Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アンダルシアの旅 5 コルドバのパティオ祭

2017-07-06 17:59:20 | ヨーロッパ
5月5日 続き

メスキータの裏、グアダルキビル川に掛かるローマ橋のたもとにはその名も「橋の門」というプエルタ・デル・プエンテがあって、その内側に立派な観光案内所がある。
 
ここで地図をもらって街歩き開始。

まずは眼の前にあるローマ橋を渡るが
 
「ここはドン・ペドロが沐浴の女たちを眺めて喜んだ所」と早速友人と「アルカサル」ネタで盛り上がる。
 橋を渡った先にはカラオーラの塔という橋を守るための小さな要塞があるが、その先は新市街で見る物もないので旧市街に引き返す。

 旧市街の石畳を歩いて行くと
 
「ドン・キホーテ」にも登場すると言うポトロ(仔馬)広場があって、脇に建つのはコルドバ美術館。
 
しかしここはきれいな中庭だけ覗かせていただいて、先へ進む。

ここから先はコルドバのパティオ巡り。
今回の旅を最初に思いついた時には意識していなかったのだが、事前調査をしているうちにこの町で有名なパティオ祭の期間にちょうど当たることが判明。2017年は5月2日から14日までだったので、開幕4日目に当たった。

祭のメインはもちろん名前の通りパティオで、普段は開放されていない一般の家の丹精された中庭が見学させてもらえるというもの。そこで活躍するのが案内所でもらった地図。

祭に参加する45か所が6ルートに分けて回れるようになっていて、コルドバの市街は入り組んでいるので道の名前がすべて書かれたこの地図がなければとてもわからない。

そこでオリエンテーリングよろしく地図を頼りに歩いて行くと
  
 
華やかなショーウィンドウがあったり、教会に花の十字架があったりですごく楽しい。

やがて目指す祭参加パティオの1軒目に到着。目印は入口の両脇に置かれた背の高い鉢植えの木と、白いポロシャツを着た案内スタッフ。
  
 
ブーゲンビリアが鮮やかなこのパティオはコンテストの常連らしく、壁には記念プレートが誇らしげに飾られている。

  
こちらのパティオは壁のブルーの縁取りが鮮やか。

 
広々としたお庭があったり
 
鉢をきれいに並べた庭があったり
 猫が壁を歩くしゃれた庭もある。
お庭には必ずオーナーがいるので、スペイン語が話せれば楽しそう。

 こちらはパティオ祭と同時開催のバルコニー・コンテスト。
小さなパティオに大勢の人が入ったりするのとは違い、通りから見えるのでこちらの見学は楽チン。
こちらの案内地図もあったのだろうか、知っていれば観光案内所でもらったのに。

11時から見学開始のパティオを6つほど回った所で、見たかった教会までやってきた。
 
しかし残念ながらお昼で扉は固く閉ざされているので、そのすぐ近くで目についたカフェ・レストランで休憩。

もうじき1時という時間だが、スペインのお昼にはまだ早いらしくて他にお客さんはなし。
しかし料理を頼んでみると
 
ガスパチョのコルドバ版、サルモレホはニンニクが効いてがっつり濃厚。
出て来た時には「え?」と思った海老のサラダは見た目ではわからないが細かく切った海老がたんまり入っている。
 生ハム入りのコロッケもカラリと揚がって、でもすごいボリューム。
 アルコールの飲めない人間はモストと称する甘いブドウジュースをいただいて、満腹満足。
2時近くなったらやっと他のお客さんたちも入って来て、ローカル値段のここは大正解だったよう。

パティオもシエスタに入るので、ホテルにチェックインをしに戻ろう。


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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2017-07-07 06:18:09
パティオ祭、楽しそう。
私はパティオのある家に住むのが夢だったのだけど、無精者だから草ぼーぼーの酷い有様になること間違いなし。
これだけ綺麗に花を維持するのは大変でしょうね。
アンダルシア旅行、パティオ祭が開催される時期に計画しよう。
サルモレホ、ちょうど明日の夕食に作ろうと思っていたところ。
見た目からすると、かなりパンが多そうですね。
メスキータの内部の印象が強すぎて、コルドバのそれ以外の場所の記憶は見事に消去されてしまいました(汗)
ミナレットには登らなかったけれど、メスキータは上から鉄道駅みたいですね。
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タヌ子様、 (Lunta)
2017-07-07 21:25:08
庭仕事をなさるタヌ子さんだったらパティオ祭もっと楽しめますよ。
メスキータ以外のコルドバも歩けるし、絶対にお勧め。
ただし週末は混むので、平日に当たるように計画してください(我々は土曜にかかってちょっと失敗しました)。
サルモレホはスープというより食べるペーストですね。
この後、もっと面白いサルモレホが登場します。
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