗い中に花が色や形を変えながら動き、しかしよく見ると鏡の壁が多くて思いのほか部屋は狭く、気を付けないと鏡に激突しそう。途中にある階段を上がると上から全体像を見ることができる。

ここを抜けるとその先に大きな部屋があって
 
正面の壁から築山のような所へ水が流れるようになっているのがとてもきれい。
 
壁の和風のイメージもどんどん変わる。

 
牛車に乗ったカエルやウサギが動き回る廊下に出ると行列ができていたので、何のためかよくわからないがその後尾についてみる。

 
すると目指す先はたくさんの電球が天井から吊り下げられた部屋。ここも実はとても小さな部屋なのだが、壁と床がすべて鏡張りになっていて電球が無数にあるように見える。一定の人数で入れ替え制にしているので行列ができるのだ。
 
順番が来て部屋に入っているうちに電球の色が変わって行く。部屋にいたのは3分ぐらいだろうか。
チームラボはプロジェクションだけだと思っていたので、電球というハードウェアを使っているとは意外だった。

次にやって来たのは周囲の壁に波が砕ける部屋。
 
ここはあまり意外性がなく、ちょっと退屈。もっと長くいれば映像が変わったのかもしれない。

適当に行くと長い階段があり、華やかな壁を見ながら4階まで上がる。
 
この施設、年寄りには向かない。

上がった先は「運動の森」と名づけられていて
 
トランポリンのような床や滑り台があったり
 
床がデコボコしている所や、ゲームのようなものがある部屋も。
どれも人の動きにつれて映像がインタラクティブに反応するようになっている。

 
これも刻々と色が変わる風船がたくさん置かれている部屋。まるでエイリアンの卵みたい。

 こちらの部屋では大勢の人たちが熱心に机に向かって塗り絵をしている。
 
これは自分の描いた絵が壁の海を動き回るというもの。皆さん、なかなか絵がお上手で、見ていて楽しい。

この階は見つくしたのでまた1階に戻ろうとすると、途中にカフェがあったので一休みすることに。
 
メニューは熱いのと冷たいの各2種のお茶のみ、入口でオーダーとお会計を済ませると一人分の茶葉を渡され、コの字型のテーブルが並ぶ暗いカフェスペースへ。
 すると目の前には空の器が置かれ、茶葉は持ち去られるが、周りのお客さんたちはなにやら光る茶碗に見入っている。

やがてお姉さんがポットを持って戻ってきて、それぞれの器にオーダーしたお茶を淹れてくれる。するとなんと、
 
お茶の中に花が咲き、器をずらすとその花が散って行くではないか。
 
どういう仕組みになっているのか、器を動かしてもちゃんとそこでまた花が咲き、しかもお茶の種類によって咲く花も違うよう。
飲んでしまうのが惜しくなるがオーダーしたほうじ茶ラテもおいしかったし、これは500円の価値あり。

1階に戻り、また滝の部屋に出たのでこれで終りかと移動すると、違う部屋に出た。
 
ここはたくさんの小さな電球がすだれ状に垂れ下がっていて、音楽と共に色や点滅の仕方が変わる。
 
部屋の隅にはコントローラーがあって、象形文字のようなマークを選んでスワイプするとそれに合わせて色が変わる。
これがとてもきれいで見飽きることなく、いくつも動画を撮ったのだがなぜか編集が出来なくて、アップできないのが残念。
 
ここも床が鏡張りになっていて、下を見ると吸い込まれそうな錯覚を起こす。
大勢のお客さんが来ているのに床も壁もとてもきれいなのは、これも大勢いるスタッフのおかげ。

これに大満足したので、それでは出口へ、と移動するとまた新しい部屋に出た。
 
蓮の葉のような円盤がゆるい傾斜に並び、映し出されるイメージは四季を表しているよう。
秋、冬、春と見て夏を待っていたら映像が止まってしまったのでようやく出口へ。

出て見ると入場から3時間経っていて、3200円はちょっと高いけれど、これは確かに楽しめた。
暗くて足元が不安定な所もあるのでスニーカーは必須、三半規管が弱くて乗り物酔いするような人にもきついかもしれないし、うっかりすると見逃してしまう部屋が出るかもしれない仕組みも一考の余地はあるように思うが、一度は行く価値あり。


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6 コメント

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面白い (スクムビット)
2018-11-17 18:33:58
これは面白そうですね。
値段も3時間楽しめれば高くはないですね。
ガイコクジンが来たら平日に連れて行きます。
スクムビット様、 (Lunta)
2018-11-18 11:16:52
先端技術と和のデザインの融合ですから外国人のイメージする「「日本」にぴったり。
アート好きな人なら受けると思います。
ぜひお茶をご馳走してあげてくださいね。
Unknown (タヌ子)
2018-11-21 19:35:46
流石テクノロジーの国、プロジェクションもテクノ。
パノラマ映像や3Dの映画を見ると気分が悪くなるので、入れない部屋もいくつかありそうだし、鏡の部屋ではあちこちぶつかりそうだけど、これだけ見物があったら半日楽しめますね。
スカート着用は避けた方が良さそうですね(笑)
タヌ子様、 (Lunta)
2018-11-22 16:09:06
この施設、プロジェクションも見事ですが、やはりコンピューター制御されているとはいえランプや電球を使った物の方が私は素敵だと思いました。
行く時はもちろんスカートはNGですが、ちゃんと腰布も用意されているんですよ、本当にそれで大丈夫かどうかはわかりませんけど(笑)。
チームラボ (もののはじめのiina)
2018-12-26 08:37:38
チームラボとは、おもしろいネーミングです。
     先日の講演会で猪子寿之代表の基調講演で、その名を知りました。
しかし、どこぞの会場にしつらえてあるセットに行ったことがありました。光の環に触れると、光体が動いて色が変わる等・・・。

講演後は、テレビ中継にチームラボが創った云々と紹介され、いたるところでその技術がつかわれているのを確認する昨今です。

お台場のは、かなり大掛かりですね。^^
講演会で、大学には予算がとれないものの、どのくらい資金が必要かと質問したら、内緒ですというのが回答でした。

もののはじめのiina様 (Lunta)
2018-12-27 10:12:03
コメントありがとうございます。
チームラボはいまや大活躍ですよね。
お台場以外でも、これは、と思うものは調べてみるとチームラボということが多いようで。
資金はかなり必要なんでしょうね(笑)。

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